最新更新日:2024/04/24 | |
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授業研修会「ちこく」本教材は,最初主人公のこう太が約束を破ったかずやを責めるが,守れなかった理由を知ることで,相手の状況や思いを正しく理解していなかったと後悔する内容である。こう太は,サッカーの試合で勝つという同じ目標をもっていた仲の良い友達だからこそ,約束が破られたことを許したくない,裏切られたという気持ちが大きくなった。しかし,自分の思いだけで,相手を一方的に責め,仲間外れにしてしまう行為は,客観的に見れば過ちであることに,多くの児童が納得できる。こう太の行動や足りなかった考えを話し合うことを通して,相手の状況を考え,思いを正しくとらえ,過ちを許し,お互いを理解し合うことにより,よりよい人間関係を築くことができることを考えることができる教材である。 道徳的価値についての理解を基に,自己を見つめ,物事を多面的・多角的に考え,自己の生き方についての考えを深める学習になっていたのかを子どもの具体で研究協議しました。 まずもって,子どもと教師の信頼関係を基盤に,共感的な人間関係に支えられたあたたかい学級であり,子どもの「よく聞いている」「聞き合う」姿が見られた。 導入の工夫として,事前アンケートがたいへん有効であり,子ども主体の学びにつながった。 中学年は,寛容というより相互理解,分かり合えること,相互理解のためにどうしたらよいのかについて考えることが大切である。 子どもたちの「自分の思いも相手の思いも大切にする」や「お互いの気持ちを理解し合う」など,ねらいとする価値に迫っていた。 こう太の行動を通して,自分とのかかわりで考えたことを書くことは,自己決定の場を保障することであり,時間をかけて自分の思いを書き込み,思いを語らせたい。 |
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