京都市立学校・幼稚園
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≪学校教育目標≫ 多様な人々と協働し 次代を自律して生き 未来を創造する生徒の育成

第3期 始業のことば

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 明けましておめでとうございます。
 平成29年がスタートしました。そして,今日,第3期の始業です。第3期の目標は何でしょうか?「なりたい自分の姿をイメージして」,心機一転,充実した3期を過ごしてください。その時には,目標にどれだけ近づいたかを,自分でしっかりと見定めることの出来る物差しが必要です。それが,「メタ認知」と言われる力です。自分を甘すぎず辛すぎず,冷静に見つめることの出来る力も身に付けていってください。
 さて,今年は酉年です。鳥にちなんだ絵本を紹介します。「ハチドリのひとしずく」という小さくて薄い絵本です。わずか17行のお話ですが,私たちに大切なメッセージを伝えてくれています。この物語は,南アメリカの先住民に伝わるお話しです。

 『森が燃えていました。森の生きものたちは われ先にと 逃げていきました。でも クリキンディという名の ハチドリだけは いったりきたり くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは 火の上に落としていきます。動物たちがそれを見て「そんなことをして いったい何になるんだ」といって笑います。クリキンディは こう答えました。「私は,私にできることをしているだけ」』

 実はこの絵本には副題があります。「いま,私にできること」とあります。燃えていた森を地球と考えてください。そうすると「地球温暖化」の問題になります。問題が大きすぎて,自分の非力さゆえに逃げ出してしまいたくなるかもしれませんが,「今,私にできること」を探すことが大切であるとクリキンディは私たちに教えてくれます。小さな鳥の大きな勇気に感銘を受けました。これは,12月に皆さんが人権学習で学んだ「人権問題」の解決に向けても確かな光を指し示してくれています。ここで,2年生の人権学習後(在日コリアンに対する差別)に書いた1人の女子生徒の作文を紹介します。

 『私は今まで差別を深く考えたことがありませんでした。自分には関係のないところで関係のない人達が行っていると思っていたからです。でも今回の人権学習で,自分もされているかもしれないし,しているかもしれないということを学びました。
 ヘイトスピーチを,前にニュースで見た時に,「こんなひどい人達がいるのか…」と思ったことがあったけれど,自分も声に出さないだけで,在日コリアンの人達など,自分たちとは違うところがある人達だと偏った見方をしていた時もありました。
 また,イメージや一部の人たちの言動だけでよく知らないことでも「きっとこんな感じなのだろうな…」と決めつけてしまっていることもありました。これらはすべて差別につながっていくと思います。
 よく知ったうえで,物事を考えたり発言したりしていかなくてはいけないと思いました。』

 「知らない」ということが偏った見方(偏見)や差別を生み出します。彼女は,『今,私にできることは「知る」ということ』と最後に記しています。小さいかもしれないけれど,確かな一歩を今踏み出しました。
 さて,人権問題を考えていくときに,次のように言われることがあります。
 「一人の100歩も大切だが,100人の一歩が大きな力になる」
わずか小さな一歩かもしれませんが,『今,私たちにできること』を考え実行に移していくことが,人権問題の解決には大きな力になります。「ハチドリのひとしずく」から学んだことです。
 
 さて,1年生は,3ヶ月後には後輩が入学してきます。2年生は,3ヶ月後には最上級生になります。そして3年生は,3ヶ月後には旅立ちの日を迎えます。義務教育最後の3ヶ月です。志を高く持って充実した日々を過ごしてください。
 最後に,アメリカの哲学者・心理学者である「ウィリアム・ジェームス」氏の言葉を紹介します。
 「意識」が変われば「行動」が変わる
 「行動」が変われば「習慣」が変わる
 「習慣」が変われば「結果」が変わる
 「結果」が変われば「未来」が変わる
即ち,すべての変容は「意識」変容からということです。皆さんの更なる成長を心より祈念しております。

                         平成29年1月5日
                        京都市立洛北中学校
                         校長 浜矢  全

新年のご挨拶

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  新しい年,平成29(2017)年を迎えました。本年もどうぞよろしくお願い致します。
 本日1月4日(水)より,活動を再開した部もあります。早速,今年1年の目標をチームで確認しておりました(ほほえまし光景でした)。
 いよいよ明日5日(木)から授業が再開いたします。子どもたちの「笑顔」がたくさん溢れる学校づくりに,教職員一同,更に邁進していく所存です。保護者・地域の皆様の温かいご支援を,今年もどうぞよろしくお願い致します。

 さて,第2期の終わりの全校集会で,「なりたい自分の姿をイメージしてください」とお話ししました。新年を迎え,決意を新たにしている人も多いと思います。お互いの「初志が貫徹」できるよう,暖かく厳しく切磋琢磨していける「学習集団」を目指していきたいと考えています。
 「今日」の続きとして「明日」があります。「明日」の続きとして「明後日」があります。そしてその延長線上に「将来」があると言われています。「将来」というと,ずっと先のことであり,現在とのつながりをあまり実感できませんが,「将来」は,「今日」,「明日」といった一日一日の積み重ねでできています。即ち,「今」と「将来」とはつながっているのです。このことをしっかりと意識して,「今を大切に」,「志を高く持ち」,第3期の一日一日を過ごしていってください。

 本年もどうぞよろしくお願い致します。
                        平成29年1月4日
                        京都市立洛北中学校
                        校長  浜矢  全
(※ 写真は,仕事納めの昨年12月28日,今シーズン2度目の雪景色した比叡山の雄姿です)

3年生 学年集会

 本日の4限, 体育館で学年集会を行いました。先生の話の中にも出てきましたが, 3年生の2期末の学年集会, ついにこの時期まできたなあ, という気持ちです。
 集会では前半は各クラスの代議員や学年代表の生徒から2期のふり返りと3期の目標を話してもらいました。どのクラスも頑張れている部分と課題の部分があるようです。今回のふり返りで自覚した課題の部分を3期は改められるように頑張ってください。
 後半は先生方から, 進路について, 健康について, 冬休みの生活について, 全体をまとめて, と4人の先生から話をしていただきました。どの話もみなさんに直接かかわる大切な内容ばかりでした。卒業まで残りわずか, 未来の自分に後悔されることのないように, 気を引き締めて過ごしていきましょう。
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クリスマスコンサート 2

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 文化系部活動の人たちが活躍している様子です。地域の人たちそして運動部の人たちも一緒にコンサートを楽しむことができました。

クリスマスコンサート

 洛北中学校の恒例のクリスマスコンサートが行われました。すべての文化系部活動が協力して開催されるようになって2年目となりました。会場の設営も昨年度に比べを華やかで立派なものとなりました。会場の設営や飾りつけは,美術部,家庭科部,科学部が担当してくれました。
 本番開始の午後1時30分,100名を超す保護者の皆様に来ていただきました。寒い中本当にありがとうございました。吹奏楽部のMCによりコンサートは進行していきました。家庭科部のハンドベル演奏がオープニングを飾り,合唱部部長のあいさつの後,合唱部の「ハピネス」「ジングルベル」の二曲の演奏が行われました。次に,演劇部「便り」コミカルな演劇の発表の後,吹奏楽部のパート別で「フォレスト・エコーダ」「コラールとトッカータ」「スカロボ・フェアー」「フィンランド民謡より」の3曲が,全体で「クリスマスソングメドレー」が演奏されました。
 そしてフィナーレは,昨年度より始まった文化系部活動合同発表でした。科学部が映像を担当し、演劇部・合唱部・吹奏楽部による音楽と物語によるミュージカル「 A Gift of Cat」の発表がありました。いつどこで3つの部が合同練習していたのでしょう。ぴったり息の合った発表となりました。そして,最後は,教職員の演奏も行われ,2年目さらに進化したクリスマスコンサートは大成功に終わりました。参加者の皆さんもお疲れさまでした。心和むひと時を送ることができました。ありがとうございます。

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祇園精舎の鐘の声 2年古典鑑賞

 『祇園精舎の鐘の声,諸行無常の響きあり。沙羅双樹(しやらさうじゆ)の花の色,盛者必衰(じやうしやひつすい)の理(ことわり)をあらはす。おごれる人も久しからず,ただ春の夜の夢のごとし。たけき者もつひには滅びぬ,ひとへに風の前の塵(ちり)に同じ。・・・・』
 「古典の日」を契機とした伝統文化の充実,専門家派遣事業より講師の方に来ていただき,2年生が体育館にて平曲(平家琵琶による平家物語の語り)を鑑賞しました。琵琶の説明に続き,2年全員が国語の教科書を見ながら,「扇の的」を聞かせていただきました。
 その後,代表4人が舞台に上がり琵琶の体験もさせていただきました。琵琶にあわせての「祇園精舎の鐘の声・・・」と続く朗読も最後は声がしっかりでていました。貴重な本物の体験をすることができ,古典の学習への興味を高めることができました。

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3年生 進路学活

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 本日の6限は進路学活をしました。内容は, 願書の書き方練習ということで, 今回は公立高校の前期入試の願書を使用しました。実際に書いてみると抜けている箇所があったり, 正式名称が分かっていなかったり, 書かなくてよいところに記入してしまったり…なかなか完璧に記入するのは難しかったのではないでしょうか。
 受ける高校も, 受け方も人それぞれです。自分のこと, 自分の行きたい高校のことをしっかりと把握して本書きのときには困らないようにしておきましょう。

1年生 人権学習

 12月2日の校長先生の人権講話からスタートした人権学習。1年生は,障害がある人についての理解を深め,社会で活躍されている様子を知り,施設面や心理面のバリアフリーの大切さを学ぶことを目標に学習を進めています。
 今日は,3つのグループに分かれて学習が行われました。1つ目のグループは,聴覚に障害ある方を講師にお招きして手話の体験学習を行いました。手話を覚えることや口を大きく開いて話すことが障害のある人とのコミュニケーションに大変有効であることを学びました。
 2つ目のグループは,3人から4人でグループで25台車いすを使い,いかに階段や段差が行動の自由を奪っているかということ,手助けをする人のちょっとした心遣いが大切であるかということを身をもって体験しました。
 3つ目のグループは,アイマスクを使い,視覚に障害のある人たちが日常生活で細心の注意払いながら生活をされているかということ,また,手助けをする人の力がいかに大切で重要かということを身をもって体験しました。
 次回は,それぞれのグループが体験したことや学んだことを班単位で交流しさらに学びを深めていきます。
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公共交通機関の利用マナーを考える

 本日放課後,登下校の重要な足である叡山電車と京都バスを利用している生徒を対象に車内やバス停,駅でのマナーを考える集会が開かれました。
 係の先生から三点のお話がありました。まず一点目は,自分や仲間の大切な命を守るためにバス停や駅でのルールやマナーをきちんと守ろうということです。
 二点目は,利用しているすべての人が気持ちよく過ごせるように,車内のマナーをきちんと守ろうということです。
 最後の三点目は,私たちが住んでいるこの地域に誇りを持とうということです。全国各地から岩倉,市原,鞍馬,静原を訪れ,叡山電車と京都バスを利用されています。全国,全世界から来られる皆さんに,ここに来て良かったと思てもらえるよう『おもてなし』の心を持つことが私たちの岩倉,市原,鞍馬,静原を誇りに思う気持ちにつながっていくのです。
 さあ,明日から意識を変えて叡山電車と京都バスを利用してください。
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2年人権学習 白静姫さん講演

 2年生は,6月に教育実習生として本校に来られた白静姫さんの講演を聞きました。前回,他の民族や文化を排斥する人権侵害行為であるヘイトスピーチについて考えました。今回の講演は,これを受けて日本社会でマイノリティー(少数派)として生きることについて考えられる機会となりました。
 同じ日本人の中にも様々な形のマイノリティー(少数派)の人々が私たちと共に日々の生活を送っています。この事実を認め,受け入れ,互いを尊重し合い共生していくことの大切さを学ぶことができました。
 白静姫さんの体験を通じてお話に,真剣に向き合う2年生の姿から自身や周囲の人たちの人権を大切にする気持ちが高まっていることを感じ取れました。
 自分の思いを文章化する中で意識の向上を図ると共に行動化につなげていきましょう。
 


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学校行事
1/6 あいさつ運動
1/10 給食申込締切日
1/11 避難訓練
PTA行事
1/12 PTA本部役員会
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