京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/23
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学校教育目標 すすんでかかわり その手で未来を創りあげる 桂坂の子〜あらゆる“であい”を自分ごとに〜

平成23年度桂坂教育のスタート!

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★ 学校教育目標
 
  『人とよりよくかかわり,楽しくまなぶ桂坂の子』
 
<目指す子ども像> 
◎自分から進んで学習する子
◎明るく健康で,元気な子
◎心やさしく,友達を大切にする子

<目指す教師像> 
◎自ら学び,よく考え,進んで取り組む先生
◎やさしい心,しなやかな体力を維持する先生
◎社会性を身につけ,集団指導体制を実践する先生

★ 学校経営の方針
京都市教育委員会において「学校教育の重点」が作成され,例年通り保護者や地域住民の皆様に配布される予定です。この中には日々の教育活動で常に念頭において取り組まなければならないもの,今年度より京都市立小学校として,あるいは義務教育として取り組まなければならないもの等,多くの示唆が記述されています。これをもとに,桂坂小学校としてなすべきものを見極めつつ,児童の実態や地域の特色を勘案し,具体的取組を進めていきたいと考えています。
また,本年度より完全実施となる新学習指導要領の内容を踏まえ,基礎的・基本的な学力の確実な定着と,知・徳・体の調和の取れた成長を図るため,教職員が一丸となって児童一人ひとりを大切に育てていく所存です。

★ 教育方針
1.児童の実態を個々に把握し,家庭・地域との連携を指導計画の作成や指導方法の改善に生かし,確かな教育を推進する。
(1)児童一人ひとりの特性や興味・関心を的確にとらえ,個に応じた指導を工夫します。
(2)児童の小学校6年間における系統的な学習を進めるため,各学年における指導計画の共通理解のもと,指導を行います。
(3)積極的に地域の人材の活用を図り,地域社会とふれあいのある体験活動を通して児童に豊かな心を育む授業を行います。
(4)問題解決的な学習の場を積極的に設定し,児童が自ら学ぶ意欲を高め,主体的に学習する習慣を身に付ける指導や,家庭学習の指導を行います。

 2.教育の効果を上げるために,指導方法や指導体制の工夫改善に努める。
(1) 算数科を中心に協力指導(習熟度別等)による授業を行います。
  (TTを5・6年生で実施する。)
(2) 学習指導要領改訂に伴い,英語活動を5・6年生で実施します。(ALT)
(3) 朝の帯時間等を活用し,基礎的・基本的な学習内容の定着を図ります。

3.体験的な学習を豊かなものにするため「K’Z(きっず)タイム」や特別活動を計画的に推進し,豊かな心を育む道徳教育とする。 
(1) 心と心のふれあいの場…交流学習,児童朝会,兄弟学年,異年齢集団の交流
(2) こころを耕す教育の推進…日々の学級活動,「こころのノート」の活用
(3)自然や地域とのふれあいの場…学校行事,委員会活動,クラブ活動,授業

 4.人権意識の高揚を図る。
  日常生活の中の人権問題や矛盾に気付き,人権尊重の精神を養います。
教職員自らの人権意識を高め,子ども達が友情をはぐくみ,互いに認め支えあい,正しい判断をもって人として尊重しあう態度を育てます。
(1)人権教育委員会を中心に行う,あらゆる差別に気付き,差別を許さない高い人権意識を身に付けさせる取組を行います。
(2)毎月の「なかよしの日」の指導を中心とする人権教育の連携と充実を進めます。
(3)「やまゆり学級」の育成教育や,LD等支援の必要な子どものための総合支援教育を推進します。
(4)「いじめ」に対し日常から人権意識の高揚を図り,正義感・生命尊重の心を   育て,児童との信頼関係の上に立った積極的な教育相談により,問題の早期発   見,早期対応を行います。
    
5.校内研究を推進する。
(1) 教員自身の指導力を高めるため,校内全体で授業づくりについての研究を行います。
(2)よりよい授業を目指して学習指導案の作成を行い,教員の指導力向上を図ると同時に,児童の基礎的・基本的な学力の向上と定着を目指します。
(3)研究教科は前年度に引き続き国語科とし,児童の実態を踏まえつつ,さらなる積み上げを目指すと同時に,桂坂小学校としての授業形態をつくり,指導案などの成果物として蓄積していきます。

6.若手教員研究会を継続実施する。
(1) 若手教員の授業実践力・指導力の向上を目的とし,授業研究を行います。
(2) 指導案を作成して公開授業を行い,若手同士で参観して互いに高め合うと同時に,管理職・教務主任が指導助言を行います。
  
7.「学校運営協議会(コミュニティ・スクール)」の取組を進める。
 (1) 課題と方向性
京都市立小学校の多くが学校運営協議会制度の先進的な取組・研究を進めている現在,桂坂小学校では趣旨にある「地域に開かれた信頼される学校づくり」を「平成の番組小学校」を創造するものとして,地域社会と協働して進めなければならないと考えます。
桂坂小学校は地域の開発とともに平成元年に開校された歴史の新しい小学校です。総合的な学習の時間において学校・地域の特色を生かして教育課程を編成し実施するのと同様に,先進的な取組の小学校においては学校運営協議会のねらいとするところにおいても特色がうかがえます。本校PTAや自治連合会の組織や運営において古い習慣にとらわれることなく行われている状況から,一つ一つの取組を新しい伝統として築きあげることが大切であると考えます。

(2) 取組の内容
○ 各種の専門性を有する地域の人材やOBの登用とそれらを活用した教育活動
 ・ 校区に国際日本文化研究センターや京都大学桂キャンパスがあり,保護者や地域住民の皆様の教育に対する関心も高く,熱意ある支援を日常的に受けています。これからも,様々な学問に触れる機会を創造します。
 ・西総合養護学校やふれあいの里などの福祉施設を校区内に含む利点を最大限に生かし,LD等教育的な支援を必要とする児童はじめ,全ての児童の可能性を最大限に伸ばす教育を追究します。

○ 地域活動と学校教育活動の融合のあり方
 ・地域ネットワークの構築のため,「桂坂統一クリーンデー」「桂坂統一 夏まつり」「区民体育祭」などの地域行事と学校行事の連携とその共同化を図り,学校と地域・保護者が共に児童を見守り育てる関係を一層推進します。
 ・PTAや地域における文化・芸術活動(カザラッカコンサート・お話会・コーラス・書道・絵画など)をより活性化し,文化・芸術環境の充実を図ります。

○ 運営を含めた学校評価のあり方
 ・学校運営協議会と教職員の校務分掌の整理を行い,学校における評価担当を置き,原案作成に当たります。
 ・学校運営協議会メンバーの構成や公募の方法を確立するとともに,次年度に生かせる評価項目とその対象を探ります。  

FOUNTAIN NO.13

          H23.4
京都市立桂坂小学校  山本 泉

新学期が始まり,黄色いカバーのかかった真新しいランドセルを背負ってか背負われてか,1年生が元気よく挨拶しながら校門への階段をのぼっていきます。学校らしい風景がもどってきました。
一方,昨年度末には,東日本が未曽有の大震災にみまわれ,建物や道路のみならず,人々の心に大きな傷跡を残しました。大切な人を失った方々の悲しみを思うと心が痛みます。一日も早い復興に向けて,私たち一人一人ができることを考え,力を合わせていくと同時に,私たち自身が普通に生活していくことも大事なことではないかと思っています。
さて,私が桂坂小学校へ赴任して2年が経過しました。保護者の皆様・地域の皆様に学校教育を支えていただいて,また新たな年度を迎えることができ心より感謝申し上げます。至らないところも多々あるかと存じますが,校長として,より一層桂坂教育を高めていかなければならないと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
昨年度から,学校教育を進める中で,子ども達の様子や教職員の様子を見ながら私自身も自分を振り返り,いろいろ考えたことを「校長室だより」として書かせていただいています。
今年度も「子育てや教育に関わること」について思うところを掲載していきたいと思います。必ずしも正しいとは限りませんが,今年度も「校長の独り言」と思ってお付き合いいただければ幸いです。
まずは,私が赴任してしばらく後に実施された「子育て・教育フォーラム」の中でお話したことを,抜粋しながら数回に分けて掲載したいと思います。一部の方には,またその話かと思われるかも知れませんが,多くの方には聞いていただいていないのと,大抵,人の話はしばらくすると忘れるものですので,お許しいただきたいと思います。
さて,私は学校教育や家庭教育について考えるときには,子どもを取り巻く社会の変化を認識することが大切だと思っています。「昔は,そうではなかったが今はこうである。」ということを客観的事実としてとらえておかないと教育の方向性を見失うと考えています。少々決めつけたような言い方かもしれませんが,現代社会の中で起こっている子どもに関わる様々な問題も,その要因の多くは社会状況の変化によるものだろうと考えます。
私が気になる現代の子どもの状況について述べたいと思います。

(1)子どもの一人部屋について
昔と比べて,子ども達は自分部屋をもつようになってきました。しかも,中から鍵がかかるような部屋が増えてきています。また,子ども部屋にテレビやテレビゲームが置いてある家庭もあります。
昔は,和風建築の家や文化住宅が多かったこともあり,一人部屋というものはなくて,開けっぴろげの状態で,誰がどこで何をしているかがよく分かりました。いつでも襖を開けて中に入り,声をかけることができ,子どもの様子を把握することができました。
ところが,この2〜30年の間に洋風建築の家やマンションなどが増え,子どもが一人部屋を持つ家庭が多くなり,子どもの部屋にはいりにくくなってきました。同時に,子どもが部屋の中で何をしているのかが見えなくなってきました。勉強しているのか,テレビを見ているのか,ゲームをして遊んでいるのか分からない。それと共に,子どもとの会話の機会が少なくなってきました。
多くの家庭が裕福になり,それなりに大きな家や広いマンションに住むようになったことは,決して悪いことではありません。これからも,一人ひとりが自分の部屋をもつ方向に進んでいくでしょう。しかし,そうした中で,子どもとのふれあいの場をどう確保するかを,それぞれの家庭で工夫していく必要があります。
保護者の中には,部屋のドアに鍵をかけない造りにしたり,いつでも部屋に気軽に入っていく雰囲気を日常的につくったりしている家庭もあります。子どもとのコミュニケーションの場を意図的にもつような工夫をしているところもあるようです。
何か方法を見つけないと,これからますます家族のつながりが薄れていくことが予想されます。
(2)情報化・IT化の進行・・・携帯電話(被害者・加害者)
携帯電話が普及してきました。以前は,子どもにかかってきた電話を母親や父親がとり,今,子どもは誰とよく遊んでいるのか,子どもの友達関係を知ることができましたし,子どもの電話の受け答えの様子で,子どもの様子を知ることができました。楽しそうに話をしていると仲のいい友達なのだろうと想像できましたし,暗い顔をして小声で話していたりすると,脅かされているのか,困っているのか,いやがっているのか,子どもと相手の関係を感じることができました。つまり,親が自然と子どもの交友関係を知ることができました。
また,電話をかけてきた子どもたちは,電話の相手がお父さんであったり,お母さんであったりするので,話し方についても学ぶ機会になっていました。普段は乱暴な言い方をする子どもも,相手がお父さんやお母さんであると丁寧な話し方になります。
ところが,今は多くの子供たちが自分の携帯電話で話をしています。少し前までは,中学生に持たせることでも問題になっていましたが,最近では小学生も自分の携帯電話をもつようになってきています。昨今,子どもを取り巻く事件が頻発していますから,外出時の安全のために持たせているという意見も,決して間違いだとはいえないかも知れません。
しかし,その結果,親や家族を通すことなく,子どもが直接友達やいろいろな人と電話でやりとりするようになってきました。部屋に閉じこもって,長時間友達と電話のやりとりをしている子もいるようです。親は,子どもがそんなに長いこと,遅くまで電話をしていることすら気付かないことがほとんどです。通話料金を見て初めて驚く。誰とどんな会話をしているのか。どんな友達と付き合っているのか。子どもの友達関係が全く分からない。夜中に呼び出されても,脅かされていても,親は気付かないというようなことが起こっているようです。
メールや掲示板への書き込みによる「いじめ」「悪口」,インターネットの有害サイトへのアクセスなど,どんどん問題点が増えてきています。
携帯電話の正しい使い方(使用目的として)を学ぶ必要がある時代になってきているのは間違いありません。
(以下,次号に続きます。)

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