京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2020/03/27
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学校教育目標 京北地域の主体者として,伝統と文化を受け継ぎ,自らの進路と地域の未来を切り拓いていける子どもの育成〜言語能力と地域創成力を伸ばす〜

そったく10月号から

 つい先日まで扇風機が回っていたのに,片付ける間もなく交代にコタツやストーブが顔を見せ始め,一気に秋は深まりつつあります。平素は本校教育にご協力とご理解を賜り誠にありがとうございます。
 周中三大行事の最後,音楽祭を成功裡に終えることが出来ました。9月の下旬より朝早く登校したらすぐに校内には爽やかなうたごえがあちこちから響き渡ってきました。金賞を目指してクラスが日ごとにまとまり,合唱のレベルも向上していきました。音楽祭当日,どのクラスも本当に精一杯の合唱が響き渡り,とりわけ3年生の前傾姿勢での歌唱はぐっと引きつけられるものがありました。今年は初めて,京北第一小,第二小,第三小の全児童がこの音楽祭に参画し,一つの時間と空間を共有することが出来ました。おっきいお兄ちゃん・お姉ちゃんの気迫溢れる合唱に,小学生は驚いた事でしょう。また小さい子が元気いっぱい歌う姿に,中学生はエネルギーをたくさんもらいました。互いに影響し合い,学び会い,活気ある時間を持てたことはとてもいい機会となりました。やがて訪れる小中一貫教育校の開校に向けて,貴重な体験となりました。
 前号でも書きましたが,京北では劇や音楽など,小さいときから,高校生になるまでずっと積み上げられてきた文化があり,子ども達はずっと繋がってきたように思います。今後は,一つの弱みでもある,切磋琢磨する強さや,積極性,自己有用感なども,つながる中でさらに伸ばしたいと考えています。そんな中,周中では今,生徒会を中心に「あいさつ運動」が盛んに進められています。この前行われた新生徒会本部役員選挙の公約でも,たくさんの候補者があいさつの向上を訴えていました。人と人が出会う最初の交わりがあいさつです。そこで人は第一印象を抱き,これから拡がる交流の礎を作っていく,大切な交わりの一歩だと思います。私は,こうした運動が拡がる中で,いずれはわざわざ運動と位置づけなくても,「当たり前のことが当たり前に出来る」事こそ本当の姿だと思っています。朝,私は玄関で子ども達を毎日迎えています。「おはよう!」。それだけでなく,雨の日は傘を閉じ,傘から雨をふるい落としてから,校舎に入っていく生徒がたくさんいます。靴を脱ぐときは,きちんと揃えて上がる生徒がたくさんいます。こうした「当たり前」の行為にこそ,大切な,そして育むべきこころが含まれているのではないかと思います。

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