京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/01
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洛陽工業高等学校は、平成29年度末をもって閉校し、 創立132年の歴史と伝統を京都工学院高等学校へ引き継ぎます。

洛陽高校 電子通信科・電子工業科の新設

 昭和30年代にはいると、ラジオ・テレビの普及、マイクロ波通信網の完備、レーダーによる気象観測、さらには宇宙ロケットからの通信など電気通信技術の発達にはめざましいものがありました。電気通信、電子機器関連産業で働く中堅技術者が急速に求められるようになりましたが、電気、機械関連の技術者は全国で毎年2万人も不足していました。
 現状ではわが国の工業の将来が危ういという声が高まる中で昭和32年(1957年)9月、文部省は高校の技術教育振興に着手、こうした背景のなかで、洛陽高では昭和31年10月に電気通信科、昭和32年9月に電子工業科新設の認可申請を文部省と市教育委員会に提出しました。
 電子通信科の設置は3年計画で進められ、文部省と京都市から教室3室を新設、実習設備の新設のために同じく合計201万円の年額予算が昭和33年から3年間支給されました。電気通信科は昭和34年(1959年)度に開設、一学級定員40名で発足しました。
(洛陽工高百年史より引用)

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課題研究発表会

 昨日2月7日(火)、京都工学院高校ホールで本校3年生の課題研究発表会が開催されました。本校2、3年生に加えて京都工学院の1年も発表会を見学、また保護者、学校関係者で会場は多くの人で埋まりました。
 発表は、各コースから選ばれた研究テーマで途中休憩をはさんで計6つの発表が行われました。各チームともさまざまなテーマで1年間取組んできましたが、京都工芸繊維大学との連携で企画・運営したもの、発表で実機を用いて実演したもの、データを測定しながら改善を積み重ねて完成度を高めていったものなど、これまでの努力の過程がうかがえるものも多く見られました。
 閉会式では、学校長からは「洛陽工業高校の2、3年生が一堂に会するのもこれが最後となった。工学院高校の生徒諸君は伏見・洛陽のバトン(伝統)を引き継いでほしい。4月からは3校での教育活動が始まる,今日が本格的な交流の始まりである。皆さんが伝統を引き継ぐとともに、後輩にも継承してほしい」との挨拶がありました。各コースの発表テーマは以下の通りです。

☆電気コース
「科学・ものづくり教室の企画・運営」

☆電子コース
「Androidアプリ開発」              

☆ハイパーステージ
 「池・湖水のごみ箱「ikebin」の設計と製作
        
☆電子コース
 「3Dプリンタ&3DCADでインテリアートロボづくり」 

☆機械コース
「エコストーブの製作」             

☆京都ものづくりコース
「洛陽メモリアル ジオラマの製作」 

※写真上から、電気・電子、ハイパー・電子、機械・京都ものづくりです。
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第11回「科博連サイエンスフェスティバル」に出展!

 2月5日(日)、電気コース2・3年課題研究(ものづくり教室班)・コンピュータ部では、科学体験イベント「第11回科博連サイエンスフェスティバル」に出展しました。
 これは、京都市青少年科学センター・京エコロジーセンターにて開催されたイベントで、当日は雨天にも関わらず、10時に開場に合わせて多数の親子連れの来場者で混雑する盛況ぶりでした。
 内容は、「とうろうを作ろう!」・「いろんなものをスピーカにしよう!」で、「とうろうを作ろう!」のイベントでは、木材と和紙を組み合わせてかわいい「とうろう」を製作、カラフルな炎が出る炎色反応ロウソクと組合わせました。
 「いろんなものをスピーカにしよう!」では、いろんなものをスピーカにできるスピーカユニットをコイルと磁石で作りました。
 この取組みは,京都工芸繊維大学「学生と教員の共同プロジェクト2016(環境・エネルギー教育普及プロジェクト”Kyo Tech Lab.”)」と京都工学院高校サイエンスクラブ、本校との共同出展によるものです。
 なお京都新聞にも「科博連サイエンスフェスティバル」の記事が掲載されていますのでご覧ください。
※京都新聞記事はこちら→http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/201...
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洛陽校舎へのメッセージ

 今回ご紹介するメッセージは、卒業生の方と近隣の方からです。卒業生の方からは、「体育祭の役割りで先輩から応援団に引張られ、『お前3年生になったら団長やれ!』と言われ、結果的に応援団で楽しい3年間を過ごした想い出多いこの校舎がなくなるのは寂しい」、「あまり何も考えずに通っていた高校生活、それがとても大切なものであると気づくのは卒業してからだった。今の一瞬が宝物になる」、近隣の方からのメッセージは、「卒業生ではないが、同じ地域に住んで親しみを感じていた。通勤、通学時よく前を通り一度中を見たいと思っていた。よくぞ開放して下さりありがとうございます」と校舎にまつわる思い出がよく伝わるメッセージをいただきました。
 メッセージ上から、「昭和60年卒 色染化学」、「昭和44年卒 化学工学」、「近隣の方」からいただきました。ありがとうございました。
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電気コース 第3種電気主任技術者試験科目合格!

 昨年9月4日(日)に開催された平成28年度第3種電気主任技術者試験で電気コースの生徒が合格しました。
 3年1組 大原 侍君が理論科目と機械科目、2年1組 溝渕 優輝君が理論科目をそれぞれ合格しました。平素の授業も頑張りながら、7月から同試験の講習会を受講するなど日々の努力の積み重ねによる大きな成果です。
 事業用電気工作物の工事、維持及び運用のプロである第3種電気主任技術者を目指して、来年度は全科目合格をしてほしいと思います。
おめでとうございます!
(写真中央は、平成27年度同試験の法規科目に合格した3年1組 斎藤 悠登君です。)

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洛陽高校 産業教育研究校に指定

 昭和30年台になると、工業技術の発展には目をみはるものがありました。学校教育の場でも、時代に適応した新しい工業技術を教育内容に組み込んでいくことが重要なテーマになりました。このような背景から文部省では産業教育研究校の指定を制度化し、昭和31年(1956年)4月、洛陽高が指定校に選ばれました。学校では協議の結果、色染・紡織・工業化学・電気の4科で研究を進めることになり、メインテーマを「新教育課程における実験、実習の指導方法について」として、昭和31年から32年にかけて各科ごとに具体的な研究に取り組みました。
 昭和33年5月14日、午前10時から洛陽高講堂で2年間の成果を問う研究発表会(市教育委員会共催、文部省後援)と公開授業が行われ、当日は文部省教科調査官が来校し講演も行われたと記録されています。(洛陽工高百年史より引用)

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洛陽校舎へのメッセージ

 今回ご紹介するメッセージは、いずれも卒業生の方からです。「洛陽に入学した年、現天皇が皇太子で結婚パレードを白黒テレビで見た。夏の高校野球府予選で、決勝まで勝ち進み平安高校と対戦、準優勝となり奥谷連盟長(洛陽工高校長)から2位旗をいただいた」、「中学から唯一、工業高校に進んだがよき先生に恵まれた。会社勤めもあと2年で定年となるが、あのときの就職指導の先生のことは忘れません」、「創立100周年を迎えた年に卒業した。この唐橋校舎にて学んだことを懐かしく思う」と歴史的なイベントと貴重な体験がつづられたメッセージをいただきました。
 メッセージ上から、「昭和37年卒 普通科」、「昭和34年卒 電気科」、「昭和62年卒 電子科」の方々からです。ありがとうございました。

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課題研究発表会のお知らせ

 来週、2月7日(火)に京都工学院高校にて本校3年生の課題研究発表会を開催します。保護者の皆さまにおかれましてはぜひご参加いただければと思います。事前申し込みは不要ですので参加をご希望の方は直接会場にお越しください。詳細は下記をご覧ください。
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近代京都の商業学校・工業学校

 本校は、明治19年創立となる全国の公立工業高校で最古の学校です。この伝統ある工業高校の歴史に関わって、現在(〜3/14)「京都市学校歴史博物館」で企画展「近代京都の商業学校・工業学校」が開催されています。
 この企画展の記事が本日(1/30)京都新聞に掲載されました。本校の価値ある収蔵品も多数展示されていますので、お時間が許せばぜひご見学ください。

※本校は、明治19年の京都染工講習所からスタートし,時代の変遷とともに京都市染織学校,京都市立工業学校,京都市立第一工業学校,洛陽工業高校,洛陽高校と校名を変え、昭和38年から現校名である洛陽工業高校となっています。
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京都工芸繊維大学のサイトにサイエンスフェスティバルが掲載

 京都工芸繊維大学のホームページで、本校電気コースの生徒と京都工学院高校サイエンスクラブの生徒及び京都工繊大の学生が共同企画・運営した「科博連サイエンスフェスティバル」の案内が掲載されました。
下記の通り開催されますので、興味のある方はぜひお越しください。

1. 日時 2017年2月5日(日) 
☆開始時間 10:30〜、12:30〜、14:30〜 計3回

2. 場所 京都市青少年科学センター(京都市伏見区深草池ノ内町13)

3. 出展内容 「とうろうを作ろう!」
   
※京都工芸繊維大学のHPはこちら

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行事予定
2/10 工業標準テスト(2限),日本漢字能力検定
2/11 2年センター試験早期対策模試
2/14 3年登校日(13:00)
2/15 45分6限授業
京都市立洛陽工業高等学校
〒612-0884
京都市伏見区深草西出山町23
TEL:075-646-1515
FAX:075-646-1516
E-mail: rakuyo@edu.city.kyoto.jp