京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/25
本日:count up53
昨日:53
総数:174740
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク
昼間部と夜間部の良さを生かし、世代や国籍を超えてふれあい学び合う学校

交流の時間 〜人権学習〜

画像1画像2画像3
     だれもが暮らしやすい社会をめざして

 12月8日,交流の時間に昼間部と夜間部が一緒になって人権について考えました。
 私たちが何気なく暮らしている街にもたくさんの課題が隠れています。今回は,昼夜混合の6つのグループに分かれ,イラストの中にある課題を見つけて発表し合いました。「自転車が点字ブロックの上にとめてあるから目の不自由な人が困っている」,「バスの中でお年寄りや妊婦さんが座れない」,「学校の中でいじめが起きている」など課題がたくさん見つかりました。逆に「若者がお年寄りの手を引いて案内している」,「多言語の案内板がある」,「学校の前で地域の人が子ども達を見守っている」など優しさもたくさん見つかりましたね。
 ふだん「当たり前」のこととして,つい見過ごしてしまっていることの中にも,「当たり前」では済まされないとても重要なことがあることに気づく必要があります。だれもが暮らしやすい社会をつくるためには,本当は「当たり前」ではないことを見抜く目を持つことが大切です。そして,どうすればそれが解決できるのか,自分には何ができるのかを考え,行動する人になってほしいと思います。

 先日,私がお話したマララさんの国,パキスタンの学校で武装グループが襲撃し,140人を超える子ども達の命が奪われるという悲惨な事件が起きました。私たちは「当たり前」のように毎日学校へ通っていますが,そうではない国が世界中にはたくさんあります。すべての国の子ども達が学校に安心して通うことのできる世の中をつくるにはどうすればいいのでしょうか。洛友中学校の皆さんだからこそ感じることもあると思います。これからも一緒に考えていきたいですね。

人権標語入りカレンダー 2015

画像1
 今年度は,地域の町並を貼り絵にしたものに,本校生徒が考えた人権標語を載せて「人権標語入りカレンダー」を作成しました。標語は数ある力作の中から6作品を選びました。郁文地域の方々にも12/21の「三世代交流餅つき大会」にて配布します。家庭や町内において,人権意識を広げていっていただきたくようお願いいたします。

科学センター学習 (昼間部)

画像1画像2画像3
 12月17日,昼間部は科学センター学習に出かけました。プラネタリウムで冬の星座や木星の動きについて勉強したあと実験室へ。2グループに分かれ,化学と物理の分野を学びました。

化学分野 「砂糖大発見!」
砂糖は水にたくさん溶け,それを熱することで,その温度ごとにいろいろなものに変化することビックリしました。120度ではパンなどに塗るフォンダン,150度では飴細工に,180度ではべっこう飴,200度ではプリンにかけるカラメルに!

物理分野 「風の力であらヨット!」
ヨットはなぜ向かい風でも進んでいけるのか? 帆の向きによって進む向きが変わってくるし,帆の膨らみによっても風の流れが変わってくることがわかりました。サボニウス型風車の実験もしました。

すべての人の権利が守られる世の中をめざして

 国際連合は,1948年(昭和23年)12月10日の第3回総会において,世界における自由,正義及び平和の基礎である基本的人権を確保するため,全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の基準として,世界人権宣言を採択しました。そして,その後の総会で世界人権宣言が採択された日である12月10日を「人権デー」と定め,全ての加盟国及び関係機関がこの日を祝賀する日として,人権活動を推進するための諸行事を行うよう要請しました。
 日本においては,毎年12月10日を最終日とする1週間(12月4日から同月10日まで)を「人権週間」と定めて,人権尊重思想の普及高揚を図るため,全国各地においてシンポジウムや講演会,映画会等を開催するほか,テレビ・ラジオなど各種のマスメディアを利用した集中的な啓発活動を行っています。 私たちもこの機会に人権について,「思いやりの心」や「かけがえのない命」について,もう一度考えてみませんか?


       袖岡先生からのメッセージ
 One child, one teacher, one book
        and one pen can change the world.

 パキスタン人の少女,マララ・ユスフザイさん(17才)が,今年のノーベル平和賞を受賞しました。女子が教育を受ける権利を求めて闘っていることに対して賞を与えられました。彼女は「すべての子どもが学校へ通っているところを見たい」と話しています。
 女の子だから…と,学校に行かせてもらえない子どもたち,貧困によって学校に通えない子どもたち,学びたくても学べない子どもたちは,私たちの思う以上にたくさんいます。お互いに夢を持って実現に向けて努力できるために,あかんことをあかんとしっかり認識するために,平和に幸せに暮らしていくために,『教育』が必要なのです。マララさんは銃撃を受けたにもかかわらず,命をかけて訴えています。「1人の子供と1人の教師,1冊の本,1本のペンが世界を変えることができるのです」
 洛友中学校の夜間部の生徒も,様々な事情で学校に行けなかった,学べなかった過去を持っています。鉛筆を持ったこともない。自分の名前が書けない。文字の読み書きができない。しかし,そんな中でもたくましく負けずに生きてこられました。入学時の様子は不安一杯でも,毎日学校に通い,こつこつ学習を続けていくうちに,本当に明るく,生き生き,しっかりした顔になっていくのです。人としての自信すら感じられます。『教育』の力ってすごいと,すばらしいとつくづく思う私です。
 昼間部の生徒も同じです。洛友に来て人と接して学び続けていくうちに成長していくんです。そんな皆さんの可能性,成長を皆で応援しています。
画像1

第60回全国夜間中学校研究大会

画像1
 11月27日〜28日,第60回全国夜間中学校研究大会が東京の大田区で行われました。北海道から沖縄までの夜間中学校や自主夜間中学の関係者約250名が一堂に集まり,各校の取組や熱い思いを語り合い,討議を重ねました。東京大学の李正連(イ・ジョンヨン)先生による記念講演,夜間中学校生徒の感動的な発表,各校の取組や教科における討議などが行われました。
 子どもの頃に学校に行けなかったから文字を読んだり書いたりできない人,勉強はしたいけれど外国で育ったから日本語がわからない人,あるいは中学校で不登校だったためもう一度学び直したい人など,全国には夜間中学を必要としている人たちがまだまだ多くいます。しかし,全国には夜間中学校が8都府県に31校しかありません。
 今年の4月には超党派の国会議員が「夜間中学等義務教育拡充議員連盟」(衆参併せて57名が加入)を発足し,各都道府県に1校以上の夜間中学校を設置するなどの施策の推進に取り組んでいます。それを受けて文部科学省も動き始めました。
 ところが,現代においても未だに人権が守られていない現実があちこちに見られます。人権が守られ,みんなが笑顔で暮らせる世の中を創って行くにはどうすればいいのか,この機会に考え,できることから行動に移すことこそが大切なことです。
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
学校行事
4/6 離任式,着任式,始業式,昼間部登校16:30,夜間部登校17:15

学校案内

お知らせ

学校だより

昼間部(5組)通信

学校評価

その他

京都市立洛友中学校
〒600-8383
京都市下京区大宮通綾小路下る綾大宮町51-2
TEL:075-821-2196
FAX:075-821-2197
E-mail: rakuyu-c@edu.city.kyoto.jp