京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/19
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昼間部と夜間部の良さを生かし、世代や国籍を超えてふれあい学び合う学校

待ち遠しい5月 〜体験入学を終えて〜

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 4月10日(水)〜15日(月)の4日間,昼間部の体験入学を行いました。今年度は,5人の在校生に交じって8人の生徒が体験しました。普段の授業に近い形で行い,本校の特色である夜間部との交流はもちろん,特別活動も意図的に毎日入れて体験してもらいました。

(体験入学生徒の感想より)
 最初に来たとき,本当にここは学校なんだろうかと思いました。授業も陶芸や茶道と,他ではできないことがたくさんあって,面白い学校でした。国語の時間,こんな考え方もあるんだと思う意見がありました。いろんな個性をもった人たちがいて,とても面白いと思います。できれば,5月から転入学したいと考えています。

 最終日のアンケートでは,「楽しかった」と答えた人が6人中5人(2人欠席,「まあまあ楽しかった」が1人)でした。5月には,新しい仲間を迎えることになります。楽しみですね。

本と友だちになろう!

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学校図書館運営支援員の紹介

 皆さん,本と友だちになりませんか? ついでに,私とも友だちになりましょう。洛友の図書室には,一体どんな本がどれくらいあるのでしょうね。その中の一冊だけでも,皆さんの大好きな本を是非見つけてください。
 来たてのホヤホヤ,新刊書がたくさん入ってきたので,渡り廊下にコーナーを設置します。おもしろい本,ためになる本,心動かされる本,いっぱいあるのでワクワクします。
 アッ,私は,袖岡美弥子と言います。毎週,火曜,木曜と図書室にいます。今年一年,よろしくお願いします。


 今年度,図書室をより使いやすくし,皆さんが本に親しむことができるよう,「学校図書館運営支援員」として,この3月までお世話になった袖岡先生に来ていただくことになりました。今後,本の魅力を紹介していただくと共に,夜間部の生徒中心に日本語も教えていただくことになりますので,積極的に図書室を利用してください。そして,考える力や表現する力を伸ばしていきましょう!

主に5組(昼間部)の授業をサポート!

総合育成支援員の紹介

 今年度,総合育成支援員として勤務することになりました。京都教育大学大学院2回生の生田梢です。大学では,陶芸を専攻していて,ろくろを使って器を作っています。昨年度は,公開制作に参加させていただいていました。洛友中学校の皆さんと,美術の授業で一緒に陶芸ができるのが楽しみです。もちろん,他の授業や授業以外の時間でも,気持ちよく学校生活を送るためのサポートができたらと思っています。よろしくお願いします。

 はじめまして。今期から支援員をさせていただきます,橋本真友里です。現在,京都大学大学院で心理学などを学んでいます。大学のない日は,趣味のヴァイオリンを弾いたり,自転車でどこか出かけたりして過ごしています。支援員をするのは初めての経験で,緊張していますが,生徒さん一人一人とたくさん関わっていきたいと思っています。これから1年間よろしくお願いします。

新しい仲間を迎えて,新年度がスタート!

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 夜間部の生徒7名を迎えて新年度がスタートしました。昼間部は昨日から体験入学が始まりました。5月には昼間部にも新しい仲間が加わることになるでしょう。これから,みんなで力を合わせて,さらに毎日楽しく通える学校づくりをしていきましょう。



            入学式「学校長式辞」より
 今年の冬は,全国的にも記録的な豪雪に見舞われるなど,非常に厳しい冬でした。しかし,厳しければ厳しいほど,春が待ち遠しく,その訪れにはこの上ない感動が待っています。そして今,桜の木々も新緑を身にまとい,躍動が感じられる喜びの春を7名の新入生の皆さんと共に迎えることができました。
               …(中略)…
 さて,新入生のみなさん,入学おめでとうございます。みなさんは,様々な困難や厳しい冬の季節を乗り越え,「学びたい」との一心で,今日ここに集われました。ここに至るまで,言葉だけでは言い難いご苦労もあったここと,お察しいたします。しかし,年齢に関係なく,自分を高めたい,よりよく生きたい,このような皆さんの思いに,私は「学びの原点」というものを感じるとともに,その姿勢に心から敬意を表したいと思います。「初心忘るべからず」という言葉があります。どうか,今の気持ちを大切に,初志貫徹を目指してください。われわれ教職員はもちろん,本日お見えの地元郁文自治連の皆さんや教育委員会の皆さんが応援団として付いています。今日は皆さんの夢と希望を叶えるための船出の日です。共に頑張りましょう。
 そこで,今日は新入生の皆さんに,これからの中学校生活におけるキーワードを2つお話ししたいと思います。1つ目のキーワードは「自分」です。
 その前に,皆さんに一つの生徒作文を紹介いたします。題は『学校』です。


 私にとって,学校は生きがいです。楽しくて楽しくて,もし学校に来てなかったら,私はダメになってます。
 今は一字でも覚えるのが,うれしくて楽しくて仕方ありません。けれど,一つだけ残念なことがあるんです。子どもがまだちっちゃいときに学校の宿題してて,わからんとこ訊かれても,私は字もわからないから教えられず,子どもには「こんなおかあちゃんで悪いなあ」って何度も心の中で謝ってましたんや。もっと早うに勉強してたら,子どもにも教えられたのに…。昔はつらいことが一杯あって,口では言い表せないくらいやけど…,そんな波をくぐり抜けてきたからこそ,今の私があると思います。
 そやから,私は私自身のために,覚えは悪くて,先生たちに迷惑かけますけど,頑張って勉強します。私は,今たくさんのことを教えてもらって,字も読んだり書いたりでけるようになってきて幸せや。先生,私,これからの幸せのために勉強頑張ります。


 これは,本校の卒業生が書いた作文です。とても力強い決意が感じられます。ただ,作文の中で,「子どもに何度も心の中で謝っていた」と書いてありますが,立派に子育てをされたのですから,謝る必要なんて全くないのです。新入生の皆さんには,この人が「私は私自身のために」と書いておられるように,これからは「自分自身のために」勉強していってほしいと思います。これから始まる毎日の学習の中で,「今まで知らなかったことを発見できた」あるいは「疑問に思っていたことが解決できた」など,これこそが「学ぶ喜び」で「わかる楽しさ」です。それを感じながら,「自己実現」つまり「なりたい自分」を目指していってほしいと思っています。
 これまでに様々な困難を乗り越えてきた「自分」を褒めてあげてください。誇りに思ってください。そして,これからの幸せのために,自分の夢と希望を叶えるために,私たちと一緒に学んでいきましょう。

 2つ目のキーワードは「つながり」です。本校では,世代,国籍,文化の異なる人たちが集まってきています。当然,生まれた場所も育った環境も違います。だから,いろんな個性があり,いろんな考え方や価値観があります。大切なのは,その違いを認め合うことです。相手のいいところを探すことに心掛けてください。相手を尊重することに心掛けてください。さらに,洛友中学校には,不登校を経験したけれど,それを克服しようとする昼間部の生徒たちがいます。本校は,その昼間部の生徒と夜間部の生徒とが,互いに交流して学び合う全国でたった一つの学校です。あなたたちの夜間部には,洛友中学校の前身である郁文中学校から受け継いだすばらしい伝統があります。それは,先ほどの作文にもあったように「学ぶことを楽しむ姿勢」です。その姿勢をぜひ昼間部の子どもたちにも伝えてください。昼間部の子どもたちにとってその姿がどれほど励みになることかわかりません。今や昼間部と夜間部は互いになくてはならない存在になりつつあります。違いを認め合いながら,支え合い,励まし合い,そのつながりをより深め,より広げていってください。
 キーワードは「自分」と「つながり」です。今までの「自分」の生き方に誇りを持って,毎日楽しく学び,心と心の「つながり」を大切にすることで,この学校が「学ぶ喜び,わかる楽しさ,そして笑顔あふれる学校」になるよう,共に力を合わせていきましょう。

                       平成25年4月9日
                       京都市立洛友中学校
                       校長  岡田 敏之

新入生激励会

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 入学式の後,生徒会主催の「新入生激励会」を行いました。激励に駆けつけていただいた教育委員会と地元郁文自治連を代表して,生徒指導課の坂野首席指導主事が激励の言葉を述べられたあと,教職員の紹介に続き,まだまだ緊張が残る新入生が自己紹介を行いました。

               「歓迎の言葉」
 新入生のみなさん,ご入学おめでとうございます。在校生を代表して歓迎の言葉を言わせていただきます。
 先月は,昼間部4人,夜間部5人の生徒がここを巣立って行かれ,寂しい思いをしておりましたが,7人の新しい仲間を迎え,また元気が出てきたように思います。
みなさんと同じで,私たちもそれぞれの事情で,満足に学校に行けなかった者ばかりです。ですから,今,私たちは第二の青春を楽しんでいます。
学校は楽しいところです。知らなかったことを知り,わからなかったことがわかるようになる。こんなすばらしいことはありません。
 遠足,宿泊学習,文化祭などの学校行事,日々の教科学習…,本当にあっという間に時間が過ぎていきます。さあ,今日からみなさんは私たちと一緒です。中学生らしく,元気を出して,何にでもチャレンジしていきましょう。
私たちの学校には,昼間部があります。5時からの漢字の時間や実技の勉強,学校行事など,若い生徒と一緒に過ごす時間も本当に貴重で楽しいものです。私たちのことをとても大切に思ってくれているのがうれしい限りです。
 勉強のこと,体力のこと,言葉のこと…,心配は尽きないかもしれませんが,どうぞ安心して通ってください。元気にあいさつ,元気に登校。これを実行していきましょう。
簡単ですが,これを新入生のみなさんへの励ましの言葉とさせていただきます。
                              在校生代表

               「お礼の言葉」
 あふれる希望と不安とで,胸をドキドキさせながら学校の門をくぐった私たちですが,無事入学式を終え,先輩のみなさまと顔を合わせ,そして今,励ましのお言葉をいただいて少し気持ちが落ち着きました。
明日から,先生やみなさまと一緒に,勉強に行事にと,同じ時間を過ごせるのかと思うと,本当に楽しくなってきます。わからないことだらけですが,どうぞよろしくお願いいたします。
 本日は本当にありがとうございました。これをお礼の言葉とさせていただきます。
                              新入生代表

学校教育目標

【学校コンセプト】
世代や国籍を超えてふれあい,「学びたい」「通いたい」意欲の初志貫徹。

【学校教育目標】
生徒と教職員が力を合わせて
学ぶ喜び,わかる楽しさ,そして笑顔あふれる学校に!

【目指す生徒像】
1.世代や国籍を超えて学び合う生徒(コンセプト)
喜びや感動,悲しみや苦しみを分かち合い,共に生きることを大切にする生徒。
2.自己実現ができる生徒(確かな学力)
学ぶ喜び,分かる楽しさを味わいながら,夢や希望,目標に向けて主体的に取り組む生徒。
3.人権感覚の豊かな生徒(豊かな心)
違いを認め合い,互いを尊重し,支え高め合う生徒。
4.自己管理のできる生徒(健やかな身体)
いのちを大切にし,健康で安全な生活を心掛ける生徒。

【学校経営方針】
昼夜一体となった学校づくり ⇒『チーム洛友』をめざす。
1.昼間部と夜間部の生徒がより有機的な交流を行うことにより,互いの夢と希望を育み,「学校に通う」ことへの動機づけを図る。
2.教育活動のあらゆる場面において,一人一人の生徒の個性が輝き,自己有用感を高めることができる機会設定の工夫をする。
3.基礎・基本を確実に身につけさせるとともに,学ぶ喜び,分かる楽しさを実感させる。また,生徒の興味関心を引き出すことにより,より主体的に学習する意欲を育てる。
4.個々の生徒に応じた授業の工夫ときめ細かな指導を展開する。夜間部生徒には,とりわけ自己表現活動を通したアイデンティティの確立を目指す。
5.環境が人に与える影響を考え,校内整備に取り組み,校内美化に心掛ける。
6.常に一人一人の生徒の健康や心のケアに心掛ける。
7.不登校を経験した子ども達と様々な理由により義務教育を終了できなかった人達が共に通う全国唯一の学校として,創造的な取組を推進すると共に,その情報を積極的に発信する。

ごあいさつ

 洛友中学校の校長に就任して2年目を迎えます。そして,洛友中学校は開校して7年目に入りました。本校は,郁文中学校の統合に際し,「世代や国籍を超えてふれあい,“学びたい”“通いたい”意欲の初志貫徹」をコンセプトに開校しました。つまり,不登校を経験したがそれを克服しようとする昼間部の生徒と,様々な理由により学齢期に義務教育を果たすことができなかった夜間部の生徒がふれあい学び合う全国唯一の新しい学校として生まれ変わったのです。
 昼間部と夜間部の融合により,郁文中学校から伝統的に受け継いできた夜間部生徒の学びのエネルギーを昼間部の生徒が,昼間部生徒の若いエネルギーを夜間部の生徒が互いに得ることにより,“学びたい”“通いたい”という意欲を高めることを期待されての開校でした。その開校のコンセプトをしっかりと受け継ぎ,確かなものとするため,昼間部と夜間部とが一体となり,より有機的な交流を進めていきたいと思います。そして,『学ぶ喜び,わかる楽しさ,そして笑顔あふれる学校』をめざしていきたいと思っています。
                         校長  岡田 敏之
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学校行事
4/4 春季休業終了

学校だより

昼間部(5組)通信

学校評価

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