京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2020/03/27
本日:count up3
昨日:2
総数:224179
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク
学校教育目標 京北地域の主体者として,伝統と文化を受け継ぎ,自らの進路と地域の未来を切り拓いていける子どもの育成〜言語能力と地域創成力を伸ばす〜

音楽祭お礼

 6月14日(金),周山中三大行事のトップとして,今年度より10月開催から6月へと移行した音楽祭が盛大に行われました。

 今年も京北第一,第二,第三小学校の全児童も参加し,京北全体の合同学習として3年目を迎えました。

 中学校1,2年生の合唱に続き,各小学校毎の合唱があり,1年生から6年生がそれぞれ自校の校歌を熱唱しました。今年度をもってそれぞれ閉校し,新しい小中一貫教育校の開校を控える中,万感の思いを込めてそれぞれの校歌を歌う姿は大変誇らしげでした。おそらく中学生も,保護者も母校の校歌を一緒に心の中で口ずさんでいたことでしょう。

 休憩の後,PTAの合唱があり,「空も飛べるはず」をほとんどの参観者が舞台に上がって下さり,みんなで合唱しました。生徒諸君も盛り上げてくれて,とても温かい取り組みとなりました。PTAの役員のみなさん,ありがとうございました。
 続いて,三小学校合同の5,6年による学年合唱「この星に生まれて」は,とても元気できれいなハーモニーで,音の抑揚も見事に表現され,レベルの高い歌声に驚かされました。
 そして中学校3年生の合唱「いつまでも」。小学生から何段階もギアチェンジをしたような美しいハーモニーと,一人一人の表情,表現力は圧巻で感動しました。さすが中3。あんなお兄さんお姉さんになりたいと目標にされてふさわしい,素晴らしい発表となりました。
 最後は全児童・生徒・保護者・教職員が一つになって,「世界がひとつになるまで」を全員合唱しました。

 午前の部はここまで。午後からは合唱コンクールとなります。
 午前は純粋に,音楽を楽しみ,観賞し,交流する場でしたが,とても素敵な時間が過ごせたと思います。
 これまで指導に関わって下さった,たくさんの教職員のみなさま,温かい拍手を最後まで贈って下さり,自らも音楽祭を盛り上げて下さった,PTAをはじめとする地域や保護者のみなさま。そして誰より,音楽祭に参加し,一生懸命うたごえを披露してくれた児童・生徒のみなさんに心からお礼を言いたいと思います。ありがとう!

そったく6月号から

 5月14日より三日間,関東方面への修学旅行を無事終えることが出来ました。保護者の皆様におかれましては,朝早くからの送迎,またHPも多数閲覧頂き,ありがとうございました。
 一日目の東京班別研修は,公共交通機関を自分たちだけで利用する機会が少ない京北の生徒にとって,迷路のような東京メトロを駆使して目的地に向かう体験は,実質的な能力を鍛える上で,大変有意義であったと思います。大人ですら迷う大都会を,生徒達は班で協力し合い,誰一人迷子になったり,遅刻したりすること無く集合地点のスカイツリーに到着することが出来ました。そこには,人間の英知を結集した建造物である,634mの塔がほぼ真上にそびえ,展望デッキに昇るとまさしく天空で,人の姿は小さすぎて見えませんでした。こんなにも巨大なものを建造する人間の技術力はたいしたものです。そらまち亭での食事は,日本の話芸である落語と大道芸を楽しみました。
 二日目は国会議事堂で参議院体験プログラムに参加し,他校の生徒と共に副大臣や国会議員となって,法案が審議され本会議で通過するまでを体験しました。その後,千葉県の館山に移動しマリンスポーツや工芸づくりの体験を行いました。夜は海ほたるの幻想的な光に魅了され,ペンションオーナーとの楽しいひとときを過ごしました。
 最終日は横浜中華街を散策し,今や日本一の政令都市となった町並みを練り歩きました。

 生徒達にとって,三日間はたくさんのことを学び感じた貴重な体験になったことでしょう。そしてこの体験を通して,学校教育目標でもある「京北の主体者として,伝統と文化を受け継ぎ…」に立ち戻り,改めて外から京北を見つめ直す一つのきっかけになればと思っています。「伝統文化」と一口に言いますが伝統と文化は多少意味合いも異なるように感じています。伝統とは伝えるべきもの・守るもの・技・誇り・しきたり・考え方…のようなものだと思います。改めて,京北の伝えるべきものは何か,京北の誇りとは何か,そんなことを考えて欲しいと思います。そして文化。もちろん文化も伝統に近い要素もありますが,私は,文化はもっと柔軟で変化していいもの,変化すべきものではないかと考えています。逆説的に言えば,伝統だけでは,おそらく受け継がれて来なかったこと,時代時代の文化に影響されながらもしなやかに変化してきたからこそ生き残ってきたという側面があるのではないか,そう考えています。私は西陣織の職人の家に生まれ育ちました。伝統の技が今でも受け継がれています。しかし,一方で様々な着物をアレンジしたファッションが街では見られます。単にあれは,だらしない,着こなしがなっていないと嘆くだけで無く,新しい和装のあり方を考えて行く事が大切なのでは無いかと感じています。伝統と文化は不易と流行にも似ている気がします。
 生徒一人一人が,京北の主体者として伝統と文化を受け継いでくれることを期待します。

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
学校行事
11/14 歯科検診
京都市立周山中学校
〒601-0251
京都市右京区京北周山町中山39-4
TEL:075-852-0053
FAX:075-852-0090
E-mail: shuzan-c@edu.city.kyoto.jp