京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2020/03/25
本日:count up3
昨日:7
総数:142368
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク

平成21年11月 学校便りから

みんなで創ろう楽しい学校!

 これを合い言葉に先生,子ども達,保護者の皆様,地域の方々が子ども達に目を向けて何が足りないか,子どもの良さはこれだなと発見し合いながら,私も学校運営を進められることに喜びを感じると共に,日々のご支援に感謝を申し上げます。
 先日行われました校内マラソンでは多くの方の応援を受け,自己の最高タイムを目指して走りました。走る子どもの真剣な眼差しとうれしそうな顔,どの子にも精一杯の拍手をおくるお家の方,純朴に頑張る子どもの姿と温かい親の気持ちが感じられました。子ども達には大きな力になると,どの教職員もうれしい気持ちでいっぱいになりました。
ありがとうございました。
 さて,今回は「子どもの学力」について,大きな紙面をいただきます。
 本校児童全般では,京都市平均を上回ってはいるもののさらに課題をはっきり意識して指導に生かすべく学校で話し合いを行いました。以下にお知らせをします。(お子様個々の点については担任より個人懇談会などでお話ししております。)

【全国学力・学習状況調査の結果から見えること(6年)】

国語
主として知識の部分では,ローマ字学習や接続語についての学習が不十分であるが,おおむね良好である。
主として活用の部分では,必要な事柄を整理して書いたり,意図に応じて書くこと,表現の工夫に着目して読み取るなど,記述することに課題が見られる。

算数
主として知識の部分では,確実な計算の知識や計算力,図形についての知識に不十分さは見られるが,おおむね良好である。
主として活用の部分では,問題を筋道立てて考え,当てはまる内容にあったものを選択したり,グラフなどから必要な数量を読み取ったりして,理由を数学的な考えに合わせて記述していくことに課題が見られる。
授業の中で,どうしたら答えが出るのか,なぜそう思うのか,自分の考えを述べたり記述したりする機会が不足しているものと考えられる。

【質問紙調査から見える課題】
「自分によいところがあると思うか。」という自尊感情については,肯定的な意見が少ない。自信を持って行動する事や,人と関わっていこうとする意識,家庭など学校外での意欲的な学習の姿勢がやや弱く,この点の解決に力を入れていきたい。

【授業で力を入れること】
子どもも落ち着いており,じっくり学習を行っている。
どのような力をつけなくてはならないかを自分の学年の子どもにつけるべき力を洗い出し,はっきり意識した授業を行う。特に重点として,「問われていることは何かをはっきりさせること。」「答えの根拠をしっかり持たせること。」「自分なりの考えを大切にし,考えること。」「同じ考えでも自分なりの考えを口に出して言うこと。」「模範的な文や考えをノートに写したり,常にわけを記述したりすること。」である。
1〜6年の学力定着調査や5,6年のジョイントプログラムの結果から見えること
特に知識・理解より文章問題に課題が見られる。
例えば,このような問題の解答に不十分さが見られる。
・「13人いた,8人きた,3人帰った。なんにんのこっているか」どう考えたかについて,式と考え方を文で表し,選ぶ問題。
・聞かれていることを条件に合うようにまとめ,読み取りを100字以内で表す問題。
・漢字の理解
・28+39の計算の工夫を記述で答える問題。
・空気でっぽうの押し棒を押すと,なぜ前玉が飛ぶかを記述する問題。
・段落のつながり,内容をまとめて,目的や意図に応じて自分の考えを効果的に書く。
・工業についての様子を資料から読み取る。など。

【授業改善について】
・自分の考えを述べたり,最初から順を追ってわけを言ったりする論理的な思考を要求される問題に課題がみられる。
・基礎的な反復練習を多く取り入れるとともに,自分の考えを説明したり,友達の考えに対する意見をまとめて言ったりするなどを授業の中で多く取り入れる。
・語彙力を多くする工夫をする。
・最後に授業内容の押さえを確実に行い,ノートなどに書かせる。

【中学校との連携の中で大切にしたいこと】
・国語や数学においては,小学校と同様の傾向があり,「文脈の中で語句の意味を正しく理解して適切に使う。」や,「問題の解き方を考えて述べる。」など学習したことを活用する学力が課題だと報告されています。(中学校だよりより)
・「自尊感情」や「家庭学習の時間の少なさ」に関しても同様で,学校としての取組,担任同士の指導内容や方法を交流し合い,連続した学びを築いていきたいと思います。

【担任から保護者の皆様にお願い】
・各担任からは,「保護者の皆様には,いつもお便りや連絡を見ていただき,子どもに声かけをしていただいていることを感じて喜んでいます。」と言うことです。ありがとうございます。今後も,各ご家庭にお願いすることがあると思いますが,どうぞよろしくお願いいたします。
・家庭学習について,低学年では,まず,宿題をやりきること,高学年では自主勉強ができるようになることを目指しています。学級の週予定や学年便りで,授業内容や宿題などを確認していただき,必要なときにはアドバイスなどしていただければ,子どものやる気もさらにアップすると思います。


平成21年10月 学校だよりから

 9月の本校運動会には,保護者,祖父母,地域の皆様方多くの声援の中,どの学年も力一杯競技することができました。「わたしは,こんなに頑張ったのは初めてです。力を合わせたらすごいことができるんだなあと胸がどきどきしました。」と,感想を書いておりました。皆様に心よりお礼申し上げます。

 先日の保育園の運動会も園児達は,小さい体で元気に走ったり,跳んだりしていました。時間をかけて取り組まれたであろう登り棒や縄跳び,竹馬やお遊戯など,どれをとっても保護者と先生が一緒になって取り組まれていたことがわかります。地域の弓削大運動会を見ましても,子どもが親御さんにまとわりながらうれしそうな顔で競技をしていました。応援にこられたおじいちゃん,おばあちゃんも地区ごとに打ち解けて本当に楽しそうでした。地域が一体となり,子どもと大人,大人同士のことば(・・・)や(・)心(・)が通い合う弓削はすばらしいと,いつも感じています。

 今,先生と子どもは一生懸命学習に励んでいます。一年生は,国語でいろんな自動車の説明文を読んで特徴を自分のことばにまとめて比べています。消防自動車に来てもらい頑張って絵に描きました。2年生は,音楽で「イルカはざんぶらこ」と元気よく歌っています。大杉教室の達ちゃんは,絵カードとことばカード,それに模型を使って勉強をしています。成長が著しいです。3年生の教室の前には,習字が張ってあります。「力」と書いてあり,どの作品も本当に力強くかけています。4年生はこの間まで面積の求め方を学習していました。どうして縦と横をかければいいのか,自分なりに考え方をお友だちに説明しています。隣の5年生は,ALTの先生と担任の先生と二人がかりで教えてもらいながら英語活動を楽しんでいます。好きなものは?と英語で聞かれて,ピーチ!メロン!6年生は,歴史を学んでいます。大塩平八郎はどんな思いで乱を起こしたのだろうとお互いの考えを交流したり,まとめたことを発表したりしています。どの子もその子どもなりに頑張っていて,頭が下がるおもいです。

 私たちも負けずにのばしたいところを話し合っています。課題を共有し,取り組んでいきたいと思っています。

平成21年9月 学校だよりから

 夏が終わり,授業が再開されて早一週間がたちました。5・6年生は,もう運動会の組体操の練習を始めています。一時間目の教室の窓からは,いつも歌っている歌が聞こえてきます。8/28午後には,全校で夏休み自慢大会がありました。自分がこの夏休みに頑張り続けたことや工夫して仕上げた作品のことなど,自分の言葉で発表します。保護者の方も聞きに来られました。おうちの方達と一夏中,体を鍛えに学校へ来たり,キャンプへの行き帰り80キロを自転車で走りきったりして感動したなど,一夏の思い出が語られました。どの子どももお話の最後に「うれしかったです。」とか,「頑張りました。」などの言葉が付いています。思いがよく伝わってきます。

 9/11までは,夏休み作品展を玄関付近で催しております。どの作品もすばらしいの一言です。一,二年生は,自分の興味のあるものを作ったり調べたり絵に描いたりしています。これが好きなんだというダイレクトな思いが感じられますし,習ったばかりの字を曲がっても横向いていても力一杯,一生懸命書き連ねています。家の周りの植物や昆虫,ザリガニなどの生き物を調べていた子どもが多かったです。三・四年生は,もちろん興味あるものが多いですが,加えて不思議なことやちょっと疑問に思ったことを追求してみようとするものが多いです。大人の人に教えてもらいながら工夫してまとめています。行動力もあります。化石調べや蜘蛛の巣新聞,いろいろな植物や野菜調べ,色水調べなど学校の理科の勉強の発展的なテーマも多いです。5・6年生は,ボールのはねかた研究,弓削川の観察,ミツバチや太陽系の調べ学習など多彩です。Tシャツをエプロンに縫い直したり,妹のために背丈を測ってワンピースを作ってやったりしています。地球温暖化などをテーマにした力作もあります。 

 中には,中学年児童ですが,運針を練習してきた作品もあります。一言感想に「針が指にささったりしていたかった。糸がもつれました。」と,書かれています。きっと家でおばあちゃんやお母さんといろいろ話をしながら頑張りやと励まされながら作り上げたんだろうと思います。また,毎日家にえさを食べにやって来るヤモリを見ながら,それに名前をつけて観察していた子どももおります。ある日えさをとろうとしていたところ,横から蛾がそのえさを横取りしたのを見て,「ヤモリは,悲しそうでした。」と,心優しく書いています。私は,子ども達の力作を見ながら,純粋で一途な子どものすばらしさに感動しました。これからも子ども,保護者,教職員,みんなで充実した学びを作っていきたいと願っております。宿題、いろいろ大変であったことに感謝いたします。


【今,子どもが頑張っていること】
毎日,通学班で頑張って学校に来ること,夏の宿題なおし,運動会の
組体操や走り,応援の計画や練習,仲良し遊び,あとかたづけ

【今,学校が頑張っていること】
どの子も元気よく学校に来て,授業のスタートをすること
新インフルエンザの予防対策 手洗い・うがい・アルコール消毒など

【先生が頑張っていること】
環境整備,運動会の計画,夏休みの宿題の点検や直し

【保護者の皆様にお願いしたいこと】
新インフルエンザの予防,手洗い,うがい
ゆとりを持って学校生活がスタートできるように心配りを

【地域の皆様にお願い】
また,変わりませず「おはよう」,「お帰り」,「よくやってるね」など,励ましてやってください。

平成21年7月 学校だよりから

 子ども達は夏休みを目前にプールや学習に充実した毎日を過ごしています。準備してくださるお茶もあっという間に底をつき,お茶沸かしに用務員さんも大忙しです。

 先日,本校を卒業された方々が学校を訪問されました。昭和44年度に卒業されたと言うことです。私は,当時のことは知りませんが,卒業された方が久しぶりに学校の土を踏まれると言うことで,心を込めてお迎えしました。校舎に入られるなり,「うわー懐かしい!」と,口々に当時の思い出を話されました。職員室の前でたたされていたこと,階段の手すりを滑り降りたこと,上級生の教室のある校舎へは恐れ多くて近づけなかったこと,遅くまで友達と遊んだこと,それと同時に先生の名前が次から次へと出てきます。木の香りのする木造校舎の階段もそのままで,一度に思い出がよみがえってきた様子でした。中には30数年ぶりだという方も何人かおられ,お世話をされていた幹事の方も大変喜んでおられました。私が今の子ども達も昔と変わらず,雨の日も雪の日も通学班で毎日気張って通っていること,大杉を誇りにしていること,いろいろ毎日教えあっていることなど話していますと,「本当にうれしい気持ちです。」と,今も変わらない母校の様子に感謝されていました。

 また,昨日は,新入学の子ども達が元気にやっているか,保育園の先生方が様子を参観に来られました。子ども達は,こられることを担任の先生から知らされてはいたものの,そわそわどきどきの様子で待ち構えていました。顔を見るなり抱きついていった子ども,近寄って行きはしたけれど声をかけられるのをそっと待つかのように,わざわざロッカーに自分のカバンを取りに行った子,授業中も保育園の先生が机の横を通られるのをどきどき緊張の顔でうれしそうに見上げた子,でも,「自分はこんなに成長したよ,先生!」と,教室に張ってある掲示物や粘土などの図工の作品を説明して喜ばそうと,みんなけなげな様子です。午後にもかかわらず授業中は,ハイ,ハイとどの子も手を挙げ,子どもなりに張り切ったところを見せます。来られた先生も満面の笑顔,学校・保育所という場所が子どもをはぐくむ,大きな意味と役割を持っていると改めて感じた瞬間でした。

 先の卒業生の方々の思いも,今年入学した子ども達の思いも,私たち学校に勤めているものは,その思いや気持ちを心の底から真摯に受け止めなければならないと思います。地域の良さ,親御さんの子を思う願いを十分受け止めて一丸とならなければならないと思いました。


今学校が頑張っていること 
 夏季休業に向け,子ども達が夏休みを充実した毎日が送れるよう,学習の成果を振り返り,保護者の方にきちんとお伝えできるよう資料をつくっています。また,あわせて子ども達への指導をしています。

子ども達が頑張っていること 
 夏休みに向けて,忘れ物をなくして勉強を頑張ること。(児童会)
夏休みまでにやらなければならないことを自分から進んでやる。出会った人に元気に挨拶をする。元気に過ごして,仲良くする。

保護者の方にお願いしたいこと 
 梅雨明けの体調管理と懇談会での学校からの話題やお願いなど,お子様と話し合う。
家庭教育新聞(あしたのために)7月号に書かれていることに是非目を通してほしい。
地域の方にお願いしたいこと 
 あちこちで見かける子ども達に,「おはよう」,「お帰り」,「頑張っているね」,「遅くなるよ」「気をつけてね」など声をかけていただきたい。

平成21年6月・学校だよりから

 日曜など休日に学校にいきますと、よく親子でキャッチボールをされている姿を見ます。父と息子で、兄弟で、近所の子達で、中には、妹や中学のお姉ちゃんまでもが楽しそうに打ったり投げたりしています。「今の球、よかったぞ!」「ほれ、気をぬいたらあかん!」など、単にキャッチボールをしているだけなのに、父親の気持ちが投げるボールを通して子どもに伝わります。我が子に「早く大きくなってほしい。」「早く立派に成長してほしい。」という願いが、もっと力強く投げろと言う言葉になって子どもに届きます。子どもは、一心に逃すまいとその球を全身で受け止め、自分の力いっぱいの球を父親に返球しています。「お父さん、頑張るしな!」と、心の中で親の期待に応えようと必死です。子どもは、本当に純朴です。すばらしい親子に感服いたしました。これが弓削の良さだと思います。

 さて、この6日土曜日は休日参観日です。普段なかなかお休みが取りにくい方々や、遠方にお住まいの祖父母の方にもじっくり学校や子どもの様子を見ていただけるよい機会だと思います。もちろん、こちらの方が都合悪いとおっしゃる方のご協力があってこその取組です。ありがとうございます。たくさんお越しいただいて、子どもや先生の真剣な授業、祖父母の皆様と子ども、教職員とのふれあいなどを通して、「みんなで創ろう、楽しい学校!」の取組をしていきたいと思います。8日月曜日は代休日になりお休みですが、プリントでお知らせしましたように、午前中は「学校の自然を発見しよう!」という催しをします。ビオトープに入ったり、植物を観察したり、小鳥のさえずりを聞いたりして学びます。お米を持ち寄り、おにぎりと、味噌汁を食べながら楽しみます。みなさんご参加ください。

6月 学校で力を入れていること
【今、子ども達が頑張っていること】
外で元気に体を動かそう。みんなで仲良く遊ぼう。体力づくりに励もう。忘れ物をしないようにしよう。笛の練習を頑張ろう。田植えしたお米を大事に育てよう。畑にまいた作物を大きく育てよう。
【先生が頑張っていること】
大きな声でしっかり発表させたい。考える学習をさせたい。体験をたくさん積ませたい。外で仲良く元気に遊ばせたい。休日参観を充実させたい。学校を美しくしたい。
【保護者の方や祖父母、地域の方へのお願い】
 子どもを見たら、どこのお子さんでも声かけをお願いします。「おはよう!」「お帰り!」「頑張ってるね!」。
 校庭に花壇を作っています。子ども達と一緒に花や野菜など作ってほしいと思っています。作ってもいいなとおっしゃる方は、学校までお知らせください。


                                 校長 松下茂

平成21年5月・学校だよりから

 よい季節になって参りました。連休中は,交通事故などに注意して安全に過ごしてほしいと思います。特に曲がり角や,道路の横断は,歩行者,自転車ともに注意が必要です。「行ってらっしゃい。」の後に「渡るときは気をつけてね。」と,付け足してください。

 先日掃除の時間に廊下を歩いて見ていますと,向こうの方からいっぱい水が入ったバケツを体を傾けながらよいしょ,よいしょと洗い場に運ぼうとする子どもに出会いました。一年生です。大変重そうで,ここまでこれるかなと見ていますと,横を通り過ぎた教室で掃除をしていた6年生が,さっと何の偉そうなそぶりもなく,ごく当たり前のようにバケツを持ってやったのです。その1年生は,一瞬驚いた風でしたが,6年生の顔を見て,「ありがとう。」と,にこりとしていました。私たち教職員は,とかく「人を大切に」と言いますが,もうこの子ども達たちは,これを実践しているのだと感心いたしました。きっとバケツを持った6年生も小さいときに持ってもらった経験があり,この1年生もまた誰かを助けることがあるだろうとうれしく思いました。子ども達同士の中で学び合い育ちあっているのです。私たち大人は,この子ども達の学びを支え促進していかなければなりません。学校で,家庭で,地域であらゆるところで学んでおります。価値あることを将来に生かせるように学ばせたいと願っています。5月は,憲法月間,人が人として等しく尊ばれなければならないという,人権の大切さを再認識したい月でもあります。地域のみんなで子どもを育ててきた弓削の人々の思いを「子ども達と創る学校づくり」にも,生かしていきたく思っています。

今月,学校が力を入れて取り組んでいること,お願いしたいこと。

子ども達:
一年生に優しく教えてあげる。
勉強のルールがわかり,しっかり学習する。
元気な声で挨拶をする。

先生達:
「何でも話し合える」,「力一杯活動できる」学級の雰囲気作り
毎日決まってやらなければならないことのしつけ,ルール作り
大きな声での挨拶や正しい言葉遣い,言葉の環境作り

保護者:
毎日,気持ちよく学校に行けるように送り出すこと。
学校との連絡をしっかり取り,子どものお話をゆっくり聞いてあげること。
よいことやがんばりを認め,励ましてあげること。

地域の方:
子どもに出会ったら「おはよう」,「行ってらっしゃい」と声かけをすること。


                                 校長 松下茂

平成21年4月・学校だよりから

 今日は,快晴に恵まれた始業式,入学式の日です。2年生以上の登校の子ども達を下中の交差点で待っておりました。子どもたちの列がいつもよりずんずん早く近づいてきます。しかも,いつもの時刻より早い到着です。私もいつもより大きな声で「おはよう!」と,声に力が入ります。今日からすでにもう大きなランドセルと手提げカバン,子ども達の新しい学年への意気込みが感じられます。保護者の方も最初の日に遅れないように気遣いして送り出していただいたのだろうと,ありがたく思いました。

 着任式では,4人の先生方を子ども達に紹介しました。どの先生も初めて出会う純朴な子ども達の姿に「明るく楽しい学校を創って行こう。」などと,あいさつされました。

 始業式では,私は,子ども達に私たち,みんなで創ろう楽しい学校をと,「自分の力と,お友達の力,それに先生方や,保護者,地域の方と一緒に創っていく学校,毎日,いろんなことが学べる,力いっぱい学べる楽しい学校を創っていきましょう。」と,話しました。担任の発表をしますと,どの学年も歓声が上がり,始業式後に子ども達の先頭にたって引き連れて歩かれる先生方の姿からは,「さあ,やろう!」という意気込みが感じられました。5年生に1人,転入のお子様を迎え,昨年通り77人でスタートします。

 入学式は,教職員一同,温かい気持ちで子ども達を迎え,式を終えることができました。「桜の花のほほえむ日,ようこそ一年生…」と,来賓や保護者の方とみんなで式歌を歌いました。1年生は,3月の修了式よりも一回りも二回りも大きく見えました。明日からの勉強が楽しみです。

 さて,明日からは通学班によって1年生から6年生まで登校します。安全に気をつけて事故のないように通学してほしいものです。いつもご協力いただいておりますが,子ども達が近くを通るころに,お手がすいておられましたら表に出て「いってらっしゃい。」「お帰り。」とお声がけいただけましたら,安心です。引き続き,どうぞよろしくお願いします。

 本年度も子ども達が張り切って毎日通える学校づくりをしていきたいと思います。ご支援をお願いいたします。


                                 校長 松下茂

平成20年11月・学校だよりから

 今朝の気温は,8度です。始業前の運動場,朝靄に差し込んだ朝日が美しいです。そういえばずいぶん秋も深まりました。冬はもうすぐそこまでやってきました。駅伝大会に向けて,子ども達が友達とお話をしながら楽しく走っています。一人増え,二人増え,いつの間にやらたくさんの子ども達が走っています。朝日に当たって長い陰も一緒に走っています。そこに先生が来られました。『おーい,しっかり走れよ!』と。周りにもブランコを楽しむ子,土の上に絵を描いておしゃべりする子,鉄棒をしながら遠くの友達を呼んでいる子達など,朝の校庭は,それぞれにゆっくりとした時間が流れています。

 さて,先日来,五・六年生のジョイントプログラムのテスト結果や六年生の全国学力調査結果の特徴などをお知らせしておりますが,さらに詳しく問題内容や解答を見ておりますと,本校では次のような傾向が見られます。

 国語では,字数を制限して文章でまとめる問題,例えば椋鳩十作「母グマ子グマ」を読み,文中の言葉を示してこの言葉は,『お母さんグマのどのような気持ちが表れていると考えられますか。』と問います。示された二語の言葉を使い40字から80字以内で書きます。様々な種類の資料を関係づけて読み,条件にあった効果的な文章を書く力が求められています。

 算数では,『約150平方センチメートルの面積のものは,次の1〜4のどれですか。』という問題で,選択肢には「1:切手1枚の面積,2:年がはがき1枚の面積,3:算数の教科書1冊の表紙の面積,4:教室一部屋の床の面積」が示されています。算数活動の中で具体的に調べる体験活動や置き換えること,検討づける力などが求められています。選択したり記述したりする学習内容と,なぜそう思うのか,その考え方の交流学習が今後の授業には必須であります。授業の改善を図っていきたいと思います。放課後の補習や家庭での学習においても,より負担なくポイントを絞り込んだ効果的な学習になるよう考えたいと思います。ご家庭でもどうかご協力下さい。


                                 校長 松下茂

平成20年10月・学校だよりから

 先日の「大杉っこ大運動会」ご参観,誠にありがとうございました。子ども達のがんばりのすごさにまた,素直な子どもらしさに改めて感動いたしました。子ども達と,教職員の日頃の学習や生活の中で積み上げたものが出ておりました。さらに日々の取り組みを工夫しまして,もっともっとすばらしい子ども達に育てていきたいと一同思っています。今後とも,忌憚のないご意見を賜りたく思います。

 さて,周山中学校の文化祭に行って参りました。ちょうど1年生の劇の始まる時刻でした。懐かしい顔,元気にしているんだなと,うれしく思いました。三小出身の生徒達が主役をし,劇を引っ張っていました。いじめに対して考えさせるものでした。中学生と言えば携帯,友達,進路,点数と心が揺れ動く時期ですが,大切なことは大切と,劇にしてくれました。元々弓削の地域は,子どもをみんなの目であつく見守ってきたところと聞きます。ご自分のお子様だけではなく,お互いにこれからも見守りや励ましをしてやっていただければうれしく思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 今年の2月に六年生児童が実施しました全国学力,学習状況調査の結果がかえって参りました。本校は,国語・算数共に全国平均より上位でありました。日頃の学習成果の結果ではありますが,記述式回答を要する問題など理由や説明の必要なB問題については,どの学校もそうではありますが,苦戦をしています。また,個々の児童によっても正当にばらつきが見られます。学習状況を見る児童への質問紙調査では,「寝起きの時刻や睡眠時間」,「テレビの視聴時間や家での勉強時間」,「土日の勉強時間や家での予復習時間」,「朝食を一緒に食べる」,「テスト間違いの勉強」など,課題とすべきことも浮かび上がってきました。私たちは,これからも一人一人の児童の課題や内容に目を向けた,きめ細かな指導に心がけていきたいと思います。ご意見をお聞かせ下さい。詳しくは,学級よりお知らせいたします。

 話は変わりますが,昔からこの地域に住まわれている人々が大切に思われ,また,されてこられた弓削の良さや子どもの良さ,生活の中での大切にされてきた事柄や習慣など,子ども達に話してやれば良いなと言うことを教えていただけませんか。どのような方法でも結構ですのでお知らせいただければ,お伺いいたします。よろしくお願いいたします。


                                 校長 松下茂

平成20年9月・学校だよりから

 子ども達は今,運動会の練習の真っ最中です。応援合戦の歌を高学年のお兄さんやお姉さんに教えてもらいながら,顔を真っ赤にして,今まで見たこともないくらいの大きな口を開けて練習に励んでいます。あせでびっしょりになりながら歌う子に,わたしは,「何と子どもはすばらしいのだろう」と思います。しんどいという顔一つなく突き進む子ども達,色別に心が一つになっています。先生方も昼に放課後に精一杯動いています。大杉っ子大運動会は,おじいちゃん,おばあちゃん,お父さん,お母さんの時代からずっと続く第三小学校の伝統ある行事です。この取り組みの中で子どもも先生もいっぱい学びます。当日の運動会には,大きな大きな声援をお願いいたします。

 さて,京北学校運営協議会という名前をご存じでしょうか。先日第一小学校のプールで筏体験をしましたが,「京北の子ども達を京北のみんなで育てていこう」と,学校関係者や地域の方で組織し,活動しております。


                                 校長 松下茂
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
京都市立京北第三小学校
〒601-0531
京都市右京区京北上弓削町弾正27
TEL:075-854-0244
FAX:075-854-0256
E-mail: keihoku3-s@edu.city.kyoto.jp