京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/19
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4月10日(水)始業式・入学式 23日(火)参観・懇談会です。

校長プリーズ第51号

校長プリーズ 〜12月 人 権〜       第51号
 12月をむかえ毎日寒くなってきました。新型インフルエンザが猛威をふるい、油断できない状況が続いています。子ども達が毎日元気に学校に来ることを願っています。
さて、12月は世界各国でこの月を人権の月間と位置づけ、人権の大切さを学び人権を守るさまざまな取組みがなされます。学校では11月に人権学習の参観日を設け皆様に子ども達が何を勉強するのかを見て頂きました。今月は全校で人権集会も開きます。 砂川小学校の人権教育目標は「児童ひとりひとりに人権の大切さを知らせ、お互いに人権を大切にする心を育て、実践的態度を養う」と定めています。さらに私たちは次の4つの視点から、毎日の教育を点検し人権教育を進めています。
 一点目は、教育を受けること自体が人権であると捉えます。子どもたちが毎日学校に来られ就学できることが基本であります。昔の日本では貧困やお家の事情で学校に行かせてもらえない子どもも多くいました。現在ではこの状況はほとんど見られません。
 二点目は、学校でのすべての学習過程のなかで人権が守られなければならないということです。 子ども一人一人が生き生きと生活できているのか、嫌な思いをしている子どもはいないのか、クラスのお友達と仲良くできているのか、このことが最も大事です。子どもたちは、毎日友達への接し方を通して、より良い人間関係やより良い対応の仕方を学んでいきますが、自分ではなかなか解決できない問題に出会う場面もでてきます。そこでは悩んだり、時には傷ついたりします。顕著な例は「いじめ」の問題です。私たちはいじめはこの視点からも絶対にあってはならない人権問題ととらえています。
 三点目は、人権や人権問題について正しい認識を深め、あらゆる差別を許さない人権尊重の精神を養い、差別を許さない態度を身につけさせるということです。 そこで、1年から6年までのそれぞれの学年において、同和問題指導、同和問題の認識の素地を育てる指導、男女平等教育、外国人教育、養護育成教育、 健康教育、身近な生活を教材とした人権学習、と年間計画を立てて具体的に指導しています。 今年の参観授業は、1年「こわいことなんかあらへん」(養護育成教育)、2年 「日本に一番近いお隣の国 韓国・朝鮮」(外国人教育)、3年「男女平等」教育、 4年 「今日という日をつづる」(身近な問題)、 5年「インドネシアからの転校生」(国際理解) 6年 「夢いっぱい」(身近な問題) わかば学級「みんな仲良く」、を行いました。これからも、この参観日を設け子どもへの指導をしていきますが、子どもたちがどんな学習をしているのか知ってもらい、親としてどうかかわっていけばよいのか考え、子どもたちに学校の指導内容に合致した親子での話し合いを深めてもらえることができたら大変嬉しく思います。
 まとめの4点目です。この大切な人権を守り育てようとする具体的な実践ができる子どもを育てるということです。人権尊重の精神を、毎日の生活の中で発揮し、楽しい学校や豊かな社会の実現をめざす実践的な態度を育てるということです。とても抽象的な内容ですが、毎日の暮らしの中で自分も含めできているのかと問うとき必ずしもそうではない自分に気がつくことがあります。携帯電話のマナーもしかり、電車の優先座席もしかり、ゴミのポイ捨てしかり、人への噂話しかり、、、言うは易く行うは難しです。    子ども社会は、大人社会の反映です。良きにつけ、悪しきにつけ、もろに大人の影響を受けるのが子どもです。子どもたちが、心豊かで健やかにたくましく成長することを願って、今一度大人である私たちが、自分の心や言葉や行動を見つめ直す事が、同和問題をはじめとするすべての人権問題の解決に向けて、大切な、しかも大きな一歩になると考えます。更には、私たち自身の生き方に大きなプラスをもたらすものと信じています。

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学校行事
4/1 春季休業
4/2 春季休業
4/5 春季休業
4/6 着任式  平成22年度始業式・入学式 クラス分け
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