京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/23
本日:count up12
昨日:118
総数:549731
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク
「一生懸命がかっこいい」学校を  右帯「配布文書」最下部に本年度の研究授業レポートを掲載しています。

評価・評定(最終回)

保護者の皆様が生徒だった頃、成績と言えば5〜1の「評定」を気にしましたが、今の評定は、《観点別評価ABCに基づいてつけられています》。評定を先につけて、後から観点別評価をつけているのではありません。ですから、観点別評価でより望ましい結果を得ないと、当然 評定は高くならないのです。

では、観点別評価はどのようにしてつけられるのでしょう。
ここで、昔の評定との大きな違いをもう一つ確かめます。昔は、集団の中で最上位〔 〕パーセントが5というふうに「相対評価」をしていたのですが、今の観点別評価は「目標準拠評価」をしています。例えば、ある教科のある観点をつけるために、授業中に与えた課題に対して書かせたものを、ノートを集めて先生が読んで「この生徒は今日理解してほしかったことを理解したと言える」と先生が判断したらbを、または高度に理解できていると判断したらaと記録します(理解してほしかったこと=目標 にかなっていたら、何人でもbや、高度に理解していればaもつくし、逆に大勢が理解できなかったらcも何人でもつきます)。
こんな記録をその後も続け、レポートなどの提出物、授業後の振り返り……などを蓄積し、そして、小テストや定期テストも、そのうちの(大きな)一つとなります。
これらの いわば小文字のabc を総合して観点別評価ABCを決定します。

定期テストは100点満点であることが多いのですが、実はその内訳は観点別になっていて、「観点別の小計」が観点別評価に反映されることになります。評価・評定を出すときにテストの合計点に基づくことはありません。ですから場合によっては、テストの合計点は高いのに、評価・評定が思わしくないという結果になることもあります。

これまでのご説明を総合してその理由を述べますと、
○合計点は高いが、得意な観点の問題だけで高得点を取っていて、おろそかになっている観点がbだとは言えない点数にとどまっている(=c)。
○評価・評定にはテストだけでなく、それまでの提出物や授業中に書いたことや活動の実績も入っているので、テスト以外のことも頑張っている生徒ほどは高い評価・評定とはなりにくい。
ということになります。

100点満点で何点取ったかだけを競っていたのとはちがい、パソコンの力も借りながら長いプロセスを経て観点別評価を出しますので、ひと目でわかりにくいものとなっていますが、ABCには必ず理由があります。もし理由がわかりにくければ担任の先生を通じて教科担任の先生に問い合わせていただくことは、まったく問題ございません。(ただそれまでに一度、すでにお配りした「年間評価計画」をご覧ください。)

ではひとまず、「評価・評定」にまつわるご説明を終えることといたします。
画像1

(前回からつづく)評価・評定

では、一つ一つの観点の 評価ABCはどのようにして定まるのでしょう。この答えは次回にお伝えすることになりますが、その前に、次のようなこともお知りおきください。

昔は、成績と言えば定期テスト、100点満点で何点とれるか、が勝負でしたね。ですから、いわゆる「成績を上げる」ためには、授業中はとにかく(正しいことやまとめが書いてある)黒板をノートにしっかりと写し、テスト前に復習して(たくさん記憶すること、これが主な勝負どころ)、テストで一つでも多く正解することが大切でした。……この大切さは実は、今も変わりません。言葉や知識(重要な用語や漢字、単語・連語など)、基本的な技(計算できる、発音できるなど)を「頭に入れる」ことはやはり大切なんです。これらは今も、定期テストや小テストで、頭に入っているかどうか確かめることができます。

しかし、「丸暗記」だけではすまないところが、「今」求められる学力の、幅が広いところです。
これらの言葉や知識を生かして、もう少し大きな課題に取り組む、その道のりで各自が考え、自分の答えを出したり(黒板に書かれたことを写して得るのではなく)、場合によっては級友と知恵を出し合ってよりよい答えを導き出すといった力が「身につく」ことも大切だとされているのです。
このような、世の中を生きていくのに必要な力は、テストや小テストでは確かめにくいため、授業のノートや提出物、授業中の言動から見て取る必要が出てきます。(昔はよく、「学校で教わったことは世の中に出てから役に立たない」という声が聞かれましたね。)

つまり、今は、「成績を上げる」ためには定期テスト・小テストだけでなく、毎日の授業での学習活動に真剣に取り組んで、言葉や知識や技を使いこなすことまでが大切だということになります。保護者の皆様がお仕事の中で、何事にも真剣に取り組まれ、言葉や知識や技を使いこなしていらっしゃるのに似ていますね。(つづく)

画像1

懇談会が進んでいます。

今週の後半は梅雨空との予報ですが、かなり夏らしい日になりました。

懇談会が進んでいます。健康のこと、生活のこと、友達や先輩・後輩との関係のこと、勉強のこと……と話題はつきないことでしょう。

今回の評価・評定は、この まる3か月間の努力の成果を一旦まとめたものです。自分が思ったとおりの評価・評定を得るためにはどんなことが足らなかったのかを知る手がかりにしてくれたら、その手がかりを元に夏から秋へと努力を続けてくれたらと願っています。

多くの保護者の方が児童・生徒の時代に経験された5〜1の数字だけの「相対評価」に替わって、「ABCによる観点別評価と5〜1による評定」になってもう20年余りが経過しました。ここで「観点別評価」について少しおさらいさせてください。

観点1はどの教科も(その教科の分野への)「関心・意欲・態度」です。
他の観点2・3・4(・国語は5まであります)」は教科によって異なりますが、大きくとらえれば、基本的な知識・技能が身についているか、それを使ってどのように思考・判断できるか、考えの経過や結果を表現できるか、などの枠組みを、それぞれの教科の特質に合わせて設定したものとなっています。各教科の観点の中身は、通知票に示されています。(つづく)
画像1

吹奏楽部・生徒会本部役員、地域で活動

7月4日(土)午前、深草地区生徒指導連絡協議会主催の「いじめ・薬物乱用防止」を呼びかけるパレードの先頭を、生徒会本部役員さん2人と、吹奏楽部が務めました。

雨の心配があったため残念ながら吹奏楽部の木管楽器は一緒に行進できませんでしたが(湿気に対してデリケートなんです)、それでもなかなかの迫力で行進曲を演奏しながら、稲荷小学校から本町通り約1.5キロメートルを南へと行進しました。木管楽器も入っていたら、いっそう立派な演奏となったことでしょう。

稲荷大社付近では外国からの観光客からの注目を浴び、JRの踏切を越えてしばらく進むと、今度は商店街の皆さんがお店から出てきて応援してくださいました。

終着点 深草小学校では、40分近くに及ぶ連続演奏を終えた部長さんが、その時の思いを百数十人の参加者の前で話したのが、立派なしめくくりの挨拶となりました。

生徒会本部のお2人、吹奏楽部の皆さん(午後から引き続きコンクールに向けた練習でしたね)、ありがとうございました。練習も含め、お疲れ様でした。

地域の皆様、PTAの皆様、稲荷小学校(吹奏楽部準備場所をご提供くださいました)、深草小学校の校長先生はじめ諸先生方、お世話になりました。

画像1画像2画像3

PTA文化教室「レザークラフトワークショップ」

7月7日(火)の午前、生き生き交流ルーム(ランチルーム)にて、PTA文化教室「レザークラフトワークショップ」が催されました。

アーティストらしきスタイルでお越しの「師匠」のお導きで、30人以上の保護者の皆さんが4〜5人ずつ各テーブルを囲んで、会話と素材の風合いを楽しみながら、真鍮製のワンポイントの入った本物の牛革を、選んだ色の糸で縫い合わせていかれました。

お昼には皆さん完成され、自分の手でつくったポーチを携えて帰っていかれました。

行き帰りに雨に遭われたことと思いますが、そんな中でのご参加、ありがとうございました。またの企画にも是非お越しください。
画像1画像2画像3

社会科研究授業

7月8日(水)6限 1年1組で社会科 木下先生による研究授業が行われました。今回は他の学級もいつもどおり授業なので参観の先生方も少ないものでしたが、放課後にこの授業に見られた良さや工夫を確かめ合う小さな懇談会をもちました。

この授業は、テレビに映し出したチャイナタウンの写真を見て「どこの国だろう」との問いかけにより生徒の気持ちを「多民族国家アメリカ」に向けることで始まりました。時代ごとの国旗から州が増えてきたことを示し、ネイティブアメリカンの住んでいた北アメリカに、東海岸にたどり着いたヨーロッパ系の人々が、だんたん西へと居住地を広げ、やがてアフリカの人々を来させたり、メキシコ以南の人々やアジア系の人々も入ってきたりしたことが簡潔に説明され、人種の構成を示す円グラフと結びつけられました。そして今もアメリカに住みたく思う人々は多い。そこで、この時間の中心となる問い「なぜ多くの人々がアメリカ合衆国に集まるのか」が示され、まず「個人思考」として一定時間 各自が自分の考えをノートに書く。それから班で考えを交流し、「いちばん説得力のある考えを」小さなホワイトボードにまとめ、ひと班ずつ発表する、という組立になっていました。

この時間の「目標」は「多くの民族がアメリカに集まる理由を考える」です。この目標のとおり、生徒はその理由を考え、交流・発表することで考えを広げることができました。

「社会科は暗記教科」という昔の常識は、もう通用しないんですね。

どんな教科等でも「考えること」「それを伝え合うこと」が大切だとされている、そんな時代です。
画像1画像2画像3

学校沿革史

《学校沿革史》
○昭和22年 5月 昭和22年学制改革により本校を京都市立深草小学校に,分校を京都市立竹田小学校に併設させ,校名を京都市立深草中学校と称し学校長に 谷口 義広 が着任。
○開校式・入学式を挙行,深草・稲荷・砂川・藤森・竹田各校の小学校卒業生及び小学校高等科の生徒を収容。
○昭和23年 3月 通学区域変更により,竹田分校を廃し同校在学生を新設藤森中に編入,同時に藤森・竹田・砂川学区の生徒を本校通学区より省き藤森中に編入。本校の通学区は深草・稲荷の二学区となる。
○  同  11月 旧騎兵隊兵舎を改造現校舎に移る。(この日をもって本校の創立記念日とする。)
○昭和26年 9月 伏見区中学校第1回実験学校研究発表会開催。 
○  同  11月 性教育研究発表会開催・第2回実験学校研究発表会開催。 
○昭和27年 9月 本校実施の性教育が全国放送される。
          校歌の前身「生徒会歌」制定。 
○昭和29年10月 校歌制定発表会開催。
○昭和31年11月 理科教育研究発表会開催。
○昭和32年 4月 学校長 延与 重一 着任。
○  同  11月 体育館竣工式     
○昭和33年 7月 名神高速道路着工に先立ち旧校地内の遺跡発掘。
○昭和35年 5月 鉄筋校舎竣工(六角校舎)     
○  同  10月 校長室・職員室・事務室・管理用務室・保健室・図書室現在地に移転。
○昭和36年 4月 学校長 東 伝夫 着任
○  同  10月 全国学力調査実施                 
○昭和38年 4月 学校長 三村 太郎 着任
○  同  12月 校内緑化計画完成           
○昭和40年 2月 英語科指定研究報告会開催
○  同   4月 放送教育指定研究指定
○昭和41年 1月 保健体育対策指定研究報告会開催
○  同   4月 学校長 小西 義作 着任
○  同   6月 放送教育関西大会会場校として発表。
○昭和42年11月 創立20周年記念式実施・全市社会科研究指定報告会開催
○昭和44年12月 全市シ−ト学習研究会のために完成になったプログラム学習教室を使って本校数学科研究発表実施。
○昭和45年 4月 学校長 久武 正三 着任
○  同   9月 体育館・池の完成
○昭和46年 1月 全市英語科研究指定校報告会開催
○昭和47年 4月 学校長 河原 茂美 着任
○  同  11月 名神高速高架下占用許可
○昭和49年 3月 中庭の池周辺築庭
○  同   4月 緑化植樹実施
○昭和50年 3月 校門正門に岩石築庭
○昭和51年 4月 学校長 岩井 辰一 着任     
○昭和54年 3月 記念植樹(300本)実施 
○昭和56年 3月 藤棚完成             
○昭和60年 4月 学校長 佐藤 裕士 着任
○昭和61年 9月 標準服改正,62年度入学生よりブレザ−タイプ着用に決定。
○昭和62年 4月 学校長 岡田 錠一 着任
○「フレンドリ−活動」研究指定校(昭和62・63年)
○昭和63年 4月 昭和63・64年度「パイロット活動」研究指定校
○平成 2年 4月 平成2年・3年度文部省道徳教育研究指定校,新体育館竣工
○平成 3年 2月 文部省・道徳教育研究指定校として第1年次研究報告
○  同   9月 文部省・道徳教育研究指定校として第2年次研究発表
○平成 4年 4月 学校長 木村 芳郎 着任
○  同  11月 45周年記念同窓会総会開催
○平成 6年 8月 六角校舎3年全教室テレビ(ビデオ)設置
○平成 7年 4月 学校長 鈴木 従道 着任
○  同   8月 六角校舎・南校舎教室テレビ(ビデオ)設置
○平成 9年 9月 中庭インタ−ロッキング完成
○  同  10月 創立50周年記念式実施
○  同  11月 校門周辺整備・校名板・正門周辺インタ−ロッキング設置
○塀・校門入口花壇に植樹
○50周年記念同窓会総会開催,50周年記念誌・ブックレット作成
○平成12年 4月 学校長 郷田 博之 着任
○  同   8月 カウンセリングルーム(本館2階)設置
○  同   9月 南校舎快適トイレ設置
○平成13年 1月 名神高速道路下橋脚部ハイウェイギャラリー(深草中の生徒作品の展示)完成。
○平成14年 5月 六角校舎障害者用トイレ設置
○平成15年 4月 学校長 松村 英雄 着任
○平成16年 1月 生き生き交流ルーム(本館3階)設置
○  同  11月 深草中学校コミニティプラザ事業開始
○平成17年 4月 学校長 中田 雄二 着任
          「みやこ ステップアップ・スクール」研究指定校
          テーマ:小中連携 第1年次
○平成18年 4月 「みやこ ステップアップ・スクール」研究指定校
          テーマ:小中連携 第2年次
○  同  12月 校内情報通信網(校内LAN)工事完了
○平成19年 4月 「みやこ ステップアップ・スクール」研究指定校
          テーマ:小中連携 第3年次
○  同   8月 創立60周年記念事業散水用井戸・付帯設備完成
○  同   9月 六角校舎耐震工事完了
○  同  11月 60周年記念同窓会総会開催
○  同  12月 「みやこ ステップアップ・スクール」研究指定校報告会開催
○平成20年 3月 太陽光・風力発電式電光掲示板設置
○  同   6月 運動場夜間照明灯,校門前掲示板,AED,救助袋設置
○平成21年 3月 IPフォン設置
○平成22年 4月 学校長 岡本 康裕 着任
○平成22年 9月 大型デジタルテレビ設置(普通教室)
○平成23年12月 放送室設備更新
○平成24年11月 65周年記念同窓会開催
○平成25年 3月 学習系・事務系PC更新
○平成25年10月 学校図書館ビフォア・アフター(学校図書館大改造)実施
○平成26年 6月 冷房機全館更新 本館GH方式空調機設置
○平成27年 4月 学校長 久保 薫 着任

学校教育目標・めざす生徒像

《学校教育目標》
◆健やかな身体と豊かな感性を育て 確かな学力を身につけさせよう
◆自主・自律的な能力を育てよう
◆共生の心をはぐくみ 人間尊重の精神を培おう

《めざす生徒像》
◆健康で心豊かな生徒 真剣に学習する生徒
◆何事にも進んで参加する生徒
◆互いの良さを認め合い 集団の中で共に成長し合う生徒

登下校時の長靴の着用について

(学校教育目標・経営方針に約1か月前に掲載した記事です。)
日曜参観のアンケートに「長靴の着用を許可してもらえないでしょうか」との旨をご記入いただきました。
おそらく、学校のきまりの中に「白を基調とするひも付きの運動靴。(ひもは白)」(平成26年度スクールガイド18ページ)とあるので、これに合わないとお考えいただいて「長靴は履いてはいけない」とご判断いただいているのだと思います。丁寧なご解釈、ありがとうございます。

しかしながら、この梅雨時に(雪が積もる日もありましょう)長距離の徒歩での登下校となるお子さんもありますので、長靴はどうぞ着用してください。市販のものは自動車などから見て目立つように白ではない色の製品がほとんどですが、これら市販のものをご利用ください。

条件としては、
○校内での生活や体育の授業のために、いつもの運動靴を持ってくること。
○長靴のはたらきに関係のないデザインのものでないこと(キャラクター付きなど)。

ということでお願いします。

学校評価の結果とコメント

すでに「フォトだより」第7・8・9号でお伝えしました「学校評価の結果とコメント」をホームページにも掲載しました。ご高覧くださいませ。
学校評価1
学校評価2
学校評価3
学校評価4
学校評価5
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
京都市立深草中学校
〒612-0876
京都市伏見区深草西伊達町1-4
TEL:075-641-6522
FAX:075-641-6813
E-mail: fukakusa-c@edu.city.kyoto.jp