京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/03/25
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令和5年度卒業式3月22日(金)、修了式3月25日(月)です。

〜くん、〜さんで呼ぶこと

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〜くん・さんで呼ぶこと
 
 最近、子ども達の姿がとてもすばらしくなってき、「〜しましょう!」とか「〜は、だめ!」といった校長として訓示めいたことを言う機会がめっきり減ってきました。毎月の朝会でも、校長先生の説教話ではなく、できるだけ子どもらの心に残ることを伝えるよう心がけています。楽器の演奏をするのもそんなわけです。
 小さい頃、私が覚えている校長先生の話は、「冬でも手袋はしないし、ポケットにも手は入れない(校長先生はえらいなあ…)」とか、「トイレの紙は2枚重ねて、2回折ったら事足りる(倹約の話?)」とか…、まったくたわいもない話だけが残っているものですから…。

 でも、そんな中、毎回のように「訓示」してしまうことがあります。校長になって7年間、言い続けてきたのですが、なかなか定着しません。それは「人を呼ぶときは、〜さん・くんをつけて!」ということです。
 「人を大切にしましょう!」と言いながら、その人自身を表す名前が、雑に扱われているようで、とても気になるのです。約束が守られているクラスもあるのですが、今でもあちこちで きつい言い方の「よびすて」が横行していて、その後には「おまえなあ!」「〜なんじゃー!」と、とげとげした言葉が続くことも多く、それが言い争いにつながることも多いのも事実です。

 といっても、私自身、正直言って、若い時はクラスの子らを呼び捨てしていたり、あだ名でよんでいたりした時期もありました。子ども達と親近感を持って接することができ、距離も縮まるとかんちがいしていたのでしょう。
 以前、担任をしているとき、こんなことがありました。
 毎日、子どもらとひと言だけのやりとりをしている「あんなあ…」で始まる交換ノートに、ある子(おとなしくて、目立たない子でした)が「ニックネームで呼んでもらっている人はいいなあ…」と書いていたのです。あだ名で呼び合っていたクラスの仲間の中に、呼ばれていない子もいたのです。
 そして、こんなこともありました。自分自身の育つ家庭を本にする勉強をしていた時のことです。おちょけでみんなにしたわれていますが、いじられやすいタイプの子の発表でした。「ぼくのお母さんは、病気がちで、生まれてきた子には元気に育ってほしいという願いを込めて、大切に思いを込めてつけてくれた名前だから、よびすてで呼ばれるのは、ちょっとイヤな感じがします。」まっとうな訴えでした。

 そんなこともあって、今では子ども達を呼ぶときは、必ず〜くん・さんをつけています。宮山の子ども達にとっても、これからいろんな人との関係を広げ、大きな世界にはばたいていくために、TPO(時・場所・場合に応じた使い分け)の力をつけておくことも、とても大切なことです。くん・さんづけは決して、遊んでいる時や家庭内でおしつけるものではありません。でも、最低限、学校では教師も含めすべての人が意識してほしいのです。言葉をだいじにする場であってほしいのです。

 人は言葉で考え、そのやりとりの流れの中でコミュニケーションを行っているのですから、相手を大切にし、ほんわかとした温かい関係を作り、広げていくために、呼びかたも、ていねいで温かなものを心がけていきたいものですね。

10月23日(月) 本日の登校について

本日,午前6時7分に暴風警報が解除されました。大雨洪水警報は継続中ですが,学校は通常通りあります。
 児童のみなさんは,登校班で気を付けて学校に来てください。

10月21日(土)日野野外教育キャンプ中止のお知らせ

10月21日(土)に予定されていました「日野野外教育キャンプ」は雨の予報のため,中止となりました。日野野外教育キャンプに申し込んでいた人は小栗栖宮山小学校ふれあいサロンで午前11時半からカレーライスを食べるので学校に来てください。保険等すでにかけておりましたので参加費(300円)は返金できません。

給食室からこんにちは

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今日の献立はごはん・さんまのしょうが煮・小松菜とゆばの煮びたし・五色のすまし汁・しば漬けです。10月の和(なごみ)献立です。さんまは秋においしい魚です。今日もほとんどの人が「お魚名人」でした。小松菜とゆばの煮びたしはけずりぶしのだしで、ゆばが京都らしいですね。五色のすまし汁は、にんじん(赤)・えのきたけ(黄)・ねぎ(緑)・とうふ(白)・わかめ(黒)と、彩を楽しみました。1年生も「4色みつけた!」と楽しみながら食べていました。そして、京都の三大漬物の「しば漬け」です。なすと赤じそ・塩で作られる漬物は乳酸発酵しているので酸っぱい味もしますが「梅干しみたいな味がする」「ごはんと合うよ」と言いながら食べていました。1年生では、しば漬を初めて食べる子が半分以上でした。昔から受け継がれてきた伝統食品や和食のことを知り、味わって食べてほしいなと思います。

平成29年度 学校経営方針

やさしくたくましい心で高め合い,自ら「自己実現」をめざす宮山の子

給食室からこんにちは

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今日の献立は麦ごはん・牛乳・平天とこんにゃくの煮つけ・もやしの煮びたし・フルーツ寒天です。平天はうずら卵やこんにゃくの食感がやわらかくて子どもたちも大好きです。もやしの煮びたしは削り節のだしが効いて油揚げとだいこん葉にも味がしみ込んでいます。フルーツ寒天は,冷めると固まる特性を利用して,配られた時は液体なのにだんだん固まる様子を観察しながら食べていました。2年2組は初めてのランチルームに大喜び。「今日休んでる人残念やな。今度は一緒に食べられたらいいな。」「また,ここで食べたいな〜。」と楽しそうに食べていました
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給食室からこんにちは

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今日の献立はごはん・牛乳・牛肉のしぐれ煮・里いもの煮つけ・キャベツの吉野汁です。
「月見」献立です。今日は中秋の名月。十五夜にはススキを飾ったり,里芋やだんごを飾って豊作を祈ったり願ったりします。収穫の感謝の気持ちを表しながら食べられたかな?感想を紹介します。
里いもがやわらかくて、おいしかったです。どんな月が見られるか楽しみです。里いもがだしのいい匂いがしました。団子に形が似ていて月にも見えた。口の中に入れるととろりととけるのと,秋の感じがします。里いもの味が口に広がりました。
ご飯を食べたら心がほっかほっかになりました。ほっとしました。

牛肉のしぐれ煮もキャベツの吉野汁もしっかり味わえていましたよ。
ランチルームの2年1組も「減らしてないし,おかわりもらうねん」とおかわりの行列ができていました。
夜,きれいな満月が見られるといいですね。

宮山にあふれるもの…

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「宮山にあふれるもの…」
 
 先日、学校の周りの道を歩いていると、とても懐かしい花に出会いました。
 「われもこう(吾亦紅)」という花です。すっと伸びた茎の先に、楕円形の紅赤紫のかわいい花です。
 私が小さかった頃は娯楽もあまりなく、家族で山や川・草原など出かけるのが何よりの楽しみで、太陽の光のもと、みんなでお弁当を広げ、遊びました。
 それは、ちょうど初秋のこの時期だと思います。青くて高い空には赤とんぼが飛び回り、その下に「われもこう」の赤が、少し涼しくなり始めた風にゆらゆらと揺れています。その花の上に赤とんぼが次から次へととまります。同じように風に揺らされるそのトンボを、指をクルクル回しながら延々とつかまえていた、そんな情景が、宮山でこの花と再会したことで、記憶の底からあふれるようによみがえってきました。花など見向きもせずに遊びまわっていた私が、今、道ばたに咲く小さな花や草に心が向いてしまうのには、こんな体験が無意識になかに残っているからかもしれません。

 花だけではなく、この宮山にはあふれんばかりの自然があります。夏には横の小川(溝?)から、宝石のようにほのかに光るホタル見られますし(溝が危ないから子どもだけで行かないでね!)、夜遅く疲れて帰るころには、タヌキが現れ「早く帰りや…」と言ってくれます。学校のプールには毎年のようにカモ?のペアが羽を休めにやってきますし、少し足を延ばせば山科川にはカワセミや鮎も見つけられます。カブトムシがいっぱいとれる森もありますがナイショです。秋の季節にはいろんな花や草があふれ、大岩山を背景にした運動場の木々の紅葉はとりわけ素晴らしいものです。自慢の「サクラタデ」の群生も芝生広場のビオトープにありますし、キンモクセイの匂いも漂い始めるこの季節、みんなに伝えたくなる美しさが山盛りあります。
 自然だけではなく、この校区は歴史的にもたいへん恵まれており、明智光秀が大山崎の合戦からの敗走中に討たれた「明智籔」は有名ですが、あまり知られていないすごい歴史の足跡が旧街道沿いにたくさんあります。平安京以前から奈良と滋賀を結ぶ交通の要地として栄えた小栗栖(小さな丘陵地の意味)では、例えば、学校の隣の小栗栖八幡宮(石清水八幡宮につながる)や京都三体地蔵と言われる木製の子安地蔵さんや、また北には70もの塔頭(大寺の周りにある守護寺・末寺)を従えた「法輪寺」(奈良の法隆寺にもつながる)の跡、また、宮山の隣に「小栗栖城」といわれるお城までかつては存在するなど、どんどん開発が進む中で、歴史が埋もれていっているのが現状ですが、数々の歴史・文化遺産がまだまだいっぱいあります。

 深まりゆく秋のひと時、子どもらと共にぜひ身近にある自然や歴史に触れる「旅・冒険」に出られたらいかがでしょうか。小さな、でも大きな思い出になる出会いがいっぱいあると思います。
 「われもこう」との原風景には、横で微笑みながら気長につき合ってくれていた親のまなざしや影がいつもあった記憶が、おぼろげながら、でも、温かく残っています。

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学校行事
3/6 体重測定(5年)
3/7 保健の日・体重測定(4年)
3/8 体重測定(3年)
3/9 銀行振替日
銀行振替日
3/12 身体計測(2年)
京都市立小栗栖宮山小学校
〒601-1461
京都市伏見区小栗栖宮山1-1
TEL:075-572-5216
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E-mail: miyayama-s@edu.city.kyoto.jp