京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2020/03/27
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学校教育目標 京北地域の主体者として,伝統と文化を受け継ぎ,自らの進路と地域の未来を切り拓いていける子どもの育成〜言語能力と地域創成力を伸ばす〜

一学期終業式でみなさんに伝えたかったこと

 一学期の終業式で話したことを簡単にまとめたものをアップします。

 ワンピースをはじめ,アニメが大好きという生徒のみなさんも多いことと思います。今日,新聞の一面で報道されていたのは,京都のアニメの聖地,京アニメの製作所が放火され,30人以上の尊い命が失われたという記事でした。犯人の動機や詳細はまだこれから解明されていくと思いますが,どんな恨みがあったとしても,このような行為が許されるはずはありません。新しい悲しみ・新しい憎しみが生まれるだけです。これから長い夏休みを過ごす皆さんが,自分の心と体・周りの人の心と体を大切に出来る人になって欲しいと切に願います。

 さて,毎年この時期に挨拶の話をします。4月に入学した京北第二小出身の1年女子生徒が毎日立ち止まって丁寧に挨拶をする姿を見て,とても好印象を持ちました。他にも,二人が一緒に大きな声でハモるように挨拶をする生徒もいて,心の中でシンクロナイズド挨拶だと微笑んでいます。
 挨拶は人と人との一番最初のコミュニケーションです。その事で第一印象から両者の関係は大きく変化します。周山中の生徒はみんなよく挨拶が出来るので,外部から来られたお客さんは口を揃えて,挨拶ができる本当にいい生徒達だと褒めて下さいます。私も子どもの時は挨拶が苦手でしたが,挨拶の大切さを知り,少しずつ努力するようになりました。ですので皆さんも出来る範囲で挨拶をよりバージョンアップして欲しいと思っています。

1.相手の顔を見て挨拶する。その事で相手は自分に投げかけてくれているんだなと感じるし,少なくともその思いが伝わります。
2.自分から挨拶する。言われてから言うより,自分から進んで行う挨拶は,うんと相手に気持ちが届きます。
3.大きな声で挨拶する。聞こえないと時には無視されてしまう事があります。それは無視では無く気づいてもらっていないのです。なので相手に届く声を出しましょう。
4.地域でも挨拶する。学校の中だけで無く,色々な所で挨拶できる子になって欲しいです。

 全部出来なくてもいいです。挨拶って大切だなと思うことが出来るなら,上の4つの内,出来る事を一つでもいいので実行してみて下さい。
 長い休みです。体調を崩さないよう,健康に過ごして下さい。8月23日(金),再びバージョンアップした挨拶と共に,再会しましょう!

そったく7月号から

 先日周山中三大行事の一つ「音楽祭」が開催され,今年も校下三つの小学校も参加しての大会となりました。来年の統合を控え,行事を組み立て直す中で本年度は6月の開催となり,生徒にとっては昨年までより4ヶ月早い取り組みでした。ピアノ伴奏などの練習にしても,声の成長度にしても4ヶ月の時間差は大きなハンディでしたが,結果は不安を吹き飛ばすくらいのとても感動的な会となりました。
 とりわけ小学校ごとの発表では,各校の校歌が披露され,今年度末の閉校を思い浮かべては万感の思いで観客も観賞されていたことと思います。また5,6年生の合唱では次世代を担う元気な歌声が披露され,最後に中学3年生の歌声は,最上級生の誇りをかけて,全身全霊で歌う姿に涙さえ溢れるようでした。この良き伝統は,新しい学校になったとしても是非とも続けていきたいと心から思いました。

 話は変わって,続いて小学校では5年生の長期宿泊学習が行われ,今年も中学校の教員が恒例でホタルと星空観察の講師として参加させて頂きました。私も宇宙の話の話題を提供させてもらい,5年生と楽しく星空観察を行いました。
 私の住む地域でも神社などにホタルを毎年見に行きます。しかしその数は年々少なくなっているような気がします。私が子どもの頃,ホタルはもっと一面に飛び交い水面が仄かに明るくなるようでした。夏にはニィニィゼミが騒ぎ,アブラゼミを狙ってセミ取りもしました。羽が透明のクマゼミがいたら大喜びで,ツクツクボウシはすばしっこくてまず取れませんでした。ところがいま,街ではニィニィゼミの姿は消えました。アブラゼミよりクマゼミの方を多く見かけます。モンシロチョウも姿を消し,川では親が鮎釣りをしている間に捕まえて佃煮にしていたゴリがほぼいなくなりました。畦に生えているヨモギをむしってきて餅をついて食べましたが,そのヨモギの姿もほぼ消えました。

 先日,絶滅寸前だったゲンジボタルを復活させようと30年以上に渡り環境保全に取り組んでいる和歌山県広川町の中学生の取り組みについて研修する機会がありました。最初に始めた中学生は今や親となり,また我が子が同じ取り組みを継承しているそうです。数も全盛期に近づいているという報告でした。

 周中の伝統。京北の素晴らしい自然や文化。これらを守り伝えていくためには,何もしないこと,今のままを受け止めるだけではそれは実は後退になってしまう。新しい事やアクションがとても大切なのだと感じています。

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