京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/03/28
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向島東中学校 最高教育理念 「愛」と「学び」と「志」をもった生徒の育成

人権講話 12月人権月間

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 1948年12月10日、国連総会において「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。」と謳われた世界人権宣言が採択されました。今年はこの世界人権宣言が採択されて75周年を迎えます。
 我が国でも翌年の1949年から毎年12月4日から10日までの1週間を人権週間とし、様々な人権に関わる取組や催しが各地で行われています。
 向島東中学校でも、この12月から3学期にかけて学年ごとのテーマに基づき、みなさんには人権学習に取り組んでもらいます。ちょうど人権週間のスタートにあたる今日、この「人権」ということについて、私の思いを伝えます。
 「人権」とはわかりやすく言うと、「全ての人が人らしく幸せに生きるための権利」です。世の中を見渡してみましょう。全ての人が人らしく幸せに生きることができているでしょうか。
 最近のニュースを見ていると、心が張り裂けそうなぐらいの辛い映像が流れています。それはイスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するハマスとの激しい軍事衝突の様子です。特に幼い子供達が血を流し、泣いている様子を見ると、言葉を失ってしまいます。あの子達の親は生きているのだろうか、未来はどこにあるのだろうか…。人と人とが殺し合う戦争は最も大きな人権侵害です。今年もみなさんと共にこの事を共有し、世界中の至るところで起きている戦争が一日も早く終わり、平和が訪れてくれることを祈りたいと思います。 
 今年はみなさんと人権の観点から、「多様性」についても考えてみたいと思います。自分が当たり前と思っていることが本当に当たり前のことなのか。自分とは違う様々な生き方や考え方があるということや、互いを認め合うことの大切さも学んで欲しいと思います。12月14日は「性の多様性を知る」ということで講師の方をお招きし、お話しを聞きます。お互いの立場を理解し、尊重し合える心を養っていく良い機会になることを願っています。
 最後に、毎日通うこの向島東中学校はみなさんにとって何よりも安心で安全な場所でなくてはなりません。自分を静かに振り返ってみましょう。
「自分の言葉や態度で相手を傷つけてしまったことはありませんか?」
もし「ある」とするのならば、同じ過ちを絶対に繰り返さないこと。これがとても大切です。 
 言葉は時として、人を傷つけてしまう道具になりますが、その逆に温かい言葉で、人を喜ばせたり、勇気づけたりすることができます。平和な国で過ごせていることに感謝し、相手のことを思いやる気持ちを決して忘れないこと。それがみんなにできれば最高に楽しい学校となるはずです。
 みなさんの普段の学校生活やこれまで一生懸命行事に取り組む姿をみて、これからも向島東中学校は素晴らしい学校になっていけると確信しています。一人ひとりの人権が守られ、みんなの笑顔があふれる学校になれるよう、共にこれからも努力していきましょう。

                    令和5年12月4日
                    京都市立向島東中学校
                    校長  竹田 久美子

祝 創立40周年 『謝辞』

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 京都市立向島東中学校の創立40周年記念式典を迎えるにあたり、ご挨拶申し上げます。本日は大変ご多忙の中、ご来賓の皆様、地域の皆様にご臨席を賜りましたことを、高いところからではございますが、厚く御礼申し上げます。また、先ほどから心温まるご祝辞や立派な記念品を頂戴いたしましたこと、心より御礼申し上げます。
 本校は1983年(昭和58年)向島中学校(現向島秀蓮小中学校)の分校としてスタートし、翌年の1984年(昭和59年4月1日)に京都市立向島東中学校として独立、開校しました。以来卒業生は5348名に及びます。40年という歴史の中では幾多の出来事があり、本日ご列席いただいております、ご来賓の皆様や地域の皆様におかれましては、感慨深い思いをお持ちのことと存じます。
 私自身も本校で教員として10年間勤務し、かけがえのない時間を過ごさせていただきました。その時に出会った同僚や教え子達との思い出は、大切な宝物となっています。そして再び、令和3年度からは校長という立場で本校に着任をさせていただきました。生徒達の日々の成長を教職員と共に見守ることができることを、とても幸せに思います。
 向島東中学校が歩んできたこの40年間の道のりは、決して平坦な道ではなかったとお聞きしております。しかしどのような状況であっても、学校を応援してくださる地域の皆様そして生徒の事を大切に思う教職員の熱い気持ちは、決して途切れることなく、今も脈々と受け継がれています。
 令和5年度の全校生徒は167名となり、学校規模は過去最少となりました。けれども学校の勢いは衰えることなく逆に力強いものになってきています。本校は令和3年度から「未来の世界をたくましく生き抜く学び手の育成」を学校目標に掲げ、学校改革「夢現プロジェクト」の実践を行っています。「みんながなりたい自分になるため」「夢の実現のため」に、授業改革を柱とする様々な取組を展開しています。その取組は全市的にも大変注目され、評価されるまでになっています。これは40年にわたって教育実践を重ねてこられた歴代校長先生及び教職員の方々の強い信念。そして卒業生や保護者地域の皆様のご協力・ご支援の賜物です。そしてここにいる生徒や教職員の努力の結果です。
 先日、40周年を迎えるにあたり、全校生徒・卒業生・教職員に書いてもらったメッセージを読ませてもらいました。一枚一枚に込められたみなさんの温かい思いに触れて、胸が熱くなりました。これからの向島東中学校は、伝統を受け継ぎつつも、柔軟な発想で進化し続ける学校を目指します。生徒も教職員も「学ぶ」ことから逃げず、仲間と共に助け合い、高め合う学校でありたいと思います。このような願いが持てる学校へと成長している今日(こんにち)、創立40周年を皆様と共にお祝いできますことは、この上ない喜びです。
 これからも我々一同は力を合わせ、愛する向島東中学校がより良くなるため、精一杯の努力をしてまいります。何卒今後共、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 結びになりますが、この式典にあたりご協力いただきました実行委員長様をはじめとする実行委員会の皆様、多くの関係者の皆様に深く感謝を申し上げます。そして本日ご列席の皆様のご多幸を心より祈念いたしまして、感謝と御礼のご挨拶とさせていただきます。
本日は誠にありがとうございました。

        令和5年6月14日
            京都市立向島東中学校 校長 竹田 久美子

憲法週間に寄せて

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 新年度がスタートし、約1か月となります。みなさんは新しい学年や学級にもようやく慣れてきた頃かと思います。特に1年生のみなさんにとっては入学から戸惑うことも多かったと思いますが、一生懸命がんばっている姿がたくさんあって、先生達は感心しています。また2・3年生も新たな気持ちで学校生活を過ごすことができており、これからがとても楽しみです。部活動は1年生が本入部となり、新体制がスタートしました。後輩を大切にしようという2・3年の先輩達の温かい思い、とても頼もしく感じます。
 本校では30日から春季大会が始まり、各競技熱戦が繰り広げられています。試合なので勝つとうれしいし、負けると悔しい気持ちになりますね。勝敗も大切なのですが、先生は各会場で競技しているみなさんを見て、決してあきらめず、最後までがんばっている姿に感動させてもらっています。明日からも春季大会は続きます。真摯にその競技に向き合い、正々堂々と自分達の力を発揮してください。心から応援しています。

 ではこれから憲法についてのお話しをします。明日の5月3日は憲法記念日です。憲法の正式名称は「日本国憲法」。前文と全103条の条文から構成されています。日本国憲法が施行されたのは1947年5月3日で今年は76年目をむかえます。憲法は国の”かたち”を定めるもので、国内の法律や決まりごとは全て日本国憲法に従っています。
 そして、国民に保障された権利を定めるのも憲法です。司法・立法・行政の三権分立、3つの原則(国民主権・基本的人権の尊重・平和主義)があり、戦後日本の基礎となっています。

 いじめや児童虐待など子どもに関する人権問題や近年のSNSを利用した悪質な人への攻撃など人権が侵害されている例はたくさん挙げられます。そして最大の人権侵害である「戦争」は残念なことですが、世界の至る所で起こっています。その中でも世界中の人達が心を痛めているロシアによるウクライナへの軍事進攻。早くも1年余りが過ぎようとしていますが、いまだ終息の兆しも見えません。また最近ではアフリカ、スーダンの内戦についての報道も頻繁にされています。この先この国がどのような道をたどるのか、予測もできない状況です。

 このような時だからこそ、日本国憲法が掲げている人権尊重の理念について深く学ぶ必要があります。また「平和」ということがどれほど尊いものかも、みなさんには改めて考えて欲しいと思います。激しい爆撃や銃声に身をひそめ、明日への希望を持てない子ども達は世界にはたくさんいます。学校に来て勉強や部活動ができること、友達と遊ぶことは決して当たり前のことではありません。自分達の力ではこの大きな争いを止めることはできませんが、平和を願う気持ちを持ち続け、人への思いやりを持つことはできるはずです。

 この後みなさんには,各学年のテーマに沿って憲法について学び、理解を深めてもらいます。人として生きていく上でとても大切な内容をしっかりと勉強してください。

                    京都市立向島東中学校
                    校長  竹田 久美子

新年度のご挨拶

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 昨年度は本校教育推進のため、保護者・地域の皆様方には多大なご支援を賜り有難うございました。厚く御礼申し上げます。
 おかげ様で令和5年度の着任式・始業式、入学式も無事に終えることができました。今年度の新入生は46名で、本日からは向島東中学校に167名の全校生徒が集い、新年度をスタートさせています。 
 向島東中学校の「学校教育目標」は、「未来の世界をたくましく生き抜く学び手の育成」です。この目標は生徒達に5年後・10年後・20年後という未来をたくましく生き抜いて欲しい。そして見たことのない世界にも目を向け、たくましく生き抜いて欲しいという二つの願いを込めています。令和2年度より立ち上げた学校改革「夢現プロジェクト」は4年目を迎え、授業改革を柱とする学校改革の様々な取組は、大きく実を結ぼうとしています。
 また本校は今年度創立40周年という大きな節目を迎えます。40年という時の流れの中で大切にされてきた伝統を継承しつつ、新たな輝かしい歴史を作っていけるよう、教職員一同力を合わせてがんばってまいります。
 保護者の皆様、地域の皆様方に今年度も向島東中学校の教育の推進にご理解とご協力をいただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。                        

京都市立向島東中学校 校長  竹田 久美子

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