京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/03/18
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みんないきいき 笑顔あふれる 西京極小学校

6月 〜風待月(かぜまちづき)〜

 新年度が始まって2か月が経ちました。いつの間にか,学校中の木々も葛野大路通りの街路樹も木の葉が大いに茂って濃い緑になり,その葉が大きな影を作っています。今年は,まだ5月だというのに日本各地で気温が30度を超える真夏日が続き,記録的な暑さとなっています。この時期は体が暑さになれていないため,学校では,子どもたちが水分補給や休憩を適切にとって活動を行うようにしています。また,休日も帽子をかぶったり,通気性・吸湿性のよい衣服を着たりして熱中症に気を付けて過ごすようにと子どもたちに注意を促しました。 皆様もお気を付けください。
 さて,間もなく6月を迎えます。6月の異名として多く用いられるのは「水(み)無月(なづき)」ですね。陰暦の6月は今の6月下旬から8月上旬にあたり,確かに梅雨の明けた後は暑さが厳しくなって川などの水量も減ると思うのですが,梅雨の間は雨がたくさん降って水がたっぷりある月なのに「水(の)無(い)月」と呼ぶことを不思議に思っていました。調べてみると,諸説あるようですが,「水無月」の「無」というのは,「無い」という意味ではなく,「無」は連体助詞で「〜の」を表し,6月は,田に水を引く時期であることから「水無月」は「水の月」という意味になるという説もあるのだそうです。
 また,6月の異名には「風待月」もあります。この言葉は,6月の気候を思い浮かべると,漢字からおおよその意味を想像できます。6月は,梅雨を迎えて蒸し暑くなります。そんな蒸し暑い日が続くと,風が吹くのを心から待ち望み,ほんのささやかな風にも喜びを感じることができるということから,このように呼ばれるようになったそうです。他にも,「涼(すず)暮(くれ)月(づき)」や「蝉羽(せみのは)月(づき)」,「鳴(なる)神(かみ)月(つき)」などたくさんの呼び方があるそうです。
 自分自身を振り返った時,つい数字だけに目が向き,6月は1年の中の6番目の月という認識で過ごしてしまっていたことに気づきました。それと同時に,私たちの祖先は,季節や自然に目を向けてその変化を楽しむとともに,畏怖畏敬の念を抱きながら,ともに生きていることを実感して過ごしてきたことにも気づかされました。実は,こんな思いを抱くようになったのは,5月13〜16日の間,5年生の子どもたちと花背山の家長期宿泊学習に行き,普段は出会うことができない生き物や美しくて深い緑の山々,清々しい青空,さわやかな風など素晴らしい自然に出会えたからです。
 6月は,環境月間です。今残っている自然をこれからの時代を生きる子どもたちに残していくために,学校でも生活の身近なところでできることから実践していきたいと思います。

                          校長  今村 ひろみ

新たな時代「令和」へ

 8日の始業式・入学式から3週間が過ぎました。新年度の始まりを祝うかのように咲いていた学校の桜の木も,今は柔らかい緑の葉をまとっています。そして,入れ替わるかのように中庭では白いハナミズキの花が風に揺れています。運動場では青空のもと,子どもたちが元気に遊ぶ声が響き,新しい教室で新しい仲間とともに新しい教科書を使って学習する子どもたちの姿が見られます。今年も,子どもたちが「楽しく学び,楽しく遊び,楽しく歌う」学校を目指して,日々の取組を進めていきたいと考えています。
 さて,今年もまもなく5月3日の「憲法記念日」を迎えます。「日本国憲法」には,三大原則として「国民主権」「平和主義」「基本的人権の尊重」が揚げられています。小学生の子どもたちが,「憲法」について理解をすることはなかなか難しく,自分たちの生活とは遠いところにあるもののように感じているかもしれません。けれども,「憲法」は私たちの暮らしを守るために必要なものです。とりわけ,「基本的人権の尊重」は,子どもたちの日常生活に大きく関わり,自他の命や生き方,人生を大切にし,幸せに生きる権利を保障する重要なものです。今年の憲法月間の朝会では,自分の命は周りの多くの人の命とつながっていること,だから自分の言動が周りの人に様々な影響を与えることを伝えました。そして,「すべての人が西京極小学校で学び合えて幸せだと思える学校にするために…あなたにできることはなんですか?」と問いかけて終わりました。これから,子どもたちがどんな答えを見つけて実践してくれるのか楽しみにしています。
ところで,今年は明日から始まる10連休中に5月1日を迎え,時代は平成から令和になります。報道等によりますと『令和』という文字は万葉集の中の「初春の令月にして,気淑(よ)く風和らぎ,梅は鏡前の粉を披(ひら)き,蘭は珮(はい)後の香を薫らす」から引いたと言われています。そして,人々が美しく心を寄せ合う中で,文化が生まれ育つという意味をもっているという説明がありました。私は,「美しく心を寄せ合う」ということが,互いを尊敬し合い,さまざまな困難に出会った時も折り合いをつけて解決するという意味も含んでいるのであれば,すべての人が生まれてきてよかったと思える社会を実現していこうとする文化がこの時代に育まれるのではないかと考えています。
今年は,憲法が施行されてから72年。みんなが幸せに生きる社会が当たり前の社会になるよう,また,子どもたち一人一人がよりよい社会を築く担い手になることができるよう,これからも家庭,地域の皆様と連携して様々な教育活動を進めてまいりたいと思っています。どうぞ,よろしくお願いいたします。 
 
                 校長 今村 ひろみ

新しい春の到来

4月,すべての子どもたちが新たな気持ちで新年度を迎えたことだと思います。そして,今年は1日に新元号『令和』が発表されました。満開の桜とともに色鮮やかな花々が花壇に彩りを添え,新たな時代に大きな一歩を踏み出す春の到来を感じます。
さて,今年度は,85名の新1年生を迎え,全校児童560名での「西京極丸」の船出となります。新たに着任いたしました14名とともに,教職員一同,力を合わせて誠心誠意,本校教育推進のために頑張っていきたいと決意を新たにしています。
また,今年度も学校教育目標に「心やさしく 心身ともにたくましい子の育成」を掲げました。本校では,この目標の実現が,子どもたちが激しく変化する社会を生き抜き,周囲の人々とともに豊かに生きていくために必要だと考え,取組を進めてまいります。そして,創立147年目を迎える西京極小学校の伝統を大切にしつつ,子どもたち一人一人のもつ可能性を最大限に伸ばすために,常に全教職員で全児童を見守り,支え,励ますとともに,一人一人のよさを認め,みんなが高まり合うことのできる学校にしていきたいと思っています。
どうか,今年の「西京極丸」が安全にそして元気に楽しく航海できますよう,保護者の皆様,地域の皆様のご理解ご協力を賜りますよう,よろしくお願いいたします。


西京極小学校 校長 今村 ひろみ
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