京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/24
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「発見」「協力」「チャレンジ」

子どもの可能性は…

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 先日、京都駅にある「えき」美術館に行ってきました。京都駅の喧騒の中でホッとできるお気に入りの場所です。「巨匠たちが子どもだったころ」というテーマで、モネやムンク、ピカソ、平山郁夫など巨匠が小さい頃に描いていた絵や作品の展示会です。さすが美の巨匠、子どもの頃から驚くほど素晴らしい才能を発揮している作家もいれば、やっぱり子どもやな…と思える絵もありました。そこでなるほどと思ったのが、作家の多くに、子どもの思いや可能性を信じて支える家庭や環境があったことでした。
 私は小さいころから絵は大好きでした。外で遊んでばかり、親は共働きで、どちらかといえば放ったらかし、絵心もあったわけではないですが、ただ、家の本棚に「世界美術全集」という30冊からなる作品集がありました。有名な絵画や作品がいっぱい、その造形や色彩の豊かさに心をうばわれ、むさぼるように読み返していた記憶があります。そんな経験が、今、絵を見たり描いたり、風景や人間への好奇心や関心につながっているのだと思います。
 今年も夏休みに学校で、いろんな講師の方を招いて研修をしました。その中で、ある大学の先生がこんなことをおっしゃっていました。「子ども達の学力やコミュニケーション能力、言語力に影響しているのは、学校での授業や読書も大切なのですが、それ以上に家庭で本があるか、そして豊かな言葉でやりとりする環境が家庭にあるかどうかが重要、という統計学的なデータがあります(要約)」
 子ども達には、一人一人さまざまな、そして思いがけない力があり、それに光を当て、自分で気づくことができるように、いろんな経験や場を用意し、そして何よりも一人一人の可能性を信じて支え続けられる家庭や大人の存在が豊かな育ちにとって非常に大切だと。
 話はかわりますが、この前、京都出身の世界的な指揮者である佐渡裕さんの小学生の時の担任だった校長先生と話をしました。その話の中で、担任として、いろんな力を伸ばしたいと、音楽の時間に指揮をさせたり、フルートを経験させたり、音楽以外にもリレーの特訓をして自信を持たせたり、クラスの一人の子として働きかけたとのことでした。そのことが、一人の偉大な音楽家の力を目覚めさせたのかもしれないと感じる話でした。
 学校も家庭も、子ども達の目に見えるその時の姿だけではなく、一人一人の見えにくいけど必ずある可能性を、こんな子に育ってほしいと願い、信じながら、環境や場をいっぱい用意していくことが、一人一人の豊かで幸せな生き方の実現につながるのだと思います。
巨匠でも天才でも、普通の人でも子どもの可能性はみんな一緒。大切なのは、その子に大人が与えた場や環境、そしてそれを用意できる人との出会いなのかな…、そんなことをいっぱい考えながら、ピカソの子どもの頃の絵をながめる美術館での時間でした。

給食試食会

本日、給食試食会が行われました。
栄養教諭の北山先生から給食の歴史、どのように給食献立を決めているか、どのように調理が進められているかなどについてお話をしていただきました。
本日の献立は、きりぼしだいこんのさんばいず、さんまの生姜煮、すまし汁、牛乳、玄米ご飯でした。とてもおいしくいただきました。来年の給食試食会も楽しみです。
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合唱部

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 醍醐コミュニティバスイメージソング「京の四季・醍醐」の作詞・作曲をされた中川大先生や地域の方が来校され、合唱部の演奏による「京の四季・醍醐」の録画と録音をしていただきました。合唱部の児童は、歌詞の内容から醍醐の美しい四季の様子を思い浮かべ、心を込めて歌いました。中川先生から歌に込められた想いをお話していただき、改めてこの歌が大好きになりました。

クラブ活動〜スポーツ〜

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今,スポーツクラブではドッジボールをしています。
異年齢で編成されたチームの中,みんなで協力して活動していました。

火災の避難訓練をしました

 昨日2校時に火災の避難訓練をしました。晴天のもと,子どもたちは迅速に避難し,真剣に訓練に参加できました。醍醐消防分署から隊員の方々をお招きし,消防車を目の前に,消火訓練もしました。児童代表と職員代表,どちらも上手に消火器を使うことができました。
 この訓練を忘れず,火事が起こった時は落ち着いて行動してほしいと思います。
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始まりました!!

 夏休みが終わり,学校に子どもたちの元気いっぱいの姿が戻ってきました。いよいよ今日から前期の後半が始まります。
 夏休みに日頃できない体験をしたり,家の方と一緒に出掛けたり,家の手伝いを頑張ったりしたさまざまな経験が,子どもたちの力となり,今日からの学校生活を生き生きしたものにしてくれることでしょう。

 今日は朝会がありました。校長先生から『みんなに会えて「うれしい」朝早くからしっかりと登校ができて「えらい」』というお話を聞き,みんなも嬉しそうに聞いていました。夏休み中に学校に届いたたくさんの賞状を校長先生からもらったり,全校合唱をして,子どもたちも一人一人が「よし!今日からまた頑張るぞ」と思ってスタートが切れたのではないでしょうか。

 学校生活のリズムに戻るまでに少し時間がかかるかもしれませんが,早寝・早起きのリズムで体調を崩すことなく登校できるように,ご家庭でも子どもたちの様子を見てあげてください。
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「困った子は…」教師として思うこと

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『困った子は…』教師として思うこと

 学校で仕事をしていると、子ども達のことで思うようにいかずイライラすることはよくあることです。何回も話をしてもやんちゃを繰り返したり、当たり前の約束を守れなかったりする子もいます。そんな時、部屋に張ってあるこんな言葉に目をやります。

『 困った子は、困っている子 』

 困った子やな…、何回言ったら分かるねん!…と考えるのではなく、困っている子だからこそ、そこを何とかしてあげる、その子の「困り」の部分にしっかり光を当てて、いっしょにその子の中でもつれた糸を解いていくことが大切だと…。

 例えば、乱暴な言動が目立つ子の話を聞いていると、家で弟が生まれて、今までひとりじめしていたお母さんが、あまりかまってくれないとか、「くそ〜」とか「しね〜!」とか言葉が気になる子の生活を聞いてみると、誕生日に買ってもらったゲーム(敵を倒す、悪者を退治するといった)ゲームを毎日何時間もやっていたとか、気になる言動の裏には必ず何らかの「困っている」状態があるのです。

 以前の学校で、こんな子がいました。
 毎日のように遅刻をしてくるので、「なんでなん?!」とたずねると、朝に頭やお腹が痛くなると言うのです。教室では元気いっぱいに活動ができるのに、これはおかしいと思い、じっくり話を聞き、いろんな話をする中でこんな事を言ってくれました。「お母さんが疲れていて、朝起こしてくれへん。でも、それを言うたら、きっとお母さんが先生に怒られるから、僕がしんどいと言うてた、ごめんなさい…」
 遅刻ばかりしてくる「困った子」が、そんなけなげなお母さんへの思いを持っていたことにハッと気が付き、「困っている」背景を考えようともせず叱っていたことに、教師として、また大人として恥ずかしく感じる一方、その子の事をいとおしく感じる瞬間でした。

 子ども達はまだまだ未熟です。育ち方や、生まれもった性格や個性もそれぞれ違って当たり前です。一律の指導からはみ出してしまう子もいるのは当然のことです。特に、発達面に偏りがあるとか、育ちの中でしんどい状況があった子については、生まれ持った特性や歩んできた道を知っておかないと、大人が良かれと思いしている働きかけが逆効果になる事さえあるのです。
 「困った子」だと嘆く前に、一人一人の子の「困っている」ところをしっかり感じられる大人になりたいと、張り紙を見ながら思う毎日です。

 その子は話の最後にこんな言葉で部屋を出ていきました。「お母さんを怒らんといてな…」

小栗栖宮山小学校沿革

※トップページ右欄「学校沿革史」でご確認ください。

学校教育目標構造図

※トップページ右欄「学校教育目標」からご確認ください。

【本日の運動会】

本日は天気に恵まれ、運動会を実施します。

子ども達の体調には十分に気をつけて、

すてきな運動会にしたいと思います。


ぜひ、子どもたちのがんばる姿を見に来てください。

よろしくお願い致します。
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京都市立小栗栖宮山小学校
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