京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/18
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校是:夢・志をみつめる <学校教育目標>伝統と文化を受け継ぎ、地域や社会に貢献できる人材を育成する〜自分を律し、課題に挑戦し続ける姿勢を身につける〜

季節はめぐります

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 今日は,気温があまり上がらず1ヵ月くらい逆戻りしたような少し肌寒い1日になりそうです。休校が続いていますが,生徒の皆さんは元気に過ごしていますか。
 先日,自転車に乗って,あるお寺の門前を通りかかると「堪え忍ぶ」という掲示がありました。すごくインパクトがあり,ずっと気になっていました。そこで,辞書で「堪える」と「忍ぶ」を調べてみました。「堪える」は,「苦しみ,辛さを我慢する。外からの圧力に屈しないで支えとなる。」とありました。また,「忍ぶ」は,「こらえる。」とありました。新型コロナウイルスに感染拡大を防止するために休校が続いて,生徒の皆さんは,まさしく「堪え忍ぶ」毎日だと思います。1日も早く「堪え忍ぶ」日が終息し,日常の学校生活に戻ることを願います。
 人間は,往々にして,今のような「堪え忍ぶ」日が続くと誰かにその責任を求めたくなります。しかし,新型コロナウイルスについては,誰かに責任を求めても仕方がないと感じます。最近,感染した人やその家族に対しての差別的な言動が問題になっています。感染した人や家族を非難しても状況が改善することはありません。厳に慎みたいものです。今やるべきことは,手洗いやうがいをしっかりして,規則正しい生活を送り自分が感染することを防ぐことです。また,自分は感染していて誰かを感染させるかもしれないと感じて不要不急な外出を避けることです。
 そして,もう一つ考えることがあります。今回の新型コロナウイルスによる感染拡大は,自然界からの警鐘ではないかということです。人間は,これまで豊かで快適な生活を追及して自然界に働きかけてきました。その中で人間の行ったことで自然が破壊されることもありました。科学技術の急速な発達によって,「人間は自然を制御できるようになった」という思い上がりに近い考え方もあります。しかし,人間も自然界の一部なのです。自然とうまく調和しながら進んでいくことが必要です。言い換えると自然との共存が,求められていると痛感するのです。生徒の皆さんも外へ出て,深呼吸をして「自然」を感じてみてはいかがでしょうか。

※校内では,パンジーが花盛りです。桜は,葉桜になり青葉が萌えだしています。季節はめぐります。

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