京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/18
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『冬休みの部活動』女バス

 女子バスケット部ですが、今日は2人だけでの練習となりました。

 がんばれ!
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「子どもの成長が教師の喜び」
 2学期が終わりました。8月24日から始まって4カ月余り、長い学期でした。文化祭、チャレンジ体験、生徒会役員改選、秋テストと冬テスト、部活動の新人戦や吹奏楽部のコンサート、そして創立70周年・難聴学級開設50周年記念行事、ざっと上げるだけでも、2学期には様々な行事があったことが分かります。この他にも3年の保育体験や1年や6組の校外学習、伝統文化体験や全校レクレーションなど、もの凄い数の行事があるのが2学期です。
 忙しかったけれど、行事のたびに確実に成長していく生徒の姿を嬉しく頼もしく見させてもらいました。「私、失敗しないので…!」有名なドラマのきめ台詞ですが、将に二条中学校の生徒は失敗をしません。直前まで心配させても、本番は成功させます。ここにはもちろん指導する教職員の力があります。“成就感”が“満足感”に変化し、この時に感じる心の高鳴り、つまり“感動”が生徒を成長させるのだと思います。
 生徒にとってはそれほどではなかったのでしょうが、創立70周年・難聴学級開設50周年行事は、私をはじめ教職員にとっては例年にない大きなエベントでした。しかも、決して失敗の出来ないプレッシャーを抱えた取組でした。1年以上前から準備し、毎日の授業で研究内容を実践して少しずつ創ってきました。文化祭の合同劇でもせいぜい1か月の取組です。しかし、授業を変え“対話できる生徒”をつくる作業には1年以上の取組期間が必要でした。もちろん、生徒の方は私たちがそんなことに取り組んでいることなど全く知る必要もなかったのですが…。
 二条中学校の生徒は素直で真面目です。問題行動もほとんどありません。何もしなくても問題なく過ごせます。そこにメスを入れたいと思いました。真面目で素直な生徒だからこそ、教職員が一致団結し目的をもって取り組めば、教育関係者を“あっ”と言わせるような実践と成果が示せるはずだと思って始めました。狙ったのは新しい学習指導要領で大事にされている「主体的、対話的で深い学び」を生み出す学習や授業の創造です。それをもっと具体的に言うと、「対話できる力」を備えた生徒を育てることです。この力は、近い将来必ず生徒にとって有効な力となって働くことになるに違いないと思ったからです。
 教職員は頑張りました。個々に想像力を働かせ、私の言うことを実現しようと動き始めました。互いに相談し協議し議論しながら進めました。そして、“自信をもって堂々と自己表現の出来る生徒”を生み出すことができたのです。その姿は当たり前なのかもしれませんが、多くの中学生は出来ません。だから、観に来て下さった教育関係者は驚き、二条中の生徒と取組をモデルにして自校で実践しようと帰られたようです。
 生徒の変容が教職員に自信をもたせてくれました。経験しなければ分からないことは多いです。生徒が実際に成長した姿から教師が喜びと同時に自信を得たのです。
 さて、生徒を更に伸ばす次の取組を考え、教職員と共に実践したいと思います。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「若い教師の目標に」
 「自分は今大学4回生で、もう就活は終わったけれど、それを通して強く思うことは“対話できる力”の重要さです。知識の量や有名大学の卒業生であることよりも、面接のときに自分の“よさ”や“強み”を嫌味なく上手く相手に伝えられる力が大事だと分かりました。その力を中学生の今から勉強させてもらっていることはとても有難いと感じてほしいです。」この文章は、私の下の息子が本校の研究報告を聴いて感じた感想です。研究報告会に参加していた彼は、その場で発表しようかとも思ったようですが、私の息子であることが歯止めになったと笑って言っていました。
 「今回は発表できました。1回するだけでいいかなって思っていたけれど、1回言ったら勢いで2回目もできました。練習よりも気楽に、でも真剣に取り組むことができたので楽しかったし、よい学習になりました。発表することで、いつもより考えを深めることができるということが分かりました。これからの学習にもつなげていけたらいいなと思います。とても楽しかったです。」こちらは3−3の学級通信から拾いました。最後の“楽しかった”がこの感想を輝かせています。この楽しさが学びを深くし、学習によってその人を成長させていくのだと思います。
 12月9日の日曜日、無事に「創立70周年・難聴学級開設50周年記念の研究報告会 及び 記念式典」を終えることができました。
 手前味噌で恐縮ですが、上手くいったと思っています。というよりも、生徒や教職員が実によく頑張ってくれました。「生徒主体というのは当たり前のことですが、将にそれを見事に実現された研究発表会でした。」在田正秀教育長がその夜の祝賀会で言ってくださいました。「研究報告会に生徒を参加させるというのは大変珍しい。でも、この学校では、研究の意義も成果も教職員と生徒が理解し共有しようとしていることが分かった。今後、新しいモデルになるかもしれない。」佐藤卓也総合教育センター長が指導講評で述べられた内容の一部です。
 本校の研究には、新しい授業形式や最先端の指導法の提案はありません。どの学校でも実践できる研究内容で、10年以上前から“よい”と言われ続けてきたものです。大きな声で校歌を歌う。生徒主体で授業を進める。仲間を信頼して堂々と意見を述べる。どれも当たり前のことです。その意味を生徒と教職員の双方が理解し、徹底して取り組めば、生徒や授業や学校を変化させられることを証明したかったのです。
 「このような研究発表会をどこの学校でも取り組んでもらえたらいいなと思います。一人ひとりの教師が、もっと熱く熱く取組を続けてほしいと思います。特に若い教師に見てもらって、こんなことができるんだと目標にしてほしいです。この感動は、やった者しか分かってもらえないのが残念です。先ずは、二条中学校で続けてください。」
 アンケートから拾いました。我々の思いが届いていたことを知れて嬉しいです。

『土曜日の部活動』野球その2

 絶対に負けられない試合です。
 点を入れなければならないときに入らないと、徐々に「試合に(チャンスに)弱いチーム」になっていくので、その自覚をもってチャンスを確実に点数に結び付けられるようになってください。

 今日はたくさんのピッチャーを試してみるということらしいです。
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『“てっぺん”獲りにいこうや!]〜Catch the top !〜

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「本番が楽しみ!」
「手話コーラスは,何年も前から文化祭の最後を飾るもので,たくさんの人々を感動させてきた素晴らしい二条中の伝統です。この伝統は,どこの中学校の人たちに見てもらっても誇れるようなものです。そんな手話コーラスは例年のように今年の文化祭でもたくさんの人々を感動させることができました。そして今回の記念式典で今までよりさらにたくさんの方々が見に来てくださいます。だから,手話コーラスの歌声でも,手話でも感動してもらえるようなそんな手話コーラスになるように全校で頑張りましょう。」
 この文章は、先日の「全校手話コーラス練習会」で、旧文化委員長の土屋君が全校生徒に向けて熱く語った言葉です。情報保障のため提出していたものをコピーしました。このことばを聞いて、(或いは、聞かなかったとしても…)全校生徒の気持ちに火がついたように思いました。練習会は大成功でした。大成功だったというのは、大きな声で歌えたという理由からだけではありません。雰囲気がとてもよかったのです。『全校手話コーラスを成功させるんだ!』という生徒の思いが体育館に満ちていました。特に、合唱隊の人たちの頑張る姿に引っ張られて、各学年の人たちが本当に楽しんで歌えていました。勿論、本番は大成功を収めてほしいですが、この練習会の直後、私は『これだけの取組が出来たのだから、もうこれで十分や!』と思ったものです。
 一昨晩は、職員室で「全校手話コーラス」の歌わせ方を巡って若い先生たちが長い間議論していました。並び方や歌う向き、タイミングの取り方など、7時過ぎに始まったその議論の大勢が決定したのは9時頃だったと思います。職員室を訪れるたびに、まだ続いている議論を観、またそのたびに話合いのメンバーが増えている様子を観て、ここでも本番に向けての教職員の意気込みを感じ、心が温まりました。
 更に、PTAには記念品の制作と夜の祝賀会の準備を担当してもらっているのですが、こちらも着々と進行しています。
 放課後には、学年ごとや難聴学級の学習発表の練習が盛んに行われています。
 日曜日に向けて、二条中学校は盛り上がっています。まるで、家に沢山のお客様をお迎えする際に子どもたちが妙にワクワクする、そんなムードが学校全体にあります。
「周年行事は、できればひっそりとやりたい。」「研究発表は“やった”という実績だけ残せればそれでよい。」そんな風に考える学校がないでもありません。しかし、現在の二条中学校では、生徒も教職員も、そして、保護者や地域の皆様方も、『どうせやるなら、多くの人に来ていただいて盛大なものにしたい。』と思っています。その方が遣り甲斐があって頑張れることを知っているからです。本番まであと3日となりました。さあ、二条中学校の力を見てもらおうやないか。「ええか、みんな、やるでっ!」

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「特別な日を楽しもう!」
 校長室の隣の部屋から楽しそうな声が聞こえてきます。誰かの一言で“ワッ”と笑いが起こり、次々と冗談も飛び出します。教職員が12月9日の記念事業の中で行う公開授業の指導案集を綴じているのです。私も何度も経験しています。この時、何とも言えない充実感を感じます。多分、『ようやく、ここまで辿り着いた』という満足感と、皆で同じことに取り組んでいる一体感とから生まれる充実感であると考えています。
 26日の月曜日、12月9日に向けての全校集会を行いました。研究推進委員長と私からこの日の内容と意義、心構え等について話しました。生徒たちは、熱い眼差しで聴いてくれました。体育館の温度が上がったのを感じたのは私だけではないと思います。また、昨日の昼休みは、新旧の文化委員さんたちがイキイキ交流ルームに集まって、「全校手話コーラス」を成功させるための作戦を練っていました。「全校手話コーラス」は、50年に渡って難聴学級がある二条中ならではの取組です。何としても、来校者の皆様にこの素晴らしさを感じてもらわなければなりません。新文化委員長は、その思いを精一杯に伝えました。旧委員長もまた気持ちは同じです。更に、一昨晩はPTA常任委員の皆様方が、遅くまで記念品の準備をして下さいました。12月9日の本番に向けて、生徒・教職員・PTAでその準備が着々と進行しています。
 以下は、月曜日に生徒に向けて話したことの概要です。
 12月9日は、二条中学校にとっても皆さんにとっても「特別な日」です。
 この場で皆さんには「目的をもって取り組めば、中学生はここまでのことができるんだ!」という姿を見せてほしいと思っています。授業参観や研究授業の際、多くの人が「普段通りでいいよ!」と言うでしょう。でも、敢えて私は違うことを言います。「この日は特別の日なのだから、皆さんにも“特別な姿”を見せてほしいのです。」
 今年度、「対話できる力」を付けるべく取り組んできました。そして、皆さんはその力をつけてきてくれたと思っています。その姿を見せ、皆さんが来校者の目標と励みになることで、全国の中学生のモデルになって欲しいと考えています。
 この日は「特別な日」という認識で、「特別な態度」で授業等に臨んでください。「普段は発言できない人も、この日には手を挙げる!」「普段、1回は発言するという人は、2回3回と発言する」「人よりたくさん発言すること、人より気の利いた内容の発言ができることがカッコいい!」そんなことをみんなで共通認識してほしいのです。
 これまで、私は個人的に教育関係の友人に案内状を200通以上出してきました。京都市内だけでなく大阪府や遠くは鳥取県からも「来る」という返事をもらっています。また、門川京都市長や在田教育長にも来ていただけます。
 案内状は次のように結びました。「私の自慢の生徒と教職員を観に来て下さい。」

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「何を学ぶか」
 野球部が秋季新人戦で見事に優勝を果たしました。私は9年間校長を務めてきました。これまで本校の男子バスケットボール部も含めて、中体連公式戦での準優勝や3位は何度も経験しましたが優勝は初めてです。“てっぺん”を獲るとはそれほど難しいことです。
 さて、ここで改めて野球部の選手と顧問の先生に問いたいことがあります。
「今回の優勝で、あなたは何を学びましたか?」
 決勝戦の1試合だけのことを言っているのではありません。決勝戦まで戦い抜くには、相当な量の練習をしてきたことでしょう。練習試合もたくさんしてきました。毎朝早くから昼食の用意をして家を出してくださる家族の方の支えもあります。叱咤激励し、心身両面を鍛えてもらった顧問の先生の力も忘れてはいけません。
 優勝は素晴らしい結果です。でも、そのことに浮かれて、上記のことに思いを馳せることがなければその価値は大いに下がります。勝った時こそ、勝てた原因を追究し、常に自分に厳しくあろうと努め、来年の春季大会と夏季大会も連覇してほしいです。
「4つの大会全部に優勝して、来年の夏は校長先生を全国大会へ連れて行ってくれ!」
 今夏の終わり、「文部科学大臣杯京都市大会」に優勝した時、野球部の選手にそう言いました。2つまで実現しました。今後の活躍も楽しみにしています。
 先週末、今年も「全国人権・同和教育研究大会」に行きました。18日の午前中(野球部の決勝戦の前)、ある中学校の若い先生のレポートで色々なことを考えました。
 中学校に入学以来、暴力を繰り返すA。気に入らないことがあると、同級生だけでなく先輩や先生にも暴力を振うという。指導しても指導しても改善はみられず、教師として無力感にさいなまれる。確たる打開策も見いだせないまま、被害を受けた生徒に詫びつづけ、只々サンドバッグになり続けた日々…。そんな内容でした。
 報告終了後、「なぜ、一人で関わったのか」「関係機関との連携は出来なかったのか」「発達障害の疑いが感じられる。検査は受けさせたか」など、様々な質問や意見が出されました。それに対して報告者は、次のように答えました。「チームとして取り組んだとしても、何らかの診断が出たとしても、私のすべきことに変わりはなかった。」
 そして、報告は次のように結ばれました。「本気で生徒と関わるというのは、その生徒個人をいろんな角度から見つめ、生活背景や生い立ちを知ろうとし、本人の話を全身で聴くことから第一歩が始まるんだということが分かった。Aさんとの出会いが、私にとって新たな教師生活の第一歩となったと感じている。…略…この経験をこれからの教師生活のエネルギーにしていきたい。」
 厳しい経験から素晴らしい学びをされたこの先生は、きっとこれから立派な先生として活躍されると思います。結果がすべてではありません。大事なのはそこから何を学ぶかです。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜〜

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「人権教育を学校教育の根幹に」
 今週末に「第70回全国人権・同和教育研究大会」が滋賀県で行われます。この大会には毎年参加しています。目的は、自分の中にある“人権教育の軸”がぶれていないかの点検、万一ぶれが生じていればその修正です。自分としては、「じんけんドックに入る」とか「人権感覚のメンタナンスに行く」と位置付けています。初めて参加したのは25年前の大阪大会でした。分科会での熱い議論に『全国には、子どもの人権や教育について、深く熱く考えている人がこんなにもたくさん居るんや!』と感じ、心が大きく震えたのを思い出します。
 翌年の徳島大会では、全体会で熱く語る森口健司先生の姿に同和教育の素晴らしさと普遍性を強く感じ、自校でも活かしたいと思ったものです。そして、その翌年の三重大会では、分科会で発表する機会を得ました。今でこそ、多人数の前で話すことに抵抗も少なくなりましたが、当時はまだ34歳。全国から集まった500人を超える人の前で話をする重圧は想像を絶するものでした。今改めて、この経験が今日の私を作ってくれたと思えます。同和教育を通じて交友関係も全国に広がっていきました。その仲間たちが今年の研究発表に来てくれもします。全人同教へ行き始めた頃、遥か遠い存在だった森口先生とはその後に交流が始まり、今も強く繋がっています。
 全国の舞台で発表したことで、当時勤務していた学校の取組が広く知られ、全国各地から視察を受け入れるようになりました。全校生徒100人ほどの学校の研究発表会に、全国から600人もが来られた年もありました。その後はNHKのTVで取組をとり上げても頂き、年間を通して視察者の対応に追われるようになりました。
 時代は変化します。京都市でも同和教育という言葉が徐々に聞かれなくなっています。20年間勤務した学校を離れ、5年後にはその学校も廃校、統合されて、現在は新しい学校として生まれ変わっています。課題のある生徒に対する特別な施策は徐々にできなくなっていきました。また、学校内外での人権教育、特に同和教育についての研修は極端に少なくなってきているように思います。
 各学校には様々な課題のある生徒が居ます。本校には“聞こえ”に課題のある生徒が居ます。特別施策は出来なくてもその課題に応じた取組はしなければなりません。
 たとえ時代が変わろうと、生徒を自らの課題に向き合わせ、教師もそれに向き合い続けるという教育理念と強い意志は求められます。授業の場面、学級活動や部活動の場面、或いは生徒指導の場面に、人権を尊重するという考え方がなくなると教育は危険です。
「優しいけれども甘くない、厳しいけれども冷たくない教育(指導)」の根底に人権教育があります。同和教育が華やかなりし頃の教育をしようというのではありません。その精神と普遍性を現在の教育活動に浸透させていくことが重要なのです。
 学校教育の根幹に人権教育を据え直さなければならないと思っています。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「20年後の学校教育」
 本市のすべての中学校で「生き方探究チャレンジ体験」が始まって、今年で確か19年目になると思います。もうすっかり各学校の年中行事として定着しました。どの学校でもこの行事にはかなりの時間と手間をかけます。学年として取り組む行事でいえば、3年間で修学旅行に次ぐ大きな行事だと言っても過言ではないでしょう。
 生徒にも概ね好評です。先日も下校する生徒と次のような会話をしました。「来週からチャレンジやね。楽しみか?」「はい!すごく楽しみです。」「君は、どんなとこへ行くんや?」「はい、ホテルのレストランです。」実にハキハキと、瞳をキラキラさせて語る姿がとても印象的でした。この生徒と学習のことを話しても、多分こんな風にはならないだろうと思います(笑)。
 さて、チャレンジ期間の楽しみの一つに買い物があります。生徒が体験している事業所へ行ってその店の商品を買うのです。二条中学校が体験先としている事業所には、結構な有名店があります。一覧表を見せると妻が「ここのロールケーキを買ってきて」とか「ここのシュークリームは美味しいよ。」と教えてくれます。何より、お土産によって家族の間に“プチ幸福感”が生まれることを喜んでいます。
 チャレンジ体験の際にした買い物で最大のものは、私の場合は自動車です。15年以上乗った愛車ではありましたが、買い替えのタイミングにあり、事業所(カーディーラー)と打ち合わせを重ねて、ちょうどその時期に納車してもらえるように手はずを整えました。花束をもって自動車を届けたのが私の家であると知ったとき、生徒は座敷で跳びあがらんばかりに驚いたと聞いています。もう6年前のことですが、その車は今も妻が大事に乗っており、毎年この時期になると愉快に思い出しています。
 「いい生徒さんですね」「皆さん、大人しいですね」「挨拶もしっかりできて…」「毎日でも来てほしいくらいです。」「(幼児たちの)人気者なんですよ。」
 どの事業所でもそう言って褒めてもらいます。校長として嬉しい瞬間です。
 しかし、この事業が始まった当時はなかなか事業所開拓が難しかったのです。生徒には、働く意義を実感させ将来の自分像を描かせる、という目的があり、地域の方々には、中学生の生の姿を知ってもらう、という目的がありました。当時はまだ、『中学生は乱暴だ 怖い!』というイメージが残っていた頃で、進んで受け入れてくださる事業所さんばかりではなかったのです。20年で、生徒が変わり学校が変わり、地域や社会が学校を観る目も随分と変化したと実感します。
 現在、「対話する力」を身に着けさせることをテーマに掲げて取り組んでいますが、20年後には、すべての学校で講義形式の授業から脱却し、当たり前のようにスピーチや集団討議、話合い活動や議論する授業が行われるようになるのかもしれません。
 20年後、30年後の学校がどうなっているのか、想像してみると楽しいです。

『校内あれこれ』その5

 なんと、私までスキップが出来るかどうか試されました。

 何年もしたことがないので一瞬不安になりましたが、何とかちゃんとできました。それにしても、中学生でできない人がいるなんて、少なからずショックです。
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