京都市立学校・幼稚園
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜

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「にじょラン」
 おそらく50年以上、当たり前に使われてきた言葉だと思います。言わずと知れた二条城の周りを走るランニングのことです。これまで、いったい何人の二条中学校の生徒たちが、季節と共に風情を変える二条城の周囲を走ってきたことでしょう。
 昨年度、縁あって二条中学校に赴任したことから、私も「にじょラン」愛好者の一人になろうとGWの頃から始めました。
 週に2〜3回夕方に走ります。PTAの会合などがあるときにはその前に走ることにしていますし、デスクワークに疲れたときに走りに出ます。
 1回につき3周走ることに決めて実践してきました。今日までに90回、合計270周走りました。1年間で100回、300周走ることを目標に掲げていますが、GWの頃には何とか目標が達成できそうです。
 ところで、二条城の周りは約1.85km。それを3周走ると5.55km。300周で1665kmになります。札幌から博多までの距離が約1800kmですから、京都からだと、1年間で何と北海道や九州の端まで行けてしまうことになります。まさに継続は力ですね。
 「にじょラン」をしていると、色々なことに気づきます。まずは、外国人観光客の多さです。京都市は、数年前から外国人に人気のある世界の都市のトップレベルにあります。そして、京都市を訪れる観光客の多くが世界遺産である二条城を訪れます。最近は、二条城の方も様々なイベントを企画して観光客の誘致に努めているようです。先日は“よさこい踊り”などの各地の様々な踊り(ダンス)のイベントが行われ、若い学生風のパフォーマーたちとそれを観ようとする人がたくさん来ていました。また、今は城内の桜がライトアップされ、日が暮れてからも毎日多くの人が訪れています。
 体育大会の前や持久走のシーズンには生徒にもよく会いました。もの凄いスピードで抜いていかれますが、何周か走っていると道に座って息を整えている子たちに再び出会ったりもします。「あっ、校長先生。こんばんはっ!」こんな風に挨拶をしてくれた人も多いです。保護者や地域の方に声をかけて頂くことも少なからずありました。
 わたしの「にじょラン」は部活動で走っている生徒のそれと違って、マイペースで楽しみながらやっています。若い勢いのあるランナーにはドンドン抜かれますが、一向に気にはなりません。逆に前の人の背中が近づいてきて私が抜くこともありますが、『抜いてやろう!』と頑張ることもありません。
 こんな「にじょラン」が出来る二条中学校は素敵です。夕方に走れる生徒が落ち着いた環境と日頃の教職員の取組に感謝もしています。
 目標は6900km、ハワイまでの距離です。3年後の退職まで走り続けることが出来れば達成できるかもしれません。

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