最新更新日:2024/03/28 | |
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第2回 命プロジェクト(2)<高樹のぶ子氏について> 1946年山口県防府市に生まれる。1984年「光抱く友よ」で芥川賞を,1995年「水脈」で女流文学賞を,1999年「透光の樹」で谷崎潤一郎賞,2006年「HOKKAI」で芸術選奨文部科学大臣賞,2010年「トモスイ」で川端康成文学賞をそれぞれ受賞。2009年には紫綬褒章を受章。2017年にも文化芸術院賞を受賞。そして2018年文化功労者に選ばれる。 <作品について> 高樹氏は多岐にわたるテーマの作品を残している。大人の恋愛を題材にしたものもあれば,若者の心を題材にしたもの,自身の子供時代を題材にしたものもある。ただ一貫しているのは「人間を描く」ということである。芥川賞を受賞した際には,「自分独自の人間観を表明するために書く,という態度がこれまで常にあった。」と評されており,どの作品においても人間の生活が描かれていることが特徴である。そして,大人を対象にだけ作品を書いていた訳ではなく,2009に発行された自身の子供時代が題材となっている「マイマイ新子」のあとがきでは,生や死を身近に感じながら過ごし培った感性を,現代社会を生きる生や死をどこか遠い存在として認識している子供たちこそ伝えたいという思いも書き記している。 <子ども 夢・アート・アカデミーについて> 「子供 夢・アート・アカデミー」は,平成17年,日本芸術院・三浦朱門前院長の提唱により始められた,社会貢献事業です。美術・文芸・音楽などそれぞれの分野における最高峰の芸術家である日本芸術院会員が小・中・高等学校を訪問し,実技披露を交え,会員自らの体験に基づいた講話を行います。子供たちに文化芸術活動のすばらしさや夢を持って生きることの大切さを伝え,豊かな心や感性を有する我が国の文化継承者の育成を図ります。 〜日本藝術院HPより〜 |
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