最新更新日:2024/04/24 | |
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東日本大震災3年目を迎えて(2)
■二人目は志葉玲というフリージャーナリストの方でイラク戦争であるとか紛争地をレポートし、福島原発にも当初から関わっておられる方です。この方の話を最近聞きました。(2月に大谷大学で行われた市集会<人権>での講演である。)
いろいろな課題があるけれど、その中で、放射線がきつくて子供の安全を思うと福島を離れざるを得ないが、そうなると「福島を捨てるのか!」という厳しい声が聞こえてくる。その狭間で苦しんでおられる方々がおられる。悩ましい問題である。(決して離れた方が他の地域で幸せに過ごしているわけではない。慣れない地域での葛藤もあるし、目に見える、見えない形の差別も無いわけではない。) また学校では窓を通して放射線に汚染されたチリやゴミが入ってくるので夏でも窓を閉めなくてはならない。そうすると東北と言えども夏は暑い。だがクーラーは付いていない。 小さな子どものいる市会議員さん(女性)が学校へのクーラー設置のために訴えるが、なかなか通らない。「我慢させよ」という言葉もでる。我慢すると言うことは非常に大切なことではあるが、限度がある。復興には支援金が必要になってくるが、なかなか予算が付かない。付いたと思えば、違うところに使われる。僕達は目を見開いて社会を見ていく必要がある。先日、1年生が「ソフィアがやってきた」という出前授業を受けたが、人は一日に1200mlのオシッコをするそうだ。このような体育館で非難されるいるところには10個程度の簡易トイレがあって、4日ほどで満タンになり、その処理もある。子供にポテトティップのおやつを渡すとみんなと平等に分けられないので、いらないと言う。 同じ日本でこのような生活を強いられている人がいることを忘れてはならない。 そのように結んだ。今はテレビ、新聞などで大きく取り上げられているが、それもすぐに落ち着いていくだろう。時々でも思いを馳せることはとても大切な支援の基礎となる。 ※「志葉玲」 http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E5%BF%97%E8... http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/201403... ※写真 出典は「ヤフージャパン」のHPより 志葉玲さん公開の写真より ※外国で日本に向けて祈りが捧げられたと聞くと、グッとくるものがある。 このように世界が平和のために力を結集できる社会であってほしいと願う。 |
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