年度末挨拶

「　何処春風別離無　」
　3月13日卒業証書授与式，本日3月24日修了式を終え，令和元年度の教育活動を終えることとなりました。新型コロナウイルス感染症対策のための臨時休業が卒業時と重なり，例年以上に寂寥を感じる慌ただしい年度末となりました。しかし，一年を振り返ってみると恙無く年度末を迎えられたことに安堵しています。これも保護者や地域の皆様方のご理解とご支援があってのことだと思います。本当にありがとうございました。教職員を代表し感謝申し上げます。

　来年度は，社会の加速度的な変化や絶え間ない技術革新により未来予測が困難な時代のなか，昭和22年創設以来の歴史に一区切りをつけ，新たな地域創造へ向かう大切な節目となります。学校教育目標「未来を創造し　たくましく生き抜く力の育成」の達成を目指すなかで，高雄中学校の新しい歴史づくりを進めて参りたいと考えています。
　
　また，学習指導要領全面実施に向けての見直しや改良，その先にあるSociety5.0に向けた人材育成や持続可能な開発目標SDGｓ達成，社会の中で教育の果たす役割はやはりとても重要です。これからの子どもたちに必要な資質・能力を学校教育や家庭・地域の教育力を通じて身につけさせ，社会にとって有為なそれぞれの夢の実現に向かって歩めるようにしてゆきたいと思います。今後とも本校教育に際し，ご理解ご支援賜りますよう宜しくお願いいたします。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　京都市立高雄中学校
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　校　長　石井　大記