京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/19
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「一生懸命はカッコいい!」・「120%の嵯峨中魂!」・「5つの心を磨く!」

御礼

 3月15日に挙行いたしました第49回卒業証書授与式には,多くの御来賓と保護者の方々に御列席いただきありがとうございました。心より御礼申し上げます。

 拙文ですが「式辞」を掲載いたします。

    式  辞

 今年の冬は例年にも増して寒い日が続きましたが、ようやく厳しい寒さも緩み、春の訪れを感じる今日の良き日に、多数の御来賓の皆様ならびに保護者の皆様のご臨席を賜り、第四十九回卒業証書授与式を盛大に挙行できますこと、厚く御礼申し上げます。

 さて、卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。只今、ひとりひとりに卒業証書をお渡しいたしました。これは三年間の中学校の教育課程を修了したことを証明すると共に、小中九年間の義務教育を修了し、皆さんそれぞれが選んだ路へ進んでいくことを意味しています。
 皆さんの学年は、いろいろな節目の年にあたります。嵯峨中学校では、今年度から三期制を実施しました。それに伴い、行事の精選や再編を行いましたが、変化を受け入れ、伝統を引き継ぎつつ新たな道筋を切り拓いてくれたと感謝しています。また、皆さんが高校三年生の年にあたる二千二十年度から大学入学共通テストが行われるなど大規模な入試改革が行われます。これらの改革は大学進学を目指す人だけではなく、すべての人に関係があります。なぜかというと、これらの改革は社会で求められる力が変化したことを受けて行われるからです。
 これからの予測不可能な社会で求められるのは、社会人基礎力といわれる力です。これは、三つの能力と十二の要素から成り立っています。簡単に説明しますと、一つ目の能力は「前に踏み出す力」です。自分から進んで物事に取り組み、さらに失敗しても粘り強く取り組み続けることが求められます。二つ目の能力は、「考え抜く力」です。わからないことや見つけた課題に対して、解決までの道筋を考え、そのなかで新たな価値を創り出すことが求められます。三つ目は、「チームで働く力」です。自分の意見をしっかりと相手に伝え、意見や立場が違うメンバーも尊重したうえで、目標に向かって協力していくことが求められます。
 嵯峨中学校では、授業において、グループで協力して答えを求めたり、フィールドワークで課題を見出し、解決の方法を考え実践したり、嵯峨中パレードなどの取組で地域の方をはじめとするいろいろな方との協働を行ったりして、これらの力を育んできました。次のステージでも「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の三つの力をさらに伸ばしてほしいと思っています。

 次に、保護者の皆様に改めてお祝い申し上げます。御子達のご卒業、誠におめでとうございます。三年間にわたり、かけがえのないお子達をお預かりし、健やかな成長のために、教職員一同、懸命に努力をしてまいりました。時には不十分さを感じられたこともあったかと存じますが、本校教育に対しまして、深いご理解とお力添えを賜りましたことに心より御礼申し上げます。

 最後になりましたが、ご来賓の皆様方に一言、御礼申し上げます。本日は、公私ご多用のなか、本校卒業式にご臨席賜り、まことにありがとうございます。嵯峨中学校では、これからも「地域とともにある学校づくり」を学校経営方針に掲げ、この地を担う人材を育成していきたいと考えております。今後とも本校教育推進のため、より一層のご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 この三年間、皆さんは、「一生懸命はカッコいい」を合言葉に、楽なところで妥協したり、あきらめたりしないで、頑張る姿を見せてくれました。社会がどのように変化しようと、一生懸命頑張る姿は人の心を打ち、不易の価値があると私は信じています。卒業後も、何事にも一生懸命に取り組む人であり続けてください。
 それでは、卒業生の皆さんが嵯峨中学校での学びを礎にそれぞれの人生を力強く切り拓かれることを確信いたしまして私の式辞といたします。

        平成三十年三月十五日     
          京都市立嵯峨中学校   
          校長  小滝 俊則  

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