京都市立学校・幼稚園
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「2R研究プロジェクト」「COP21パリ開催記念プロジェクト」の参加生徒合同ミーティングを行いました!

 10月21日(水)昼休みの12時45分から,5階535教室にて,本年3月から活動しています「2R研究プロジェクトチーム」(2年生有志12名)と,このほど結成されました「COP21パリ開催記念プロジェクトチーム」(1年生有志13名)との合同ミーティングを行いました。
 
 「2R研究プロジェクト」は,京都市において,全国に先駆けて「こころのしまつ条例」が制定され,「2R」(リデュース・リユース)が強化されるのに伴い,一般社団法人「びっくりエコ発電所」等の呼びかけに応じた有志生徒12名(本年3月当時は1年生)が,浅利美鈴先生(京都大学環境科学センター助教)の御指導のもとで行っている調査・研究プロジェクトです。ディスカッションを重ね,主に高校のごみを対象に,排出実態調査や分別実験,アンケート調査などを組み合わせて,削減を目指して活動しています。(6月20日には京都大学百周年時計台記念館で中間発表やパネルディスカッションを,また10月15日には校内で中学・高校全校生徒の前で発表とごみ分別徹底の呼びかけを行いました。)

 「COP21パリ開催記念プロジェクト」は,今年の11月30日から12月11日まで,パリで「COP21」(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)が開催されることを記念して若者たちが行う,「盛り上げ企画」です。
 ここ京都は,平成9年12月に「COP3」が開催され,「京都議定書」が採択された地です。そこで,フランス等を拠点に,若者を巻き込みながら持続可能性を追求するプロジェクトを実施しておられる団体が,COP21開催を記念した若者参加型の取組を企画されており,パリの若者との交流の海外パートナーとして,京都の高校生や大学生との協働を呼びかけておられます。本校では,これまでから京都大学の浅利美鈴先生との協働で環境教育の取組を続けており,その関わりから,参加の呼び掛けをいただきました。

 本日の合同ミーティングには,御指導下さっています浅利美鈴先生(京都大学環境科学センター助教)がお忙しい中お越し下さいました。そして,2Rプロジェクトの最終まとめに向けた状況の確認や,COP21記念プロジェクトの概要及び準備スケジュール,また一般社団法人「びっくりエコ発電所」様主催によります「環境シンポジウム」との関連を含めた見通しの説明を行って下さいました。

 今後,両チームが連携しながらまとめや準備を進めることとなります。環境モデル都市・京都で学ぶ高校生として貴重な経験を積む機会ですので,楽しみながら取り組んでいただければと思います。
 プロジェクトチームの皆さんの活躍に期待しています!

[写真](左右とも)
 浅利先生と,持参した昼食をとりながらミーティングに臨む両チームの生徒たちの様子
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【陸上部】日本ジュニア・ユース選手権大会で好成績を収めました!

 10月16日(金)から18日(日)に瑞穂公園陸上競技場(名古屋市)で開かれました,日本陸上競技連盟主催「第31回日本ジュニア陸上競技選手権大会」(U-19)及び「第9回日本ユース陸上競技選手権大会」(U-17)において,本校陸上競技部の女子選手が,それぞれ「優勝」「第2位」に輝きました。
 ジュニアは大学生もいる中で3年生が,ユースは高校2年生もいる中で1年生が,ともに素晴らしい結果を残しました。応援にお越しくださいました皆様方に感謝申し上げます。
 今後とも練習に励み,さらなる記録に挑戦してまいりますので,なお一層の御声援を賜りますよう,よろしくお願いいたします。

[結果]
 【ジュニア】女子三段跳 優勝  武村明香(3年)
       記録:12m58<京都高校新>
                     
 【ユース】 女子三段跳 第2位 森山玖実(1年)
       記録:11m99

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【高大連携】1年生特別講義を行いました!

 10月17日(土)11時50分から,7階大講義室において,1年生全員を対象としたEEP特別講義を,今回は京都大学の「高大連携事業・学びコーディネーター大学院生による出前授業」として実施いたしました。
 講師は,京都大学大学院農学研究科博士後期課程の米田有希先生で,「歩けない植物は武装する」と題して,約50分間御講義を行って下さいました。

 冒頭に,「今日の授業は,“サイエンスに興味を持ってほしい”“いろいろな人生があるんだなあ”の2つがポイントです。」として,まずは先生の自己紹介と,学位の流れについてお話し下さいました。
 先生が理系を選択されたのは,お母様が花屋を営んでおられ,植物に興味があったからだそうです。学部の卒業研究は「遺伝子組み換え作物の作出」で,大学院の修士(博士前期)課程で研究の中で自ら仮説を立てて検証していく楽しさに気づかれ,研究を通して社会貢献することを目指されたそうです。園芸学と英語力の双方を鍛えるためにアリゾナ大学にgraduate studentとして1年在籍されたのち,現在は博士後期課程で研究を続けておられます。

 1つ目の話題は,植物がどのような方法で環境に適応しようとするのかについてです。
 植物は動物と異なり自由に体を移動させることが出来ないため,生活環境の影響を大きく受けます。しかし,植物にとって生活する環境が自分に最も適したものであるとは限らず,さまざまなストレス(乾燥・強い光・虫・塩害等)を受けることになります。そこで,植物は外見や中身の成分を変化させたりして生き抜く手段を取るそうです。
 その例として,乾燥地帯で育つ野生種スイカ(乾燥に耐えるため,アミノ酸の一種であるシトルリンを多く含む)・シロイヌナズナ(ペンペン草の仲間のこと。害虫が自身を食べる際の音[葉をかじる振動]を感知し,アリルイソチオシアネート[カラシ油]を分泌して防御)等を挙げられ,人間への応用(例えば,シトルリンは保湿のための化粧品に)についても説明して下さいました。

 2つ目の話題は,理系大学院生の1日の生活風景です。研究室の3人の院生を例に,「実験→実験結果の処理→次の実験準備・論文調査」というサイクルを繰り返している様子を,実験方法や,実験準備の具体的な内容も織り交ぜながら紹介して下さいました。学会発表やマラソン大会,フィールド調査の一コマ,また時には研究室に泊まり込む様子等もお話し下さいましたので,忙しい中でも充実している研究生活の一端が理解出来たのではないかと思います。

 3つ目として,米田先生の研究内容の一端を紹介して下さいました。
 研究の際に作っておられる,全体像と細部の関係が一目でわかるノートの一部を示しながら説明して下さり,「植物は自身の形態を変化(葉の厚みの増加や棒状組織の発達等)させて光合成活性を最適化する」「シロイロナズナにおいて,下位葉のみが強い光を感知して強光シグナルを上位葉へと伝える」などのトピックについて平易に解説して下さいました。

 最後に,まとめとして,御自身の中学・高校の頃の様子を絡めながら,進路選択に関する大切な話をして下さいました。
 研究はとても楽しいものだが,物事を楽しく感じるためには,土台(基礎知識)が必要である。その基礎知識を丁寧に教えてくれているのが高校の授業。人は絶対に強みや才能を持っているものであるから,見聞を広めて興味のある分野を見つけ,常勝志向(ポジティブ・シンキング)で将来に繋げて欲しい,と13期生たちに熱いメッセージを送って下さいました。

 文理選択を決定する大切な時期を迎えているということもあり,生徒たちは皆熱心に講演内容に耳を傾け,自分の進路について真剣に考えている様子でした。
 米田先生,お忙しい中御講演下さり,有り難うございました!

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【理学部】秋の観測合宿を行いました!

 理学部では,10月9日(金)から10日(土)の1泊2日で,校内セミナーハウスに泊まりこみ,西館屋上プールサイドにて天体観測を行う秋の合宿を実施しました。
 1・2年生計10名の部員たちは,少々曇り気味で肌寒い中,何とか星をとらえようと必死にレンズをのぞいていました。
 思わぬ機器の不調があるなど,うまく星をとらえることができないというハンデを背負いつつ,観測技術の向上にも努めました。2年生から1年生へとその技術を伝えるべく,お互いに積極的に取り組む姿が印象的でした。
 今後も努力を重ね,よりよい観測が行えるようにがんばっていきます!

[写真]
 1枚目 明けの明星
 2枚目 明け方の月
 3枚目 木星

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3年生進路保護者説明会を行いました!

 10月17日(土)13時30分から,3年生(11期生)の保護者の皆様を対象に,第2回進路保護者説明会を7階大講義室にて行いました。御家庭と学校とで指導方針を共有して意思疎通を図るため,昨年度から,入試直前のこの時期に説明会を設定させていただいております。お忙しい中,約200組の保護者の皆様がご参加下さいました。誠にありがとうございました。

 まず,村上校長からの御挨拶です。
 冒頭に,「この3つはダメ!」という“3A”を,ホワイトボードを用いながら熱く説明されました。それは,「あせるな」「あわてるな」「あきらめるな」の3つです。・・・これから先,他校にいる友人を中心に,周りが「推薦で大学に合格した」「就職先が決まった」などと言い出すと,どうしてもお子さんたちは焦ったり慌てたりします。3年生は,学校の勉強が終盤になり,これからやっと伸びる時期になったところです。最後の模擬試験が終わってからでも,あと3箇月はあります。どんどん急激に成績が上がっていきます。しかし,本人は“これくらいでいいか”とつい思ってしまいそうになりがちです。そこを,保護者の皆様には,「やっぱりやめとき」と同調してしまうのではなく,「あなたが一番行きたいのはどこだった?」「もうひと頑張り!」と励まし,耐えていただきたいと思います。「自分の力を生かすために頑張り切る」という経験は,受験のみならず,この後の生き方にもつながります。秋季休業前の学年アセンブリでは,お子様に「“3C+C”,4つ目のCである“Confidence(自信)”が心を支える」と伝えて激励しました。(ちなみに,3つのCとは,「Communication」「Collaboration」「Challenge」です。)
 ともすれば心が折れそうになる生徒たちを,「“まだまだ伸びるよ”“大丈夫”と,最後の最後までお子様が力を出し切るように,学校と御家庭とでともに支えていきましょう。」と呼びかけておられました。

 次に,駿台予備学校京都南校校舎長の松尾卓也氏から,「親子で乗り切る大学入試」と題して,巧みな話術で場を沸かせながらの御講演をいただきました。
 模擬試験の判定は“A…危ない,B…ビビれ,C…チャンス,D…大丈夫,E…行ける”と受け取り,生徒を精神的に支え試験当日まで大きく伸びることを信じて保護者自身の気持ちが折れないよう「我慢」が何よりも大事であること,2次試験は後期まで受験生本人が気持ちを折らずに受験しきるべく忍耐することが大事であること,国公立と私立との学費や研究資金の比較,生活リズムを安定させることの重要性・・・等について,丁寧にお話し下さいました。

 続いて,進路指導部の久保先生から,志望校出願に関する手続き面でのスケジュールと,過去の西京生のデータをもとに,現役生は直前まで学力が伸び続ける点,全生徒が専門学科生の本校ならではの,全員一丸となった学習環境の利点について紹介させていただきました。「現役生はこれからが本番」「明日受験するわけではない!を腹に据えて,判定よりも中身をしっかりと確認して次につなげることが大切」「チャレンジする気持ちを忘れず,本当に行きたい大学に向かってやり切る」等といったポイントを御説明し,最後に西京の伝統である『オセロ現象』(本気モードになっていく生徒たちがどんどん増えていく様子をたとえたもの)で御説明を締めくくりました。

 最後に,学年主任の清水先生からは,3月末までの流れについての確認がありました。
 今後の模擬試験や学年末考査のこと,12月から始まる特別編成時間割実施に当たっての注意点,センター試験と自己採点・2月以降の私学及び国公立の受験のこと,そして卒業式とそれ以降のこと等,カレンダー形式で順を追って御説明していました。センター試験以降の「切り替え」の大切さや,国公立中期・後期日程に向けて心を強く持って粘り強く諦めずに取り組むことの重要性等を強調していました。

 公私ともにお忙しい中たくさんの方に御来校賜り,まことにありがとうございました。生徒たちは全体的に落ち着いており,粘り強く深く学習に取り組む様子が見受けられます。残された時間はあとわずかですが,11期生の支えとなれるよう,3年担任団,進路指導部,教科担当者が一丸となって質の高い進路指導を推進していく所存です。御家庭と学校とがしっかりとタッグを組んでお子様を良い形でサポートできればと思いますので,今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


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【陸上部】京都府高校ジュニア選手権で男子総合2位・女子総合優勝!

 10月11日(日)・12日(月)に,京都市西京極総合運動公園陸上競技場にて行われました第50回京都府高等学校ジュニア陸上競技対校選手権大会において,本校陸上部は,男子総合2位・女子総合優勝の成績を収めました。
 また,男子の優秀選手には,400mと800mで2冠を達成した鵜池優至さん(2年)が選ばれました。
 多くの御声援を賜り,誠にありがとうございました。
 選手諸君の今後の活躍に期待しています!

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1年学年アセンブリを行いました!

 後期初日の10月15日(木)6・7限,「エンタープライズI」(総合的な学習の時間)とロングホームルームの時間を連続して用い,7階大講義室にて,1年生全員が一堂に会し,「内進生ビジネスプラン優秀チーム発表会」と「学年アセンブリ」とを行いました。

 6限は,内進生が「エンタープライズI」で取り組んでいます「高校生ビジネスプラングランプリ」の,各クラス優秀チームによる発表会でした。(これは,日本政策金融公庫[以下,日本公庫と略]主催による高校生対象のコンテストで,商品・サービスの内容をはじめ,ターゲットとなる顧客や人員体制,収支計画に至るまで,具体的なビジネスプランを作成・提出することが求められるものです。)
 各クラスから代表として発表した3チームは,ともパワーポイントをうまく用い,高校生らしい「学習アプリ」や「自習室カフェ」,「ゲーム機レンタル」について,それぞれのアイディアをリズムよく説明していました。
 発表終了後,日本公庫京都創業支援センター所長の金子孝幸様から御講評と激励を賜りました。まず今回の活動について,身近な問題を取り上げて解決策としてのビジネスアイディアを考えるという取り組みが,まさに現代社会で求められている活動であると総括していただきました。また,質疑応答で内進生・外進生を問わずさまざまな問いが投げかけられ,それに対してしっかりと回答できていたことについても,「プレゼンテーションは用意したものをうまく発表出来れば良いわけだが,その場で突然寄せられる問いに対してきちんと対応しようとすると,事前に様々な角度からチームの中で“深堀り”をしておく必要がある。それが出来ていることがよくわかる。“チームでディスカッションをする”“発表をしっかりと聴き・質問を投げかけ・きちんと答えを返す”こういった経験は今後様々な場面で大きく役立つことでしょう。」とも述べられました。その上で,今回の発表の中で,商品の差異化はできていたことはお褒めいただきましたが,これから多様に変化する時代の中で“情報のアンテナ”を研ぎ澄まして世の中の動きに常に適応し,差異化し続けることが必要だというご助言をいただくことができ,非常に勉強になったことと思います。
 内進生はもちろんのこと,これから同じ「エンタープライズI」の時間に「アイディア企画演習コーポーレートアクセスコース」で取り組んでいるビジネスアイディアの発表を控える外進生たちも,真剣に聞いていました。

 7限前半は,教務・学事情報部の担当教員から,「文理選択・2年次選択科目」本登録に向けた最終説明を行いました。入学直後から何度となく生徒諸君への進路アセンブリを行い,卒業生による文理選択座談会や夏の京都大学オープンキャンパスへの参加など,7か月間にわたって情報提供し,考え,実感してもらいながら,生徒自身が学ぶ動機を見つけた上で理系または文系のコース選択をできるように取組を進めてきました。その集大成として,先に提出していただきました「仮登録」を踏まえて,保護者や学級担任等との相談結果なども考えあわせて,いよいよ「本登録」を行っていただきます。「自分はどのような形で社会に貢献するのか」「そのためにはどのような学びをしていくべきか」,もう一度じっくりと考えて決断してほしいと思います。決断した後は,覚悟を決めて取り組むだけです。可能性を自ら狭めることなく,興味関心を広く持って,何事も楽しみながら日々の努力を積み重ねていってほしいものです。

 7限後半は進路部から模擬試験の分析結果の解説をしていただきました。7月進研模試と8月全統模試のデータをもとに,1年生全体としての状況や,これまでの学年のデータとの比較から浮かび上がる「13期生の課題」について具体的にお話しいただくことができ,生徒たちは熱心に聴いていました。
 
 今後の活躍に期待しています。ガンバレ 13期生!


[写真](優秀チーム発表会のみです)
 1段目〜2段目左 各チームの発表の様子
 2段目右     会場の様子
 3段目左     質疑応答の様子
 3段目右     講評の様子(日本公庫・金子様)

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【高大連携】京都大学放射線生物研究センターで西京生への特別授業が行われました!

 秋季休業中の10月13日(火)10時30分から15時30分まで,京都大学医学部構内にあります「放射線生物研究センター」にて,西京生への特別授業が行われました。

 放射線生物研究センターは,放射線の生物影響に及ぼす基礎的研究,研究交流,そして社会への情報発信を目的とする全国共同利用・研究拠点で,次世代の研究を担う人材育成にも精力的に取り組んでおられます。その一環として,平成24年度から本校生希望者に対する特別授業をセンター内で行っていただいており,大学の先生方から親しく講義を聴き,実験をさせていただけるまたとない機会として生徒たちから好評を博しています。(昨年度のみ,諸般の都合からセンターではなく西京にお越しいただき,校内での講演会という形で実施)
 今回は,1年生8名が参加しました。

 午前中は,「ようこそ染色体美術館へ」という題目で,生物の遺伝情報である染色体についての基礎的な解説を行っていただきました。
 染色体の構造や複製と分配等,1年生にとってはやや難しい内容もありましたが,それぞれの染色体は対になっているということを「靴下がそろっている状態」,染色体がばらばらにならないように繋ぎ止めているものを「ピン止め」等,平易でイメージしやすいな表現やイラストを使いながら説明して下さいましたので,生徒たちもしっかりと理解しながら聴くことができていたようです。最新技術による染色体の塗り分けの画像もお示し下さり,ガン細胞は染色体の数が不ぞろいであったり,まだら模様があったりするということの理由やその原因の説明には,生徒も興味深そうに聞き入り,熱心にメモをとっていました。

 午後は,「How to サイエンス −細胞周期の研究手法−」という題目で,細胞周期の研究の歴史とともに実際に研究者がどのように研究を行い,どのようにそのデータを解釈するのか,といった発展的な内容の講義をまず受けました。
 さらに,2回の講義の後に行われた実習では,生徒自身が様々な酵母変異体の長さを測定し,そのデータを論理的に考察するとどう結論できるのかを実体験しました。

 ちょうど1年生は,「生物基礎」の授業で遺伝情報と染色体について学び,さらに細胞周期についても基礎的な学習を終えたところでしたので,これ以上ないくらい良いタイミングでこの特別授業を受けることができました。このようなことから生徒たちも講義の中で多少専門的な用語が出てきても問題なく受け入れることができたようですし,実習では”自身が得た生の実験データを解釈する”という難易度の高い課題も,楽しく達成することができました。
 研究の世界の一端を体験した一年生たちにとって,自身の将来を思い描く一つの材料になれば幸いです。

 生徒の感想です。
 「学校の授業で学習した細胞の仕組みについて再確認でき,新しい要素も入っていたので,スムーズに実習へ進むことができました。今までに使ったことのない器具を使い,大学の先生からの説明を受けながらの実習はとても新鮮で,研究者の気分を味わえたと思います。また内容については,生物学的な不思議な事柄を興味を持って理解することができたので,勉強になりました。酵母を身近に感じることができ,”生きるための仕組み”の魅力が大きく膨らみました。深く貴重な体験になったと思います。」

 お忙しい中,本校生のために貴重な機会を設けて下さいましたセンターの松本智裕先生,古谷寛治先生,誠にありがとうございました!


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【西京同窓会】元教員を偲ぶ外部のイベントのご案内

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 本校元教員中山修一先生御生誕100年・長岡京発見60年の節目を迎え,長岡京市立中山修一記念館主催による特別展示会や,長岡京歴史散策の会主催による特別講演会が行われます。このたび情報提供をいただきましたので,同窓生の皆様にお知らせいたします。


○特別展示会
 「中山修一先生の思い出」
  期間:11月1日(日)〜15日(日) 10:00〜16:00
  場所:長岡京市立中山修一記念館

○生誕100周年記念講演会
 「中山修一先生と長岡京研究〜幻の都の扉を開く〜」
  日時:11月22日(日) 13:00〜17:00
               (受付開始 12:30)
  場所:長岡京市中央公民館3階・市民ホール
  参加費:300円(資料代実費/小中高校生は無料)

 詳細は,こちらをごらん下さい。
  URL:http://www.kbu.ac.jp/kbjc/news/2015/10/news1510...


○中山修一先生について
 大正4年7月,現在の長岡京市で出生。京都府師範学校卒業後,小学校教員,ついで中学校教員として勤務する。昭和21年,30歳の時に京都大学文学部史学科に入学し,地理学を専攻する。卒業後,西京高校に勤務するかたわら,長岡京の研究に没頭し,昭和29年から長岡京跡の発掘調査に着手する。翌年には朝堂院中門にあたる会昌門跡を発見し,大きな反響をよぶ。その結果,昭和39年に長岡宮で初めて大極殿跡が国の史跡となり,その後の内裏跡,築地跡,朝堂院跡の遺跡保存の礎となった。
 昼に長岡京の解明に専念するため,昭和40年には西京商業高校定時制に移って長岡京跡の発掘調査を精力的に行う。また,宅地開発が急激に進み,つぎつぎと失われていく地域の遺跡を守る運動の先頭にも立ち,昭和41年には「乙訓の文化遺産を守る会」を結成。副会長として古墳等の保存に取り組み,文化財保護の重要性を訴え続けた。
 先生は長岡京市文化財保護審議会長をはじめ多くの審議会委員を歴任し,遺跡保存運動のほかに町づくりにも参画して,その生涯をふるさとの歴史の解明や文化財保護に捧げた。平成9年4月,81歳で死去。
 京都文教短期大学名誉教授。吉川英治文化賞(昭和57年)や京都府文化賞特別功労賞(平成8年)など,受賞多数。

【寄附受納】びっくりエコ発電所様から,ドラム式延長コードをいただきました!

 10月14日(水)午後,一般社団法人「びっくりエコ発電所」様から,ドラム式延長コード(30m)5台をいただきました。

 環境に優しく石油などの化石燃料などと異なり枯渇しない再生可能エネルギーである太陽光の利用を拡大するために京都市が創設した,「市民協働発電制度」受託団体の一つである一般社団法人「びっくりエコ発電所」様が,一昨年3月末から順次京都市の施設の屋根を借り受けて発電事業を行っておられ,本校本館屋上を含めて現在5箇所で順調に稼働しています。(本校はその第1号サイトとして平成25年3月末から稼働を始めており,現在も順調に電気を生み出し続けています。)
 生み出した電力は,平常時は売電し,その収入を出資者への償還原資に充てるとともに,環境問題の啓発や環境教育に利用しておられますが,大規模災害時には避難所となる各サイトにおいて電源の一部として活用することが可能となっています。

 そこで,昨年度は大型リチウムイオン蓄電池「パワーイレ」(容量:2kWh/キャスター付きで移動可能)を,環境教育実践の場であり,避難所にも指定されている4校(大将軍小・大枝中・春日丘中・西京高)に寄贈していただきました。この蓄電池は,校内の避難訓練の際にはマイクの電源として使用し,生徒たちに披露させていただいております。

 本年度は,発電設備から非常時に電源を延長する際に使用できるようにと,ドラム式延長コード5台を本校に寄贈して下さいました。(発電サイト5箇所総合計では40台の御寄贈となります。)

 蓄電池ともども大切に管理し,災害時に限らず有効に活用させていただきます。誠に有り難うございました。

[写真]
 左:いただいたドラム式延長コード
 右:保管場所の様子
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全日制
10/24 第8回土曜活用講座2年
2年進路保護者説明会
10/25 1年駿台全国模試(外)
3年全統記述模試(外)
10/28 1234個別懇談会
10/29 木1水567個別懇談会
京都市立西京高等学校
〒604-8437
京都市中京区西ノ京東中合町1
TEL:075-841-0010
FAX:075-822-5702
E-mail: saikyo@edu.city.kyoto.jp