京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/18
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「目標に向かう計画と流れ」
 いつの間にか,朝からセミがかまびすしく鳴いています。雨が激しく降る日が多かったので気づきませんでしたが,7月中旬といえばもう真夏です。
 今年度は,新型コロナウイルスの関係で学校の一年間のサイクルが大きく乱されてしまいました。加えて7月の大雨続きの低温によって例年とは随分異なる気候です。実は当初の予定では今日が終業式で,本来なら明日から夏休みを迎える時期なのに,既にそんな意識まで失ってしまっています。
 さて一昨日,立命館大学4回生の岩本心さんを迎えて3年生が話を聴きました。彼女は,「世界で最も貧しい大統領」といわれたウルグアイの元大統領ホセ・ムヒカ氏に一人で会いに行ってインタビューをした経験を話してくれました。元々,「世界の平和」や「そのための人類の協力」に興味をもっていた彼女は,大統領当時のムヒカ氏の「貧富の差がなく,生まれた時には皆が同じ権利をもてる世の中にしたい」という演説を聞いて感動。是非本人に会いたいと一人旅を決断します。ウルグアイに行ったこともなければ,スペイン語もままならない状態です。何の“つて”もないまま現地へと向かい,出会う人々の協力を得ながらムヒカ氏の自宅に辿り着きます。若い女性の一人旅です。無謀とも思える行動ですが,その決断力と行動力には本当に驚かされました。
 毎年3年は,総合的な学習の時間のテーマを「平和学習」として取り組んでいます。一昨日の講演会もその一環として設定されました。
 これまでの3年は,沖縄への修学旅行に照準を合わせて,先ずはその事前学習,次に実際に現地を訪れてガマ体験や語り部さんの話を聴く,更に学習してきたことを文化祭で平和劇にして表現する,そして,学習発表会で自分たちが学んだ内容をまとめて発信する,という方法で学びを継続して深めてきました。
 一方,今年度の3年生は「世界の平和」に目を向け,そのためには人類の協力が不可欠であることを知ります。そして,貧困の問題に焦点を当て,豊かな国の人々が貧しい国の人々に対して何ができるのかを考えたり,そもそも「本当の豊かさ」とはどういうものなのかを考えたりしているようです。
 生徒の反応を見ると,岩本さんの夢や決断力,行動力の方に目が向きがちだったようでしたが,「本当の豊かさ」についてもしっかりと考えられたと思います。
 2年では,先日行った学年道徳の教材『一冊のノート』を代表生徒たちがシナリオにしました。一昨日,それを読ませてもらいましたがなかなかの出来栄えです。文化祭当日の劇が観えてきたように思います。1年もまた,一昨日,グループに分かれて二条城の散策に行きました。どの学年も着々と学習を進行しつつあります。
 今後の各学年の総合的な学習の時間が,それぞれの目標に向けてどのように計画され流されていくのか,とても楽しみにしています。

水害による非常措置について

 雨の日が続きます。各地で起きている豪雨による災害のニュースが、毎日のように聞こえてきます。
 
 本市においては、台風等による「特別警報」「暴風警報」が京都市に発令され場合は、休校等の非常措置を取ることがあります。
 
 また、水害による「避難勧告」「避難指示(緊急)」が正親学区・出水学区・待賢学区で発令された場合についても、「暴風警報」に準じた措置を取ることになります。
 
非常措置の詳細につきましては以下の文章をご覧下さい。
     ↓ ↓ ↓

●●水害による非常措置について●●



部活動の段階的緩和について

 4月、5月の休校措置が終わり、6月15日より学校での部活動が再開されています。そして、1年生も入部して本格的な活動が行われ始めました。
 京都市では、中学校の部活動について段階的緩和を進めており、6月29日からは、本市中学校部活動ガイドラインに基づく通常の活動となっています。(活動時間は、長くとも平日は2時間程度、学校の休業日は3時間程度、休養日は、少なくとも平日及び週末それぞれ1日以上)

 今日、7月10日からは、これまで禁止されていた対外試合も府内で行う活動については許可するという『ステップ2』に進むことになりました。
 以降のロードマップを下に示します。

『ステップ2』7月10日(金)〜7月31日(金)
○対外的な活動を以下の条件の中で認めます。
 ・参加者を学校が管理できる対象(生徒・教職員・部活動指導員・外部
  コーチ・保護者等)として、参加者数は100名以下とする。
 ・府内の学校との交流を認めるが、自校を含めて2〜4校とする。
 ・公共交通機関や貸切バスでの移動は認める。
 ・宿泊を伴う活動は禁止する。

『スッテプ3』8月1日(土)〜8月23日(日)
 ・参加者数については制限をつけない。ただし、密集等を回避して活動
  できる人数にすること。
 ・他府県をまたぐ活動を認めるが、活動先の感染状況に留意すること。
 ・宿泊を伴う活動は禁止する。

『ステップ4』8月24日以降
 ・宿泊を伴う活動を認める。

 このように、部活動が平常に戻りつつありますが、お子様の健康観察やマスクの着用等のご協力を、よろしくお願いいたします。

 

『第1回理事会を行いました』その5

 もう一人ご出席いただいた顧問の方に激励の言葉を頂き,最後の副会長のあいさつで買いを終了しました。

 本校の学校運営協議会は4年目に入りますが,ようやくうまく回転し始めてきたように思います。

 勉強することが多く,緊張感もありながらすっきりとスマートにまとまった会になりました。お集まりいただいた皆様方,有難うございました。
 また,今年度1年間,よろしくお願いいたします。
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『第1回理事会を行いました』その4

 特別理事である大学の先生に昨年度の取組を評価していただきました。

 その後,顧問の方から激励の言葉をいただきました。
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『第1回理事会を行いました』その3

 各部会の話し合いが活発に行われています。

 話し合いの後,部の代表者が内容を発表します。
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『第1回理事会を行いました』その2

 新会長のご挨拶と,副会長の委任の様子です。

 委嘱状は,新会長に代表して受け取っていただきました。
 皆様,1年間,よろしくお願いします。

 その後,各部に分かれて今年度の活動方針を立てました。
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『第1回目理事会を行いました』

 昨(9)日の午後7時30分から,今年度初めの理事会を行いました。

 最初に,前年度会長のご挨拶です。
 冒頭に,先日亡くなられた初代会長に黙とうをささげました。

 次に学校長から新会長の委嘱です。
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「言葉が要らないときもある」
 九州の各地,特に熊本県で豪雨による被害が大きくなっています。先日来,幾度も球磨川が氾濫する様子がTVで放映されています。一旦大きな河川が氾濫し始めると,アッという間に家々が水に浸かり,自動車が流されるまでになるのかと,改めて自然の力の大きさと恐ろしさを感じています。また,今回の災害でも多くの人命が奪われました。亡くなられた方々のご冥福を祈るとともに,現地の一日も早い復興を願うばかりです。
 さて,毎月小冊子が学校に届きます。読者からの投稿が多く掲載され,道徳の教材として使える作品も少なくないので,時間のある時には目を通しています。今月号に掲載されている沖縄県の中学生の作品を紹介します。
「アイスクリーム,食べに行こうか」
            津嘉山理人(沖縄尚学高等学校附属中学校1年)
「ヨッシャ―,優勝」      
 サッカーの大きな大会で僕のチームが県大会で1位になった。念願の九州大会だ。飛行機や宿泊先のことを考えると,興奮したものだ。しかし,その夢はある日,一気に崩されることになった。 九州大会派遣のメンバー発表の時,県大会ではずっとメンバー入りだった僕が外された。名前を呼ばれなかった。間違えていると思って聞き返したが,僕の名前は最後まで呼ばれることはなかった。予想だにしてなくて,不意打ちで起きた地獄だった。
 練習がおわり,母が迎えに来てくれた。車に乗った瞬間涙が流れてきた。
「メンバーに選ばれなかった」母にそう伝えると,いつもはしつこいくらいに質問攻めの母が何も聞かなかった。「アイスクリーム,食べにいこうか」夕食前にデザートを禁止にしている母がアイスクリームに誘ったのだ。僕は席につくなり,ずっとうつむいていた。アイスクリームを食べた母が,「おいしいね」といった。僕は,「こんなときに何だよ」と思い,顔を上げ,母を見ると,今にもこぼれそうなくらい目に涙をためている母がいた。しばらく沈黙が続いて母が話し始めた。「どんなに頑張っても,思い通りにならないことってあるんだよ。でもね,何度くじけても何度でも頑張れる力が,とっても大切。そういう人間になってほしいな」と。僕は,「うん」と,だけ答え,残っているアイスクリームを口いっぱいに頬張り,食べた。
 自分のことのように涙を流す母に感謝した。そして,母の偉大さを感じた。僕はこの経験を胸に,努力し続ける人になると強く思った。
 子どもが傷ついたとき,慰めとようとしてやたらと多く言葉を掛ける教師や親がいます。その点,この文章に出てくるお母さんの対応は素晴らしいと感じました。言葉は少なくとも,お母さんの気持ちは十分に息子に伝わっています。教育や子育ての場面でこの様な状況は少なくありません。大いに参考にしたいものです。
※〜「PHP」2020年8月号より〜


『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「再開からひと月を経て」
 アジサイの花が終わりを告げようとしています。替わって,じきにアサガオやヒマワリ,百日紅などが咲き始めるでしょう。確実に季節が巡っていくことが実感できますね。そうそう,我が家の玄関に置いた鉢植えのバラですが,一旦は「今年は終わったかな?」と思っていたのですが,新しい茎が伸びてきてその先に今また美しく花が咲いています。知らずに購入したのですが,どうやら,そういう種類のバラだったようです。
 さて,授業を再開して今日でひと月です。はじめの一週間が隔日登校,次の一週間は毎日登校でしたが生徒を午前と午後に分けて分散登校をさせてきました。ようやく第3週の15日からは部活動も再開されて普通通りに登校しています。この頃の様子を振り返ると,生徒も教職員も『しんどそうだな』と感じました。3か月のブランクと消毒や手洗いなど新しい習慣の導入などは,慣れるまではする方もさせる方も結構大変でした。4週目に入って,ようやく本来のペースが戻ってきたように思います。
 先月18日の「自主登校」から段階的に学校生活を元に戻してきたわけですが,当初は『ここまでする必要があるのか!?』とも思いましたが,今となっては,3か月のブランクは,日常を取り戻すのにこれ位の時間が必要だったのだと分かります。そうしていなければ,生徒や教職員の中に不調をきたしていた者がいたかもしれません。
 学校の外へ目を向ければ,長い自粛期間に,我が国の経済活動も他国と同様に崩壊の危機を迎えました。営業の仕事に携わっている私の下の息子など,在宅勤務が長く続いた結果として毎月の給料が3分の1ほどに減らされ,「部屋代を払うと一か月間生活していく金額が残らない。」と嘆いています。息子の場合は,私たちが援助してやることができますが,そうでなかったらどうなっていたのでしょう。身近な人間から聞いて初めて,コロナが経済に及ぼした影響を実感した次第です。
 学校は特別な場所です。そこに務める教職員も,息子のケースでもなければ世の中の経済の大変な状況にも気づけないほど特別な仕事に就いているのかもしれません。しかし,一方で特別でなければならないとも思っています。子どもたちの安全を守るためには極めて特別な場所でなくてはならないのです。
 授業が始まりました。部活動も再開されました。合唱やリコーダー演奏,ペアやグループでの対話型学習もできるようになります。熱中症対策という理由ですが,マスクの着用場面もその範囲が狭められています。校内に子どもたちの元気な声と笑顔があふれる日がそれほど遠くないことを感じ,とても嬉しく思います。
 子どもが安心して登校でき,明るく活気のある学校を創造していくことこそが私たちの使命です。二条中学校の教職員はそのために全力を尽くします。保護者や地域の皆様には,今後ともご理解とご協力をお願い致します。

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