京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/24
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学校教育目標「夢に向かって 進んで学び ともに高め合う子どもの育成」

ことばときこえの教室 通級対象児童

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〜話しことばにおこるリズム障害【吃音】(きつおん)〜 

 ことばがどもることを「吃音(きつおん)」といいます。主な症状(中核症状)には,つぎの3つがあります。
○ ことばの一部をくり返す・・・(例 「ぼ,ぼ,ぼ,ぼく」)
○ 引き伸ばす・・・(例  「き のうね。」)
○ つまる・・・(例 「・ ・ ・ ったまご」)
 他に,ことばにつまったときに,何とかことばを出そうとして力が入ってしまったり,頭や手足などを動かしたりすること(随伴運動)があります。 子どもが大きくなってくると,どもることを恥ずかしく思ったり,どもりたくないためにいいにくいことばや話す場面を避けたりするようになることもあります。どもることに対する恐怖から消極的になったり,人を避けたりするようになることもあります。
 吃音は単なることばの問題ではなく,個人にとって深刻な問題になる可能性があり,なおざりにしてよいものではありません。(全国言友会連絡協議会 「どもる子どもがクラスにいたら」 パンフレットより)

 「吃音」の原因や治療法において,医学的にはっきりとしたものは,未だ確立していません。教育の場である「ことばときこえの教室」では,吃音にとらわれない子どもの豊かな育ちを支援しています。在籍校や保護者の方と連携し子どもをとりまく周囲の環境についていっしょに考えます。吃音について知識の理解や楽な話し方なども学習します。まず,はじめには,子ども自身や保護者と吃音のことについて,いっしょにオープンに話せるように配慮しています。保護者の方には,吃音についての情報も提供しています。必要があれば,子どもの在籍学級で,クラスの子ども達へ吃音理解の授業をすることもあります。
 今年度は,吃音のある他校の小学生や吃音当事者の若者たちとの交流をする「なかよしになろう会」を平成31年1月7日午後に朱雀第七小学校で実施する予定です。吃音のある児童にとって,同じ吃音のあるお友達や吃音当事者の方との出会いは,本人の自己認識を育てます。まだまだ先ですが,ぜひ親子でご参加ください。

4年生が,ことばの教室の授業を体験しました。

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 「だれもが関わり合えるように」という単元が4年生の国語の教科書にあります。そのように「よりよく関わりあう」という事を考え,ことばときこえの教室に学習に来ているお友達やその学習の理解のためにことばの教室の授業を体験しました。
 はじめに,音読の練習をしました。どんなことに気をつけるんでしょう?お口のストレッチ(はっきり動かす)をしたり,句読点に気をつける・登場人物の気持ちになりきるなど,それぞれ意識して読むことで音読が上達します。
 次に,「ことばを推理し,語彙を増やすトレーニング」をしました。「○く○」では,○の中のひらがなを見つけて単語にします。「こくご」「まくら」「らくだ」「さくら」「おくら」等々,たくさんの単語を発見していました。みなさんは,いくつの単語が見つけられるでしょう?「○ん○ん」では,どうでしょう?子ども達は,どちらも10個以上の単語を見つけました。答えは,一つではありません。このように,いろいろな考え方をできるといいですね。これらは,「ことばやきこえ」の力を伸ばすためのトレーニングの一つです。
 これからも,それぞれの得意や苦手を認め合い支え合いながら協力して「よりよく関わり合える」ことを願っています。

ことばときこえの教室たんけん 1年生!

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 1年生がクラスごとにことばときこえの教室に来てくれました。1年生の教室とことばの教室との違うところを見つけ,発表してくれました。「わたしは,ホワイトボードを見つけました。」「ぼくは,水道を見つけました。」などです。みんなが一番興味を持ったのは,学習するようすが隣の部屋から見えるようになっているマジックミラーです。何回も覗き込み驚いていました。

ことばときこえの教室 案内

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 「ことばときこえの教室」は,通常学級に在籍する「難聴・発音の誤り・吃音」のある子どもたちを対象とした教室です。通常の学級に籍を置いたまま,週に1〜2時間程度通級します。
基本的には,先生と児童,1対1の個別指導です。必要に応じて,グループ指導する場合もあります。保護者の方には,毎回参観か,もしくは,授業に参加していただくこともあります。
ことばときこえの教室での学習は,正式な授業として認められていますので,通常の学級の授業を抜けても,欠席や遅刻になりません。ことばの教室では,毎週木曜日(10時30分〜12時)を,教育相談の日にしています。ことばのこと以外にも子どもの発達のこと,学校生活のことなどお気軽にご相談ください。関連機関にご紹介することもあります。ことばやきこえに気がかりなことがあれば,太秦小学校「ことばときこえの教室」へご相談ください。         
太秦小学校 075−861−1594
            
発音の誤りには,さまざまなタイプがあります。
・「でんだくちょう」・・・何のことだか分かりますか?
答えは,「れんらくちょう(連絡帳)」です。
「らりるれろ」を「だぢづでど」に置き換えて発音して
いるのです。
この子は,他にも「らくだ」を「だくだ」,「れもん」を「でもん」と発音します。
・「たんつうてっと」・・・何のことだか分かりますか?
答えは,「さんすうせっと(算数セット)」です。
「さしすせそ」を「たちつてと」に置き換えて発音しているのです。
この子は,他にも「せんせい」を「てんてい」,「そうじ」を「とうじ」と発音します。

上記の発音の誤りは,「音の置換」と呼ばれます。次のようなタイプもあります。
・「かきくけこ」を「たちつてと」に置き換えているもの
さかな→たかな,ほうき→ほうち,がっこう→だっとう
・「さしすせそ」を「しゃししゅしぇしょ」に置き換えているもの 
せんせい→しゃんしぇい,さんすう→しゃんしゅう
・「たちつてと」が「ちゃちちゅちぇちょ」に置き換えているもの
     つくえ→ちゅくえ,えんぴつ→えんぴちゅ,

その他にも発音の誤りには,「ち」を「き」と言ったり,「け」を「て」「ちぇ」と言っていたりするタイプもあります。小学校入学後,発音に誤りがあるため,友達とうまくコミュニケーションがとれず,「友だちにまねされる」「からかわれる」「話すことに自信がない」「音読で間違う」「書き言葉を間違う」と悩む子も少なくありません。
原因はさまざまですが,たいていの場合,早期に正しい発音の学習をすることで改善します。このような場合は,ことばときこえの教室にご相談ください

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