京都市立学校・幼稚園
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◇学校教育目標  自主・敬愛・挑戦

『第71回 卒業式 式辞(概略)』

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               式辞

         ・・・・・(前略)・・・・・

 卒業生の皆さん,ご卒業おめでとうございます。皆さんは,創立71年目を迎えた本校の歴史と伝統を,しっかりと受け継ぎ,見事に発展させてくれました。中学校3年間の皆さんの努力と研鑽に,心より敬意を表します。皆さんの学習面・生活面での落ち着きと,行事や生徒会活動・部活動での頑張りが,「一生懸命はカッコいい」という藤森中学校の校風をより確かなものにしてくれました。この1年間を振り返ってみても,数々の感動のシーンが思い出されます。
 4月に行った「沖縄」修学旅行。沖縄の「過去・現在・未来」における「光と影」を考えながら過ごした3日間でありました。1日目,平和祈念公園にて,厳粛な中で"平和セレモニー"が行われました。「僕達・私達は平和を求めます。」と声高らかに始まった「藤中・沖縄平和宣言」。そして結びに,「私たちは変えます。戦争のない明るい未来へと。私たちは誓います。後世に伝えるという大事なことを。」と宣言しました。真の平和を希求する,皆さんの確固たる決意を感じました。また,2日目は,沖縄の料理づくりや三線体験,農業・漁業体験など,京都ではできない貴重な経験を,現地の方々の優しさに包まれながら,体験することができました。
 そして,3年生のパワーを最も感じたのは,「藤中祭」でした。「合唱コンクール」では,各クラスの心のこもった歌声に心揺さぶられました。その中でも特に,「3年学年合唱」では,最上級生としてのプライドをかけた歌声に魂が震えました。来年度の目指すべき目標を,1・2年生にしっかりと示してくれました。また,「文化の部」での"家族愛"をテーマにした「学年劇」では,そのクオリティの高さと,魂のこもった熱演に体育館が静寂に包まれました。そして,平成最後となる「藤中祭」のフィナーレを飾った「体育の部」では,3年生の集団演技に,グラウンドの空気が変わりました。あらためて3年学年集団の団結力の強さ・絆の深さを感じました。
 更に,「自分たちの手で藤中をもっといい学校にしよう」と,「生徒会活動」「各種委員会活動」などの自治活動も活発に頑張ってくれました。第70期生徒会の目標は「天の川」でした。「一人一人の個性が輝いて大きな川になる」という意味が込められていました。そしてその精神は,現在の生徒会目標にも受け継がれています。在校生の皆さん,3年生からのバトンをしっかりと引き継ぎ,「一人一人の違いが大切にされ,自分らしさがより豊かに光り輝く学校」,即ち,「潤いと勢いのある学校」に高めていってください。
 また,部活動では,日々熱心に練習に励む皆さんの姿に,学校がより一層活気づき勢いを増しました。運動部では,毎日の厳しい練習に耐え,学校の代表として誇りをかけて大会に挑む姿から,たくさんの勇気と感動をもらいました。個人の活躍も素晴らしかったのですが,今年度は,チームスポーツで輝かしい結果を残してくれました。また,文化部においても,常に個性豊かに・熱心に取り組み,科学的・文化的に質の高いものを創造してくれました。卒業生の皆さん,部活動で得た友人は一生の友となります。これからも,友情を大切に育んでいってください。

         ・・・・・(中略)・・・・・

 最後に,卒業生の皆さん。藤森中学校は皆さんの母校です。この学び舎で学んだ三年間を誇りに思い,「今日から新たな一歩を,力強く踏みしめながら,前へ前へ」と,「自らの将来を切り拓いて」いってください。皆さんの新たな旅立ちの行く先に,幸多かれとお祈りし,式辞とさせていただきます。

                       平成31年3月15日
                        京都市立藤森中学校
                         校長 浜矢  全

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