京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/03/28
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Art(豊かな感性・表現力・創造力のある生徒)  Science(論理的に真理を追究し、知性あふれる生徒) Toughness(夢に向かって、支え合い、果敢に挑戦できる自立した生徒)  

平成24年度 異動及び退職者のお知らせ

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以下の教職員が、異動及び退職することになりましたので、お知らせいたします。

社会科     柴崎 恭江 先生
数学科     北川 喜美 先生
数学科     山口 美鈴 先生
理科科     井上 俊幸 先生
保健体育科   田本 博子 先生
技術科     渡邉 俊和 先生
英語科     金永 夕湖 先生
育 成     神田 順子 先生
育 成      東  智史 先生
育 成     小串 拓矢 先生
総合育成支援員 上田  望 先生
事務職員    小野田祐樹 さん
管理用務員   日野 妙子 さん

       以上13名の方々です。

本当にお世話になりました。

平成24年度『志 花の式(修了式)』

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 先週末の感動的だった卒業式。今日は、今年度の修了式です。

 式に先立って伝達表彰を行いました。
 柔道部の体重別選手権で第2位を獲得したTR君とRMさん。
 平成24年度京都市幼児児童生徒作品展で優秀を受賞した5名を代表して、姉妹都市メキシコへ交歓作品に選ばれたMK君。
 第44回教育美術展覧会で奨励賞を受賞した2年9名、1年21名を代表して、2年生TJさん、1年生OH君。
 京都市中学校生徒書き初め展「特選」の2年生FMさん、1年生OK君。
 それぞれの健闘を、全校でたたえ合いました。

 『志 花の式』で学校長から、15日の感動の卒業式から「184名の卒業生は、実に堂々と巣立っていきました。涙と笑顔にあふれ、『感謝と決意』の言葉で在校生の送辞に答えてくれました。」とお話がありました。
 「そして、君たちは1年間の学校生活を終え、いよいよ進級の時期を迎えます。『志 花の式』は、新年度への『心構え』を確認する大切な式です」と話され、昨日の「侍JAPN」山本浩二監督の「負けはしたけれど胸を張って日本へ帰ろう!」の言葉を引用され、「『花の式』の『花』は、命がけの熱意、一生懸命にやろうとする熱意のことです。2年生は1年後に、1年生は2年後に、胸を張って卒業していけるように、しっかりと『花』を咲かそう。それこそが『志 きらめく』学校なのです。」と話されました。
 最後に、「4月8日(月)、ともに元気な顔な顔で、再びここに集いましょう。」と結ばれました。
 
 写真は、式のはじめに、恒例となった「校歌斉唱」をする生徒たち《左》、『志 花の式』《右》の様子です。


 生徒たちや学校の様子を、少しでもお伝えでき、多くの方々にご覧いただけたことに深く感謝申し上げます。1年間ホームページをご覧いただきありがとうございました。
 次回は、22日(金)午後に「人事異動のお知らせ」を更新する予定です。

 来年度も、学校や生徒のいろいろな姿を届けたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。

平成24年度 第6回卒業証書授与式 式辞 ―青雲―

3月15日(金)に挙行致しました、本校第6回卒業証書授与式において述べました「校長式辞」を以下に掲載します。


                 式 辞 ―青 雲―



未だ雪の残る中、身も心も寒き日々を過ごされている方々が数多くおられる我が国において、今日、温かき春の日よりの中、保護者のご参列はじめ、ご来賓のご臨席を賜り、第6回卒業証書授与式を、ここに挙行出来ますことを、深く心より感謝しますとともに、教職員を代表し、厚く御礼申し上げます。
 
卒業生の皆さん、卒業、おめでとうございます。
心よりお祝い申し上げます。
そして、保護者、ご家族の皆様方、本日は誠におめでとうございます。重ねてお祝い申し上げます。

校長として、卒業生の皆さんに、はなむけの言葉を贈ります。

春風興りて青雲飛ぶ
花その色冴え香り高し
旅の道程違えども
深き草木の地に道創れ
時と情この学舎に刻まれし
誇りを胸に
志を立てよ

どんな時代に生きようとも,
“志 きらめく”自分であり続けよう。

 目を閉じ静かに、想像してください。穏やかで温かい春の風が、自然界のあらゆる生命を持つものに、長い冬の眠りから目を覚ますようにと、やさしく、触れながらささやいていってくれています。そして、この下京の学舎の空には、今、悠々と高く、皆さんの志をのせた雲が幾重にも重なり、連なり、飛んでいきます。まるで皆さんの姿そのもののようです。  
この三年間で培ってきた力は、皆さんのその姿に、その内面にそれぞれの個性を持って確実に培われてきました。これから皆さんの歩む道はそれぞれ違いますが、この下京中学校で過ごした自分に、自身と誇りを持って、この大地にすっくと立ち、新しい旅の一歩を踏み出してください。
 
2011年・平成23年の3月と5月の出来事を私達は忘れることができません。皆さんが1年生の終わりに経験した3月11日の東日本大震災、そして、2ヶ月後に亡くした尊い仲間の命。本来ならばその仲間は、今日この日に、ともに巣立っていくはずでした。
人は狂おしいほどの悲しみや、時には不幸と思えることも背負っていかなければなりません。順風満帆な船旅も、時には嵐にも遭遇します。座礁もし、帆も破れ、船体が壊れるほどの衝撃を受けることもあるかもしれません。きっと予測のつかない出来事の方がそうではないことよりも、この世界では多いのでしょう。しかし、私達には、それらに立ち向かう強い力があります。それは繋がるという力です。人と人とが、手と心を繋ぎあい、破れればつくろい直し、壊れれば、組み立て直し、亡くなれば新しく生み出すという力があります。今日よりも明日、明日よりも明後日、より良い未来を創り出そうとする力を、私達は持っています。
「知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず」
智恵ある人はぐずぐずしない。愛ある人はくよくよしない。勇気ある人はびくびくしない。
智恵がなければ一生懸命学ぶことを。愛が乏しければそばにいる人への思いやりの心を自ら持って、勇気がなければそこに何があるかを、まっすぐに見すえる力をつけてください。
生涯に渡って、学び続け、友と語らい、人を愛し、人のために力を尽くす。そんな人になってほしい。

グローバルで変動と混迷の時代と言われる現代社会においては、解決のための道筋や答えが一つではないという課題に満ち溢れています。幅広い知識を大切にし、思いをめぐらし、考え抜き、時には仲間と激しいディスカッションを行い、自分の考えをさまざまな方法で表現していく必要があります。これまでにも教科の授業や道徳、特別活動、総合的な学習の時間を通じて、その学習は行ってきました。これからはそれらを基礎にしてさらに、発展した課題解決能力を身につけていってほしいと思います。

「自分の正義は人にとっても正義であるのか」、「自分の命は人の命よりも重いのか」、「自分の幸せは人にとっても幸せなのか」、「平和は戦争の土台の上でしか築けないのか」、「真の豊かさとは何か」、「生きる意味とは何か」、「仲間とは何か」、「家族とは何か」、「学ぶとはどういうことなのか」、「学校とはどんな場なのか」、そして「自分とはいったい何なのだろう」。
それらの限りのない問いはこれからも続いていきます。その問いに向かう様は、言わば、自分自身が一本の杭のようになり、大地に向かって、自分自身で、自分という杭を打ち込んでいく行為に似ています。しかしその打ち込む力は、巨大な力ではなく、「努力」という小さな力の積み重ねであります。私達人間は非力で、時にはとてつもなく無力であることもよく知っています。だからこそ、小さくとも確実に、継続して打ち続ける力が必要です。そしてその力を生み出すことが出来るのは「夢」や「希望」であります。「夢」を追いかけてほしい。「理想や希望を追究してほしい」。それが皆さんを輝かせるものとなります。

184名の卒業生の皆さん。
「大義に依りて志を立てる」仲間と、互いの健闘を祈りましょう。そして、変わらぬ友情を確かめ合いましょう。
いよいよ旅立ちの時です。良い春風が吹いています。まさに青雲となり、勇気と誇りを持って未来へと旅立ってください。 
私は皆さんとの出会いに感謝します。これからの世界を築いていく、皆さんの可能性に心の底からわくわくしています。 どうぞ、すばらしい人生を送ってください。

 最後に、この下京中学校という場を通じて、保護者、地域の方々、またご来賓の皆様方もあわせて、人生のよき出会いを与えていただきましたことに教職員を代表して心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
 
それでは卒業生の皆さん。
志きらめいて、これからの大きな世界で、一層の活躍をされることをお祈りします。
 今後のご健闘と前途を祝して式辞といたします。
          
平成25年3月15日
            京都市立下京中学校
            校長  村上 幸一

第6回卒業証書授与式

 15日(金)、184名が卒業式を迎えました。苦楽をともにし、涙を流し、汗をかき合った『雛たち』の旅立ちです。

 予定どおり10時に、第6回卒業証書授与式が始まりました。

 「東日本大震災」から2年を迎え、「命」や「生きること」について深く考えることの多かったこの2年間でした。
 どの挨拶にも、その思いが強く込められた卒業式になりました。仲間とともに過ごした日々を振り返り、巣立ちゆく新しい社会への決意に満ちた、感動あふれる素晴らしい式になりました。

 生きることの喜びを感じ、仲間とともに進む幸せをかみしめながら卒業証書を受け取り、たくさんの祝福とともに、学舎を巣立っていきました。

 卒業生のみなさん、おめでとうございます。


 写真は、証書を受け取る卒業生《上》・《中》、最後の別れを惜しみながら、在校生・保護者・教職員に見送られ、花道から下校する3年生《下》の様子です。




 
 

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3年生を送る会

 卒業まで3日となった12日(火)、全校が集っての最後の行事「3年生を送る会」が、盛大に行われました。

 会は、生徒会・中央委員の司会で進められました。1・2年生は、合唱あり、ダンスあり、メッセージありと、工夫を凝らし、心のこもった出し物を披露しました。

 途中、3年生の思い出ビデオが流され、入学式から3年間ともに過ごした日々を振り返りました。大写しになる友の顔に、歓声が上がったり、拍手が起こったりと、会場は、終始にこやかで温かな空気に包まれていました。

 3年生は、会場をふるわすような歌声やダンスを披露し、1・2年生を驚かせていました。常に、1・2年生のお手本として、実に堂々とした姿勢を示したくれました。開校6年目を迎える学校ですが、確実に「伝統」が築かれています。


写真は、思いの丈を精一杯表現した1年生《上》、落ち着いて雰囲気で先輩たちへの感謝を表した2年生《中》、後輩へのメッセージをバックに、すばらしい歌声を響かせ、会場を感動の渦に巻き込んだ3年生《下》の発表の様子です。
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3月11日 東日本大震災から2年

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 あれから2回目の3月11日を迎えました。

 2011年3月11日(金)午後2時46分、東北地方・三陸沖を震源とする大地震が発生しました。死者1万5881人、行方不明者2668名《11日付け「京都新聞」朝刊より》を出しました。
 人的、物的な被害だけでなく、未来に大きな影響を残す、未曾有の大災害でした。

 この週末には、新聞・テレビでも特集が組まれ、現在の被災地の状況が報道されていました。雪の舞う画面には、いまだに復興とはほど遠い現状に、心を痛めるばかりです。
 しかし、家族や家を失った人々は、計り知れない悲しみと大きな課題を抱えながらも、懸命に生きようと努力されています。

 全校で、犠牲となられた多くの皆様に、哀悼の意を表すために、大震災が起きた午後2時46分から1分間、黙とうし、犠牲者のめい福を祈りました。(3年生は、午後から下校のため、終学活で行いました。)

 写真は、取り組みを中断して黙とうする2年生《左》、半旗を掲げた玄関前《中》、黙とう後、教科担任から話を聞く1年生《右》の様子です。

平成24年度 1月「学校評価」

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 京都市立下京中学校運営協議会が行われました。

 7月と12月に実施した「保護者アンケート」の結果と、今年度12月までの学校行事等を振り返り、9名の運営協議会理事の皆様に、中間の「学校関係者評価」をしていただきました。
 評価結果は、『こちら』からご覧いただけます。

3年;公立高校受検前日指導

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 3月5日(火)は、二十四節気の一つ『啓蟄』。「大地が温まり、冬眠をしていた虫が穴から出てくるころ」といわれる日です。

 6日(水)には、受験(検)生にとって「山場」ともいうべき『公立高校入学検査』を迎えます。
 学校長は、「啓蟄」を例に、「これまで実によく努力をしてきた。苦しいことに耐え、自分のやるべきことにしっかりと取り組んできた。いよいよ明日は、この力を発揮するときです。落ち着いて、心静かに明日を迎えましょう。そして、明日出かけるときには、これまで支えてくれた人たちに、感謝の気持ちを伝えてください。それが、暖かい春を誘い込むことでしょう。」と激励の言葉を、受検生に贈りました。
 このあと、進路指導主事から、受検の諸注意を受けて、下校しました。互いに支え合った仲間と、あすの健闘を確認し合い、胸を張って下校する姿に、吉報が届くことを祈りながら、後ろ姿を見送りました。
 ファイト、下中生!

 写真は、明日の受検に向けて、互いに健闘を誓い合った事前指導の様子です。

ドイツの教育学者が下京中を視察

2月28日(金)午前に,ドイツの教育学者の方3名が下京中学校の視察に来られました。
日本の学級という集団に対しての指導を調査目的に,各学年の授業の様子を熱心に参観されました。
その中で,1時間の授業の目標設定や、授業展開の工夫、また、教師と生徒のコミュニケーション等に感心されていたようです。
参観した3年生の音楽の授業でのドイツ語での『歓喜の歌』の披露や、1年生社会の授業でもドイツ語のあいさつに大変喜んでおられました。
下京中の授業の頑張りが,海を越えてドイツにも伝わりました。
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ある一日

ある一日

 朝食をとりながら新聞に目を通す。習慣とは言え,その行為がその日の生活のリズムに少しは影響している。見出しに目をやり,気になるところを丁寧に読む。首相の1万字超の施政方針演説は夜に読むことにする。しかし,目にとめた箇所があった。江戸時代の学者,貝原益軒の言葉を引用した「寛容」という二文字である。益軒の言う初心と寛大さに触れておられる。
次元は違うが,最近,「包容力」という言葉を何度か使い人に話したことがある。人や社会そのものに包容力が乏しくなってきているのではないかと感じている。「ならぬことはならぬ」という言葉は正義の通らぬことの多い現代社会においてはわかりやすい言葉だ。学校教育と旧会津藩の幼育訓と重なることも多い。時代を超えて戒めなければならない人のありようなのだろう。しかし,報道される諸記事を一読してリズムが不安定に微妙に乱れるこの感覚は何なのだろう。変動と不透明な社会において優先されるべき事実は未来肯定的な人の努力とその成果ではないのかと思う。事を曖昧にするのではなく,事の本質を見抜くためにも多角的な視点と,多様な価値観が必要なのだろう。「ならぬ」の言葉のアンチテーゼは「(良く)なる」でありたい。良くなった“過程”は見過ごされがちである。

昨日,午前中にドイツと日本の教育学者の方がお越しになり,授業視察とともに,授業者への聞き取りを丁寧にされていった。日本の指導技術の高さに驚かれながら,指導のプロセスについて限られた時間ではあったが特に聞いておられた。
昼休みに,本校の伝統文化部がお茶席でのおもてなしをした。緋毛氈の上に緊張した面持ちで座られ,掛け軸や花の紹介をしながら,靜かで豊かな時間をともに過ごせた。
文化の違いを知ることで人は豊かになる。ドイツでは学校教育において,伝統の作法について学ぶということがないらしい。生徒・教職員が心を一つにして,良い“おもてなし”が出来たことを嬉しく思う。
同日の午後,日本が世界に誇るロボットクリエーターの高橋智隆氏をお招きしての講演会を催した。「ロボットと暮らす未来」という演題で,これからの未来におけるロボットをはじめとした科学技術とヒューマニティ(人間性・人間愛と解釈した)について先見性を持って述べられていた。見事なロボットの動きとそれに注がれている氏の眼差しや所作に愛情と情熱を強く感じた。洗練されてスタイリッシュなロボットと高橋氏の容姿はイノベーターとしての日本の革新的存在を思わせる。同時に,創られてきたロボットは伝統工芸に近い“手作り”と仰っていた通り,校長室で拝見した氏の指は,刃物や工具を使われている職人の手そのものであった。それを見て,氏の言葉に一層の厚みを感じた。
宇宙ステーションにロボットを送られるらしい。「次はどんな場所でロボットを動かされるのですか?」という生徒の質問に,「秘境と言われるような大自然や,人間が創り出した建造物を舞台にチャレンジしてみたい。」と目を輝かせて答えておられた。
学ぶことの喜びを再確認できたことがとても嬉しい。すばらしい一日を,多くの人たちと過ごせたことに感謝したい。

                  2013.3.1
校長 村上 幸一

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学校行事
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