京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/18
本日:count up5
昨日:135
総数:549237
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク
「一生懸命がかっこいい」学校を  右帯「配布文書」最下部に本年度の研究授業レポートを掲載しています。

わかば学級・ろ組と7組の交流会

画像1画像2画像3
昨日午前、深草小学校わかば学級児童と稲荷小学校ろ組児童の皆さんが来校され、深草中学校7組生徒と交流会をもちました。
まず、お互いをよく知り合おうと、言葉による自己紹介だけでなく、ドラムセット、リコーダー、ハンドベルなども使っての演奏をし合いました。生き生き交流ルームは小さな音楽ホールになりました。
その後、7組生徒が、次に行う「バナナケーキとさつまいもクッキーづくり」のための説明をしました。プロジェクタを使って材料と手順を伝え、いよいよ調理室に移動して「実習」の開始です。
先生方のアドバイスを聞きながら、切る、混ぜる、乗せる……と児童生徒が役割をもって手作りスイーツを完成させていきます。
中にはこうした材料が日頃は食べられないお子さんもいたとのことですが、自分の手でつくったスイーツとなると食べられたのだそうです。
こんな活動をとおしてお互いを知り合えた半日となりました。

授業探訪[今季 最終回] 3年生 数学科

画像1画像2画像3
川口先生の数学の授業を見てきました。
この時間の目標は、【関数や文字の式を利用して解く】です。
3年生のこの時期なので入試問題が配られました。関数の基本的な問題を中心としたものが1枚と、早くできた生徒のためにと、ホットなところで先日の公立前期入試の共通問題などがもう1枚配られました。基本的な問題を解く力が十分な生徒にとっても取り組み甲斐のある時間になるように工夫されています。
川口先生は、頑張れば出来そうな生徒には黙ってじっくり取り組ませ、このままでは解く筋道が大きくそれてしまいそうな生徒には声をかけて必要な気づきを促していました。
解説の時間には何人かの生徒を指名し、解くためのステップを問いかけながら確かめて進めたり、ある生徒には解いていく方針を述べさせたりしました。教え込んだ解き方を当てはめさせて正解できさえすればよかった昔の授業とはちがい、考え方や見通しを持つことが重視されているのです。
また、数の規則性を見つけてそれを式に表すといった発想も大切なようです。2枚目のプリントの問題は、最初は自分の手で図示していけば数えて答えられるようにできているのですが、進んでいくと大きな数での問いになって、とても時間内では手に負えないようにできている。そこで、知恵を出して規則性を見つけて式をつくれば解けることに気づかせる場面となりました。

これにて今季の「授業探訪」シリーズは最終回です。全ての教科・全ての先生の授業を紹介することができました。見た学級には偏りがありましたが、またの機会には、より多くの生徒さんたちの学ぶ姿のいっそうの進歩にも注目していきたいと思います。

授業探訪 1年生 音楽科

画像1画像2画像3
今出先生の音楽の授業を見てきました。
この時間の目標は、【モンゴルとパキスタンの音楽を聴き、特徴を感じ取る】です。
ストレッチなどで体をほぐし、発声練習「♪ラリルレレロラロ……」よく声が出ています。校歌や『変わらないもの』『浜辺の歌』をいました。歌うことの気持ちよさを生徒たちはよく感じ取って歌っています。ただ元気よく歌うだけかと思ったら、「この曲は二部形式で、盛り上がりを大切に」「最初はもう少し抑え気味で始めよう」といった表現上の目標をもって歌っていました。
鑑賞の時間になりました。「ワールドミュージックへようこそ」というタイトルのワークシートが配られ、モンゴルとパキスタンの音楽を視聴します。ワークシートには「声の高さ」「指揮できそうか」などの欄が用意されており、それぞれの音楽の特徴をとらえやすくなっています。生徒は視聴しながら当たり前のように自分の言葉で気づいたことを書きます。音楽の授業でも言葉を使った活動が、音楽の良さを知るための手段として使われるんですね。
鑑賞・記入を終えて、何人かの生徒に自分の気づきを発表してもらい、それを黒板に書くことで各自の気づきに付け足します。
モンゴルの曲を聴く前にはゲルや放牧の風景の写真を示し、パキスタンの曲を聴く前にはイスラムの衣装について話題にするなどし、風土と音楽、他の文化と音楽のつながりについても触れた1時間となりました。

何かをしながら耳にしている、聴いて癒やされている・元気を出す、アーティストが好きだから聴く、音楽自体に集中して聴く、自分も演奏する、人に演奏や表現の方法を教える、など音楽との関わり方はさまざまです。文化の豊かなわたしたちの国や町では多かれ少なかれ誰もが音楽に親しんでいます。音楽の良さや楽しさがもっとよくわかる今日のような授業を通して、いっそう楽しめるようになるといいですね。

授業探訪 2年生 英語科

画像1画像2画像3
市原先生の英語の授業を見てきました。
この時間の目標は【比べて同じぐらい という表現を知る】です。今日新しく学ぶことはこれですが、それは授業の終盤で学ぶことになります。
DVDを再生し、生徒が歌詞カードを目で追います。サビの部分では何人もの生徒がそれに合わせて口ずさむ声が響きました。
最近の一連の授業で、ハリウッド映画「E.T.」を題材にした文章のリーディングをしています。最初はテレビ画面に現れる単語を全員で発音します。全員だけかな、と思っていたら、一人ずつ列の順でも発音するよう指示がありました。そうですね。全員一斉では、本当に一人一人が発音できるかどうかわかりにくい。うまく発音できない生徒にはきちんと指摘をし、お手本を示してやり直しです。こういうのを生徒はいやがるでしょうか。いいえ、その生徒の表情がいちばん明るくなったのは、この場面でした。
前の時間にしたプリントで、文章の内容と照らし合わせて答えるTorF(○か×か)やQ and Aの答え合わせをしました。答えだけでなく、「なぜそう思った?」「どこに書いてある?」「どこを直せば正しい内容になる?」と一歩掘り下げた問いかけもありました(ここは日本語で問いました)。
後半は、ストーリーの続きをお手本に続いて読み上げました。お手本は自然な速さです。先生は初めは区切って読み、単語と音の関係がつかめない生徒への配慮をしていました。
この文章を使った授業で必ず身に付けたいのは比較級・最上級など比較して判断を述べる表現です。模造紙大に拡大されたその内容のまとめと対比しながら、黒板には大きな天秤の図を書き、今日は「比べる点ではこれまでと同じだが、同じぐらいという表現」を学ぶことが告げられました。生徒がこの時間でいちばん目を輝かせた場面です。新しい表現を学ぶのは、覚えることが増えて苦労もしますが、前向きになれることなんですね。

英語を使える度合いにはいろいろあります。順調な海外旅行で望みを伝えられる、困っている外国の方の力になれる、予期せぬことが旅行中起こっても対処できる、ホームステイで十分コミュニケーションができる、現地校の生徒として学べる、就職して仕事ができる……など。英語は英語国の人々だけでなく、世界各国の人々とのコミュニケーションに役立ちます。

1・2年生 科学センター学習

画像1画像2画像3
1・2年生は今日は早い目の昼食をとって、校区内にある青少年科学センターに向かいました。
「ふるえて つたえて おっとっと♪」「シロアリ」というタイトルで1・2年生が、「水の正体、新発見!!〜なるほど・ザ・ウォーターワールド〜」「砂はめちゃくちゃおもしろい」というタイトルで1年生が、「水の正体、新発見!!〜分子の姿を探ろう〜」「砂の解析」というタイトルで2年生が学習しました。学級のメンバーはいつもと同じでも、先生とは初対面。少しの緊張、授業の約束事、実験器具の扱い方……。学校の授業でも実験や演示はよく行われていますが、いっそう充実した施設・器具での理科体験ができました。2時間以上 一つのテーマで学習することで、実験・観察の結果からどんなことが言えるかまでたっぷり学習できました。
タイトルは興味をもてるようにやさしく付けられていますが、それぞれ、物理、化学、生物、地学といった先生方の専門的な知識に基づいて組み立てられた授業です。

他の都市にも科学に親しむための展示館がありますが、京都市では教育委員会が授業を行える施設として設けています。身近なところにこんなに貴重なところがあるんですね。

3年生は公立高校前期選抜でした。2年生のみなさんも1年後にはこの日を迎えるんですね。

3年生 公立前期選抜 事前指導

今日の6時間目、京都府内の公立高校の前期選抜を受検する生徒を対象に、体育館で事前指導を行いました。
かつては京都の公立高校の入試はほとんど3月6日に一斉に、どこの学校でも同じ問題用紙が配られていました。入学できる高校も普通科であれば、出身中学校によって定まっていた時代があったり、京都市地区を東西南北の4圏に分けて、その圏内のどこかの高校に入学することになる仕組みだった時代もありました。
そんな入試制度の歴史の中でいつしか「公立推薦」という仕組みが追加され、2月の中旬に公立高校を受検するチャンスが増やされました。多くの場合、学校ごとに入試科目がちがっていたりし、高校ごとの独自色が積極的に押し出されるようになりました。
 その流れが今回の「前期選抜」となっています。
 それぞれの高校の特色を理解して、そこを目指して勉強してきた生徒のみなさんが、存分に力を発揮してくれるよう願っています。

(写真はありません。)

授業探訪 1年生 理科

画像1画像2画像3
松本先生の理科の授業を見てきました。
この時間の目標は、【地震の大きさは何で表すのか】です。
松本先生は理解してほしいことや必要な知識を、授業の初めに明確に示します。その際、「共書き(ともがき)」という方法を使います。それは、黒板に大切なことを書くときに、先生が読み上げながら書くというやり方です。そして共書きとは生徒と共に書くというわけですから、先生が書くのと同じ速さでノートに写すということなのです。目と耳と指から生徒の頭に入るように工夫しているんですね。
地震の大きさを表す言葉には「震度」と「マグニチュード」の2つがあるのだといいますが、そのうち震度は、「震源からの距離が同じでも、地盤の性質や地震波の周期によって、地面や家屋の揺れ方がちがい……」と黒板には書かれています。難しいですね。
そこで松本先生は、一つの板に粘土の小山とゼリーの小山を並べたものを持ってきました。1人の生徒にそれを揺らさせて、みんながそれを観察します。そして、「見たことを書きなさい」の一言で生徒は、ゼリーの方が「こぼれそうなほど揺れる」「全方向に揺れる」など観察結果を自分の言葉で書きました。よく表せているものを先生は見つけては読み上げてみんなの刺激としたようでした。
家屋の高さによって揺れ方がちがうことを確かめるために、先生はもう一つの実験を用意していました。長さの異なる振り子を一つの棒に付けて、こまかく、そしてゆったりと棒を左右に動かすというものです。今日の場合は各自・各班での実験ではなく、教壇での演示となりましたが、理科ではこんなふうに、実物・実験をとおして理解できるのがおもしろそうです。

この時間はこうして観察したことを言葉にする、それから終盤で、「震度とマグニチュードのちがいを隣の人に説明する」という言語活動がありました。テストのために家で覚えよう、そのために黒板を写そう、だけでなく、大切な用語や考え方を授業中に自分が使うことで理解を確かなものにするのが、現代の学び方です。

授業探訪 2年生 数学科

画像1画像2画像3
上島先生の数学の授業を見てきました。
この時間の目標は、【あることがらの起こりやすさを表す数について実験を通して考えよう】です。
チャイムが鳴る前にすでに必要な表が黒板には書かれていました。先生は準備を休み時間から始めているんですね。
数学で実験? 今日は「確率」の最初の授業です。普段のグループ学習は4人ですが、今回は学び合いではなくデータの集約のための班なので6人の生活班とし、各班、各自がサイコロを振ります。1人当たり200回以上 振ったでしょうか。振る度に、どの目が出たかを 正 の字で記録していくのです。
さてこの実験、それぞれの目が出る確率が六分の一になることを確かめるものなのでしょうか。いいえ、それほど単純なものではなさそうです。
授業の終盤で、「振った回数」を横軸に、「相対度数」を縦軸にとったグラフにデータを写し取りました。この時間の中心課題はサイコロを振って目を記録することではなく、「このグラフからどんなことが言えるか、自分の考えを書く」ことなのです。時間が来たのでこの課題については次の授業で取り組むことになりましたが、きっと生徒は、振った回数がどうであるほど相対度数はどうなっている、といったことに気づくことでしょう。

解き方を習ってそれを正確に速くこなす……それも大切なことですが、現代の数学の授業では「数学的な考え方」を育み、数学の良さを知り、テスト問題を解くときだけでなく学びや生活のさまざまな場面でそれを生かすことも大切だとされているとのことです。


授業探訪 1年生 数学科

画像1画像2画像3
吉川先生の数学の授業を見てきました。
この時間の目標は、調べる回数がちがっても比べやすいように【相対度数】を使うことです。数学の授業は文字式か図形かといった印象がありますが、「統計」もありましたね。

前時の復習です。「紙コプター」なるものの羽の長さが5センチのものと7センチのものの「滞空時間」を50回ずつ調べたデータを、まず表にし、整理し、グラフ、ヒストグラムにすることで目で見て分かりやすくできたこと。そして、「度数分布多角形」というものを描くことで比較もしやすくなった。こんな内容を、大切な用語を問いながら学習の道筋をたどりました。
今日の課題は、羽が6センチのものの滞空時間を、なんと150回調べたデータを扱う点です。昨日のグラフ用紙にそのまま書き表すと、回数が多い分 当然 背の高い山になってしまい、比べにくいということをまず想像させます。どうすればいいか。小学校でも使った「割合」の考え方を使って、あたかも調べた回数が同じに見えるように、「相対度数」に直すとよいことへと先生は導きました。数学が苦手な大人でも、なるほどと思える説明です。
中学校では普通、式の計算をしたとき、分数は約分はしますが分数のまま表すものなのですが、今回は小数に直すのだといいます。そのわけも大切に説明されました。
目的は「比べやすい」ことなので、分母がちがう分数は大小が比べにくいからこの学習では小数に直すとのこと。なるほど。
いよいよ相対度数を出す式を示され、各自データを入れてこつこつと計算が始まります。しばらくして、正しい計算結果を生徒が発表しました。それを記入して表ができたら、それを教科書のグラフ用紙に書き表します。
生徒は、羽の長さが5センチと7センチの間の6センチなので、グラフの山はその中間ぐらいにできると想像していたのですが、けっこう5センチ寄りになりました。これは、相対度数を用いないとはっきりとはわからないことだったので、相対度数の価値を実感できたのではないでしょうか。

吉川先生は、筋道のよくわかる説明を全員にしたり、計算の手が止まった生徒に個別に助言したりしながら学習を進めていました。このように個別の助言や質問がしやすいように、1年生の数学は1学級を2つに分けて行っています。

3年生 私学入試 事前指導

画像1
今日の6時間目、3年生は先に終学活をすませ、私学入試のある生徒は荷物を全て持って体育館に移動しました。
校長先生から緊張をほぐしながらも激励の言葉があり、次に進路指導主事の吉川先生から、進路だより「ラストスパート」を使っての諸注意がありました。
その後、受験校別に集まって最後の確認を行い、体育館を出ました。

校長先生の「自分がやってきたことを信じなさい」という言葉で、必要な緊張は保ちながら、無駄な力みはとれたような気がします。
明日からの私学入試で、みなさんの付けてきた力が発揮されますよう願っています。
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29          
京都市立深草中学校
〒612-0876
京都市伏見区深草西伊達町1-4
TEL:075-641-6522
FAX:075-641-6813
E-mail: fukakusa-c@edu.city.kyoto.jp