京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2020/03/27
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ホームページでは,学校や地域の様子をお伝えしています  

「夢」を大切にする

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 日を追うごとに春の訪れを感じるころとなりました。ここ京北でも,例年に比べて暖かい冬で雪も少なかったのではないでしょうか。このまま春になっていくのでしょうか。
校長室の窓から新しい学校のできていく様子を毎日見ていますが,素晴らしい学校ができることへの期待に胸が膨らんでいます。そして,それとともに教育の中身も充実させていかなければならないと気を引き締めております。
 早いもので,今年度も最終月を迎えることとなりました。子どもたち一人ひとり,心も体も一回りも二回りも成長しました。それは何より,保護者・地域の皆様が学校のことを理解し,ご協力いただいたおかげだと心より感謝申しております。本当にありがとうございました。
 今回のタイトルは「<夢>を大切にする」としました。もう少し言いますと「<夢>をもつこと>を大切にする」,さらに付け加えますと「<夢をもってその実現のために努力すること>を大切にする」ということになります。以前,メジャーリーガーのイチロー選手が記録を達成したときのインタビューで,次のようなことを言っておられました。

○小さいときにプロ野球選手になりたいと言ったら相手にされなかった。でも努力してプロ野球選手になった。
○そして,プロ野球選手になってからメジャーリーガーになると言ったときも相手にされなかった。でも努力してメジャーリーガーになった。
○次に記録を達成すると言ったときも相手にされなかった。でも努力して記録を達成した。
○次に僕は,50歳まで現役選手でいるという夢をもっている。

 このインタビューが印象的で今でも覚えています(言葉や言い方は違っているかもしれませんが…)。まず,夢や目標をもたなければ子どもたちの未来は切り拓けません。進む方向が定まらず,努力しようという意欲もわきません。短期的なものでも,長期的なものでも夢や目標をもって努力する子であってほしいと思います。
 また,イチロー選手は次のようなことも言っておられます。
『夢を掴むことというのは一気にはできません。小さなことを積み重ねることでいつの日か信じられないような力を出せるようになっていきます。』
 まさしく,本校の教育理念である『積小為大』そのものですね。


「伸び」を大切にする

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 先週末は,警報レベルの大雪が降り,京北も一面雪に覆われました。月曜日は,子どもたちは凍った道路に注意しながら登校してきました。この冬は暖冬という説もありますが,そういうわけにもいかないようです。一年で今が最も寒さの厳しい時期を迎えました。インフルエンザや風邪で辛い思いをしている児童もいます。早く元気に回復し,登校できるのを願うとともに,学校では一層の予防と対策をしていきたいと思います。
 さて,本校では,子どもたちの健康な体作りと体力増進を目指して,秋までは「おはようマラソン」に,そして冬は「おはようジャンプ」に取り組んでいます。このおはようジャンプにも二通りあり,個人で跳び方の技を磨いたり跳ぶ回数を増やしたりするものと,縦割り班で大縄跳びをするものとがあります。12月から始まったおはようジャンプでの大縄跳びは,1月28日現在で5回行いました。赤白縦割り班8グループが5分間に跳べる回数を増やそうと練習しています。その日によって違いはありますが,どのグループも最初に跳んだ数を上回っています。跳ぶのが苦手な子どもには,グループのお友だちが回っている縄に合わせて「せーのーで!」と声を出して跳ぶタイミングを分かりやすくしたり,高学年の子どもたちが軽く背中をタッチして跳ぶのをアシストしたりする姿が見られます。また,失敗した子にも優しく励ましている姿も見られます。そんな甲斐があって跳べなかった子が跳べるようになったり,みんなが早く跳べるようになったりして記録を伸ばしています。グループによっての多い少ないはありますが,グループ内で記録が増えていることを嬉しく思います。
 他と比べるのではなく,前の自分と比べてどうなのかが大切です。以前よりできるようになったこと,以前より成長したこと,つまりその子の(そのグループの)「伸び」を認め,ほめていくことが大切です。また,私たち大人は子どもに「こうしないとだめだよ。」「次からはこうしなさい。」と言いがちです。しかし,そのことで子どもたちが努力し,できるようになったことを認め,ほめているでしょうか。「できて当たり前」と思ってそのままにしていることはないでしょうか。「○○ができるようになったね。よく頑張ったね。嬉しいよ。」と具体的にほめ,こちらの思いも伝えていくことが子どもたちの次のやる気と成長につながると思います。
 子どもたちの頑張りを見逃さず,できたことを喜び合いたいと思います。繰り返しになりますが,寒さ厳しき折,皆様どうぞご自愛ください。

「しん」を大切にする

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 新し年の始まりです。保護者・地域の皆様にはご健勝にて新年を迎えられたこととお喜び申し上げます。子どもたちもきっとご家族や親せきの方々,地域の方々と心温かい冬休みを過ごしただろうと思います。
 あと数ヶ月で平成は終わります。来年度は,東京オリンピック・パラリンピックがあります。教育に関しては,新学習指導要領が完全実施されます。そしてここ京北では,日本一の学校を目指す小中一貫教育校が開校します。大きな使命に向かいながらも,今年一年の日々の取組を充実させていきたいと身を引き締めております。
 さて,表題の「しん」を大切にするとは…と思われたかもしれません。新(しん)年ということで,「しん」と読む漢字に着目したいと思います。「しん」と読む漢字はいくつもありますが,その中でも次にあげる漢字の「しん」を大切にしてほしいと思うのです。
・「新」(あたらしい):新しいことに挑戦してほしい
・「心」(こころ,気持ち):心優しい人になってほしい,優しい心を持ってほしい
・「身」(からだ),心身ともに健康であってほしい
・「親」(おや,したしい):親の言うことを聞いてほしい,親切な子になってほしい
・「信」(まこと):信頼される人のなってほしい,自信を持ってほしい
・「真」(すなおさ):純真な人であってほしい
・「深」(ふかさ):物事を深くとらえ,考えてほしい
・「進」(すすむ):目標に向かって進んでほしい
などです。ほかにもあると思います。ほんの一例です。
 子どもたちも新しい年になり,今年はこういうことをがんばろう,このことを実現させたい,などいろいろな目標を立てたことと思います。夢を実現させるためには努力しなければなりません。子どもたちの夢の実現のために,今年も教職員一同頑張っていきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

振り返りを大切にする

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 本格的な冬の到来です。今年の冬は厳しいものになるのか,雪の量はどうなのかと気にかかる頃となりました。先日行いました学習発表会にはたくさんの方にご来校いただき,本当にありがとうございました。皆様の温かい拍手に包まれ,どの子どもたちも達成感や成就感でいっぱいになったようでした。アンケートでもおほめの言葉をいただきました。嬉しい限りです。改めて子どもたちの素晴らしい姿に感動しました。
 さて,12月は1年の締めくくりの月,振り返りの月です。よく私たちは,子どもたちに「めあてをもって」と言いますが,めあてをもつためにはこの振り返り,つまり反省が大切です。反省という言葉には「自分の今までの言動・あり方について,可否(よしあし)を考えてみること」とあります。思うようにいかなかったことだけでなく,思うようにいったことも振り返ることが大切です。なぜうまくいったのか,なぜうまくいかなかったのかを振り返らなければ次に進む方向が見出せません。テストでも,どうして間違ったのか,なぜできなかったのか,あるいはどうして正解を導くことができたのかを分析することが大切です。しっかり復習することが次の成長につながります。テストはゴールではなく,次へのスタートなのです。テストができる・できないは,つまりどれだけ準備することができたかによるのです。
 この1年を振り返って,自分が取り組もうとしたことにどれだけ向き合って準備したのかをお子たちと一緒にぜひとも振り返っていただきたいと思います。そして,3学期,あるいは新年のめあてをもって,そのめあてを達成するためにどう準備するかを考えてほしいと思います。

読書を大切にする

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 早いもので11月になりました。2か月ごとのカレンダーなら今年もあと1枚です。子どもたちの服装もすっかり変わり,「今日は8度やなあ。」「見て,見て,吐く息が白い!」と言いながら登校しています。子どもたちも自然と季節の移り変わりを感じ取っています。
 「○○の秋」の○○に「読書」という言葉をあてはめることがあります。社会の変化とともに情報収集の方法も変わりました。テレビやラジオに加えてインターネットを活用することも多くなりました。知りたい情報をいち早くキャッチするためにとても有効な手段です。その影響もあってか,読書の時間が減っているのではないでしょうか。電車やバスの中でも読書をしている人より携帯電話やスマートフォンに夢中になっている人の方が圧倒的に多いように思います。しかし,読書離れは気になります。新しい学習指導要領では「主体的対話的で深い学び」の授業によって子どもたちの力を伸ばすことを目指しています。読書活動は,この「主体的対話的で深い学び」に大きく関わってきます。読書活動にしても調べ学習にしても,自分で書物を選び,手に取ることから始まります。書かれている内容を読んだり調べたりすることで,子どもたちは,新しいことを発見したり,気づいたり,考えをめぐらせたり,新しい考えを構築したり,感動したり,心が揺れたりということを経験します。自分のペースで学べるので,立ち止まったり,引き返したり,時によっては飛ばして先に進んだりすることもできます。
 本校では,読書の習慣化を図るために,朝読書,読書ノートを活用しての目標を持った読書,地域の方や教職員による読み語り等に取り組んでいます。ご家庭でもお子たちと一緒に本を読んだり,本に関わることで話し合ったりしていただければと思います。私が読んだ本の一節を紹介します。
“本を読んでもらった記憶は そのまま愛された記憶である”
お忙しいとは思いますが,読み聞かせにも取り組んでいただければと思います。季節の変わり目,体調管理の難しい時期ですが,皆様どうぞご自愛ください。

日常を大切にする

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 一雨ごとに涼しくなり,駆け足で本格的な秋を迎えようとしています。9月4日に日本を襲った台風は,ここ京北にも大きな被害をもたらしました。停電,道路の寸断という中で4日間の休校措置を取らざるを得なくなりました。ようやく授業再開の見通しがつき,週明けからの授業再開をと思っていた矢先に大雨警報発令により,またもや休校となりました。この間子どもたちは,大変不安で不便な毎日を過ごしていたと思います。日常の当り前が,実はそうではないことも実感したと思います。9月11日に一週間ぶりの登校となりました。いつものように交差点で子どもたちと挨拶を交わすことができたときには,今までにない感動を覚えました。この日,全員が登校することができたのも,保護者・地域の皆様が支えていただいたおかげだと心より感謝申し上げます。
 さて,先日実施いたしました運動会には大勢の方にご来校いただきました。そして,子どもたちに温かい声援と惜しみない拍手を送っていただきました。本当にありがとうございました。当日は,何度も天気予報を確認し,運動場から空を見上げては雲の動きを追いました。そして運動場の状態を見ながら運動会実施の判断をいたしました。時間を遅らせての開会としましたが,徐々に天気は回復し,予定通り行うことができて胸をなでおろしました。ご参観いただいた通り,子どもたちは練習時間が少ない中でそれぞれが努力し,素晴らしい運動会を作り上げました。子どもたちの力ってすごいと思うとともに,子どもたち一人一人の頑張りに,この学校の校長であることを誇りに思いました。
 子どもたちのこの姿は,運動会の日だけ,或いは運動会の練習だけを頑張ってできるものではありません。毎日毎日の積み重ね,日々真面目に前向きに取り組むことの積み重ねによって培われた姿なのです。日常を大切にしていることの証なのです。これからも日常を大切に努力し続けてほしいと思います。学校も子どもたち一人一人のよさをさらに伸ばしていくために一生懸命取り組んでいきます。今後ともご支援を賜りますようお願いいたします。

「今」を大切にする

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 7月の猛暑は夏休みになってからも続き,連日京都府に高温注意情報が発表され,水泳指導や校庭開放を中止せざるを得ない状況となりました。また,台風が次々と発生し,自然の驚異に対して予断を許さない夏休みとなりました。そのような中でしたが,地域班での朝学習や地域班行事,4年生のみさきの家での宿泊学習,3年生の京北夏まつりでの丹波音頭の出演,5・6年生の子どもたちと保護者の皆様,PTA本部役員の皆様による美化活動等,大変お世話になりました。保護者・地域の皆様には心よりお礼申し上げます。
 夏休み前の終業式で,四つの「あ」について子どもたちに話しました。ご家庭ではいかがだったでしょうか。四つの「あ」を大切に実行できたでしょうか。振り返っていただくとともに,これからも四つの「あ」を大切にしていってほしいと思います。
 さて,この夏休み,普段よりもテレビを視聴する時間が増えました。いろいろと心打たれたり,考えさせられたりしました。その中でも,高校球児の姿やボランティア活動で行方の分からなくなった子どもを救出した尾畠さんの姿に感動された方もおられたのではないでしょうか。これらの姿から私が学んだもの,それは「今を精一杯頑張る」ということです。そこに映っている姿は,今を懸命に努力して輝く姿でした。2学期を迎え,改めて子どもたちに「今」を大切に頑張る子になってほしいと思います。そのためには夢や目標が必要です。夢を実現させたい,目標に近づきたい,そういう思いがあってそのために「今」頑張るのです。私たち大人は,子どもたちに夢や目標を押し付けることはできませんが,子どもたちと一緒になって夢や目標をつくっていくことはできます。これからも長いスパンで,或いは短いスパンでのめあてをしっかりもって,努力する子であってほしいと思います。私たち教職員も子どもたちとともに「今」を大切にし,子どもたちの「今」を支援していきたいと思います。
 2学期は,大きな行事が続きます。子どもたちはこれから運動会に向けて頑張ります。まだまだ残暑厳しい日が続くと思いますが,どうぞご自愛ください。
 これからも,皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

四つの「あ」を大切にする

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 6月の大阪北部地震,7月5日からの西日本を中心とした豪雨では,尊い生命が奪われるなど痛ましいことが起こりました。また,大勢の方が被害に遭われ,今なお辛い日々を送っておられます。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに,被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。ここ京北でも豪雨の時には心配な毎日の中,避難された方も多くおられます。また,休校措置に伴う電話連絡や様々な対応など保護者・地域の皆様にはご理解とご協力を賜りましたこと,改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。そして,大雨が一段落したと思ったらこの猛暑。皆様方におかれましても体調う管理等大変な毎日を送っておられることと思います。どうぞ,ご自愛ください。
 さて,いよいよ明日から夏休みです。子どもたちには,健康で有意義にこの夏休みを過ごしてほしいと思います。そのために,今一度本校で大切にしている四つの「あ」について考えてみたいと思います。
 『あいさつ』毎朝交差点で私の姿を見ると遠くの方からでも元気よく挨拶をしてくれる子,ちょっと元気がない子,笑顔の子,疲れていそうな子と子どもたちは様々ですが,頑張って登校している子どもたちに気持ちよく挨拶をしようと心がけています。ニコッと笑顔で挨拶をしてくれると,こちらもとても嬉しい気持ちになります。挨拶には魔法の力があるんだなと思います。
 『あんぜん』自然災害,熱中症,自転車事故,ハチなどの虫,不審者,食中毒…数え上げればきりがありませんが,ご家庭でも一つ一つケースに応じて約束事を決めるなど確認していただけるとありがたいです。そして,子どもたち自身が自分の生命のこと,安全のことを考えて行動できるようにしていきたいです。
 『あとしまつ』高学年の宿泊学習のめあての中に「来た時よりも美しく」という言葉があります。次に使う人のことを考えて行動することは,人を大切にすることにつながります。この夏休みには,後始末だけでなく,家族の人が喜ぶお手伝いをぜひ実行してほしいです。身近なことから毎日できるものがあればいいですね。
 『ありがとう』自分がされて嬉しいこと,してもらってよかったことがあれば「ありがとう」と言葉にして伝えることができる子になってほしいと思います。そして,私たち大人も子どもたちが人のためにしてくれたことや頑張ったことに気づいたときは,「ありがとう」「よく頑張ったね」と声をかけていきたいものです。その言葉が子どもの心の栄養になると思います。
 今年度から新しい3学期制となり,子どもたちは通知票を持ち帰りました。通知票をもとに子どもたちと話し合っていただき,子どもたちがこれからもめあてに向かって頑張ろうと意欲が持てるように励ましていただきますようお願いいたします。最後になりましたが,今学期も保護者・地域の皆様には本校教育の推進にお力添えをいただき,本当にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

仲間を大切にする

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 京北各地でもホタルが飛び交う時期もそろそろ終わりとなり,梅雨明けを待つころとなりました。いよいよ本格的な夏の始まりです。保護者・地域の皆様には日頃より本校教育にお力添えをいただいておりますこと,心よりお礼申し上げます。先日,市内の小学校の子どもが,ホタルの観察で明石に来られました。ここ数年,この時期に京北に来られてホタルが織りなす幻想的な風景を楽しむとともに,自然の素晴らしさ,自然の美しさを感じ取って帰られます。その学校の校長先生にお話を伺うと,「今年もたくさんのホタルを見ることができ,子どもたちもとても喜んでいました。子どもたちを連れてきて本当によかったです。」と嬉しそうにおっしゃっていました。京北の校長として,私も大変嬉しい気持ちになりました。
 さて,6月19日から22日まで,京北三校の5年生は府立ゼミナールハウスを拠点に長期宿泊体験学習を行いました。この取組には4つの目標があります。その中に「京北の子どもたちが仲間との集団生活や自然の中での豊かな体験活動を経験する。」「活動を通して仲間意識や責任感,他人に共感する心,規範意識などを養い,豊かな人間性や社会性を育む。」という文言があります。子どもたちは,野外炊事やキャンプファイヤーなど様々な活動に,それこそ仲間と一緒に取り組むことで友だちとの絆を深めることができました。一人ではできないことも友だちと協力すればできた,自分が困っていたら友だちが助けてくれた,自分がしたことで友だちが喜んでくれた,そんな貴重な体験をすることができた宿泊学習だったと思います。小中一貫教育校開校に向けて,これからも合同学習を重ねることで,さらに子どもたちの仲間意識を育てていきたいと思います。
 もう一つ,6年生の子どもたちの学級活動(学級会)の授業を参観した時の様子をお伝えします。この日は,「全校遊びの計画を立てよう」という議題で,全校のみんなで楽しく遊ぶために,全校みんなのことを考えて話し合っていました。まず,どんな遊びをするかの話し合いです。子どもたちは,それぞれお薦めの遊びを提案します。「こおりおに」「ドッジボール」「新聞じゃんけん」など様々な遊びが出てきました。そして,子どもたちは,なぜその遊びを提案するのかその理由も伝えています。「これは,1年生にも分かりやすい遊びです。」「低学年とも交流できて,低学年もやりやすい遊びです。」「全校みんなでやりたかった遊びです。」「みんなで協力してルールを工夫できます。」といった意見が出されました。最高学年の子どもたちが,1年生から6年生までのみんなのことを考えて意見を出し合っているのです。京北第一小学校という仲間のことを考えて一生懸命話し合っているのです。子どもたちの姿をとても嬉しく感じました。このあと,ルールや役割もスムーズに話し合い,7月2日の昼休みに実施することとなりました。この取組が成功するように,私たちが支援するとともに,この6年生の仲間を思う気持ちをこれからも教職員みんなで大切にしていかなければと思いました。保護者の皆様にもご家庭で子どもたちを支え励ましていただければと思います。
 これからいよいよ暑さも厳しくなっていきます。どうぞご自愛ください。

自然を大切にする

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 緑の美しい季節を迎えました。晴れた日には,学校から見える山々の緑がまぶしく,緑ってこんなにきれいなんだと見入ってしまいます。学校を出るときには満天の星空を楽しむことができます。空気の澄んだここ京北ならではの自然の美しさです。改めてこの美しい自然に恵まれた京北っていいなあと思うとともに,この自然環境をいつまでも大切にしなければとも思います。
 6月は「環境月間」,6月5日は環境の日です。これは,昭和47年(今から約45年前)の6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたそうです。また,京都では「DO YOU KYOTO?」を合言葉に,京都から世界へエコの輪を広げよう,環境に優しいことに取り組んでいこうと発信しています。
 本校では,「ゴミ0の日」の取組として,今年度は縦割り班で協力して子どもたちが校内美化活動に取り組む予定です。このように子どもたちも日頃から様々なエコ活動に取り組むとともに,小動物の飼育,草花や野菜の栽培にも取り組んでいます。飼育委員会の子どもたちが中心になってカモのお世話をしています。エサをあげたり,水を替えたり,散歩をさせたりと大忙しです。糞の始末もしなければなりません。毎日毎日カモのために一生懸命です。また,校内にはイチゴやタマネギ,ジャガイモなどの野菜を栽培したり,地域の方から頂いた草花を育てたりしています。1年生が種をまいたアサガオも大きくなってきました。子どもたちの鉢を見ると自分の育てているアサガオに名前をつけているのに気付きました。それぞれ「ゆにちゃん」「かりんちゃん」「むうちゃん」「くうちゃん」「るびいちゃん」「まるちゃん」「ももちゃん」「ももみちゃん」と名前をつけているのです。これだけでもアサガオに愛情をもってかかわろうとしている子どもたちの気持ちが伝わってきます。そして,水やりをするときには「アサガオさん,今日は元気?」,雨が降っている日には「今日は水いる?おなか一杯?」,晴れている日には「のどか湧いた?おおきくなあれ。」,少し元気がない葉っぱには「どうしたの?大丈夫?」とやさしく声をかけています。動物でも植物でも,生き物を育てるということは,その生き物のことを自分のことのように思えないとできないのです。おなかが減っていないかなあ,のどが渇いていないかなあ,太陽の光を浴びたいと思っていないかなあと思うことは,生命(いのち)を大切にすることにつながるのです。そしてそのことが,自然を大切にすることにつながるのです。私たちも自然の一部です。自然の中で,自然とともに生きているのです。自然にやさしくすることが,誰もが平和で仲良く生きていくことにつながるのです。生き物を大切に育てようとしている子どもたちのこの優しい心をこれからもずっとずっと大切に育んでいきたいと思います。

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