京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/11
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学校教育目標:『自ら考え行動し、協働できる生徒の育成』〜つながりを意識した学校〜  目指す生徒像:「周りの意見に耳を傾け、自分の考えを適切に伝えられる生徒」

9月29日 1年道徳「みんなで跳んだ」

 みなさん、こんにちは。
 昨日の1年生道徳では、クラスの団結や協力について考えました。
 
 中学2年のあるクラスに、Aくんという運動が苦手で自分の気持ちを上手く言うことができない男子生徒がいました。体育大会が間近となって大縄跳びの練習が始まりましたが、彼は全く跳べないためクラスの成績は0回でした。優勝したいという気持ちから仲の良かったクラスに亀裂が生じ始めました。そこでAちゃんには応援係をしてもらうことに。

 Aくんが跳ばない状態では、クラスはどんどん記録を伸ばし、予行練習では学年トップになりました。でも、ずっと悩んでいたあるクラスメートの「大縄跳びで阿部ちゃんを外して跳ぶのは…やっぱり嫌です。勝ちたいという気持ちがあって練習してきたけど、心のどこかで1人外して跳んでいた自分に葛藤みたいなひっかかりみたいなものがあって…」という発言から、クラスは体育大会前日に話し合いを持つことになりました。「Aちゃんを入れて一緒に跳びたい」「入れたら負けてしまう」クラスの意見はなかなかまとまりません。賛否両論が出される中、
 「これはAちゃんが決めることだよ。」
 「跳ぶのはAちゃんなんだから。」
 「Aちゃんが決めるべきだ。」
 そして、今まで自分の意見を言わなかったAちゃんが、自分の想いを口にします。
 「跳びたい!」
 その声を機に、最終的に「みんなでとぶ」ことを選択し、勝ち負けでない本当の友情を得ます。
 勝つために跳ぶか?負けてもいいから一緒に跳ぶか?大会直前のクラスの話し合いが感動的にスゴイ。結論に正解はない!本音を出し合い、みんなが納得いく結論とは?自分の主張だけではなく相手のことも考える、クラスが一体になるってこういうことなのかもしれません。

 授業を終えての感想を、いくつか紹介します。
★クラスメートを責めたりせずに助け合うことが団結することにつながる、と今日の授業で思いました。体育大会では、クラスで協力して最高の思い出を作りたいと思います。
★「勝つ」のは一時の喜びだけど、この「頑張り」はずっと心に残る喜び。
★クラスでやることはクラスみんなで決めるべき。数人の意見で決めるのは違うと思いました。
★1位もうれしいけど、最下位でもみんなが喜べるクラスにしたいと思いました。一人のためにみんなで支え合っていけるクラスはステキだと思いました。
★勝ち負け関係なく、全員で楽しむことが大切だと思います。
★みんながAくんのために真剣に考えてくれるのがとても良いと思いました。
★みんなで一緒にやれば何でも楽しい!
★Aくんが自分で「跳びたい」と言ったところに感動した。その一言でみんなの気持ちが一つになった。
★思いやりで外すとかあったけど、それは思いやりじゃないし、本当に大切なのは本人の気持ちや意志なんだとわかった。もう少しで体育大会があるから、全員の力を合わせて頑張りたいと思う。
★人の意見を尊重すること、苦手な人と得意な人の差別を付けないことが大切だと思う。
★クラス全員でやればよりうれしくて、仲間はずれにしたらクラスが傷つくことに気づきました。
★クラスの一人を取り残して勝ったとしても、本当に心の底から喜べないことがわかりました。誰かがミスをしたとしても、みんなが励まし合うことでミスをカバーでき、最後は団結力が深まると思います。

 心に響く感想ばかりで、体育大会が一層楽しみになりました!
 勝ち負けを超えるクラスや色団の心が一つになった、全員が楽しめる体育大会を作り上げましょう!
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