京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/25
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学校教育目標「心豊かに、自ら学び 自ら考える子」の育成

校長室より 6月号

校長室より・・・・・ついに日本へ 「鑑真」の志に学ぶ
 5月22日の日曜参観には,多くの保護者の皆様に参観していただき,本当にありがとうございました。子ども達の学習の様子を見ていただけたでしょうか。
 6月は,プールでの学習が始まります。「水慣れ・水遊び」や「水泳」の学習を,安全対策に万全を期し,進めてまいりたいと思います。
 さて,今回の「校長室より」は,6年生の社会科の授業のお話です。
 日本の歴史を学ぶ6年生社会科の教材に,中国の僧「鑑真」のお話が載っています。

<鑑真の来日>
 聖武天皇は,中国へ使者を派遣し,鑑真に弟子の中から日本へ渡ってくれる僧を推薦してほしいとたのみました。日本への航海が危険なことを知っている弟子たちは,引き受けようとはしませんでした。それを知った鑑真は,自分が弟子を連れて日本に渡る決心をしましたが,何回も失敗しました。それでも,鑑真は日本への渡航をあきらめず,6回目についに成功しました。こうした苦労がもとになって,両目の視力を失うことになったといわれていますが,鑑真は仏教だけでなく,薬草の知識を広めるなど,日本でも大いに活やくしました。    教科書(東京書籍)6年社会科上 P37より 

 6年生の担任と共に,この「鑑真」の授業に,私も参加させていただきました。
 社会の教科書ではたったこれだけの文章ですので,さらにわかりやすいように,道徳資料集「夢いっぱい」の中にある「鑑真和上」を補助資料として使いました。そこには鑑真が,日本への渡航を志してから成功するまで10年の歳月を費やしたことが載っています。
 授業後の子ども達の感想を聞くと「鑑真は両目の視力を失うまでして,日本へ来たのがすごい。」とか「昔の人が,いのちがけで中国まで行って中国の文化を学んだことに驚いた。」などの感想が出てきました。その中でも,子ども達の心を一番打つのは「鑑真の志」のすごさです。
 鑑真が日本へ渡航を決めたのには,以下のような出来事があったのです。
 日本から唐(1300年くらい昔の中国の国名)にやっとのことで渡った二人の僧「栄叡(ようえい)・普照(ふしょう)」が,日本に仏教の戒律を正式に伝えてくれるりっぱな僧の派遣を,鑑真に頼みます。それに応えるため,鑑真のもとに招集された弟子たちを前にして,鑑真が弟子たちに言います。
 「日本から来た僧の願いに応えて,だれか日本へ渡る者はいないか。仏法を広めるために。」
 しかし,渡航の危険を知っている弟子たちは黙ったままです。「日本への渡航という非常に危険を冒す挑戦をするより,ここで仏法を学んだ方がよい。」とある弟子が話します。
 それを聞いた鑑真は「その危険を冒してまでこの二人の僧はここに来ているではないか。」と返します。しばらく沈黙が続いた後,「皆がいかないなら私が日本へ赴こう。」と,鑑真は語り,自ら渡航への決意を述べます。渡航をためらった弟子たちは,安心安全なこの場所で,師匠である「鑑真」から仏法を学びたかったのでしょう。自分のお寺もあったことでしょう。また,大切な人々との関わりもあったはずです。だから,渡航をためらうのは,当然のことだと思います。
 しかし,鑑真の大切にしていたものは弟子たちと違っていました。仏法の伝承と衆生済度のために,いのちをかけてやって来た日本の僧の願いに真心で応える。それが,鑑真の思いであり,高い「志」へと繋がるものであったのです。
 子ども達は,上手に言葉で表すことはできなくても,鑑真という一人の人間の「志」のすごさを感じたようです。
 一度決めたことは,絶対に最後までやりとおす。何度失敗しても,たとえ視力を失っても,最後まであきらめない姿。私自身も,この姿にとっても感動しました。

 歴史学習を通して,単に知識を覚えることだけでなく,その時代に生きた人間の生き方や姿を,自分自身の姿に当てはめながら考えてくれたらと願っています。
 何度失敗しても決してあきらめなかった鑑真の生き方,一度自分が決めたことは最後までやり通す鑑真の強い志にならって,最後までやり通す強い意志をもって,様々なことに取り組んでくれたらと思います。

ゴミ0の日

 5月30日(月),「ゴミ0の日」の取組がありました。各教室及び廊下を中心に掃き掃除,拭き掃除をしました。地域や保護者の方にもお手伝いいただき,窓などもピカピカになりました。
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平成28年度 学校評価計画

学校評価結果等については,ページ右下の配布文書又は以下のリンクをクリックしてご覧ください。

平成28年度 学校評価年間計画

平成27年 学校評価報告

日曜参観

 5月22日(日),日曜参観がありました。たくさんの方に来ていただきありがとうございました。どの学年の子どもたちも一生懸命にがんばっていました。子どもたちの様子を一部紹介します。
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1年生との交流会

 5月17日(火),3年生以上の子どもたちと,1年生との交流会がありました。各学年,学校の様子を表現したり,クイズをしたり,かもつれっしゃをしたりと,短い時間でしたが楽しく交流することができました。1年生もお兄さん,お姉さんにお礼の言葉を伝えることができました。
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5月 朝会

 5月2日(月),朝会がありました。校長先生から明日3日の憲法記念日にちなんで,「平和主義」「基本的人権の尊重」「国民主権」の3つのお話をしていただきました。
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学校沿革史

昭和58.4.8
 京都市立池田小学校東分校開校
昭和59.4.3
 京都市立池田東校として独立開校
昭和60
 植樹式を実施し,450本の苗木を植樹
昭和63
 飼育小屋・観察池が中庭に完成
平成2
 アスレチックランドなど改修工事
平成4
 野外ランド,防球ネット完成
平成5
 クーラー設置・創立10周年記念
平成6
 グリーンランド完成(運動場南側)
平成7
 阪神淡路大震災に児童会が支援活動 
平成8
 校舎南側境界壁面の防御フェンス完成
 多目的ルーム完成・うんてい設置
平成9 
 地下鉄東西線開通に伴う祝賀行事に参加
平成10 
 ゴミ集積コンテナ設置
平成11 
 ふれあいサロン(和室)完成
 育成学級(3組)設置
平成12
 夜間照明設備完成
平成13  
 プール塗装 南校舎2階トイレ改修
平成14 
 雨水タンクの設置
平成15 
 創立20周年記念式典,京フィル演奏会
平成16 
 正門前防犯カメラ設置 二期制実施
平成17 
 大文字駅伝大会出場(52チーム中24位)
 みやこ学校創生事業指定校(〜平19)
 風力発電装置設置
平成18 
 校内LAN整備
平成19  
 食育カリキュラム実践校指定
 学校運営協議会「池田東ハートプラン」発足
平成20  
 ランチルーム設置・食育カリキュラム実践授業発表
 長期宿泊京都市で初実施・PTAホームページ立ち上げ
 地域交流作品展実施・校庭手洗い設備設置
平成21  
 コミュニティスクール指定研究発表
 食育カリキュラム実践授業発表・放課後学び教室設置
 中庭芝生広場完成・ 放送設備一新
平成22 
 北校舎にソーラー発電設置・チア部活立ち上げ
平成24
 図書館大改造(ビフォア・アフター)
平成25 
 創立30周年記念式典
平成26
 豊かな学びリーディングスクール推進事業指定
平成27
 豊かな学びリーディングスクール推進事業指定
平成28
 体育館リニューアル工事

平成28年度学校教育方針

校長室から〜5月号〜

平成27年度後期学校評価アンケート考察

平成27年度後期学校評価アンケート考察については,ページ右下の配布文書又は以下のリンクをクリックしてご覧ください。平成27年後期学校評価アンケート考察(学校だより1月臨時号)
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学校行事
6/1 朝会 頭髪検査 栄養指導(育成)
6/2 6年生修学旅行
6/3 6年生修学旅行  給食試食会
6/6 委員会活動  体重測定1年
6/7 育成科学センター学習 プール水慣れ(低学年)
3年1組校内研究授業
京都市立池田東小学校
〒601-1355
京都市伏見区醍醐多近田町2-2
TEL:075-572-4505
FAX:075-572-4506
E-mail: ikedahigashi-s@edu.city.kyoto.jp