京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2021/03/25
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校訓「なかま」「夢」「成長」 教育目標「未来を創造し たくましく生き抜く力の育成」

「アポイントメント」

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 休憩時間に職員室に入っていくと2年の生徒が電話口で、「もしもし、○○高校ですか。私は高雄中学校の2年1組の○○といいます。先週に高雄中学校長名で○○高校校長先生宛てに高校訪問に対するご協力のお願いをお送りしたところですが、私と○○が○○高校を11月○○日に訪問することになりました。つきましては、高校訪問のお願いと時間などの確認をしたいと思いますので…」と少し緊張した表情で話していました。
 毎年、2年生の総合的な学習として「高校調べ」を行っています。「京都市内にある公立高校・私立高校をよく知り、進路希望の実現のための参考にする。」ことを目的として、後期のはじめから取り組み、グループごとの高校訪問終了後、お世話になった高校への「お礼状」を送付し、「まとめ」を冊子に仕上げます。電話のかけ方から、訪問時の質問内容、質問の分担など学級での指導を受け、自分たちでしっかり考えて行動していきます。「百聞は一見にしかず」という慣用句がありますが、高校についての情報を得るだけではなく、様々なことをこの体験学習を通して学んでほしいと思います。

「今日の一冊」

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 「読書週間」が始まる今日、皆さんに紹介するのは「はい、わかりました。」という詩画集です。農作業中に事故に遭い、失意のどん底から独学で創作の道を歩み続けておられる作者。その著書の「おわりに」の中で、「絵の勉強をしたこともなければ、文章を書いたこともない、ましてや大勢の人の前で話した体験もなかったわたしが、今、絵や詩を描きながら、講演もさせていただいています。最初のころは、『どうやったらうまくできるか』、そんなことを考えている時期もありました。ところが、あるときから、こう思うようになったのです。『これはテクニックではないぞ。燃えている思いや情熱がいちばん大切だ。絵だって、文章だって、思ったらそのままでいこう。にこにこ笑いながら絵を描いたり、泣きながら文章を書く人がいてもいいじゃないか。そうだ、それでやろう! そのままの勢いでやろう!』もしかしたら、わかっていただけるのは、ほんのひとにぎりの人だけかもしれません。しかし、たったひとりの人から『よかったですよ、感動しました』と言われれば、それだけでもわたしはうれしいのです。そのひとりの人が、『いい話を聞いたから、だれかに伝えたくなりました』『大切な人に手紙を書きたくなりました』とそうやって実際動いて、ご自分なりの人生の中で、今までとはちがう『もうひとりの自分』と出会ってくださったのなら、それに勝るものはありません。」(「はい、わかりました。」大野勝彦詩画集・サンマーク出版)と書いておられます。
 二本の義手で命の輝きを描く作者の詩と絵の世界を、ぜひ感じ取ってみてください。

「生徒会活動」

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 10月25日(月)の5時限目に生徒会役員選挙立会演説会を行いました。
 その時の選挙管理委員会からのはじめの挨拶を紹介しておきます。「高雄中学校の生徒全員が、より良い学校生活を送るためには生徒会が必要です。生徒会とは『生徒による生徒のための組織』です。生徒会には本部を中心に各委員会があり、それらとわたしたちの学級が結び付いてはじめて機能します。生徒会委員とは、それぞれの委員会とわたしたちの学級を結び付けるパイプ役になる大変重要な仕事です。また、わたしたちの学級を盛り上げる大切な役割です。その人が本当にその役に適しているか、その人に生徒会を任せられるか、このようなことをよく考え、しっかりとした自分の意志で選出してほしいと思います。」
 この挨拶にもあるように、「生徒による生徒のための組織」である生徒会活動を活発にしていくためには、生徒の皆さんが学校生活をより良いものにして行こうとする強い意識と、役員や委員が何かをしてくれるのを待つのではなく、それぞれが生徒会の一員として自ら進んで行動するという一人一人の実践が大切になってくると思います。

「読書の秋」

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 10月27日(水)から「第64回 読書週間(〜11/9)」が始まります。今年の標語は「気がつけば、もう降りる駅。」です。通勤・通学の電車に揺られながら本を読んでいるとつい夢中になってしまい、目的の駅名のアナウンスを聞いて慌てて読んでいた本を閉じて電車を降りる。そんな光景が目に浮かんできます。
 今年が国民読書年だからということではなく、生徒の皆さんにはいつでも本を読んでほしいと思います。繰り返しになりますが、読書の効用として、「様々な知識が得られる。(物知りになる)」「自分では決して体験することのできない様々な人生を追体験することができる。」「自分と静かに向き合うことができる。(自分を見つめ直すきっかけが得られる)」などを挙げることができますが、究極は「純粋に読むことを楽しむことができる。」となるのだと思います。読書は皆さんの可能性を大きく広げてくれます。若い時の読書はできるだけ多くの本に出会う、つまり、「乱読」ぐらいがいいと思います。身近に本を置いて、ちょっとした空き時間に読んでみてください。
 「そんな時間がない。」と考えている皆さんに、1日24時間は誰にでも平等に与えられたもので、その時間を如何に有効に使うかは自分次第です。楽しい時は早く過ぎるように感じ、そうでない時間は永遠に続くかのように長く感じてしまうのですが、時間の進み方に違いはありません。もてる時間がたくさんある若いころには、意識することが少ないのですが、『少年老い易く学成り難し、一寸の光陰軽んずべからず』と詩句にあるように、「時間の大切さ」に敏感になり、ちょったした時間を見つける、あるいは時間を作ってもっともっと本に親しんでください。

「10月22日」

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 毎年10月22日に京都では2つの大きな祭りが盛大に行われます。1つは平安遷都1100年を記念して明治28年(1895年)に創建された平安神宮の「時代祭」で、もう1つは夕刻より行われる「鞍馬の火祭り」です。
 「時代祭」はその当初から、京都が日本の首都として長年にわたって培ってきた伝統工芸技術の粋を「動く歴史風俗絵巻」として内外に披露することを主眼としています。このため各時代行列に使用する衣装や祭具の1つ1つが、厳密な時代考証をもとに作製された本物であるところにその特徴があります。歴史と伝統の都ならではの祭として有名で、今では「葵祭」「祇園祭」と並ぶ京都3大祭りの1つとして、京都を代表する祭となっています。(「時代祭」平安講社本部発行)本校からも毎年地域の代表として数名が参加させていただいています。
 「鞍馬の火祭り」の起源は古く、平安時代中期にまで遡り、動乱や天変地異が相次いでいた当時、御所にお祀りしていた「由岐明神」を北方にある鞍馬に遷宮することでそれらを鎮めようとしました。天慶3年(940年)のご遷宮の際、葦の松明を作り道々には篝火を焚いて、神道具を先頭にした行列の長さは約1キロメートルに及んだといわれています。この行列に感激した鞍馬の住民がこの儀式と由岐明神の霊験を後世に伝えようと守ってきたものだそうです。

「生徒会役員選挙」

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 昨日から生徒会役員・委員長選挙に伴う選挙運動が始まりました。
 朝早くから、「清き一票をお願いします。」「○○さんを〜委員長に。」「よろしくお願いしま〜す。」と応援してくれる先輩たちや同級生と一緒に、登校してくるみんなに一生懸命に声をかけていました。今回の選挙には、10名が生徒会長などの役職に立候補してくれました。選挙運動期間は短いですが立会演説会も含めて、立候補した皆さんは自分たちの「生徒会活動への熱い思い」を生徒のみなさんにしっかりと伝えてほしいと思います。
 来週の25日(月)には立会演説会と投票が予定され、現2年生を中心とした新生徒会役員へとバトンが渡されます。一人一人の立候補者の健闘を祈ります。

「教育相談」

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 今週は後期の進路・教育相談週間です。各担任が一人一人の生徒と面談することにより、以下のことに取り組む一つの機会と考えています。

・生徒と学級担任が心を通わせ、温かい人間関係をつくる。
・学習、人間関係などに対する悩みや不安を共感的に聞き、生徒理解を深める。
・将来の希望や目標について共に語り、生徒自身の意欲を育てる。

 普段と違って少し緊張するかもしれませんが、この機会にいろんなことを担任の先生と話してみてはどうでしょうか。

「食欲の秋」

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 毎月19日を「食育の日」として、保健室からその時々に応じた「食育だより」を発行しています。今月のテーマは「旬の食べ物をいただこう!」です。
 今月の食育だより『もぐもぐ』には、「野菜、果物、魚などにはたくさんとれる時期があり、それを『旬(しゅん)』と言います。市場にたくさん出回る分、安い値段で手に入れることができます。旬の野菜や果物は、無理に育てないので、農薬などの使用が少なくて済み、安心度が高くなります。魚介類も養殖物が増えてきていますが、旬の時期においしく安全な天然のものが多く出回ります。また、旬の食材には多くの利点があるので、食卓に季節を感じる意味でも、毎日の食事に取り入れたいですね。」とありました。その他に、「食材リスト」から旬の食材を探す楽しいクイズがあったり、「目の愛護デー(10月10日)」に因んだ「目にいい食材」も特集されていました。本日配布の『もぐもぐ』をご家庭でもぜひご覧ください。

「収穫の秋」

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 6月に学校菜園に植えたサツマイモ(なるときんとき)がたくさん収穫できました。今年の猛暑・残暑にも耐えて、土の養分をしっかりと吸収して丸々としたおいもさんです。
 サツマイモは繁殖能力が高く痩せた土地でも育つため、江戸時代以降は飢饉対策として広く栽培されました。明治以降は品種改良を重ね、その結果甘みを増したことから、おやつ、お菓子の原料とされることも多くなりました。もともと「栗」に近い味だったことから、「栗(九里)より(四里)美味い十三里(サツマイモ)」という焼き芋の売り言葉も広まり、世間の人々に親しまれています。
 

「秋の七草」

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 万葉集第8巻に「山上臣憶良の、秋の野の花を詠む二首」として
 「秋の野に 咲きたる花を 指(おゆび)折り かき数ふれば 七種の花」〔大意〕秋の野に咲いた花を指折って数えると七種類の花になる。
 「萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花」〔大意〕萩の花、尾花、葛花、撫子、女郎花、また藤袴、朝貌。
 「二首が一組となって意味をなす。しかも短歌と旋頭歌(五七七五七七の形式)とで組になっていて、珍しい。」(日本古典文学大系5『万葉集二』岩波書店)が収められています。
 「秋の七草」は万葉集にあるこの山上憶良の2首の歌に由来しているとされています。後半の旋頭歌は花の名の羅列で、尾花は「薄(すすき)の穂」で朝貌は「朝顔」「昼顔」「木槿」「桔梗」などの諸説あるそうです。「春の七草」のように、疲れた胃腸を休め野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養を補給するというような「薬効」のあるものではなく、その姿・形や風情を楽しむものとなっています。学校の周りを見回してみますと、紅葉の兆しも見られます。次第に深まりゆく秋を楽しみたいものです。
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