京都市立学校・幼稚園
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『3年生 アデレード大学との国際交流』立命館大学にて

 立命館大学留学サポートセンターの協力を得てなんとか国際交流の実践の場を持つことが出来ました。オーストラリアの名門校であるアデレード大学からの留学生を主に数名の立命館大学ボランティアスタッフの方々、総勢24名のお力をお借りして、とても有意義な2時間を過ごすことが出来ました。
 交流の全ては各クラスの英語係の司会によって進められました。まずアデレード大学の方からオーストラリアの基礎知識などをプレゼンしていただきました。何もかも規模が違いすぎるオーストラリアの壮大さに驚きを隠せず、質問する生徒たちも次から次に出ました。
 続いて、社会科の夏課題を基本に『ガイドブックやインターネットに載っていない京都』を各クラス生活班に分かれ、各班に留学生、ボランティア学生一人に入っていただき、西京生が一人ひとりプレゼンしました。自作のポスターを使い、単に読むだけではなく、なんとか自分の英語で説明を加えようとしている姿勢に留学生やスタッフの方たちはとても感心されていました。難しい単語や文については説明を求められる場面もありました。あるいはプレゼンしているテーマについてさらにつっこんで質問されている場面もありました。自分たちの練習の中では通用していた言い回しも実際にはわかりづらかったり、まったく通用しなかったり、準備不足だとそういった対応にも苦労していた様子。その苦労をモチベーションにさらに英語学習に力を注いでくれると思います。
 次に、前期、インタヴュー活動で取り組んだ、東京研修旅行での国際交流にも繋がる、『今、世界が抱える問題』についてのプレゼンを西京生たちがそれぞれしました。この課題については冬休み中にそれぞれが街頭インタヴューを実施し、各国の人たちが地球温暖化やマイクロプラスチックによる海洋汚染、移民問題や絶滅危惧種について時間が限られていたので、ディスカッションとまでは行かず、留学生たちからのいくつかの質問や意見をいただくことで精一杯でしたが、それらになんとか自分の英語で答えている姿は今までの学びを実践している姿であり、とてもたくましく見えました。
 少しの休憩をはさむ提案が英語係からアナウンスされ、みんなほっと一息つくのかと思いきや、トイレや少しの水分補給を済ませると、引き続き留学生たちと楽しそうに話していました。「これが本当のフリートークですね!」とこの機会を提供して下さった、留学サポートデスクの担当者の方が心から感心しておられました。まさにその通りで、準備したことをきちんと発表するのもとても重要なスキルの一つではありますが、コミュニケーションという観点からするとそういった時間に交わすやりとりこそが本当の実践の場です。「正確に話す」ということよりも「自分の思いを自分の英語で伝える」ということに重きをおいて学習を積み重ねてきた大きな成果であると思います。
 最後に『SDGs』をテーマに西京生一人ひとりのプレゼンを続けました。京都市は「SDGs先進度調査」(日経新聞)において全国1位に選ばれており、14期生もそれにならって少しずつ取り組みを始めていました。今回は持続可能な開発目標の中から自分が興味関心のあるものを選んでポスターを作成し、それをもとに発表しました。オーストラリアでは慢性的な水不足や、今まさに大惨事とも言える山火事によって10億以上の生き物が犠牲になっている現状もあったので、西京生からのプレゼンとしては3つ目となるこのプレゼンにも真剣に耳を傾け、西京生の着眼点に感心しつつ、質問や感想を述べてくれていました。
 閉会の言葉を述べる英語係から記念品の贈呈をするアナウンスがあり、自分たちが12月に伝統工芸士の方々に手取り足取り教えていただき作った「京くみひも」をこれももちろん、英語で「くみひも」とはどういったものかという説明を添えて手渡しました。アデレード大学の留学生たちは日本語のみならずもちろん日本文化にもとても関心が高く、この前日には舞妓さんたちとの交流も体験したそうですが、このサプライズにもとても喜んでくれていた様子でした。
 このように立命館大学、立命館大学サポートデスク、ボランティア学生の方々、アデレード大学のみなさんの協力のもと、本当に実りのある有意義な時間を過ごすことが出来ました。今回お世話になったすべての方々、本当にありがとうございました。西京生たちはこの経験を大きな自信とし、自分が目指すグローバルリーダーになるために勇往邁進していきます。ありがとうございました。



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