京都市立学校・幼稚園
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜

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「続・春体観戦記」
 最終日まで試合の応援に明け暮れたGWでした。それでも、小説を一冊読めたのとDVDを4本見られたので、リフレッシュもバッチリできました。
 さて、春体を観ての感想の続編です。あくまでも素人一個人の感想なので、監督さんは是非気を悪くせずに読んでください。
 まずは女子テニス部の団体戦です。きっと緊張していたのでしょう。最初の長いラリーの末、決めなければならないボレーを前衛がミス。その後は思い切ったプレーができずアンラッキーな失点も続きました。でも、後衛がよく粘り踏ん張りました。お蔭で2人とも徐々にペースを取り戻して逆転勝利。2番目に出たペアは、逆に最初からとても良い雰囲気で試合を運び快勝しました。試合では入りが大切であることを思い知らされた一戦でした。
 バレー部の相手は決して弱くはない学校です。一つ違っていれば、うちが同じようになっていたでしょう。“ホームの利”がありましたね。圧倒的多数の大応援団の声援に後押しされた形で次々と好プレーが続きます。選手の表情も実によかったです。明るい笑顔で、小気味よいプレーが続きました。あの雰囲気を忘れないでほしいと思います。次の試合は前年度の優勝校です。残念ながら敵わなかったようです。
 吹奏楽部もGW中に「吹奏楽祭京都」に出演しました。本校の前が「すばる高校」と「京都橘高校」ということで、やりにくかったろうと思います。両校とも京都府を代表する優れた高校生バンドです。もの凄い迫力の演奏を見せつけられました。『委縮したのではないか?』そう懸念しましたが、間近で素晴らしい演奏を観られて感涙していたと顧問の先生から聞きました。舞台は中学生らしくキュートで、1年生も含めてビビらず堂々と演奏できたのがよかったです。大きな自信になったことでしょう。
 野球部は、今大会ベスト8に入りました。失礼ですが予想以上の出来です。失礼ついでに書きますが、実力以上の力が出せたのは何処よりも強い“チームの結束力”があったからです。試合に出ない人も一緒になって勝利を目指すと、こういう勝ち方ができるのだと再認識しました。3年生が辛抱強くチームを率いたことも勝因です。
 最後に男子バスケットボール部です。悔しい準優勝です。緊張感と相手からのプレッシャー、『負けられない』という自分自身に向けられた重圧とで普段なら入るゴールが幾つも外れました。決勝戦で初めてうちがリードされるシーンを観ました。数々の圧力を受け、指先のほんの少しのくるいがボールをゴールから外しました。1時間以上戦って、たったの2点差で優勝の前に準という文字が付く結果になりました。でも、彼らならきっと今回の敗戦を夏季大会へのエネルギーにかえてくれると信じています。
 数々の素敵なシーンを観させてもらいました。本番だけでできるものではありません。選手諸君、仲間や先生、保護者の方への感謝の気持ちを忘れないでいてください。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜

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「春体観戦記」
 爽やかな五月晴れが続きます。最近は。春と秋が極端に短くなったように思うのですがどうでしょう。春らしい今の季節を十分に楽しみたいものです。
 さて、春季大会真っ只中です。29日の総合開会式に続いて、翌日からは各会場で様々な種目の熱戦が繰り広げられています。観戦記を綴ります。
 まずはお詫びです。女子バスケットボールの試合は応援に行くことができませんでした。同日同時刻に女子ソフトテニスの開会式が行われました。テニスの専門部長である私はその場で挨拶をすることになっており、バスケ会場には教頭先生が行かれました。「力では劣ってはいなかったけれど、小さなミスが相手の得点へと繋がって結果的には負けてしまった」と聞きました。女子ソフトテニスの個人戦も、次の打ち合わせがあって長く会場に居ることができませんでした。団体戦は必ず観に行きます。
 さて、野球部の試合です。相手チームの監督は以前に勤務した学校で一緒だった先生です。野球の指導に関してとても熱心で、強くはなかった学校を近畿大会へまで導いた実力者です。試合後、彼からメールをもらいました。
「今日はありがとうございました。ご挨拶しようと探しましたが、すでに帰られていました。精一杯やりましたが悔しいです。」「冬にずいぶんと練習をしましたので、自信があったのですが…。二条の子たちの直向き(ひたむき)さにやられました。」
 力では相手が上だったかもしれません。でも、ベンチと応援席の力が選手に届き、大事なところでしぶといヒットを生んだように思います。また、苦しい場面でピッチャーがよく辛抱したことも勝機をつかんだ要因です。この勢いをもって次の試合にも臨んでほしいと思います。
 サッカー部の相手は。秋の大会でベスト8に入った強豪です。運動能力が高く身体もうちの生徒より一回り大きく感じました。後半に入ってから観戦したのですが、圧倒的にディフェンスの場面が多かったです。それでも、一生懸命に相手ゴールを目指して戦う姿に熱いものを感じました。劣勢の中にあっても決して諦めてはいませんでした。試合は敗れましたが、ホントによく戦ったと思います。試合後にグランドの隅で泣いている子たちを見て、きっとこの経験が夏の大会に活きると確信しました。
 男子バスケットボール部の公式戦を始めて観ました。流石に京都の“てっぺん”に居るだけのチームです。全く相手に試合をさせませんでした。彼らの試合を観ていると、バスケットが簡単なもののように思われました。(これは失礼!)うちの選手たちは決して大きくありません。だからスピードで勝負しているようです。軽いフットワークと鋭く素早いパスワークに相手が着いていけません。また、点数に大差がついても、決して攻撃の手を緩めることがなかったことにも好感をもちました。
 明日以降も試合は続きます。子どもたちの躍動する姿を見るのが益々楽しみです。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the Top〜

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「熱く戦い、キラキラ輝け!」
 シトシトと降る春の雨が新緑をより鮮やかに見せてくれました。正門の前の道に植樹されたハナミズキが美しく花を咲かせました。もう少し視線を下げると、つつじやさつきの花が咲きつつあることにも気づき、GWが近いことを実感させられます。
 さて、GWと言えば、中学校では春季大会です。各部の試合の応援に行くのが今から楽しみでなりません。今年は本校に新しく転勤してきましたので、それぞれの部がどの程度まで勝ち上がるのか分からない部分もありますが、逆にそれを確かめるのが楽しみでもあります。男子バスケットボール部が京都の“てっぺん”に居ることは知っています。そんな彼らがどんな試合運びをするのか、どんな態度で試合に臨むのか、それを見るのも実に楽しみです。願わくば、今大会でも優勝してほしいですし、その瞬間に立ち会いたいとも思っています。
 各部の試合に先立って、29日に西京極陸上競技場で春季総合体育大会の開会式が行われます。京都市中学校体育連盟(中体連)の伝統行事で、私が中学生の頃から行われています。中学3年生の時には生徒会長をしていたので旗手を務めもしました。校長になってからは別な緊張感をもって当日に臨んでいます。
『うちの生徒たちは胸を張って堂々と歩けるやろか?』一抹の不安です。
 毎年、杞憂に終わるのですが、この気持ちは、我が子の姿を見守るときの親の気持ちと同じです。入場行進は、約100人の選手が気持ちを1つにして取り組むのですから究極の団体戦だと考えています。1人でもいい加減な気持ちの人がいると、全体の見栄えが悪くなります。心を1つにして素晴らしい行進を披露してください。そして、二条中学校の生徒としての心意気を全市に向けて発信してください。
 総合開会式では、『若い力』という歌を歌います。1947年の第2回国民体育大会石川県大会に合わせて作られ、色々な大会の開会式で今も歌い継がれている名曲です。
1 若い力と感激に 燃えよ若人胸を張れ 歓喜あふれるユニフォーム
  肩にひとひら花が散る 花も輝け希望に満ちて 競え青春 強きもの
2 薫る英気と純情に 瞳明るいスポーツマン 僕の喜び君のもの
  上がる凱歌に虹がたつ 情け身にしむ熱こそ命 競え青春 強きもの
 私は今も、「燃えよ若人胸を張れ」と「僕の喜び君のもの」「情け身にしむ熱こそ命」の3か所を歌うときには身体が内側から熱くなるのを覚えます。
 二条中学校の生徒としてのプライドを見せてください。たとえ何回戦かで負けたとしても、最後までプライドをもち、堂々と胸を張って潔く戦ってほしいと願っています。また、誰かの勝利やどこかの部の勝利は、二条中学校全校生徒の喜びだということも忘れないでいてください。様々な場面で皆さんが輝くことを願っています。

学校沿革史

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学校沿革史

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜

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「運命を変えるには」
 …毎日の勉強が身についていなかったため、「明日から勉強しよう」と思うばかりでした。そんな弱い自分がいるからテストで良い点がとれませんでした。このままでは、絶対にテストの点ものびないので、私は春休みから1日1時間半勉強するようにしました。とにかく、テレビとこたつのある部屋はさけて、自分の部屋にこもって勉強するようにすると、だんだん習慣づいてきました。この調子でコツコツ予習、復習していきたいです。…毎日の積み重ねが大切なので受験生の自覚をもって志望校に合格したいです。
 3年生が「三年生になっての決意」を綴っています。この文章は3組の学級だよりの中に見つけました。真摯に自分の弱さに目を向け、素直に反省して課題を設定し、粘り強く行動することで少しずつ生活が変わってきていることがよく伝わってきます。
 既にこの人と同じような経験をした人も居るのではないでしょうか。因みに、私も中学生の頃に同じ経験をしました。今同じような経験をしている人、今後する人もきっといると思います。中学3年になろうとする春休みの段階でこの経験ができたこの人にはきっと素晴らしい未来が待っていると思います。
 19世紀末から20世紀初めに生きたアメリカの哲学者であり心理学者のウィリアム・ジェームズの有名な言葉があります。日本では、プロ野球の読売ジャイアンツからメジャーリーグのニューヨークヤンキースへ移籍して大活躍した松井秀喜選手が、少年時代に監督から伝えられて座右の銘にしてきた言葉として有名になりました。
  心が変われば行動が変わる   行動が変われば習慣が変わる
  習慣が変われば人格が変わる  人格が変われば運命が変わる
 先の文章を書いた人は、今「習慣」を変え「人格」を変えつつあります。この先はきっと「運命」を変えて、志望校に合格しその先までも変えていくことでしょう。
 勉強も部活動も、習慣になるまではしんどいものです。教科書を読んでいる際、文字は確かに読んでいるのに内容が全く頭に入っていない。部活動を頑張っているのに一向に上達した実感が得られない。こんな経験は多くの人がしているはずです。習慣になるまではグッと辛抱しましょう。このとき、私は「できるんだ」「やりきるんだ」と信じることが大事です。思い返してみましょう。きっかけは小さなことでした。そう、“やるぞ!”と「心」を変える(決める)ことです。すべてはそこから始まります。
 春季大会の対戦相手が続々と決まってきています。「勝てたらいいな」と思っている人が「勝ちたいんや!」と思っている人に勝てることはまずありません。「“てっぺん”獲りにいく!」と思わずして優勝できることはないのです。
 結局「運命」を変えるには、先ずは「心」(気持ち)をどうもつかなのです。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜

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『散らない桜』
 一日半、激しい風雨に見舞われて今年の桜は終わりかと思われました。
 毎朝、愛犬“檸檬(れもん)”を連れて哲学の道を散歩します。今朝は、ドキドキしながら桜の街道へと出ました。なんと、少し赤くはなっていますが、十分に咲き誇っています。まだまだ見ごろは続きそうです。一気に気持ちが上がりました。
 毎週、土曜日か日曜日にはジョギングを楽しみます。体力増進(メタボ予防)、いえそれよりも、季節を感じながら一人の時間を楽しむことが主な目的です。
 9日の日曜日、今にも雨が降り出しそうな夕方でした。『今しかない!』そう思ってジョギングに出ました。この日は、桜の花見を兼ねたコースを設定しました。哲学の道〜南禅寺〜冷泉通りの疏水沿いを鴨川へ〜今出川通り〜自宅。10キロ程でしょうか。時間をかけて桜の花を眺め、春の空気を感じながらのジョギングです。途中で観光客に道を訊かれたり写真を撮ってあげたりしながらの「のんびりラン」でした。
 来年は妻と、檸檬を連れてこのコースを歩きたいと思います(笑)。
 さて昨日、「新入生歓迎会」が行われました。前日のリハーサルを観て、本番をとても楽しみにしていました。地域の幼稚園の入園式から帰ったままの礼服姿で急いで講堂へ上がると、すでに2・3年生がキチッと整列しています。講堂の入り口には、まさに入場せんとする新入生が並んで待機していました。「ヨッシャ、間に合った!」
 会が始まりました。生徒会本部役員の司会で進行します。吹奏楽部が校歌を演奏し、2・3年生と教職員が大きな声で歌い上げました。これだけで、新入生はビックリしたと思います。声の大きさだけではありません。歌うときの態度の凛々しさです。校歌を歌う姿勢に、ニ条中学校の生徒としての誇りを感じました。実は、私はこの時点ですっかり感心してしまっていました。
 歓迎のことば、生徒会の紹介、寸劇による校則の紹介、教職員紹介、部活動の紹介、プレゼント贈呈、新入生代表のお礼のことば、閉会のあいさつ。どれも発表者の上手なスピーチとそれを聴く人たちの積極的な姿勢に感動を覚えました。
 生徒たちは皆、素直でおとなしく何事にも積極的です。でも、それだけでここまでの集会はできません。教職員の細かな指導があってこその仕上がりです。
「かつて荒れて大変な時もあったけれど、今の二条中はいいですよ!」
 これまでに出会った地域の方々から何度か聞かせて頂いた言葉です。
 今年の桜は、長く厳しい寒さの中で、耐えて耐えて咲く時期を待ち望んだからこそ、少々の風雨で散ることがありません。それと同じように、生徒と教職員、そして保護者や地域の方が積み上げてこられたこの本校の文化は、簡単に崩れることのない強固なものになっていると感じています。大切に守っていかなければなりません。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜

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「好スタート!」
 校門の桜がようやく満開になりました。今年の春はなかなか暖かくならず、桜もやきもきしていたことでしょう。太陽の光も、そして空気も暖かく柔らかくなってきました。まさに春爛漫であります。
 4月1日付けで、京都市立二条中学校の第23代校長として赴任しました澤田清人です。伝統校の校長の名に恥じないよう、学校経営に全力で取り組んでまいります。どうぞ、宜しくお願い致します。
 さて、昨日の始業式、本日の入学式を終えました。素晴らしい生徒たちとの出会いに感謝の気持ちでいっぱいです。これまでの一週間は会議の連続で、子どもたちへの期待感が膨れる一方でした。「おとなしい子たち」「素直な子たち」「頑張り屋さん」「成績優秀」「男バスが新人戦で優勝」etc…、聞くことはよいことばかりです。春休み中に出会った子たちは聞いていた通りでした。爽やかに挨拶をしてくれます。一度会話を交わしたら親しみをもって声をかけてもくれます。全校生徒に出会うのが楽しみでした。手前味噌ではありますが、始業式も入学式もとてもよかったと思っています。
 始業式では、私が話をした後に何人かの生徒を指名して感想や決意を述べてもらいました。もちろん指名する予告はしていません。美術部のキャプテンは、初め前に出ることを渋りましたが、感じたままのことを自分の言葉で言い切りました。下校時にその生徒が校長室の前を通ったので声をかけました。
「今日は突然あててビックリさせたね。でも前で話をしてよかったでしょ?」
彼女は、笑顔で「はい!」と答えてくれました。
 入学式では、今年度からとり入れた「新入生呼名」の場面が式全体を引き締めました。学年主任の肉声による呼名に元気よく反応する新入生の「はい!」の声が爽やかで感動的に体育館に響きました。また、PTA会長の祝辞、在校生代表による手話通訳者を伴った歓迎の言葉、新入生代表による決意の言葉も、それぞれとてもよくできていました。強い思いが込められており、それぞれが心に響きました。
 始業式と入学式で今年度のキャッチフレーズを発表しました。生徒と教職員、保護者や地域の方とも共有して、この1年間大切にしたいのが以下のフレーズです。
「京都の“てっぺん”獲りにいこうや!」
 勉強でも部活動でも総合文化祭などでも、とにかく“てっぺん”を獲った者にしか見えない景色を皆さんと一緒に見たいと思っています、と結びました。
 入学式を終えて戻ってきたとき、PTA本部役員の方が次のように仰いました。
「校長先生、PTAも京都の“てっぺん”獲りに行きます!」 3年1組の学級通信の中にも“てっぺん”が意識されています。キャッチフレーズは、生徒や教職員、保護者の心に届いたようです。29年度、よいスタートが切れたように感じています。

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