京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/18
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「テニスに関わってきて」
「今年は節目の年を迎えてるやろ。紫郊(大学のテニス部の同窓会誌)に寄稿してえや。」
 テニスの試合会場で先輩の先生からそう依頼されました。確かに今年,定年退職の年を迎えています。『これが最後の文化祭か』とか「これが最後の修学旅行か」とかと,そういえば何度か考えました。しかし,今のところ,自分が教師生活から退くことに対して何故かあまり実感が湧かないのです。
 思い返せば,今年度は春の大会も夏の大会も中止になりました。昨年度,ソフトテニスの全国大会を京都で開催し,大変な忙しさを経験しましたが,それでもそれを貴重な体験だと感じることができました。だから,今年はお世話になった方々へお礼を言いがてら,京都府大会・近畿大会・全国大会とすべての試合に顔を出すつもりでいたのですが,結局のところそれも出来ずじまいでいます。
 近いところでいえば,秋の新人戦については,開催はできましたが「密」状態を避けるという理由から開会式は行ないませんでした。中体連ソフトテニスの専門部長になって5年,各試合の開閉会式でする挨拶の内容については毎回何日も前から考えてきました。プレッシャーはありますが,それを遣り甲斐に感じ,楽しみにもしてきました。最後の年のそれらがなくなったことは,少なからず「今年で退職をする」という気持ちを薄れさせることに繋がっているのではないかと思っています。
 祖父と父の影響で始めたテニスです。中学生になって本格的にやり始めました。登校前に友人と京都大学のテニスコートで練習をしました。初めての試合のベンチ入りでは緊張でガクガクと脚が震えたのを覚えています。そういえばその試合はなんと3回ゲームで,アッという間に終わってしまいました。
 高校と大学では朝から晩までテニスをしていたように思います。テニスに関わらせてもらったことで人間関係が広がり仕事の範囲も拡大していきました。
 私は現在この肩に,二条中学校の他に中体連ソフトテニス専門部と中学校人権教育研究会を担いでいます。二条中学校だけでも十分重いのに,『我ながらようやっているなあ』と思うこともあります。しかし,それらを降ろすことに対しては残念な気持ちもあります。それほど,テニスと人権教育とは仕事というか,私の人生の一部になってしまっているのだと思います。
 近い将来,教師の仕事から部活動の指導がなくなるかもしれません。学校が何もかも丸抱えしてきた時代は終わっていきます。一方,生徒の背景まで知った学校の教師が部活動の指導をしてきたことの意味は大きいと思っています。
 部活動の目的は「人格形成」であって,「京都で一番!」とかというものは目的に向かう為の具体的な目標だという考え方は今も変わっていません。生徒の「人格形成」を助けることは,これまでもこれからも,教師にとって重要な役割だと思っています。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「うちの生徒のいいところ」
 先週の修学旅行を通じて,本校の生徒の良いところをたくさん再発見しました。外部の方にすれば「なんや,自慢かよ」と思われるかもしれませんが,敢えて書きます。私は校長として,本校に関わる全ての人に自慢して頂ける生徒や教職員,保護者や地域の皆様,学校をつくることを目指して取り組んでいます。だから今回は,先ずは私が思いっきり生徒の自慢をさせてもらいます。
 まずは集合時です。前に先生が立った瞬間からおしゃべりをする生徒は居ません。縦だけでなく横の列まで整えることにも慣れてきました。常に話し手の目を観て頷きながら聴くことができます。当たり前のことのようですが,なかなかどこの中学3年生でもできることではありません。
 次に代表生徒の話の内容です。これまでは事前に考えた文章を丸暗記してそれを言葉にするのが普通でした。しかし,今年度に関しては「話す内容」だけを考えており,そのとき頭に浮かんだ言葉で話していました。この方が聴く側には届くことを経験から知っており,本校に赴任して以来あらゆる場面で取り組ませてきました。準備期間が短かったこともあるでしょうが,修学旅行で実践できてよかったです。
 更に,規律正しいことです。特にそのことが映えたのが2日目の夕食の場面でした。100人近い生徒と教職員が大広間で食事をします。マスクをつけてやってきた生徒たちは,奥から詰めながら次々と全員が同じ向きで着座していきます。「誰々の隣はイヤ!」だとかと言う生徒は居ないようでした。自分たちの置かれた状況を察して黙々と食事をしている姿は愛おしかったです。
 対照的だったのがレクレーションの場面です。こちらは大いに「楽しんでよいとき」です。誰一人しらける者がおらず,全員が楽しもうとして臨んでいるので自然とよいムードが出来上がりました。チョットしたことが楽しく,些細な発言や行動で大笑いができました。個々が考えてきた出し物も全て面白かったです。
 最後に,もっとも素晴らしかった(いや,「凄かった」と書きたい)のが,2日目の午後に行ったラフティングの場面です。2日目はあいにくの天気で午後になっても寒く,ラフティングに向けて気持ちが上がっていかないのが正直なところでした。体調がすぐれない女子生徒も居たと思います。「見学させてください。」そんなことを言い出す生徒が居ても決しておかしくない状況だったのです。一人が言い出せば一人,また一人…と増えていくものです。ところが,全員がそうすることが当たり前のように参加し,寒さも忘れて大いに楽しみました。「一人残らず参加した中学校は珍しいですよ。」添乗員さんがそう言っておられました。
 これらの行動ができるのは,卒業生たちから引き継いだ精神があるからで,それは2年生以下にも既に備わっていると思います。『この子たちを大切にしたい』改めてそう感じています。いいえ,私のもてる力のすべてを尽くして大切にしていきます。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「心に残る信州の旅」
 修学旅行から無事に帰りました。「家に帰るまでが修学旅行だ」というフレーズはこれまで何度も使ってきました。遠足などの校外学習も含めると,生徒の方も小学生の頃から聞き飽きるくらいに聞かされてきたことだと思います。でも,今年ほどこのフレーズの重みを感じたことはありませんでした。3日目の朝,養護の先生から「発熱の生徒はいません。」という報告を聞いたときには,『これで何とか修学旅行を終えられる』とホッとしたことを思い出します。
 『もし感染者が出たら…,そのクラスだけ置いていくのか全体を中止にするのか。』『もし濃厚接触者が出たら…』判断するにあたって,修学旅行の前には考えれば考えるほど不安な気持ちになったことを思い出します。生徒も同じような気持ちでいたことを実行委員長のあいさつの中で知りました。前日の下校時,「校長先生,今日まで熱を出すこともありませんでした。明日から楽しみにしていた修学旅行に行けそうです。」と6組の生徒が校長室に寄ってそう声を掛けてくれました。生徒たちの全員が健康管理に気を使っていたことを知って,改めて彼らを愛おしく思うと同時に保護者の皆様方の気苦労に思いを馳せもしました。
 松代市での平和学習は初めて経験しました。「この史実を知ってもらうところから活動を始めなければなりません。」ガイドさんの言葉が今も心に残っています。ペンションのオーナーのおもてなしには今回も感激しました。2日目はアクティビティが中心でした。白馬五竜のトレッキングでは絶景は望めませんでしたが,その代わりに「雲の中を歩く」という貴重な体験ができました。白馬ジャンプ台を訪れた際,女子は泣きながらも全員がラージヒルのスタート地点まで行ったのに,男子の4人が行けなかったことは何とも可笑しかったです。ラフティングは寒さのために気持ちが上がらなかったのですが,始めるとこれが楽しく,水の冷たさを忘れるくらいでした。学年揃っての大広間での夕食は懐かしかったです。今はバイキング形式が主流になりましたが,今年はコロナでそれが難しく,『そういえば,教師になった頃の修学旅行はこんなだったな』と当時を思い出しました。今回の修学旅行で一番の思い出になったのがレクレーションです。学年全体で楽しく盛り上がったのは久しぶりだったと思います。『この時間が永遠に続けばよいのに…』と思ったりもしました。また,豪華な大浴場と畳の上のフカフカのお布団はアクティビティで疲れた体を十分に癒してくれました。そして最終日,秋晴れの下での松本市内班別研修は修学旅行気分を満喫できました。
 準備の時間が足りなかった修学旅行でしたが,生徒も教職員も規律正しく,予想外のことが起こった際にも臨機応変に行動ができました。「いい生徒さんですね。」行く先々で生徒たちが褒めてもらうたびに,我が子が褒められたようでとても嬉しかったです。修学旅行に行けて本当によかった。すべての人に感謝の気持ちで一杯です。

修学旅行日記88【最終号】

6時55分,二条中学校前にバスが到着しました。
無事に帰ってこられて,本当に良かったと思います。
3年生の皆さん,楽しい思い出は沢山作れましたか?
明日は,ゆっくり休んでくださいね。
それでは,「修学旅行日記」はこれで終わりです。
皆さん,3日間のお付き合い,ありがとうございました。
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修学旅行日記87

現在(6時12分頃),蹴上付近です。
三条通りが,かなり混んでいるみたいですね。
「堀川下立売」には,あと10〜15分ぐらいだということです。
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修学旅行日記86

現在(17時50分頃),東インターを下りました。

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修学旅行日記85

予定より50分遅れの,16時35分に養老サービスエリアを出発しました。

渋滞等の交通事情で到着時刻については未定ですが,京都東インターを降りたあたりでホームページを更新させていただきます。

よろしくお願いします。
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修学旅行日記84

これが最後の休憩となります。

ここを出ますと,あとは堀川下立売,正親小学校前,二条中学校前の3カ所で流れ解散です。
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修学旅行日記83

養老サービスエリアに着きました。
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修学旅行日記82

実行委員長からの一言が有り,非常に中身の濃い修学旅行となりました。
さすが二条中学校の3年生,校長先生からのお言葉をいただき,
このように解団宣言でも盛り上がります!
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