京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/19
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後期球技大会を行いました!

 11月25日(水)午後,1・2年生による後期球技大会が「サッカー」と「バレーボール」の2種目で開催されました。
 生徒たちは揃いのクラスTシャツ(全員揃って行事で着用するのはこれが最後です)に身を包み,担任の先生とともに,一致団結して各試合を楽しんでいました。午前中授業の後の半日のみで,タイトな試合スケジュールの中,選手として,応援団として,エネルギー全開で動き回っている姿が印象的でした。
 最後に行われた1・2年生有志チームと教員チームとの特別試合(生徒有志チームの勝利)や,閉会式での「結果発表」も大いに盛り上がりました。
 閉会式で村上校長は,この日午前のシンガポールのイーシュンジュニアカレッジからの訪問団との交流会(平成22年に始まり,今年で5回目。[1回分少ないのは,平成23年度のみ,震災等のために中止となったため。])の中で,1年生が体育の授業でソフトバレーボールのゲームを行いながら交流を深めたことを紹介され,「スポーツは言葉を介さなくても心と心が触れ合えるものであり,2020年のオリンピック東京大会に向けて,これからは今まで以上にいろいろな国の人々とスポーツを通じた交流も進めていってもらえればと思う。とにかく,心配された天気も何とかもって,すべてのゲームを行うことが出来た。これは皆さんの日頃の精進の賜物。そして,生徒自治会スタッフの皆さんの頑張りにも感謝します。」と述べられました。
 生徒自治会スタッフの皆さん,生徒の皆さん,本当にお疲れ様でした!

[結果]
 1年生
  バレーボールの部 優勝 5組 第2位 3組 第3位 1組
  サッカーの部   優勝 4組 第2位 1組・6組
  総合成績     優勝 4・5組  第3位 1・3組

 2年生
  バレーボールの部 優勝 5組 第2位 3組 第3位 1組
  サッカーの部   優勝 1組 第2位 2組 第3位 6組
  総合成績     優勝 1組 第2位 2組 第3位 3組

[写真]
 1枚目 開会式(選手宣誓)
 2枚目
  上段  サッカー
  中段  バレーボール
  下段左 教員チームとの特別試合
    右 閉会式(校長挨拶) 
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第3回 学校説明会のご案内

 本校「エンタープライジング科」前期選抜実施概要や入学後の学習活動及び学校生活についての説明会を下記の要領で実施いたします。第1回と第2回の説明会に参加できなかった人は、ぜひ参加して下さい。
 なお、説明させていただく内容につきましては、第2回の説明会と同様のものとなっております。


               記

◆ 日 時   平成27年12月12日(土)
          9:30〜 受付(7階)
         10:00  全体説明会(7階大講義室)
         11:40  全体説明会終了 
                個別相談・施設見学
        (12:30  終了予定)

◆ 内 容  1)全体会
         ・入学後の学習活動及び学校生活について
         ・本校の進路指導について
         ・入学者選抜の実施概要について
       2)個別相談会 施設見学

◆ 対 象  京都府内の本校入学を希望する
              中学3年生とその保護者

◆ 会 場  本校

 ※駐車スペースはありませんので、公共交通機関をご利用ください。
  (自転車・バイクは駐輪可能です。)
 ※本校は二足制ですので、必ず上履きと下足袋をご持参ください。

●参加申込方法

 本ホームページ右側の「配布文書」カテゴリの「説明会案内」にあります「第3回学校説明会ご案内」をご覧の上、「学校説明会申込みフォーム」または「FAX」でお申し込み下さい。
 ※申込締切日…12月9日(水)
  (締め切り以降も受け付けさせていただきます)

●資料引換券について

「学校説明会参加カード兼資料引換券」は説明会当日持参し、受付にご提出ください。

※「学校説明会参加カード兼資料引換券」は中学校に配布したもの、または、「配布文書」カテゴリの「説明会案内」にあります「第3回学校説明会ご案内」を印刷してください。なお、当日受付でも用意しております。

京都市立中学2年生対象「市立高校グローバルフェスタ2015」多数のお申込みありがとうございました!

 12月19日(土)13時から16時まで,本校を会場として開催されます「市立高校グローバルフェスタ2015」。お陰様で全校で定員に達しましたので,11月21日(土)に受付を終了させていただきました。
 多数のお申込みを賜り,誠にありがとうございました!

[写真]昨年度の本校ブースの参加者の様子

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【2R+COP21】教室のごみ分別状況調査を行いました!

 11月21日(土)午前10時から正午過ぎまで,地下サンクンアトリウムにて,3月から活動しています「2R研究プロジェクトチーム」(2年生有志)と,10月下旬に募集・発足しました「COP21パリ開催記念プロジェクトチーム」(1年生有志)の生徒による「教室のごみ分別状況調査」を行いました。
 これは,5月に中高各学年で2回行いました「ごみ排出量調査」につぐ実態調査第3弾で,後期から始まりました「ごみの分別」がうまく行われているかどうかを中心に,組成も詳しく調べ,現状把握と課題を探るために生徒たちが企画したものです。すでに高校2年生で実施しました意識面のアンケート調査の分析とあわせて,11月28日(土)に校内で行います「環境シンポジウム」(1年生対象)にて最終報告を行う予定です。

 本日も,日頃から御指導下さっています浅利美鈴先生(京都大学環境科学センター助教)がお忙しい中お越し下さり,生徒たち(特に今回初めて調査に参加する1年生)にいろいろとアドバイスをして下さっていました。浅利先生,ありがとうございました。
 1年生の有志生徒たちは,2年生からこの取組を引き継ぎ,来週の発表にむけて,得られたデータの分析と今後に向けての提言をまとめていきます。日々の学習やフィールドワークの準備,部活動等に忙しい中ですが,より良い発表となることを期待しています!

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2年生保健学習会を行いました!

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 11月19日(木)7限ロングホームルームの時間に,7階大講義室にて,2年生全員を対象として,保健学習会を行いました。講師は京都教育大学教育支援センター長の関口久志教授で,「HIV/エイズ・性感染症の理解とよりよい関係性」というテーマで御講演いただきました。

 冒頭,関口教授は,生徒たちに向けて大人を代表して謝罪の言葉をのべられました−「性に対する正しい知識を,きちんと大人から伝えられなくてごめんなさい」と。これは,かつて,関口教授が京都府内の高校で保健体育科の教諭として教鞭をとられていたときの体験を踏まえてのものだそうです。生徒たちは普段から話をしっかり聴く集団ですが,この言葉で一気に講演に惹きこまれ,終始全員が真剣に聞き入っていました。
 関口教授御自身が実際に関わられた事例をいくつか紹介して下さりながら,性感染症に対する正しい知識も確認しつつ,「男女間の恋愛における対等な関係とはどういうことなのか」等について,快活な話しぶりで御講演を進められました。笑いもあり,深刻な事例を元に考えさせられる場面もある中で,生徒たちはその都度,互いに議論をし,よりよい人間関係について考えました。男女相互の安全・安心を心がけること,我慢だけではよい方向に行かないこと,お互いによく話し合うことが大切であること等々をお話になり,男女間の関係性では,「男性の考え方が良い方に変われば、性感染症はもっと減らすことができる。彼女のことを本当に大切にできる、『21世紀型のいい男』になろう」と訴えて下さいました。また,エイズや性感染症の実態もグラフなどで分かりやすく説明して下さり,かかってしまった際の相談先についても教えて下さいました。教授のメリハリと迫力のある語り口に引きこまれ,時間があっという間に経過しました。
 最後に,関口教授は次の言葉で締めくくられました。「よい人間関係は,『別れるとき』に分かる。微笑みと感謝で,また会おうと言って別れられるように。」

 時間の都合上,質疑応答の時間がとれなかったのが残念ですが,友人・男女・親子の関係など,周りの人たちとの関係を見つめ直すのによい示唆をたくさんいただきました。この講演で学んだことが,今後の一人一人の生き方や考え方によい影響を与え続ける糧となることを願っております。
 関口教授,お忙しい中御講演下さり,有り難うございました!

「2R研究プロジェクト」「COP21パリ開催記念プロジェクト」の参加生徒合同ミーティング(第2回)を行いました!

 11月17日(火)放課後16時40分から,5階535教室にて,本年3月から活動しています「2R研究プロジェクトチーム」(2年生有志)と,10月下旬に募集・発足しました「COP21パリ開催記念プロジェクトチーム」(1年生有志)との第2回合同ミーティングを行いました。

 「2R研究プロジェクト」は,京都市において,全国に先駆けて「こころのしまつ条例」が制定され,「2R」(リデュース・リユース)が強化されるのに伴い,一般社団法人「びっくりエコ発電所」等の呼びかけに応じた有志生徒(本年3月当時は1年生)が,浅利美鈴先生(京都大学環境科学センター助教)の御指導のもとで行っている調査・研究プロジェクトです。ディスカッションを重ね,主に高校のごみを対象に,排出実態調査や分別実験,アンケート調査などを組み合わせて,削減を目指して活動しています。(6月20日には京都大学百周年時計台記念館で中間発表やパネルディスカッションを,また10月15日には校内で中学・高校全校生徒の前で発表とごみ分別徹底の呼びかけを行いました。また,ごみの分別方法が変更されてから,2年生全員への再度の「意識調査アンケート」も行いました。)

 「COP21パリ開催記念プロジェクト」は,今年の11月30日から12月11日まで,パリで「COP21」(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)が開催されることを記念して若者たちが行う,「盛り上げ企画」です。
 ここ京都は,平成9年12月に「COP3」が開催され,「京都議定書」が採択された地です。そこで,フランス等を拠点に,若者を巻き込みながら持続可能性を追求するプロジェクトを実施しておられる団体が,COP21開催を記念した若者参加型の取組を企画されており,パリの若者との交流の海外パートナーとして,京都の高校生や大学生との協働を呼びかけておられます。本校では,これまでから京都大学の浅利美鈴先生との協働で環境教育の取組を続けており,その関わりから,参加の呼び掛けをいただきました。
 「京都からパリへ世界へ エコ玉手箱」と題したこのプロジェクトのメインプログラムとして,「京都とパリを結んでのスカイプ中継による相互の取組発信」を,来る11月28日(土)午後から29日(日)朝にかけて行う運びとなりました。高校生や大学生から成る参加者が,合宿形式でミニレクチャーを受けたり,ブレインストーミングを行ったりしながら,環境について考え,持続可能な世界の構築に向けて思いをまとめる取組です。この日の午前は,例によって校内で「土曜活用講座」があり,その後恒例の「環境シンポジウム」を行ってからの,連続したタイトな進行予定の中での泊りがけの企画です。

 本日の合同ミーティングには,御指導下さっています浅利美鈴先生(京都大学環境科学センター助教)がお忙しい中お越し下さいました。そして,2Rプロジェクトの最終まとめに向けた更なる調査予定の確認や,上記「環境シンポジウム」や「エコ玉手箱プロジェクト」を含めた見通しの説明を行って下さいました。

 11月21日(土)午前(珍しく土曜講座も模擬試験もない日です)には,両チーム合同で「ゴミの分別状況調査」も行う予定です。環境モデル都市・京都で学ぶ高校生として貴重な経験を積む機会ですので,“京都ならでは”“西京高校ならでは”の,まさに千載一遇の巡りあわせの中で,新たな発見や出会いを楽しんで取組を進めていただければと思います。
 プロジェクトチームの皆さんの活躍に期待しています!

[写真](部活等で出入りが激しく,写したときは人数が少なめでした)
 左: 2年生からの説明に1年生が質問する様子
 右: 浅利先生からの説明を聴く様子
 

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【インターアクト同好会】インターアクト地区大会に参加しました!

 本校インターアクト同好会(以下,IACと略します)の生徒8名(今回の参加者は,高校2名,附属中学6名でした。)は,日頃から全面的に御協力をいただいております京都西ロータリークラブ様の御支援のもと,11月14日(土)・15日(日)の2日間,国際ロータリー第2650地区2015〜2016年度「インターアクト地区大会」(奈良ロータリークラブ様が提唱しておられます「奈良市立一条高等学校IAC」がホストクラブとして企画・実施)に参加させていただきました。

 初日は,一条高校を会場に,まずは「体験学習」(奈良の伝統品である握り墨・柿の葉寿司・奈良筆の製作体験)をさせていただきました。古都奈良の文化に触れ,日本の伝統について考える良い機会となりました。夕食の後,「アクターの集い」が行われ,ゲーム等を通じて福井・滋賀・京都・奈良のインターアクター達との交流を深めました。宿泊部屋も他校生と同じ部屋でしたので,大いに語り合うことができました。

 2日目の午前は,奈良市立ならまちセンターを会場に,大会式典とオープンディスカッションが行われ,午後には一条高校の生徒の皆さん御案内のもと,ならまちを散策しながらのフィールドワークをさせていただきました。
 午前のオープンディスカッションでは,「温故知新」をテーマに,4名のゲストの皆様[花山院弘匡様(春日大社宮司)・中野聖子様(NPO法人なら燈花会の会会長)・筒井寛昭様(東大寺第221世別当)・増谷浩様(奈良YMCA善意通訳ガイド情報部長)]それぞれのお立場からの,「奈良・日本文化とグローバル社会の関係,グローバル社会で活躍するための心構え」等のお話をまずいただきました。その後,参加アクターたちとの熱心なディスカッションが行われました。
 午後のフィールドワークでは,初日の体験学習で製作した作品を奈良を訪れておられる外国人観光客の方々に差し上げ,英語で様々な質問をすることを通じて,日本文化を発信しグローバル社会に生きる人としての資質を高める体験をさせていただきました。また,ならまちの様々な魅力ある観光スポットを訪問し,日本の良さを再発見しました。
 フィールドワーク終了後は「全体会議」を行い,それぞれの活動内容を交流してまとめとしました。

 このような素晴らしい機会を御提供下さいました国際ロータリー2650地区のロータリアン・ローターアクターの皆様,そしてホストクラブとして御尽力くださいました奈良一条高校のインターアクターの皆様をはじめとする関係の皆様方に心から御礼申し上げます。
 本校IACでは,これからも中高生が連携し合いながら,奉仕活動を通じた地域社会・グローバル社会への貢献を続けてまいりますので,今後とも,活動に御理解御協力と御支援を賜りますよう,よろしくお願いいたします。


[写真]
 1枚目 アクターの集いの様子
 2枚目 オープンディスカッションの様子
 3枚目 興福寺でインタビューした外国人観光客との記念撮影


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【穂美月展】続報・本校の受賞生徒一覧を追加しました!

 11月9日に掲載しました市立高校「穂美月」展の入賞生徒が分かりましたので,記事に書き加えました。下のリンクをクリックして,御覧下さい。


  穂美月展の記事へのリンク

【海外FWグアムコース】3月にお世話になった学生ボランティアと旧交を温めました!

 11月14日「土曜活用講座」終了後の13時から17時まで,12期生(現2年生)海外フィールドワーク(以下,FWと略します。)グアムコース参加者有志と,3月にグアム大学でお世話になった学生ボランティアのGeoffrey AshfordさんとがReunion(同窓会)を行い,旧交を温めました。これは,現在岡山大学に留学中のGeoffreyさんが週末を利用して本校に遊びに来て下さり,実現したものです。

 2年4組のHR教室で一緒に昼食をとった後,校内のFW発表会で使ったスライド資料を見ていただきながらグアムで行ったFW活動を振り返ったり,校内のさまざまな施設を御案内したりしました。途中,茶道部の先生にも協力いただいてお茶室(西館1階「松韻庵」)にも入らせていただくことができました。日本の文化について学んでいるGeoffreyさんにとって,良い経験だったようです。

 その後,15時頃から二条城散策を予定していたのですが,時間が合わず,代わりに,京都国際マンガミュージアム(中京区烏丸御池上ル)へ行きました。
 生徒たちは,日本の文化において存在感を増しているマンガについて,身振り手振りを交えながらその“濃い”歴史を一生懸命英語で説明していました。また,漫画の原型である多色摺りの木版画の展示もあり,現代の漫画だけでなく,伝統的な技法を用いた美しい作品も多数鑑賞することが出来ました。

 参加した生徒は,「このReunion は急遽決まったものではあったけれども,グアムで大変お世話になったGeoffreyさんにもっと出来たことがあったかもしれないと思う。」と残念がっていました。しかし,同時に「話の内容は事前に準備したものではなかったので,かえって“友人としての本物の会話”の面白さや難しさを体験することができて良かった。」とも言っていました。互いに有意義な時間が過ごせたようです。

 今後もこういった温かい交流を続けて行ければと思います。Geoffreyさん,お忙しい中本校にお越し下さり,誠に有り難うございました!

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「京都賞高校フォーラム」に参加しました!

 第31回京都賞ウイーク・青少年育成プログラムの一環「高校フォーラム」(稲盛財団・京都大学の共催)が,京都大学百周年時計台記念館を会場として,11月13日(金)午後に行われました。京都市内を中心とする府内の9校から約450人が参加し,本校からも1〜3年生の希望者82名が参加しました。

 科学や文明の発展,また人類の精神的深化・高揚の面で著しい貢献をした方々に贈られる国際賞「京都賞」基礎科学部門の本年度の受賞者でいらっしゃいます,ミシェル・マイヨール博士(スイス・1942年生まれ・ジュネーブ大学名誉教授)による,「宇宙を読み解く:物理学という素晴らしい道具」と題する御講演でした。

 博士の受賞理由は,「太陽系外の惑星の発見による新たな宇宙像の展開への多大な貢献」です。博士が最初に発見した太陽系外の惑星は,「ペガスス座51番星b」という惑星です。生徒たちが校内の事前学習会で学んだ“ドップラー法”と“トランジット法”の原理を応用し,発見したことを実際の観測データを用いて解説されました。
 ペガスス座51番星bを観測すると,公転周期は4.3日と大変短いことがわかりました。それまでの惑星形成の理論では説明できず,信じられないと思ったそうです。
 そのような惑星がどのようにして形成されたのか,博士の研究はさらに進みます。コンピュータで惑星の形成過程をシミュレーションしてみると,回転するガスの円盤の中に暗いドーナツ状の構造ができることが予測されました。粘り強く観測を続けると,実際の夜空でも予測された構造の天体が発見されました。「この天体がシミュレーションのものと同じかどうかはまだわからないけれど,ファンタスティックな発見だった」と話されていました。

 博士の最初の惑星発見後,太陽系外の惑星は次々と発見されていき,「比較惑星学」という新しい学問分野が誕生しました。
 惑星が次々に発見されると,そこに生命は存在するのかが,気になります。私たち人類は,宇宙の中で特殊な存在なのか,それとも化学的な条件が整えば必然的に発生するものなのか,これを科学的に調べるにはどうしたらいいでしょうか。博士のアイデアは,惑星大気を観測することです。例えば,地球の大気にはオゾン層があります。オゾン層は植物の光合成で発生した酸素から作られたものです。植物の存在しない金星や火星にはありません。オゾンは,ある波長の光を吸収するので,その光が惑星大気から観測されれば,生命の証と言えるかもしれません。今後の研究の展望も含めて,予定時間を超過して生き生きとお話しくださいました。

 終了後の質疑応答では,まず西京高校の生徒が元気に手を挙げました。惑星が1つの場合と複数の場合で,主星の速度変化のデータのグラフにどんな違いが生じるか等について質問すると,博士は時間いっぱいまで説明してくださいました。マイヨール博士は,本当に宇宙物理学が好きで,研究に邁進されている姿がとても印象的でした。博士の姿は,西京生にとっても各々の夢を実現するための大きなヒントになったことでしょう。

【参加した生徒の感想です。】
 ・世界の第一線で活躍されている学者の方から,最新の研究内容や,
  「生命とは何か」といった問いまで,たくさんのお話を聞くことがで
  き,とても有意義な経験になりました。
 ・御講演では,系外惑星の発見方法,また地球外生命体の存在の可能性
  についての夢のある興味深い話を聞くことができました。普段高校で
  は学ばない天文学の話でしたが,物理や化学,さらに生物の話も絡ん
  でいて,一つの事象をとってもいくつもの学問が関わっていることを
  実感しました。
 ・自分の住む世界の外には,無限の可能性が広がっていると改めて感じ
  ました。容易な話ではありませんでしたが,校内スタッフによる事前
  学習で学んだことがとても役に立ち,楽しく聴けました。
 ・地球の外に目を向け,そして太陽系の外にまでも目を向けている我々
  人類は確かにすごいけれど,まだまだ分かっていないことが多く存在
  している。博士がおっしゃったように,エウロパの内部や火星に生命
  が存在した痕跡があるのかということや,さらに,人間という知的生
  命体は宇宙にとって“必然”なのか,はたまた“偶然”なのか等々・・。
  僕たちの世代が明らかにしなくてはならない問いは無限であるのだ、
  と感じました。

 生徒スタッフとして活躍した生徒のみなさん,講演に足を運び博士の御講演に耳を傾けた生徒のみなさん,「謦咳に接する」という言葉がありますが,テレビの画面や活字越しではなく,先生のお人柄を感じながらの本当に貴重でかけがえのない経験ができたことと思います。今日の講演で得たものを自からの糧として今後の学校生活や人生に活かし,積極的に「自らの情熱に従ってチャレンジ」し続けていってほしいと思います。お疲れ様でした!

[写真]
 1段目 左:会場入口看板 右:入場前の様子
 2段目:マイヨール博士
     (右の写真中央で立っている生徒は,質問中の西京生)
 3段目 左:博士を囲んで,代表生徒との記念撮影
       (花束贈呈者[左側]は,本校2年山河さん)
     右:参加生徒集合写真
 4段目:本校スタッフ集合写真

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全日制
11/26 3年後期考査
11/27 3年後期考査
11/28 第10回土曜活用講座1年2年
11/30 3年後期考査
12/1 3年全統センタープレ第1日
12/2 3年全統センタープレ第2日
京都市立西京高等学校
〒604-8437
京都市中京区西ノ京東中合町1
TEL:075-841-0010
FAX:075-822-5702
E-mail: saikyo@edu.city.kyoto.jp