『平成２３年度 第３７回 卒業証書授与式』

　３月１５日（木），『平成２３年度　第３７回卒業証書授与式』を無事，挙行しました。220名の生徒が，胸を張り，笑顔で樫原中学校を巣立っていきました。


　　　　　　　　　　　　　　『平成２３年度卒業に寄せて』
　
　樫原中学校第３７期生２２０名の卒業生のみなさん，卒業おめでとうございます。そして，保護者の皆様，お子様のご卒業を心よりお祝い申し上げます。御来賓の皆様，本日は，ご多用な中に，第３７期生２２０名の卒業を祝って，ご臨席を賜りましたこと，厚く御礼申し上げます。
　さて、卒業生のみなさんは平成２１年４月に樫原中学校に入学以来、学習や生徒会活動、部活動など、それぞれに足跡を残して来ました。
　東日本大震災で当たり前のことが当たり前ではないことに気付かされた今年度は，忘れられない特別な一年になりました。そんな中で，みなさんは，樫中の伝統といえる『やる時はやる３年生』として本当によく頑張ってくれました。「いい加減では面白くない。一生懸命努力するから楽しい」と話し，〈名声赫赫〉を合言葉に新しい樫中の良い評判を広く広めてくれました。５月には行き先を急きょ変更し九州方面に修学旅行に出かけました。レクレーションでの盛り上がりに分かっていたつもりではありましたがみんなのパワーを見せつけられた思いがしました。この旅の中で仲間の大切さを十分に感じることができたのではないでしょうか。
　そして，努力や練習は自分を裏切らないと精一杯の準備をし，納得のいく最後の夏を目指しました。近畿大会が京都で行われ，全国大会が近畿で行われた年，本当に多くのドラマが生まれました。一生懸命努力することの喜びを味わうことができる場となりました。
　また，球技大会や体育大会を通して，何もないところからみんなで協力して何かを作り上げていく喜びを感じることができました。合唱コンクールのあの緊張感や感動は今も心に残っています。学校の，学年の，クラスの，仲間の絆が感じられる場面となりました。そして，「樫原中学校が自分たちの母校となるのなら母校のために何かをしたい」と言ってくれた３年生，本当にありがとう。
　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　　 平成２４年３月１５日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　京都市立樫原中学校　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　校 長　 土田　浩