京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/15
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「自慢の生徒」
 「校長先生が“自慢の生徒”と紹介されたのがよく分かります。本当に明るくてケジメがあって素晴らしい生徒さんたちだなと思います。」
修学旅行の最終日、美ら海水族館から首里城・国際通りへと向かうバスの中で旅行会社の添乗員さんからそう言われました。
「私たちの“自慢の生徒”です。」民泊体験の入村式の挨拶の中で、確かに私は生徒のことをそう紹介しました。翌日、民家の方たちに連れられてホテルへ戻ってきた生徒たち。みんな満足そうな表情をしています。「先生、1泊では足らんわ!」担任の先生に訴えているそんな声も聞こえてきました。(その子は、民家さんとのお別れの場面で泣いていました。)
 「お世話になりました。子どもたちは“いい子”にしていましたか?」
 何人かの方に尋ねました。「もちろんです。」「素晴らしい子どもたちでした。」「本当の孫だと思って過ごしていました。」「来年も来てください。」など、民家さんから否定的なことは一切聞きませんでした。
 添乗員さんとの会話には続きがあります。
 「実は、もう一つ“自慢”があります。それはあの子たちを育ててくれている教職員です。うちの生徒は普段から大人しいのですが、場面によっては大いに盛り上がることが出来ます。授業や行事や部活動にも真面目に一生懸命取り組みます。常にそうすることが楽しいと伝えているからこそ、こんな特別な場面でできるのです。修学旅行のときにだけできるなんてことはありません。また、生徒との信頼関係もきちんと築いてくれています。生徒との関係はフレンドリーですが、決してナメられている訳ではありません。一人ひとりの教職員が、その個性と能力を最大限に発揮してチームとして生徒を指導しています。そんな彼らは、校長としての私の自慢の教職員です。」
 ざっとこんなことを話しました。添乗員さんは感心したように聞いておられました。
「自慢」という言葉ですが、我が国ではあまり良いイメージでは使われません。確かに、いつも自慢ばかりしていると、きっと人からは嫌がられるでしょうね。でも、こうしてたまに自慢することは許されるのではないでしょうか。また、こんな機会でもなければ、照れくさくてなかなかこんなことは言えません(笑)。
 見方を変えてみましょう。私たちは、生徒たちにとって“自慢の担任の先生”“自慢の校長先生”“自慢の親”で居られているでしょうか。こんなことを考える機会もまあないでしょうが、そうあることは大事だと思うのです。
 教職員が生徒を、そして生徒が教職員を、もうひとつ、校長が保護者や教職員を、そして、保護者や教職員が校長を自慢に思っていることは「信頼関係」の証です。
 「校長先生から“自慢の生徒”と言ってもらって、生徒さんたちはきっと嬉しかったと思います。私も感動しました。」添乗員さんの言葉をもう一つ紹介します。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「メリハリ」
 沖縄への修学旅行から戻りました。素晴らしい2泊3日でした。伊丹空港で行った「解団式」の中でも述べましたが、私の印象に強く残っている場面は次の2つです。
 1つめは「平和セレモニー」です。修学旅行実行委員会が作成した「30年度二条中学校平和宣言」を平和の礎(いしじ)の前で声高らかに暗誦します。これまで見てきたすべては代表生徒によるもので、ほとんどの生徒は「気を付け」の姿勢でセレモニーへ参加します。ところが、今年度の3年生は「学年群読」で行いました。一人で言う場合も集団で言う場合もありますが、全員がどこかで声を発します。こんな「平和宣言」は初めてです。改めてこれはよい取組だと思いました。これまでやってこなかったこと(気づけなかったこと)を残念に思いましたし、こうすれば、より確実に平和宣言が自分(たち)のものになるとも言えます。照れることなく、また遠慮することもなく、大きな声で堂々と行うセレモニーは本当に感動的でした。また、そんなセレモニーを実行した生徒たちを頼もしくも誇らしくも思いました。
 2つめは、2日目の夜に行った「学年レクレーション」です。実行委員会の人たちが企画した出し物が次々と進行します。誰一人“シラケている”生徒が居なかったのが上手くいった一番の理由です。そんな生徒が何人かいると、すぐに全体に影響するものです。あんなに楽しいレクは久しぶりでした。また、教職員も見事に参加しました。担任の教師が身体を張って(少々オーバーですが、本人の言葉です)取り組んでいるので見ていても心から楽しめました。大いに笑い、大いに盛り上がった最高に楽しい時間でした。
 「平和セレモニー」と「学年レク」の場面。どちらもこの学年の生の姿です。本エッセイのテーマ『メリハリ』は漢字では『減張』と書きます。辞書で意味をひくと『緩むことと張ること』とありました。
 行きも帰りも同じ飛行機に搭乗した兵庫県の中学校がありました。伊丹空港では、校長同志で名刺交換も行いました。とても行儀がよく、空港で待機する間もジッと前を向いたままで周りと話をすることもありません。一方、本校の生徒たちは楽しそうに談笑しています。飛行機の離着陸の瞬間も、うちの生徒は拍手をし歓声を上げます。私は、この状況を心から『愛しい』と思うのですが、果たして兵庫県の学校の先生方はどんな風に本校生徒を、そしてうちの指導体制を見ていたのか気になっていました。
 解団式の際、また隣同士になりました。相変わらずワイワイしていた本校生徒ですが、式が始まった瞬間に静かにして張りつめた空気感を作り上げます。そして、私の解団宣言に合わせて大きな暖かい拍手をしました。素晴らしい雰囲気です。『うちの生徒はドンナモンダイ!』心の中で思いっきり自慢したことは言うまでもありません。

校外学習 『高校訪問』 へ向けて 2年

2年生はグループごとに分かれ,公立高校と私立高校を各1校ずつ訪問します。

事前学習として,行き方調べをしたり,質問内容を考えたり,準備は万端です!

本日6限の事前指導では,はぐれた時の対処法や高校の先生方への礼儀作法の確認などを行いました。

最後の片づけまで笑顔で手伝ってくれる優しいみんなです!

グループで協力をして,考えて行動をし,実りある校外学習にしましょう!
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜

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「精神面を鍛える」
 GWが終わりました。今日の学校生活に関しては、『ひょっとするとダルそうにしている生徒が居るのではないか?!』と思ったのですが、何と、今日がGW明けであることを忘れるくらいに生徒たちはよく集中して学習に取り組んでいました。
 さて、春季総合体育大会での各部の結果と途中経過ですが、好成績から紹介すると、男子バスケットボール部がベスト4.順位決定戦に勝利して見事3位です。また、野球部は現在4強に残っており、修学旅行から帰った翌日に準決勝を戦います。更に男子陸上部が総合6位に入賞し、個人的には、走り高跳びと走り幅跳びで3位入賞者が出ました。二条中学校というと、「勉強ができる大人しい生徒の多い学校」というイメージが強いようですが、なかなかどうして、部活動にもよく頑張る熱い生徒と教師のいる学校なのだと改めて感じているところです。
 GW中、毎日多くの試合を観てきて感じたことを書き留めておきます。これを読んで何かを感じ、夏季大会に活かしてくれる人が居てくれたら嬉しいです。
 まずは、“強気”の大切さです。競った場面で弱気なプレーしかできない人は、なかなか試合に勝てません。バレーボールの試合で、強気のスパイクが挽回のきっかけになった場面を何度か観ました。一方、大事な場面での弱気なプレーは致命傷になりますので要注意です。
 次に、「思い切り」についてです。“ここぞっ!”という場面での「思い切り」のよさはとても大事です。先の“強気”とも繋がるかもしれません。テニスやバレーボールなどの球技でよく「思い切って打て!」という表現が使われますが、「思い切って打つ」と「思い切り打つ」とは異なります。「思い切り打つ」は「力いっぱい打つ」ということですが、「思い切って打つ」は「打つと決めたら、迷いを吹っ切って打つ」ということで、どちらかといえば精神的な部分での表現です。
 もう一つは、「球ぎわ」についてです。厳しいボールを何とかミスせず捕球や返球したり、相手の激しい当たりに屈せず思ったところへシュートできる人を“球ぎわに強い選手”と言います。そして、この「球ぎわ」の強さは、上位の試合になればなるほど大切になってきます。簡単に諦めない気持ち、簡単に「参った!」しない姿勢が“球ぎわの強さ”を生み出すのです。
 「強気」と「思い切り」と「球ぎわ」について書きました。実はどれも技術面よりもむしろ精神的な部分の鍛錬によって身に着くものです。そして、これらについては陸上競技や水泳でも同様のことが言えると考えています。
 試合に勝つためには、技術の向上と同様に、いやそれ以上に精神面を鍛えることが求められます。そして、このことこそが、運動や部活動を通じてその人の人間性を磨くこと、人としての成長に繋がると思うのですがどうでしょうか。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top!〜

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「青葉の季節」
 桜が散ってハナミズキが美しく咲いていましたが、それももう散り始めました。そして、木々は一斉に新芽を吹いて待ちに待った新緑の季節が訪れました。
 というのも、私は桜の時期よりも今のこの新緑の季節の方が好きなのです。暑くもなく寒くもない。空は青く、空気は澄んでいます。木々は新芽の黄緑色で、大いに生命の息吹を感じます。このところ、春が極端に短くなったので、もう半月もすれば『暑いあつい!』と連発するようになるでしょうから、この最高の季節を大いに楽しみたいものですね。
 さて、今年もGWを迎えます。今年は4月に3連休、5月に4連休があります。1日と2日に休みをとれば9連休になるとTVなどでは報じていますが、まあ学校には関係のないことです(笑)。
 ところで、GWといえば春季大会です。今年も、既に5日まで試合の日程が入っています。選手の皆さんには、昨年の秋以来、練習で培ってきた体力と技術力と精神力を思う存分発揮してほしいと願っています。今回も、できるだけ多くの試合の応援に行くつもりです。そして、選手の頑張る姿を観、精一杯の声援を贈るつもりです。保護者の皆さんと一緒に活躍する選手に声援を贈るのが今から楽しみで仕方ありません。
 23日(月)の放課後、春季総合体育大会に向けての1回目の行進練習を観ました。
「イッチ、ニー!、イッチ、ニー!」男子が大きな声で掛け声をかけて行進します。
 いつ頃だったでしょうか、“大人しい学年”だと思っていたこの集団のことを『実は、案外エネルギーをもった熱い学年だ』と思い改めたのは。先日の行進練習の際には、そのことを改めて感じました。全体指揮の先生の呼びかけの一つひとつに対して威勢の良い返事をします。そして、行進する際の大きな掛け声。『女子にも声を出させてほしい!』とお願いしたところ、「もちろんです!」と先生はすぐに反応しました。そして、2回目の練習。100人が大声を掛けながら行進します。嬉しいのは、やらされているのではないところです。『そうするのが正しい』『そうするのが楽しい』そんな気持ちがジンジンと伝わってきました。
 「去年の3年を越えろ!」これまで3年生には何度も伝えてきました。当日、ビビったり照れたりさえしなければ、春体の入場行進では去年を越えられるのではないかと今からとても楽しみにしています。
 集団で何かをしようとするとき、ムードづくりがとても重要です。マイナスのムードを発する人やグループがいると、全体がとてもしんどくなります。反対に、今回のように威勢の良い楽しい雰囲気を作り出す人たちが居てくれると、全体が大いに盛り上がります。何人かのムードメーカーたち、本当にありがとう。
 青葉の季節に、威勢の良い大きな掛け声は、爽やかでとてもよく似合います。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「立場 自覚 自信 成長」
 1年生の入学から10日が経ちました。300人に満たない学校ですが、可愛らしくチョコマカ動く1年生の存在は学校を活気づけてくれています。また放課後には、体操服姿で部活動体験をする1年生の姿があります。この時期ならではの微笑ましい光景です。
 さて、ついこの間まで、現3年生のことを『卒業したあの3年生の後を引き継ぐのか。頑張れよ!』と密かにそう思っていたのですが、その彼らが名実ともに立派な3年生になりました。もう“2年生”と思い違いすることは全くありません。また、2年生も、随分と逞しくなったように思います。男子も女子も、体つきが1年生とは全く異なることに気づかされます。“幼く”感じていた彼らですが、更に“幼く”見える対象が出来ると、こうも違ったのかと思い知らされた気がします。彼らは、わずかな期間に心身ともに成長したのです。そういえば、すれ違う2・3年の男子生徒に「おーっ、何や急に大きなったなあ!」と思わず声を発する機会が最近めっきり増えました。
 また、心の成長を感じさせられることを3−3の学級通信の中に発見しました。『意思の変化』という題の生徒の文章の一部を抜粋します。
 …(前略)…「二条中学校最高学年」と意識したのは始業式のことでした。クラスが決まって、講堂で校長先生が話しているとき、何となく3年生になったなあと感じました。教室に入ったときには、もう2年生じゃなくなったんだとはっきり思いました。キャプテン会議や修学旅行委員会の取組をしていると更にそう感じました。
 …(中略)…「最高学年」としては、自分の憧れていた先輩のようになりたいし、それを越えるくらい頑張りたいです。学校や部活を引っ張れる、後輩だけでなく同じ学年の人や先生からも頼られる人になり、中学生で成長できたなと思えるようにしたいです。また、すべての行事に全力で取り組み、悔いのない中学校生活を送り今まで以上に勉強も頑張っていきたいと思います。
 始業式・新しい(3年生の)教室・キャプテン会議・修学旅行委員会・etc、各場面がこの生徒に自覚を促しました。新たな環境に置かれて直ぐに自覚をもてる感受性も素晴らしいですが、新年度になって心が成長を遂げたことは間違いなさそうです。
 8年前の4月、初めて校長として赴任した学校では、当初、期待より圧倒的に不安が大きかったです。生徒と教職員から、そして保護者や地域の方から「校長先生」と呼ばれることで、徐々にその自覚が備わっていきました。些細なことでも、やってみて上手くいくと自信をつけてもいきました。そんなことも思い出します。
 何もかもが新しくなる4月。新しいことにも挑戦しなければなりません。不安があるのは当たり前です。でも、自覚をもって取り組むと、新しい立場が“新たなその人”を作っていってくれるものです。思い切って、さあ、力強く一歩を踏み出しましょう。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜

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「子は鏡」
 けなされて育つと、子どもは人をけなすようになる  とげとげした家庭で育つと、子どもは乱暴になる  不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる  「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは惨めな気持ちになる  子どもを馬鹿にすると、引っ込み思案な子になる  親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる  叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう  励ましてあげれば、子どもは自信を持つようになる  広い心で接すれば、キレる子にはならない  褒めてあげれば、子どもは明るい子に育つ  愛してあげれば、子どもは人を愛することを学ぶ  認めてあげれば、子どもは自分を好きになる  見つめてあげれば、子どもは頑張り屋になる  分かち合うことを教えれば、子どもは思いやりを学ぶ  親が正直であれば、子どもは正直であることの大切さを学ぶ  子どもに公平であれば、 子どもは正義感のある子に育つ  優しく思いやりをもって育てれば、子どもは優しい子に育つ  守ってあげれば、子どもは強い子に育つ  和気あいあいとした家庭で育てば、子どもはこの世の中はいいところだと思えるようになる
 有名なドロシー・ロー・ノルト博士の「子は親の鏡」という詩です。何度読んでも新鮮に感じますし、その通りだと思います。
 さて、入学式が終わって一週間が経ちました。この間、11日には「新入生を迎える会」が行われ、その後も学年ごとに様々な集会や学年道徳がもたれてきました。どの取組も素晴らしかったです。特に「新入生を迎える会」と2年の「学年道徳」が強く印象に残っています。入学式は教師主導で進めますが、「新入生を迎える会」は生徒が企画・進行します。楽しい中にも秩序があり、新入生はきっと『二条中学校は、あったかいいいところだ』と思ったことでしょう。また、今年度最初の2年の学年道徳では、生徒がどんどん発言を連ねました。
 「生徒がいいから…」確かにそうかもしれません。しかし、中学生が放っておいてあれだけの集会や授業が出来ることはありません。当たり前のことですが、教職員の指導があってのことです。
 「素晴らしい生徒さんですね」新入生を迎える会のあと、今年度来た先生から聞きました。「素敵すぎる!!!」学年道徳の翌日の学級通信に、授業に真剣にそして積極的に取り組む生徒の姿を見て、今年度来た先生がそう書いていました。
 教職員の取組の成果が生徒の姿を通して表れるのが教育です。自校の教職員を褒めて恐縮ですが、生徒がよいのはこれまでの本校の教職員の指導の結果です。今年度赴任してきた教職員も、既に二条中学校のスタッフの一員として、これからは一緒に子どもたちをもっと伸ばしていきましょう。「子どもは教職員の鏡」でもあります。

平成30年度 学校教育目標

平成30年度 学校教育目標    京都市立二条中学校
【教育目標】
「学ぶ楽しさを実感し 夢を持ち夢を実現するために努力する生徒の育成」

【目指す生徒像】
 ☆「確かな学力」を身につけ 希望する進路の実現に取り組む生徒
 ☆豊かな人間関係を磨き 「共生社会」の実現を目指し行動する生徒
 ☆「生命尊厳」を全ての基盤として 心身ともに健康に取り組む生徒

【目指す教職員像】
 ☆生徒に学ぶ楽しさを実感できるようにする教職員
 ☆生徒が夢を持ち その夢が実現できるようにする教職員
 ☆生徒が元気で楽しい学校生活が送れるようにする教職員

【重点目標】
【1】学力向上に向けた学習指導の充実
(1)学習指導計画表に基づいて「面白くてためになる授業」を実践し,生徒が学ぶ喜びや探究する楽しさを感じて学習意欲が湧き出す教育活動を行う。
(2)各教科等で言語活動の充実を位置づけ,学年の系統性や教科の連携・図書館の活用等により,生徒の思考力・判断力・表現力・想像力等の育成を図る。
(3)学力を育み伸ばす教育環境の基盤として保幼小中高連携と進路・キャリア教育の 推進を行う。
【2】生徒とのふれ合いを重視し,心の通った生徒指導の充実
(1)学級活動・生徒会活動・部活動等において,日頃から愛情を持って関わり,生徒の良さを発見し,適材適所の役割や責任を与える中で積極的に行動する生徒を育成する。
(2)学校行事や体験学習・宿泊学習等の活動を通して,目標達成への意欲・成就感・ 自己有用感等の自覚を促し,人とのつながりを大切にする主体的な集団づくりを 行う。
(3)いじめ・不登校・規範意識の問題など,生徒指導上の喫緊の教育課題に重点的に 取り組む。また,家庭や関係機関との連携を密にし,粘り強く信頼関係を築く中で,生徒に進路展望を持たせ,その実現に向けての組織的な支援を行う。
【3】一人ひとりを大切にした人権教育の充実
(1)全教職員が人権研修等に参加し,自らの人権感覚を磨く研鑽・努力を行う。
(2)「人権」「文化」「平和」を大切にした学校生活を送るために,各教科や日常での教育活動において,互いの良さを認め合える教育環境をつくる。
(3)生徒の「人権に関する正確な知識」と「豊かな人権感覚」をはぐくむために,3年間の見通しを持った「人権学習」を推進するなかで,地域・社会貢献への意欲を  高める。
【4】「共生」をめざした総合育成支援教育の充実
(1)難聴学級,発達・情緒育成学級の生徒の学力向上と社会的自立をめざし,一人ひとりの可能性を最大限に伸ばす指導を研究し,実践する。
(2)生徒が互いの信頼関係に基づき,豊かなコミュニケーションが図れるよう,学校 生活のあらゆる場面で交流及び共同学習の機会を設ける。
(3)聴覚障害,情緒障害,知的障害,LD等支援の必要な生徒について,個々の課題を踏まえた「個別の指導計画」や「個に応じた指導計画」を作成し,希望する進路保障実現への組織的な支援を行う。
【5】自己の健康増進や「生命」を大切にする健康教育の充実
(1)健やかな体と豊かな心を育む基本的生活習慣の確立を推進する。
(2)「生命尊厳」を最大に尊重し,日ごろから安全・防災教育を徹底して危機に際して主体的に行動できる生徒を育成する。
(3)生徒の発達段階に応じた性教育の推進と薬物乱用・非行防止について指導の徹底を図り,社会の一員として豊かな人生を送る基礎知識を身につけさせる。
【6】29年度キャッチフレーズ
  「京都の“てっぺん”獲りにいこうや!」
【7】30年度キャッチフレーズ
   29年度のキャッチフレーズは,生徒・教職員・保護者に浸透したように思う。そこで、これはそのままに残し,30年度に新たなフレーズを追加する。
   「You can do it ! 〜君たちならできる!〜 」
   始業式と入学式で生徒に紹介し、生徒の側は「I can 」とか「We can」と言い換えてくれることを願う。このキャッチフレーズのもと,学習や部活動、諸行事などあらゆることに向上心をもって取り組んでいくことを確認する。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top!〜

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「信じること」
 6日(金)、平成30年度が始まりました。
 朝、登校してきた或る男子生徒にいつもの通り「おはよう!」と声を掛けたところ、彼はニコニコして寄ってきて意外にもこう言いました。「校長先生、いよいよ始まりましたね。」
 大好きな先生が異動し、不安で残念な気持ちと闘って過ごした春休みだったと思います。部活動等に励む中で何とか気もちを切り替えたのでしょう。また、ついに進路の問題から逃げられなくなったという気持ちもあったのかもしれません。そうして迎えた始業式です。3年生になったその生徒の決意が表れた言葉であると理解しました。
 始業式では、多くの生徒が私の話を大きく頷きながら聴いてくれているのが分かりました。話の一つひとつに頷いてくれる生徒(人)が居ると、自分の声が確実に相手に届いていると実感できるので、とても話がしやすいです。
 始業式で生徒にした話の柱は3つです。
 1 一生の宝物となるような人間関係を築こう
 2 確かな学力を身につけよう
 3つめは、以下に示す今年度のキャッチフレーズについてです。
 「You can do it !」〜君たちならできる!〜
 私は、そして全ての教職員は何かあるごとに皆さんに対してこのフレーズを言います。おもに皆さんへの期待と激励ですが、皆さんがサボっている場面なら叱ることであったりもするでしょう。私たち教職員は、皆さんの保護者の方と共に、皆さんがあらゆることにチャレンジし、そのたびに成長していってくれると信じています。是非、私たちの期待に応えてください。
 始業式で語った内容です。信頼関係の第一歩は、こちらが相手を信じることです。昨年度の3年の学年主任が、ある集会で生徒たちに「君たちはこれまで受け持った学年の中で最も信頼できた集団です」と語ったことがあります。学年主任だけではありません。担任の先生方も度々「安心して任せている」という言葉を使っていました。
 20C前半のドイツの哲学者ニコライ.ハルトマンは「人間関係の不思議は、相手の中にあると信じたものが育ってくることである」と述べています。
 卒業した生徒と教職員との関係を観ていて、本当にその通りだと感じていました。「信じている」と言われて悪い気のする人は少ないでしょう。その期待に副いたいと思ったり頑張ったりもすると思います。そうして、教師と生徒の間に深い絆=信頼関係が育っていったのです。教師を信頼しているから学力もドンドン伸びていきました。
 子どもたちの中にあると思う力を信じ、それを引き出し育てたいです。保護者の皆様も一緒に言いましょう。ユー・キャン・ドゥー・イット!〜君たちならできる〜

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜

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「にじょラン」
 おそらく50年以上、当たり前に使われてきた言葉だと思います。言わずと知れた二条城の周りを走るランニングのことです。これまで、いったい何人の二条中学校の生徒たちが、季節と共に風情を変える二条城の周囲を走ってきたことでしょう。
 昨年度、縁あって二条中学校に赴任したことから、私も「にじょラン」愛好者の一人になろうとGWの頃から始めました。
 週に2〜3回夕方に走ります。PTAの会合などがあるときにはその前に走ることにしていますし、デスクワークに疲れたときに走りに出ます。
 1回につき3周走ることに決めて実践してきました。今日までに90回、合計270周走りました。1年間で100回、300周走ることを目標に掲げていますが、GWの頃には何とか目標が達成できそうです。
 ところで、二条城の周りは約1.85km。それを3周走ると5.55km。300周で1665kmになります。札幌から博多までの距離が約1800kmですから、京都からだと、1年間で何と北海道や九州の端まで行けてしまうことになります。まさに継続は力ですね。
 「にじょラン」をしていると、色々なことに気づきます。まずは、外国人観光客の多さです。京都市は、数年前から外国人に人気のある世界の都市のトップレベルにあります。そして、京都市を訪れる観光客の多くが世界遺産である二条城を訪れます。最近は、二条城の方も様々なイベントを企画して観光客の誘致に努めているようです。先日は“よさこい踊り”などの各地の様々な踊り(ダンス)のイベントが行われ、若い学生風のパフォーマーたちとそれを観ようとする人がたくさん来ていました。また、今は城内の桜がライトアップされ、日が暮れてからも毎日多くの人が訪れています。
 体育大会の前や持久走のシーズンには生徒にもよく会いました。もの凄いスピードで抜いていかれますが、何周か走っていると道に座って息を整えている子たちに再び出会ったりもします。「あっ、校長先生。こんばんはっ!」こんな風に挨拶をしてくれた人も多いです。保護者や地域の方に声をかけて頂くことも少なからずありました。
 わたしの「にじょラン」は部活動で走っている生徒のそれと違って、マイペースで楽しみながらやっています。若い勢いのあるランナーにはドンドン抜かれますが、一向に気にはなりません。逆に前の人の背中が近づいてきて私が抜くこともありますが、『抜いてやろう!』と頑張ることもありません。
 こんな「にじょラン」が出来る二条中学校は素敵です。夕方に走れる生徒が落ち着いた環境と日頃の教職員の取組に感謝もしています。
 目標は6900km、ハワイまでの距離です。3年後の退職まで走り続けることが出来れば達成できるかもしれません。

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学校行事
5/24 春テスト 1
5/25 春テスト 2
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