京都市立学校・幼稚園
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Art(豊かな感性・表現力・創造力のある生徒)  Science(論理的に真理を追究し、知性あふれる生徒) Toughness(夢に向かって、支え合い、果敢に挑戦できる自立した生徒)  

志 花の式

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 19日(月)、今年度を締めくくる『志 花の式』を行いました。
 式に先立って、表彰を行い健闘を讃え合いました。表彰を受けたのは、
 ・卓球部女子 2年SAさん(新人大会Cブロック 2位)、
 ・男子ソフトテニス部 1年チーム(山城冬季ソフトテニス大会・準優勝)
 ・書き初め展 1年FMさん(特選)、1年SD君(入選)
 ・京都新聞書き初め展 2年HYさん(準特選)
 ・読書に関する感想文京都府コンクール 2年YSさん(佳作)です。

 引き続き行われた『志 花の式』で学校長は、「1年間の区切れに行ってきた『風の式』『姿の式』『花の式』は、父、観阿弥の教えを記した、世阿弥の「花伝書・風姿花伝」に依るところの名であります。今回の『花の式』の『花』とは、「命がけの熱意」を意味しています。君たちは、この1年を通じて『花』を咲かせられたでしょうか。もちろんわたしを含めた教職員も同じであります。」と問いかけられました。そして、「1年間『花』を咲かし続けることはたいへん難しい。しかし、今、私の目の前には、君たちのすばらしい姿があり一つの花をみる思いです。」「今日のこの日に集い、改めて自分自身が『花をさかそう』としてきたか振り返ってほしい。そして、けじめをつけ、さらに自分らしい花を咲かせていってほしい。」と締めくくられました。
 続いて、生徒指導部長からは、「命について深く考える1年であった。どうか無事故で春休みを過ごし、進級し成長した姿で全員が集い、新しい伝統を築いてほしい。」と話しました。
 いよいよ、待ちに待った「春」の到来です。次のステージの準備を、怠りなくやりましょう。新しい出会いの季節に向かって。

 写真は、表彰を受ける卓球部女子生徒《左》、『志 花の式』《右》の様子です。


 1年間ホームページをご覧いただきありがとうございました。次回は、23日(金)午後に「人事異動のお知らせ」を更新する予定です。
 来年度も、学校や生徒のいろいろな姿を届けたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。






響く春の声!

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 感動的だった卒業式から一夜明けた 16日(金)、公立高等学校合格発表が行われました。
 午前9時から始まった合格発表を受け、受験生たちが、続々と「合格」の報告に来ています。しーんと静まりかえっていた1階のフロアーに喜びの歓声が響き渡っています。

 これで卒業(3年)生全員の進路が決定し、15の春を迎えました。
 進路先での新生活に、さらに自分らしさを発揮してください。おめでとうございました。

平成23年度第5回卒業式式辞

                   式 辞

 寒き日、温かき日を繰り返しながら三寒四温の名の通りに、下京の地にも新しい季節が訪れてまいりました。今日の佳き日に、保護者のご参列はじめ、ご来賓のご臨席を賜り、第5回卒業証書授与式を、ここに挙行出来ますことを、心より感謝しますとともに、教職員を代表し、厚く御礼申し上げます。
 
さて、卒業生の皆さん、卒業、おめでとうございます。
心よりお祝い申し上げます。
そして、保護者、ご家族の皆様方、本日は誠におめでとうございます。重ねてお祝い申し上げます。

 今、卒業の時を迎えて、この3年間を皆さんはどのように感じているでしょうか。
 春の木々の新芽のようにすがしい姿だった1年生の時、多くの仲間と夢や希望を膨らませ続け、天に向かって成長していく若葉と梢のような2年生の時、そして、身も心も大人に近づき、この世界の様々な現象に気づきはじめ、その問題と解決について真剣に考え、探りつづけようとした3年生の時。
 その姿は、まさにまっすぐに伸びる凛々しい若木のようでありました。
 その時々を皆さんはここにいる友と恩師と、この学舎で過ごしてきました。
 本当に大きく成長しましたね。
 とても嬉しく思います。

 1年前の3月11日に起きた震災の10日後、被災地である気仙沼の階上中学校の卒業式で読まれた答辞は全国の多くの人々の胸を打ちました。その中から敢えて一節をお借りします。

 「自然の猛威の前には、人間の力はあまりにも無力で、私たちから大切なものを容赦なく奪っていきました。天が与えた試練と言うにはむごすぎるものでした。つらくて悔しくてたまりません。」「時計の針は十四時四十六分を指したままです。でも時は確実に流れています。」「命の重さを知るには、大きすぎる代償でしたしかし。苦境にあっても、天を恨まず、運命に耐え、助けあって生きていくことが、これからの私たちの使命です。」
 十五歳の旅立ちの言葉としてはあまりにも重すぎる試練を背にした決意でした。
 しかし、その決意の言葉を生み出したものはその試練を同じように感じ、心を痛め、「今、何かをしなければともがくような気持ちに駆られた日本中の、いや、世界中の人々の心の力が後ろにあったからではないでしょうか。
 皆さんは震災の3日後に卒業式の会場を準備した後の夕刻に、まさにちょうど1年前に義援金の募金をしようと100名以上が走って街に繰り出していきました。その行動は立派でした。下京中の精神“志 きらめく”そのものでありました。皆さんは私の生涯の誇りです。
 そして、やはり時は確実に流れ、5日前の、この3月10日に階上中学校でも卒業式が行われ、58人が巣立って行かれました。3割の生徒が自宅を失ったままです。  
 この1年間での復旧作業がさらに加速され、一日も早く復興を成し遂げられるよう、私たちの心を一つにして努力を積み重ねていかなければなりません。
 昨年の5月にかけがえのない2年生の命を失った私たちは、その重みと今、生かされていることへの感謝と生き抜く責任を学んだ1年でありました。
 
 皆さん。この世界で何が起きているのかを考えてください。そして感じてください。おそらくこの現代社会とは、一つの確固とした正解のないジレンマの連続世界と言えるものかもしれません。問題に直面した時に、解決のよりよい答えを見つけるためには、幅広い知識や豊かな経験が必要です。その為には生涯にわたって学び続けようとする姿勢を大切にしてください。
 仲間と多くを語り合ってください。先輩や師となる人の教えに謙虚になってください。「知」そのものへの尊敬の念を持ってください。何千年、何万年の人類の営みにより紡ぎ出されたものが今ある「知」や「知識」そのものです。そして、それらを生かし、深く考え、行動するために必要な気力や体力を自ら鍛え養ってください。
そして、人の痛みや悲しみを受け入れられる温かく柔らかい心を自分の中心に置いてください。世界と自分の関係性を知るためには多くの経験を積むことが大切です。時間は人に平等です。与えられた時間の長さが重要なのではなく、「いかに生きるのか」、その密度が重要なのです。
  ヴィクトール・フランクが「夜と霧」の中で書いている言葉があります。「我々が人生の意味を問うのではなく、我々自身が人生の意味を問われているのであり、答える責任があるのだ」と。
 私たちには人生の意味について答える責任と、新たなる人の生を保障するために、未来を作り続ける義務があります。

 224名の卒業生の皆さん。皆さんのまわりには今日という同じ時代を生きる多くの、まだ出会わぬ仲間がいます。今日の友を大切にするとともに、これから出会う新しい仲間とも強くつながり、協働しながら、まさに一本の木が林となり、さらに深い森のように育っていくことを願ってやみません。

 今日のこの式は別れを惜しむためのものではありません。「大義に依りて志を立てる」、立志式であります。
 世界は広く未知なる経験が皆さんを待っています。互いの健闘を祈り、これからも変わらぬ友情を確かめ合いましょう。
 いよいよ巣立ちの時です。良い風が吹いています。さあ、大きく羽を広げよう。勇気と誇りを持って今旅立つ時です。
 
 私は皆さんとの出会いに感謝します。これからの世界を築いていく、皆さんの可能性に心の底からわくわくしています。 どうぞ、すばらしい人生を送ってください。

 最後に、この下京中学校という場を通じて、保護者、地域の方々、またご来賓の皆様方もあわせて、人生のよき出会いを与えていただきましたことに教職員を代表して心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
 それでは卒業生の皆さん、下京中学校の卒業生という誇りと、夢を持ち、志きらめいて、活躍されることをお祈りします。
 今後のご健闘と前途を祝して式辞といたします。
          
                  平成24年3月15日
                  京都市立下京中学校
                            校長  村上 幸一
  

第五回卒業証書授与式

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 224名の生徒が、多くの思い出を刻み込んだ学舎を巣立ちます。
 15日(木)10時、第5回卒業証書授与式が始まりました。
 「東日本大震災」から1年、「命」や「生きること」について深く考えることの多かったこの1年でした。どの挨拶にも、この思いが強く込められた卒業式になりました。
 仲間とともに過ごした日々を振り返り、巣立ちゆく新しい社会への決意に満ちた、感動あふれる素晴らしい式になりました。
 生きることの喜びを感じ、仲間とともに進む幸せをかみしめながら卒業証書を受け取り、たくさんの祝福とともに巣立っていきました。
 学校長は、「時間は、人に平等です。その与えられた時間は長さが重要なのではなく『いかに生きるか』、その密度が重要なのです。人生の意味を問い続け、それに答える責任と新たなる人の生を保証するために、未来を作り続ける義務がある。卒業式は、別れの式ではなく、『大義に依りて志を立てる』立志式です。どうか勇気と誇りをもって旅だってほしい」との言葉を述べられました。下京中学校の卒業生という誇りと夢を持ち、志きらめいて、生きていってほしいと思います。
 卒業生のみなさん、おめでとうございます。

卒業式場の準備完了しました

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 感動の「3年生を送る会」、そして球技大会から一夜明け、いよいよ卒業式前日になりました。
 生徒の手のよる卒業式「3年生を送る会」は、1・2年生の心のこもったメッセージや歌に、送られる3年生は涙を流していました。3年生からも熱いメッセージと歌で答えました。午後からは、球技大会を行いました。肌寒かったり、日がさして暖かかったりした天候でしたが、気迫のこもったプレーが、繰り広げられました。大きな声援に答えるはつらつとしたプレーや互いのプレーに拍手を送ったりと、中学生活最後にふさわしい大会になりました。
 卒業式の前日となった14日(水)、午前中は在校生の代表も参加して予行を行いました。午後からは、1・2年生が準備をしました。校内の清掃や教室の飾り付け、式場準備と、細かいところまで気を配った準備が進められいました。
 午後3時過ぎには、準備も完了しました。体育館は、卒業証書授与を待つばかりです。たくさんの仲間とともに涙を流し、語り合い、汗を流し、絆を深めあった下京中からの旅立ちです。
 3年生のみなさん、ご卒業おめでとう。すばらしい旅立ちを祈ります。


 写真は、準備完了の式場《左》、在校生を交えての卒業式予行《右》の様子です。

準備完了!

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 3月13日(火)の『3年生を送る会』に向けた準備が、完了しました。
 委員会を中心に、椅子並べや会場の飾りつけなど、「3年生に気持ちよく巣立ってもらおう」と心のこもった準備が進められました。
 「3年生を送る会」は、生徒全員が参加できる卒業式です。1・2年生の一人ひとりの思いがこもった取組が、これまで繰り広げられてきました。いよいよ、明日が本番です。3年生も、これまでの感謝の気持ちや自分たちが育んできた思いを、精いっぱい発表すると思います。

 金曜日の雨、今日の雪で順延した球技大会も、明日午後に予定されています。
 現在、会場では、中央委員会を中心に明日のリハーサルが行われています。 
 3年生にとって、卒業式まで3日を残すのみとなりました。たくさんの思い出や友情を刻んできた下京中学校。思いっきり飛び立ってください、輝かしい未来に向かって。


 写真は、会場の椅子並べをする委員たち《左》、リハーサルに余念のない中央委員会のメンバー《中》・《右》の様子です。

3年;卒業前行事、取組開始!

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 昨日の公立・学力検査で一段落したためか、ちょっぴりにこやかな表情で登校した3年生。
 7日(水)からは、卒業前行事が始まりました。学活の後、送る会や卒業式の練習、大掃除など盛りだくさんのメニューに取り組みました。
 1年間使い慣れた教室の掃除。掲示物を外し、窓を磨き、隅から隅まで掃きながら、ぞうきんがけと続きます。全員が、真剣に、そして感謝の気持ちで体を動かします、互いの笑顔を確認し合いながら。温かくほほえましい空気が、学年のフロアーを包み込んでいました。
 明日は神戸方面への校外学習、明後日は成徳学舎グランドでの球技大会と続きます。あと1週間、卒業までの時間を楽しんでほしいと思います。


 写真は、送る会の練習に取り組む《左》、大掃除で教室美化中《右》3年生の様子です。

3月6日(火)、いよいよ始まりました

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 公立高等学校の一般選抜・学力検査が、9時30分から始まりました。113名全員が、欠席・遅刻もなく受検会場に集合し、検査に臨んでいるようです。午前の検査は、まもなく終わり、午後からは、「理科」と「英語」に取り組みます。面接が行われる学校もあります。
 全力で取り組んで、自分の進路をつかみ取ってほしいと思います。


 写真は、検査会場で注意書きを確認する受検生の様子です。

3年;いよいよ公立高等学校入学者選抜・学力検査

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 今日は、二十四節気のひとつ・啓蟄。『京都の美しい風景
 「地中で冬ごもりをしていた虫が、春の到来を感じて、地上にはい出してくる日」といわれています。
 あいにく、朝から冷たい雨に降られている京都ですが、春の足音は着実に近づいています。
 「受検生の春」も着実に近づき、明日6日(火)は、公立高等学校の一般選抜・学力検査が、行われます。
 本校からも、113名の3年生が「15の春」を目指します。
 5日(月)午後から、受検生を激励する事前指導を行いました。「(今日の雨を受けて)『よい雨は降るときを知っている』。竹は生長するために、固いしっかりとした節を作る。今日の雨が、君たちの強固な節になることを確信しています。終わったときに『やり終えた!』と自信をもって言えるようにしてほしい。そして、支えてくれている家族に感謝の気持ちを忘れないように」と、学校長から激励の言葉がありました。続いて、進路主事からの諸注意の後、高等学校ごとに分かれて持ち物や登校時間などの確認を行いました。
 生徒たちも、「いよいよ!」と緊張感と共に、合格への強い決意を見せていました。
 体調をしっかり整え、明日は全力を発揮してほしいと思います。ガンバレ、下中・受検生!

3年;人権学習

 朝の冷たい雨も上がり、暖かい午後になった29日(水)、3年生は中学生活最後の「人権学習」を行いました。27(月)に続いて2時間目の学習です。
 今回は、村上龍著『盾 SHIELD』をモチーフに、「自分にとっての幸せの価値」「困難を乗り越えてこそ、幸せを感じる行き方」をテーマに、人としての生き方を考える学習に取り組みました。
 中学時代優等生だったオジマと、ひねくれ者だったキジマ。2人の生き方から、「幸せな生き方」「自分の人生で大切にしたいもの」について考えました。
 少し長めの文章でしたが、担任の朗読や互いに音読し合いながら、集中して2人の人生を読み取っていました。
 巣立ちの季節を前に、『人としての生き方』について、改めて考える時間になったようです。
 
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