京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/16
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昼間部と夜間部の良さを生かし、世代や国籍を超えてふれあい学び合う学校

豊かな文化との出会いと交流

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 2月1日(土),「第22回 民族の文化にふれる集い」が京都テルサで行われ, 凌風小学校のコリアみんぞく教室や京都朝鮮学校,京都国際学校などによるコリア文化の踊りや演奏,紫野小学校の子どもたちによるハンガリーやベトナムなどのクイズを交えた発表があり,豊かな民族の文化に触れることができました。洛友中学校は,「花の街」「まつり花」「青い心白い心」の合唱を披露しました。音楽の時間に練習を重ね,午前中にもリハーサルを丹念に行い,緊張の中での発表でしたが,本番ではとても美しい歌声が会場にあふれ,すべての観客を感動させていました。
 一方,展示会場では,開演前や休憩時間などに洛友中学校のブースにたくさんの人が訪れ,家庭科の作品や書写などを感心して見られていました。中でも,5組と共に作ったシーサーを見て,「このシーサーすごい! みんなちがう顔してるな」,「この顔おもしろーい」,「これ難しかったやろな」など,口々に感想を言われていました。今年も,夜間部がリハーサルに励んでいる間,昼間部の生徒たちが一生懸命に展示発表に向けた作業をしてくれていました。

 日本には,韓国・朝鮮籍の人たちをはじめ,中国残留邦人やその家族の人たち,その他外国にルーツをもつ人たちが数多く暮らしています。ところが,そのような人たちの国の文化や伝統,習慣などを周りの人たちが理解し,互いに尊重し合えているかというと,決してそうとは言い切れません。中には疎外感を感じたり,心を傷つけられたり,そのために民族的アイデンティティが揺らぎ,自分がどこの国の人間なのか分からなくなり苦しんでいる人もいます。さらに,そのことでからかわれたり,いじめられたりして,自信を失い不登校になっている子どもたちもいます。
 私たちは,互いの文化の違いを認め合い,相互の主体性を尊重し合いながら暮らせるよりよい社会を創っていかねばなりません。共に生きる国際協調の精神を養うためにも,まずそれぞれの文化に関心を持ち,交流を重ねていくことが大切です。
 今年の「民族の文化にふれる集い」では,8団体によるステージ発表や,多くの学校からの展示作品が掲示され,たくさんの人たちが参観されました。今回も本校の昼間部の生徒をはじめ,多くの子どもたちがこの豊かな民族文化にふれることができました。このような機会を多くもち,それぞれの文化の素晴らしさを理解できる子どもたちを育てていくことが,日本に住む様々な国にルーツをもつ人たちが自分の文化や伝統を大切にし,自分らしく誇りをもって暮らすことが当たり前にできる社会の実現につながるのだと思います。「へだたりも何もない この地球はつながってる」…全員で合唱した「数え歌」感動しました。
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