京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2020/03/27
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学校教育目標 京北地域の主体者として,伝統と文化を受け継ぎ,自らの進路と地域の未来を切り拓いていける子どもの育成〜言語能力と地域創成力を伸ばす〜

平成29年度 立志式を行いました 2

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立志式の後半は、
本校卒業生をお招きしての講演会。

今年は、平成8年度の卒業生で
現在お笑い芸人であり、
漫画家としても『サラリーマン山崎シゲル』の著者として有名な
田中光氏をお招きし
「私の道」という演題でお話しいただきました。

いつものライブ会場とは
勝手のずいぶん違う雰囲気の会場に
田中さんもやや緊張気味。

でも、終始柔らかい物腰のやさしい語り口で
ご自身の中学時代の思い出から
お笑いの道に進むに至った経緯を
まさに「先輩のお兄さん」として
お話しいただきました。

「自分のやっていることが人を『幸せ』にしているか」

それが田中さんの生き方の
大きな柱になっていると
お話を伺いながら感じました。

中学時代の思い出話には
何人もの生徒が質問をして
田中さんをタジタジさせるシーンもありました。

「自信なんていうものは、最初から持ち合わせられるものではなく、
長い間かけて準備し、積み上げ、自分で作っていくものですよね。」

なぜ芸人の道を選べたのか、
という問いに対しての
田中さんの答えはこうでしたね。

中学時代からずっと、
『大喜利』のようなネタを
ずっと考え続けてきた。
その蓄積は、自分の支えや自信につながっている。
プロの芸人としての活動のおおもとに
中学校の時から「好きで」やってきたことがある。
その舞台が、この周山中学校だった。
その事実にふれることができたことは、
今の在校生たちへの素敵なプレゼントとなりました。

お帰りになるとき、
集まってきた生徒たち一人ひとりに
握手やサインを丁寧にしてくださり、
会場後片付けでバタバタしていた2年生には
クラスに色紙を書いてくださいました。

お忙しい中
東京からこの式のために駆け付けていただいた
田中光さんに
心からお礼を申し上げます。
ありがとうございました。






平成29年度 立志式を行いました 1

2月2日(金)
平成29年度 周山中学校 立志式が盛大に開催されました。
今年は「ポスターセッション」方式という
新しい形の発表形式で
数え年15歳の2年生たちが
チャレンジ体験や日頃の生活の中で
自分が感じたこと学んだことをもとに
「立志の言葉」を四字熟語を使って発表しました。

全員が壇上に上がって順番に発表する形ではなく、
6つのグループに分かれて
5〜6名が発表、質疑も受ける
コンパクトですが
一人ひとりの時間をしっかりとれる形式でした。

校区3小学校の5,6年生も参加、
先輩たちの発表に
興味深そうに聞き入っていました。

来賓の方、保護者のみなさんの参観も多数いただき、
快い緊張感の中で2年生は
おのおのの決意を発表していました。

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そったく2月号より

 本年度も数えの15歳を迎える中学校2年生が,将来に向けての志を述べる会を開催し,ご来賓・保護者,さらには校下小学校5,6年生も参加し見守って頂く中,盛大に挙行できましたことに厚く御礼申し上げます。
今年は初めて小学生の参加もありましたので,私の方から立志式についての簡単な紹介を行いました。昔,中国の学者で孔子と言う方がおられ,論語という本の中でこんな事をおっしゃっています。「吾十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑はず。五十にして天命を知る。六十にして耳順(したが)ふ。七十にして心の欲する所に従へども、矩(のり)を踰(こ)えず」
 意味は,私は十五歳のとき学問に志を立てた。三十歳になって,自立できるようになった。四十歳になると,心に迷うことがなくなり,五十歳になると,天が自分に与えた使命が自覚できるようになった。六十歳になると,人の言うことがなんでも素直に理解できるようになり,七十歳になると,自分のしたいと思うことをそのままやっても,人の道を踏みはずすことがなくなった,ということです。
 この15歳で人生の志を立てるということを「立志」といい,昔は元服のお祝いとして祝福しました。周山中学校では,数えの15歳,満14歳になる中学2年生に,昔の暦でいう旧正月,今の暦で立春にあたる,2月3日頃,立志式を開催し,成長を祝うと共に,生徒一人ひとりが,志を述べる会として開催しています。
 ところで,志を立て,大人と向かうわけですが,大人になるということはどういうことでしょうか?その答えの一つとして,目指して欲しい,3つの自立を紹介しました。それは「身辺自立」「経済的自立」「自己決定の自立」の3つです。
 「身辺自立」は自分のことは自分で出来る,朝ちゃんと起きたり,服を着たり,ご飯を食べたり,誰かの手助けがなくても生活していけることです。二つ目の「経済的自立」は,そうした生活をしていくために,ちゃんと仕事をし,お金を稼いで,自分一人の力で生きていけるということです。最後に最も大切で難しいのが「自己決定の自立」です。これは自分のことは自分が責任を持って自分で決めると言うことです。そんなこと簡単だと思うかも知れませんが,人生の大きな選択や分岐点に出会ったとき,誰にも頼らず自分の意志で自信を持って決断し,たとえどのような結果になっても,誰かのせいにしたりせず,その全てを受け入れる強さを持つと言うことです。これからこの「自己決定の自立」の意味を考え身に付ける努力と成長を期待したいと思っています。

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