京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/19
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昼間部と夜間部の良さを生かし、世代や国籍を超えてふれあい学び合う学校

3/8昼間部校外学習 生野コリアタウンへ

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 生野コリアタウンは,キムチなどの韓国食材や民芸品,日用品などのお店が軒を連ね,地元の人や観光客で活気あふれる商店街です。その商店街の入り口で私たちを迎えてくれたのは「百済門」。韓国式の楼門を模して製作され,このコリアタウンのシンボルになっています。まずは,腹ごしらえということで,「豊年」でコリアバイキングをいただきました。少し商店街をぶらぶらした後,コリアNGOセンターの郭さんが来られ,私たちを案内してくださいました。日本では食事の時,お茶碗をテーブルに置いたまま食べると「行儀が悪い!お茶碗を持って食べなさい」と叱られますが,韓国では逆で,持って食べると行儀が悪いそうです。これは,食器が金属であるため,熱いご飯やスープが入っていると持てません。だから,マナーも異なるということです。また,日本の着物での座り方と韓国のチマ・チョゴリでの座り方の違いも,その形状から来るものであることも知りました。文化が違うとマナーも違いますが,それには理由もあるのです。キムチをつくられている現場も見せていただいたり,「トルハルバン」という石像,トーテムポールのような「チャンスン」,そして,日本の狛犬やシーサーのような「ヘテ」などについても詳しく教えていただきました。そのあと,みんなで韓紙を使ったストラップを作ったり,「ホットク」を食べたりと,とても有意義な一日を過ごしました。

不思議な ありがとう のチカラ

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 3月7日(木)「たけ」こと,河村武明さんをお招きして,ありがとうプロジェクト講演会 〜「ありがとう」のパワーのお話〜 をしていただきました。本校の生徒,保護者,地域のみなさん,そして教職員にも「ありがとう」のパワーをいただきました。生徒の感想をいくつか紹介します。

◇はじめ,ひらがなの「ありがとう」の文字。いろんな文字が人の笑顔に見えて,とっても感動しました。武明さんの感謝する心がすべての文字にあらわれているなっと思いました。今日は,良い話をありがとうございました。
◇武さんは一生懸命頑張っている。講演は非常に感動しました。みんなが笑顔です。今後は,しっかりと勉強します。
◇武さんの生き方はすばらしい。勇気ある人。どんな困難でも乗り越える。
◇武さんの生き方を聞いて非常によかった。「ありがとう」「ありがとう」。私は武さんの講演を聞いて非常に感激しました。「ありがとう」「ありがとう」
◇今日の話を聞いて,とても立派に生きておられます。感動の涙がでました。本当に感激しました。ありがとう。ありがとう。
◇すばらしい,良い話でした。私もありがとうの気持ちで,感謝で生活をしていきたいです。本当に武先生は,とってもすばらしいです。私の人生もありがとうで送りたいです。
◇むかしの話。仕事場で1年以上無視されたことを思い出しました。その人は,今どうしているのかな。ブーメランの話だと,今苦しんでいるのかも。
◇私は日本語がわからないのではずかしい。しかし,歩くことができる。手を動かすこともできる。学校で勉強することもできる。幸せになりました。
◇深い絶望感の中で,自分のできることを見つけ出した。実現できた姿に感動しました。「ありがとう」の言葉をたくさん言った。いい事をもらった。大きい悲しいこと小さくなった。
◇自分自身を考えてみて,しあわせな一生を送っていることがありがたいと思う。ありがとう。
○「ありがとう」はいつも言っているけど,あんな風に思ったことはないので,これからは意識したいと思います。
○無理やりに「ありがとう」と思うのは,悪いことだと思っていたけど,そうじゃないと知れたことが良かった。自分の顔の事とか,体型の事とか,そんな事を気にしている自分がバカバカしいと思ったし,すごく損していると気づけた。
○いつもイライラしたり,暴言を吐いていた自分を改心したいと思いました。いつも当たり前に使っている足や手,目,耳,使えている事を「ありがとう」と思いました。
○自分は今まで,「ありがとう」という言葉は“人間がつくった言葉”というふうにとらえていました。けれど,今日,武さんの「生き方」などを見させてもらえて,少しずつそういう自分のひねくれている部分も理解して,毎日楽しく,幸せにみんなで生きていけたらなぁ,と思えました。
○自分がやったことは,自分に返ってくるという」武さんの言葉に,そのとおりだと思いました。

「自分の思いを表現すること」とは

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 2/24(日)「奈良県夜間中学研究集会」が天理市で開かれました。たくさんの夜間中学校や自主夜間中学の教員や生徒が集まり,以下のスローガンのもと,熱心な討論と心の通う交流が行われました。
● 夜間中学教育の中身を点検し,もっとすばらしいものにしていこう。
● お互いの夜間中学の様子を知り,つながろう。
● 夜間中学運動をもっと広め,増設への展望を明らかにしよう。
● 夜間中学に行きたい人が,大切にされる世の中にしよう。
 午前の全体会では,天理市立北中学校が,文化祭での劇の取組を発表されました。生徒さん一人一人が,今までの自分の人生をふりかえり,今夜間中学で学んでいることに誇りをもって,自分の言葉で語っておられたことがとても印象的でした。「私は夜間中学に来てなかったら,自分の名前もよう書かんかったと思います。夜間中学へ来て人間が変わりました。明るうなりました。夜間中学に行ってなかったら,家にずっといたと思います」…自分を表現するということは,自分を取り戻すことにつながります。また,福島県の自主夜間中学校からの発表もあり,代表を務められる大谷さんの立ち上げへの思い,「福島に夜間中学校をつくる会」の出発,東日本大震災を乗り越えての取組と放射能からの避難や不安など,様々な課題を乗り越えながら頑張る生徒とスタッフの姿が目に浮かびました。
 午後の分科会で,西和自主夜間中学からは,多様な生徒のニーズに対する取組が報告されました。新渡日の人で,母国で義務教育は終えているが,日本語の読み書きができないため就労日誌も書けず昇進ができない人,昼間の小中学校に通いながら日本語の勉強に来る子ども,ALTが日本語を習うためなど,公立の夜間中学校ではできないことにも対応しておられること。また,スタッフは時間も労力もお金も提供していただいているのに,生徒から選ばれる存在であること。当初予想していた背景の生徒とは異なる生徒が多く入学し来ることなど,たくさんの課題を抱えながらの運営で本当に頭の下がる思いでした。さらに,天理の夜間中学からは,「自分の思いを表現する試みを通して」と題して,綴り方を通して生徒の表現力を高める教材の工夫などが報告されました。

 言葉や文字を学ぶことはもちろんですが,幅広い知識を身につけてこそ,豊かな表現ができるようになります。今回,この研究集会に参加して,改めて表現力の大切さを実感しました。

京都芸術教育コンソーシアム作品展

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 作品展ではたくさんの作品が展示され,それぞれがとても個性的で,魅力的なものも多くありました。作者はどんな想いでこの作品を作ったのか,何を言わんとしているのかなどを考えながら見ていたのですが,抽象的なものになればなるほど難しいものです。時間があれば,作家と作品についてのお話がしたかったですね。一方,昼間部の授業体験の関係で来校されていた教育委員会の方は,作品展を鑑賞されたあと,1〜2階の踊り場に展示してある昼間部の写真を見られて,「この写真は一枚一枚が言いたいことが分かるような気がします」と言っておられました。
 一つ一つの作品は,個性をもってそれぞれが表現しています。つまり,その作者が表現しているのですが,今回の作品展は,コンソーシアムの学生の作品を中心に,本校の昼間部と夜間部の生徒作品も展示され,その一つ一つが表現力を持つことで,心と心の交流ができたのではないでしょうか。もちろん,見方や感じ方は一人一人ちがっていいのです。今後は,それぞれの作品に対する自分の見方や感じ方を,コミュニケーションを通して交流し,個々の見方や価値意識を深めたり広げたりしていきたいと思いました。

木のぬくもりプロジェクト

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 「洛友中学校“木のぬくもり”環境整備プロジェクト」と題し,校舎内外に木製の机や椅子などを配置し,生徒の作品などを展示することにより,校内を温かみある環境にすることを目的に計画を進めていました。
 体育振興会(グランドゴルフ)のガーデンテーブルと丸椅子(10脚),夜間部廊下に設置するレンジ台(7台),渡り廊下に設置する椅子(12脚),渡り廊下のカウンターテーブルなどを,昼間部・夜間部の生徒,教職員,京都芸術コンソーシアム等の学生さん,そして郁文体育振興会(グランドゴルフ)のみなさんと共に作りました。難しい所もありましたが,みんなで協力して,楽しく作ることができたことが何よりです。そして,お互いに会話も弾み,交流を深めることもできました(^_^)v

豊かな文化との出会いと交流

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 2月3日(日),「第21回 民族文化にふれる集い」が同志社大学寒梅館ハーディーホールで行われ,凌風小学校のコリアみんぞく教室や京都朝鮮学校などによるコリア文化の歌や踊り,向島中学校の日本語教室による中国文化の紹介などの発表があり,豊かな民族文化に触れることができました。
 洛友中学校は,「荒城の月」「故郷を想う(コヒャンセンガク)」「小白菜(シャオバイサァイ)」(順に日本,朝鮮,中国の歌)を披露。午前中にリハーサルがあり,夜間部の生徒たちはやや緊張の面持ちで会場へ。ところが,緊張しているためか,普段の雰囲気と違うせいか,ピアノ伴奏と歌が全く合わず,少し心配していましたが,本番ではピッタリと合い,美しい歌声が会場にあふれていました。さすがですね。
 展示会場では,休憩時間に洛友中学校のブースにもたくさんの人が来られ,「(タルや家庭科の作品を見て)見て見て!すごいよ」とか「(シーサーを見て)こんな難しそうなん,よう作らはったなあ」など,口々に感想を言われていました。今年は,夜間部の生徒たちがリハーサルに励んでいる間に,昼間部の生徒たちが一生懸命に作品の展示作業をしてくれて,とても助かりました。

 今年の「民族文化にふれる集い」では,9団体によるステージ発表や,多くの学校からの展示作品が掲示され,たくさんの人たちが参観されました。日本には,韓国・朝鮮籍をはじめとする外国籍の人たち,中国残留邦人やその家族の人たち,その他外国にルーツをもつ人たちが多く暮らしておられます。ところが,そのような人たちの国の文化や伝統,習慣などを周りの人たちが理解し,互いに尊重し合えているかというと,決してそうとは言い切れません。中には日本との文化や生活習慣の違いなどが起因となって疎外感を感じたり,自尊感情を傷つけられたり,そのために民族的アイデンティティが揺らぎ,自分がどこの国の人間なのか分からなくなり苦しんでいる人もいます。さらに,そのことでからかわれたり,いじめられたり,また日本語理解が不十分なことから日本語で行われる授業内容が理解できず不登校になっている子どもたちもいます。国籍や民族などの異なる人々が,互いの文化の違いを認め合い,尊重し合いながら暮らせる地域社会を創るためには,このような交流を重ねていくことがとても大切なことだと思います。
 今回も本校の昼間部の生徒をはじめ,多くの子どもたちがこの豊かな民族文化にふれることができました。このような機会を多くもち,それぞれの文化の素晴らしさを理解できる子どもたちを育てていくことが,日本に住む様々な国にルーツをもつ人たちが自分の文化や伝統を大切にし,自分らしく誇りをもって暮らすことができる当たり前の社会の実現につながるのだと思いました。

京都芸術教育コンソーシアム作品展

 今年度,本校は校舎の環境整備にも力を注いできました。洛友中学校として生まれ変わって6年,教育委員会,保護者や地域の方々にお世話になりながら環境を整えてきましたが,25年経過した校舎には改修や修繕をしなければならない個所が少なくありません。廊下や教室,階段の壁の塗り替え,扉の修繕,図書室の改修等を行い,少しずつですが綺麗になってきました。そして,校内を温かみのある和やかな空間にし,生徒や地域の方々に芸術作品に触れてもらう機会を持つために,空き教室を利用して,芸術専門の大学院生が公開制作行う「京都芸術教育コンソーシアム」に取り組んでいます。
 今回,下記の日程で本校において公開制作を行っている京都教育大学の大学院生を中心に,京都精華大学,京都造形芸術大学,京都市立芸術大学にも呼びかけて「作品展」を行います。2畳くらいの大きなものから小さなものまで19人の作家の作品100点以上が展示されます。今回は,生徒及びそのご家族,郁文地域の方の鑑賞に限定させていただきます。

日 時:2月12日(火)〜15日(金)16:30〜19:30
    (15日は18:30まで)
場 所:洛友中学校2階廊下・教室
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木のぬくもりプロジェクト

 上記の「作品展」に合わせて,木のぬくもりを感じられるような机やいすなどを校内に設置しようと,「木のぬくもりプロジェクト」を企画しました。生徒や教職員,作品展に参加の学生,そして地域のみなさんと共に木製の机やいすなどを制作します。地域からは郁文体育振興会のみなさんがお手伝いいただけます。

日 時:2月14日(木)17:30〜18:30
場 所:洛友中学校2階多目的教室等

お薬の話

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 1月11日と18日,2回に分けてクラス別に「お薬の話」を本校薬剤師の渡邊大記氏に行っていただきました(渡邊氏は洛友中の前身である郁文中を27年前に卒業されたので,本校生徒の大先輩でもあります)。

 薬は身体にとって異物であること,薬はどうして効くのか,薬の飲み方や使い方などをパワーポイントのスライドを通して分かりやすく教えてもらいました。中でも「塗り薬をべったり塗っても同じ」「目薬をさした後パチパチではなく20秒じっと目をつむる方がよい」「栄養ドリンクと風邪薬を一緒に飲むと,両者にカフェインが入っていて良くない」「喘息の人にシップを貼ると悪化することがある」など,私たちがやりそう(やってきたかも)で間違っていることにも気づくことができました。その他,タバコの害やダイエットなどの健康食品で健康被害に逢うことがある話など,日常生活で気をつけなければならにことばかりでした。

 健康というものは,失って初めて気づくにはあまりにも大きな損失となります。だから,日ごろから「規則正しい生活」「栄養バランスのとれた食生活」そして「適度な運動」を心がけていくことが大切であるということを学びました。

「自らの未来を切り拓く」(非行防止教室)

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 1月15日,京都府警本部から京都市教育委員会生徒指導課担当課長として派遣されている足立弘氏をお招きして,「自らの未来を切り拓く」と題して,昼間部の生徒対象に非行防止教室を行いました。法律は自分や社会を守ってくれている大切なものであること,いじめは犯罪であること,ケータイやスマホで知らないうちに犯罪に巻き込まれているケースがあること,悪い事に誘われそうになったときの断り方など,具体的な事例をもとに分かりやすく話をしていただきました。
 洛友中の生徒が非行に走ったり,犯罪を犯したりすることは考えられませんが,知らないうちに事件に巻き込まれていたということはあるかもしれません。被害者にも加害者にもならないためにはどうすればいいのか。みんなが幸せになるために,そして自分の夢を叶えるために,どのように生きていけばいいのかということも考えられたのではないでしょうか。いくつかの感想を紹介します。

○人に犯罪をすすめられた時のことわり方の説明がとてもおもしろかったです。特に「同じ言葉をくりかえす」というところが効果的に思えました。
○スマホの使用契約書はテレビでやっていたので,知っていたけれど,改めてインターネットとかスマホをやる時は気をつけないといけないなと思いました。
○法律とか色々と勉強になり,これからも非行に走らないように気をつけたいと思います。
○最近は友だちからのいじめが原因で自殺したり,今テレビでよくやっている先生からの体罰がひどくて自殺したという話を聞きます。インターネットでいじめられている動画もあり,いじめる側の人は遊び半分でやっているのかもしれないけど,僕にはその気持ちが理解できません。
○今日の授業を受けて思ったことは,やっぱり暴力は怖いものだと思いました。なぜかというと,人間を一発なぐっただけで亡くなってしまうということにとてもびっくりしました。なぜ,目が合っただけで一方的になぐられなくてはいけないのか。私は意味が分かりません。そして,なぐった理由が気に入らないというだけでなぐる意味が分かりません。暴力は怖いものだと思いました。
○私は正直,自分をよくせめたり考えたりするのですが,今回の授業を受けて,私は家族や先生方に大切にされているんだなと思いました。
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