京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/25
本日:count up117
昨日:141
総数:537244
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク
みんないきいき 笑顔あふれる 西京極小学校

新たな時代「令和」へ

 8日の始業式・入学式から3週間が過ぎました。新年度の始まりを祝うかのように咲いていた学校の桜の木も,今は柔らかい緑の葉をまとっています。そして,入れ替わるかのように中庭では白いハナミズキの花が風に揺れています。運動場では青空のもと,子どもたちが元気に遊ぶ声が響き,新しい教室で新しい仲間とともに新しい教科書を使って学習する子どもたちの姿が見られます。今年も,子どもたちが「楽しく学び,楽しく遊び,楽しく歌う」学校を目指して,日々の取組を進めていきたいと考えています。
 さて,今年もまもなく5月3日の「憲法記念日」を迎えます。「日本国憲法」には,三大原則として「国民主権」「平和主義」「基本的人権の尊重」が揚げられています。小学生の子どもたちが,「憲法」について理解をすることはなかなか難しく,自分たちの生活とは遠いところにあるもののように感じているかもしれません。けれども,「憲法」は私たちの暮らしを守るために必要なものです。とりわけ,「基本的人権の尊重」は,子どもたちの日常生活に大きく関わり,自他の命や生き方,人生を大切にし,幸せに生きる権利を保障する重要なものです。今年の憲法月間の朝会では,自分の命は周りの多くの人の命とつながっていること,だから自分の言動が周りの人に様々な影響を与えることを伝えました。そして,「すべての人が西京極小学校で学び合えて幸せだと思える学校にするために…あなたにできることはなんですか?」と問いかけて終わりました。これから,子どもたちがどんな答えを見つけて実践してくれるのか楽しみにしています。
ところで,今年は明日から始まる10連休中に5月1日を迎え,時代は平成から令和になります。報道等によりますと『令和』という文字は万葉集の中の「初春の令月にして,気淑(よ)く風和らぎ,梅は鏡前の粉を披(ひら)き,蘭は珮(はい)後の香を薫らす」から引いたと言われています。そして,人々が美しく心を寄せ合う中で,文化が生まれ育つという意味をもっているという説明がありました。私は,「美しく心を寄せ合う」ということが,互いを尊敬し合い,さまざまな困難に出会った時も折り合いをつけて解決するという意味も含んでいるのであれば,すべての人が生まれてきてよかったと思える社会を実現していこうとする文化がこの時代に育まれるのではないかと考えています。
今年は,憲法が施行されてから72年。みんなが幸せに生きる社会が当たり前の社会になるよう,また,子どもたち一人一人がよりよい社会を築く担い手になることができるよう,これからも家庭,地域の皆様と連携して様々な教育活動を進めてまいりたいと思っています。どうぞ,よろしくお願いいたします。 
 
                 校長 今村 ひろみ

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
京都市立西京極小学校
〒615-0826
京都市右京区西京極芝ノ下町31
TEL:075-313-1319
FAX:075-314-0009
E-mail: nishikyogoku-s@edu.city.kyoto.jp