京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2023/09/15
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洛陽工業高等学校は、平成29年度末をもって閉校し、 創立132年の歴史と伝統を京都工学院高等学校へ引き継ぎます。

洛陽高校 修学旅行の復活

 戦後になって中止されたままの修学旅行は、昭和25年(1950年)10月に復活しました。旅行業者などがない時代もあって、日程計画の立案や旅館の交渉、旅費負担の問題や生徒たちの家庭の経済状況などさまざまな困難な状況の中で第1回の修学旅行が実施されています。旅行先としては、関東方面と九州方面の2案が検討され、生徒の希望により関東方面(鎌倉・東京・日光)と決まりました。日程は10月21日から24日にかけて3泊4日で旅行の費用負担ができるだけ軽くなるようにとの配慮から短縮した日程で行われたと記録されています。
 旅費の積立期間も短かったため、不参加の生徒もかなりの数におよびましたが、当時の経済事情からはやむを得ない状況だったようです。不参加者は期間中、学校で製図などの授業を受けました。当時の生徒にしてみれば、東京、日光などは容易にいけない遠隔の地でしたが、きわめてハードなスケジュールだったこともあり、下見では予想もしなかったことが起きて引率した教員も戸惑ったと記録されています。(洛陽高校百年史より引用)

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洛陽校舎へのメッセージ

 今回ご紹介するメッセージは、いずれも卒業生の方からです。「卒業して50数年、本館と正面玄関、グラウンドの位置だけが当時のままで体育館は反対側に移っていた。食堂、図書館もひょっとして同じ位置だったかなと思える程度で周囲はそれなりに様変わりしていた」、「校舎や教室の窓から眺めてみる景色、フォークソングが歌われていた講堂、いずれも卒業した45年前とほとんど同じだった」、「卒業してから一度も訪れる機会がなく、こういう催しがあることを知り48年ぶりに学校の門をくぐった。当時の記憶を辿りながら校舎の中を見学した」と建物にまつわる記憶から懐かしさが伝わってくるメッセージをいただきました。
 メッセージ上から、「昭和35年卒 機械科」、「昭和46年卒 電気(定)」、「昭和43年卒 電気科」の方々からです。ありがとうございました。

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桂川清掃活動

 2月12日(日)、環境委員、生徒有志、卒業生および教職員の計14名で、桂川の久世橋左岸での清掃作業を行いました。当初、2月5日に予定していたのですが、雨天により順延となったものです。この日も数日前より雨や雪の日が続き開催が心配されましたが、穏やかな天候に恵まれ清掃活動を行うことができました。参加者は、それぞれ川岸に降りて流れ着いたペットボトルなどを回収しました。洛陽工業高校として参加するのは今年が最後になりますが、この活動の輪をこれからも広げて行きたいと思います。
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洛陽高校 化学工学科の新設

 化学工学科は、昭和37年(1962年)4月に新設開講され定員40名をもって発足しています。洛陽高には京一工時代から工業化学科がありましたが、同科は分析化学を主体とするもので、化学機械に着眼した機器や装置の取扱いをめぐる教育は不十分でした。化学工学科は化学機械に関する工学的基礎知識を十分に習得した中堅技術者の育成を目的として誕生しました。化学工学科の実習棟は裏門周辺に建築されることになり、工事は昭和37年初めに着工、7月末に竣工しています。これをもとにさらに東西に増築されました。(洛陽工高百年史より引用)
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洛陽校舎へのメッセージ

 今回ご紹介するメッセージは、いずれも卒業生の方からです。「自分の人生の土台づくりとなった唐橋校舎は、何物にも代えがたい愛着がある。実践的な理解と応用力を身に付けた実習室は当時のおもかげが薄らいでいた。ここでのよき風土が次世代を担う京都工学院の生徒に引き継がれることを祈念します」、「私は1年から3年間14組として機械科にいたが、3年14組を3.14と言って名称をπ(パイ)クラスと称して毎年秋にクラス会を開いている。10〜14名の参加があり全員80歳以上の年齢にも関わらず元気に出席して、学生時代の話に花を咲かせている」、「電気科実習室では、当時実習で使用した機材、機器がほぼそのままの状態であった。電流計を焼いたり、負荷電球を割ったことなどが思い出される。当時勉強したことが現在の仕事(受変電設備保安管理)に活かされている」とメッセージに残していただきました。
 メッセージ上から、「昭和43年卒 工業化学科」、「昭和27年卒 機械科」、「昭和56年卒 電気科」の卒業生の方々です。
ありがとうございました。

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洛陽高校 電子工業科の新設

 電子工業科は、電気通信科に続いて認可申請から2年後の昭和34年(1959年)9月に市会文京委員会を通過、正式に設置の運びとなり、昭和36年(1961年)度を完成年度として施設・設備が進められました。鉄筋3階建て3教室の校舎は、昭和35年(1960年)2月に着工、5月に竣工しました。引き続いて増築工事が進められ、3階には電気磁気実験室、電子機器実験室が設けられています。
 エレクトロニクスの発達に即応すべく新設された電子工業科は、昭和35年4月に開設、定員40名で出発、カリキュラムについては、普通科目58単位、工業科目50単位(3年間)普通科目と工業実科との構成比率は電気通信科とほぼ同じでした。実習内容は、製図、電気理論から電子計測、伝送理論、自動制御など時代の先端をいく科目が多く盛り込まれていたと記録されています。(洛陽工高百年史より引用)

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洛陽高校 電子通信科・電子工業科の新設

 昭和30年代にはいると、ラジオ・テレビの普及、マイクロ波通信網の完備、レーダーによる気象観測、さらには宇宙ロケットからの通信など電気通信技術の発達にはめざましいものがありました。電気通信、電子機器関連産業で働く中堅技術者が急速に求められるようになりましたが、電気、機械関連の技術者は全国で毎年2万人も不足していました。
 現状ではわが国の工業の将来が危ういという声が高まる中で昭和32年(1957年)9月、文部省は高校の技術教育振興に着手、こうした背景のなかで、洛陽高では昭和31年10月に電気通信科、昭和32年9月に電子工業科新設の認可申請を文部省と市教育委員会に提出しました。
 電子通信科の設置は3年計画で進められ、文部省と京都市から教室3室を新設、実習設備の新設のために同じく合計201万円の年額予算が昭和33年から3年間支給されました。電気通信科は昭和34年(1959年)度に開設、一学級定員40名で発足しました。
(洛陽工高百年史より引用)

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課題研究発表会

 昨日2月7日(火)、京都工学院高校ホールで本校3年生の課題研究発表会が開催されました。本校2、3年生に加えて京都工学院の1年も発表会を見学、また保護者、学校関係者で会場は多くの人で埋まりました。
 発表は、各コースから選ばれた研究テーマで途中休憩をはさんで計6つの発表が行われました。各チームともさまざまなテーマで1年間取組んできましたが、京都工芸繊維大学との連携で企画・運営したもの、発表で実機を用いて実演したもの、データを測定しながら改善を積み重ねて完成度を高めていったものなど、これまでの努力の過程がうかがえるものも多く見られました。
 閉会式では、学校長からは「洛陽工業高校の2、3年生が一堂に会するのもこれが最後となった。工学院高校の生徒諸君は伏見・洛陽のバトン(伝統)を引き継いでほしい。4月からは3校での教育活動が始まる,今日が本格的な交流の始まりである。皆さんが伝統を引き継ぐとともに、後輩にも継承してほしい」との挨拶がありました。各コースの発表テーマは以下の通りです。

☆電気コース
「科学・ものづくり教室の企画・運営」

☆電子コース
「Androidアプリ開発」              

☆ハイパーステージ
 「池・湖水のごみ箱「ikebin」の設計と製作
        
☆電子コース
 「3Dプリンタ&3DCADでインテリアートロボづくり」 

☆機械コース
「エコストーブの製作」             

☆京都ものづくりコース
「洛陽メモリアル ジオラマの製作」 

※写真上から、電気・電子、ハイパー・電子、機械・京都ものづくりです。
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第11回「科博連サイエンスフェスティバル」に出展!

 2月5日(日)、電気コース2・3年課題研究(ものづくり教室班)・コンピュータ部では、科学体験イベント「第11回科博連サイエンスフェスティバル」に出展しました。
 これは、京都市青少年科学センター・京エコロジーセンターにて開催されたイベントで、当日は雨天にも関わらず、10時に開場に合わせて多数の親子連れの来場者で混雑する盛況ぶりでした。
 内容は、「とうろうを作ろう!」・「いろんなものをスピーカにしよう!」で、「とうろうを作ろう!」のイベントでは、木材と和紙を組み合わせてかわいい「とうろう」を製作、カラフルな炎が出る炎色反応ロウソクと組合わせました。
 「いろんなものをスピーカにしよう!」では、いろんなものをスピーカにできるスピーカユニットをコイルと磁石で作りました。
 この取組みは,京都工芸繊維大学「学生と教員の共同プロジェクト2016(環境・エネルギー教育普及プロジェクト”Kyo Tech Lab.”)」と京都工学院高校サイエンスクラブ、本校との共同出展によるものです。
 なお京都新聞にも「科博連サイエンスフェスティバル」の記事が掲載されていますのでご覧ください。
※京都新聞記事はこちら→http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/201...
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洛陽校舎へのメッセージ

 今回ご紹介するメッセージは、卒業生の方と近隣の方からです。卒業生の方からは、「体育祭の役割りで先輩から応援団に引張られ、『お前3年生になったら団長やれ!』と言われ、結果的に応援団で楽しい3年間を過ごした想い出多いこの校舎がなくなるのは寂しい」、「あまり何も考えずに通っていた高校生活、それがとても大切なものであると気づくのは卒業してからだった。今の一瞬が宝物になる」、近隣の方からのメッセージは、「卒業生ではないが、同じ地域に住んで親しみを感じていた。通勤、通学時よく前を通り一度中を見たいと思っていた。よくぞ開放して下さりありがとうございます」と校舎にまつわる思い出がよく伝わるメッセージをいただきました。
 メッセージ上から、「昭和60年卒 色染化学」、「昭和44年卒 化学工学」、「近隣の方」からいただきました。ありがとうございました。
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行事予定
2/18 土曜授業(2年Hyper)
2/20 金曜授業
2/21 3年登校日(13:00),Hyper2年保護者懇談会(放課後)
京都市立洛陽工業高等学校
〒612-0884
京都市伏見区深草西出山町23
TEL:075-646-1515
FAX:075-646-1516
E-mail: rakuyo@edu.city.kyoto.jp