京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2020/03/27
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鍛えるって?

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平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックが行われ,日本人選手の活躍にわき返っています。特に,羽生選手の男子フィギアスケート,小平選手の女子500メートルスピードスケートの金メダルは,号外が発行され,多くの方に感動を与えました。
このような中,地域・保護者の皆様もオリンピックに少なからず関心を持ってご覧になっておられることと思います。まだまだ寒さ厳しいですが,日本人選手の活躍に心がぽかぽかする今日この頃ではないでしょうか。また,将棋の世界におきましても,中学生棋士(藤井6段)が大活躍し,今までの記録をどんどん塗り替えています。なかなか暗い世相の中で,日本に元気を与える出来事です。
さて,スポーツ,文化,芸術(音楽・美術など),芸能などは,見る人に感動を与え,その感動は感謝の涙をもたらすことも多く見られます。心を打つのです。それは,「美しさ」「力強さ」「やさしさ」などのことばで表れるのでしょう。
ただ,メダルや,オリンピックに出場,という結果に目を向きがちですが,すべてに今までの努力と,才能,精神的な強さが求められます。そして,スポーツには「けが」という魔物も潜んでいます。それらといかに「折り合い」をつけて,自分を見失うことなく,目標まで粘り強く挑んでいくことに敬意を表します。そのことが多くの方の「拍手」になります。
あくまでも結果は大切ですが,結果だけがすべてではありません。
ところで,ほとんどの学校においては,3月は卒業・修了を迎えます。ひとり一人の子ども達が学校において,どれだけ学び,それだけ育ったのかを確認します。そして,次のステップに送ります。学びや育ちが全然ないということはあり得ません。しかし,結果として,学びや育ちが,今までより少なかった,効果が十分に見られなかった,ということはあります。先ほど,例に挙げましたスポーツや文化,芸術においても同じなのです。
コツコツ努力したけれど,成果が上がらないことで…,ここが大切です。時には気分転換や,意識を変えてみる,誰かにヒントをもらう,などなど,が必要ではないでしょうか。しかし,精神的な強さを失うことはいけないのです。
精神的な強さ,このことはどんなときにも求められます。しかし,ややもすると「落ち込んだり」「投げ出したり」「人のせいにしたり」することが多いのです。ほとんどの人間は,その傾向が強いのです。
では,それに負けないためにどうすればよいか。これは,あくまでも私の考えであり,このことが絶対というえらそうなことは思いませんが,今までの経験から,「ほめられること,しかられることのバランス」「成功体験と失敗体験のバランス」「保護と干渉のバランス」だと思っています。
長く生きていると,よいこともよくないことも,うれしく,たのしいことと,苦しくつらいことをたくさん経験し,その都度立ち上がってきたはずです。それを子どもにも,子どもの時期にも経験させることが大切です。すぐに,先生や保護者が手を取って楽な方を進ませたり,障害を除いたりしてはいけないのです。「ほめて育てよう」「叱る前にほめよう」ということばも聞かれますが,ほめたり,うまくいったりする経験だけで一生過ごせることはありません。子どもにマイナスの経験も必要です。
「なにくそ」と強い気持ちの持てる子どもにするために,二人の先生は時には心を鬼にして見守ることが大切なのです。
近頃,子どもによかれと思って,過保護や過干渉になることが多いです。一度考えてみたいものです。子どもは,二人の先生を超えて生きていってほしいのです。二人の先生のコピーでは世の中は変わりません。
京北地域の子ども達の健やかで,たくましい成長を祈っております。打たれ強い,強い心を持った子ども達の活躍を願っています。

子どもとともに成長したいものです

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笠トンネルを越えると「京北」,雪国の小説ではありませんが,トンネルを出ると一面真っ白な世界が飛び込んできます。冬本番,雪の季節になってきました。地域・保護者の皆様,いかがお過ごしですか。
本校では,1月下旬に,低学年を中心にインフルエンザの流行が見られ,学級閉鎖の処置をとりました。また,かぜによる発熱や腹痛で欠席の児童もありました。くれぐれもご自愛ください。
そのような中ですが,子ども達は,充実した学校生活を送っております。過日実施しました「書き初め展」では,どの子も練習の成果がしっかり見られました。一字一字,ていねいに書こう,というおもいが感じられました。また,ジョイントプログラム・プレジョイントプログラムなどの日頃の学習の定着を見る確認テストにおいても,時間いっぱい使って最後まで問題に取り組む姿が見られました。このような姿が見られるのも,地域・保護者の皆様が,学校を信頼し,応援していただいているからだとつくづく思います。本当にありがたいことです。いつも申しておりますように,「二人の先生」の信頼・理解・協力がないと子ども達のよりよい成長や向上は少なく,教育効果は乏しいのです。ご家庭の中のことを例に挙げましても,お父さんとお母さん,または,お父さんとおじいさんの仲がうまくいっていなかったら・・・。子どもは,子どもなりに気を遣い,悩み,困るのです。そうなると,勉強は二に次になることが多いのです。だから,「二人の先生」についても同様なのです。しかし,担任も完ぺきではありません。至らないところや,まだまだ経験不足も見られます。保護者の皆様からご覧になられてもお目だるいこともあります。しかし,・・・。子ども達にとっては大好きな先生です。どうか,子ども達を見守るのと同じように,学校に対しても,担任に対しても温かいまなざしをお願いします。
私には,このような経験があります。
新任の学校,それも初めての卒業学年(6年生)の担任だった私は,楽しく,厳しい先生を目指して子どもたちに向かい合っていました。自分でいうのも何なのですが,授業はあまり上手じゃなかったけれど,楽しさはあったと思います。そのような中で,詳しい出来事は忘れたのですが,ある女の子を叱りました。その子は私の指導(注意)に納得できない様子で,叱られたあとは,学習意欲をなくし,ふてくされていました。こっちもフォローせずに,ほっておきました。しかし,納得していないことで,自分自身の指導のあり方はよくなかったと思うものの,次の日を迎えました。今だったら,その日のうちに,家庭訪問したり,電話したりしたでしょう。これだけとっても,私も教師としてまだまだでした。
叱った女の子が登校してきました。おうちに帰ってどうだったかな,こちらも意識しています。
いつもと同じ笑顔であいさつしてくれました。そして,中間休みに,私のそばに来て,こんな話をしました。
「私,先生に叱られてめちゃめちゃ腹立ったん。私だけが悪くないと思った。家へ帰ってからも腹が立ってた。おじいちゃんがどうしたと聞いてきた。私は正直に先生に叱られて,腹が立ったことをいった。すると,おじいちゃんが,先生の味方をしたん。お前の方が間違ってるって言われた。それで,先生とおじいちゃんが同じなら仕方ない,と思った。」
私は,そのおじいちゃんとは面識がなかったのですが,担任を応援してくださったことに心から感謝しました。いつもいつもこのように,ハッピーエンドになるとは思いません。しかし,担任はその子のことを思って指導(注意)していると信じております。
子ども達のよりよい成長のため,引き続いてご支援・ご協力をお願い致します。

明けましておめでとうございます

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平成30年の幕開け。年頭に当たりまして,地域・保護者の皆様に,新年のご挨拶を申し上げます。
明けましておめでとうございます。旧年中は,京北第一小学校学校経営に関しまして,多大なご理解・ご協力を賜り誠にありがとうございます。どうぞ今年もよろしくお願いしたします。
それぞれのご家庭におきまして,新年の迎え方は異なると思いますが,新しい年をよりよい年に,今年はこんな年にしたい,というおもいは同じだと思います。そして,大人も子どもも同じです。新しい年の初めに,今年の目標をしっかり決めて,実りある一年して頂きたいと思います。しかし,何はともあれ,健康で病気やけがのない一年になることをお祈りいたします。
さて,12月は人権月間でした。12月6日(水)に人権に関する内容に関する道徳の学習を参観していただき,そのあとは,全学年で同じ絵本の読み聞かせを通して,「相手のことを考える」学習を行いました。子ども達の感想や,きらっとツリーのよいとこ見つけを見ていますと,友だちを大切にする気持ちや,やさしいほのぼのとする心が伝わってきました。これも,地域やご家庭で子ども達が温かく包み込んで頂いているからだということがわかります。ありがとうございます。
4年生の道徳の教材を例に挙げてお話したいと思います。この教材は,西と東という二つの国が出てきます。両方の国もウリを作っています。東の国のウリはみずみずしくて大きく,とっても美味しいです。それに引き替え,西の国のウリはやせて小さく美味しくありません。西の国の人々は,東の国をねたんで,東の国のウリ畑を荒らしました。被害を受けた東の国の人は怒り,仕返しをしようとすることになりました。その時に,東の国の学者が,「やられたら,やり返すではお話にならんよ。いつもまでも繰り返すことになる。私なら,西の国へこっそりいってウリ畑に水をやるよ。」と,諭しました。東の国の人々は,学者のいうことを信じて,毎晩西の国へ行ってウリに水を与え,ウリを育てました。西の国のウリはどんどん成長し,東の国のウリと同じようになりました。不思議に思った西の国の人が,こっそりウリ畑を観察していると・・・。東の人がやってきて,ウリに水をあげている,ウリの世話をしているではありませんか。
西の国の人々は,驚き,そして自分たちのしたことを反省しました。そして,自分たちの行いを詫びたのです。
この教材は,広い心(寛容)をねらいとしています。今の世の中,「やられたらやり返す」「やられる前にやる」という世相が多いように思います。これでは,なかなか相手をおもうことは出来にくいです。東の国の学者のように,「やられたらやりかえすでは,お話にならんよ。」このお話にならんよ,ということを大人がしているのです。子どもがやさしくないのは,そんな大人を手本としているからです。広い心で相手を許す,このような大きな気持ちで一年を過ごしたいものです。
年頭に当たって,私の自戒も含め,4年の道徳の教材をご紹介しました。学校は,子どもが楽しく安全に学習する場です。しかし,その営みを支えるのは,地域であり,保護者の皆様であり,教職員です。子ども達に関わるすべての大人が,子ども達の手本となる存在,憧れ・目標となる存在でありたいものです。


誰かにお世話になっている

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今年は例年より冬の訪れが早いのでしょうか。紅葉の色づきも急いでいます。また,11月でも朝の気温は10度を下回る日も多かったと思います。
地域・保護者の皆様はいかがお過ごしですか。風邪などひいておられませんか。平素は,本校教育進展に,ご支援・ご協力を賜り誠にありがとうございます。
さて,11月11日(土)に学習発表会を行いましたところ,早朝より多数のご来校を賜り誠にありがとうございました。各学年の発表に大きな拍手を頂き,子ども達には大きな満足感と,達成感を頂戴しました。
その中の6年生の発表において,「この学習発表会は卒業への節目です。」という言葉がありました。その言葉は彼らにとって大きな重みをもっていたと思います。自分たちで考えた「すべての方への感謝」ということを伝えたいと願っていました。子ども達のおもいは届いたでしょうか。お蔭様で参観頂いた方からは,たくさんのおほめを頂きました。子ども達の学習の成果を感じとって頂けたことが何よりです。
「すべての方に感謝」6年生の子ども達は,京北の自然,人,行事ということにスポットを当てて,発表しました。そして,最後に仲間への感謝として,得意のダンスと,歌を披露しました。最高学年として,京北第一小学校のリーダーとしての発表でした。感動しました。
この「感謝」ということに振り返ってみることは大切です。あまりにも,日頃が当たり前に流されて,このように「感謝について」立ち止ってみることはできていないことが多いのです。本当に自分たちは恵まれて,幸せで感謝することを忘れてしまっているのかも知れません。
学校の中のことを考えてみても,トイレはいつもきれいです。スリッパも履きやすいように並べられています。ゴミも誰かが捨てています。温かい給食も時間になれば作られています。プリントをなくしたら,別のプリントが用意されます。子ども達の発表の中では,いつも決まった時刻にバスが迎えてくれる。ドアがあいて運転手さんがあいさつしてくださる。交差点では京北交番のお巡りさんが安全を見守ってくださる。などなど,
すべてが当たり前になっているのかも知れません。でも,これらのことは当たり前ではありません。そのことに,子ども達は自分たちが恵まれていると,改めて,確認したのです。
このことは大人も考えてみる必要はあります。そして,感謝に気づいたら,自分から「ありがとう」の一言を出したいものです。そして,感謝の気持ちを表したいものです。
こんな記事がありました。エレベーターから降りるときに,誰かが「開」を押している。しかし,「お先に」とか,「すみません」「ありがとう」の言葉は少ない。せめて,会釈ぐらいは・・・。という内容でした。ちょっとした気遣いでほのぼのとした気持ちになります。
世知辛い世の中と言われますが,そう思ったら,自分から変えていきましょう。6年生の発表からこんなことを感じました。

基礎基本を大切に

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10月10日(火)より,後期が始まりました。運動会も終わり,次は11日(土)に行われます「学習発表会」に向けての活動に精出しております。残暑が厳しかった頃から比べると朝夕めっきり過ごしやすくなって参りました。地域・保護者の皆様はいかがお過ごしですか。平素は,本校教育進展に,ご支援・ご協力を賜り誠にありがとうございます。
さて,少し前の話になりますが,大相撲のことを話題にして,今の教育や子ども達のことを考えてみたいと思いました。このようなことを思ったのは,9月13日の新聞記事がきっかけです。9月10日(日)から,大相撲の秋場所が東京両国国技館で開催されました。本来なら,4人の横綱が顔をそろえ,彼ら達を中心に,優勝争いが行われ,白熱した取組でわくわくする,というのが事前でした。しかし,4人中3人の横綱が休場となりました。そのことで初日から,今までより関心の度合いは違っていました。それに加え,11日(月)に二人の力士がけがし,12日から休むことになったのです。そのことを受けての記事です。
相撲だけでなく,スポーツにはけがは付きものです。しかし,あまりにけがが多い。その原因を考えると,その一つに,「しこ」が十分できていないことがあげられるというのです。「しこ」は私のような素人でも,相撲の基礎基本で,それにしっかり時間をかけて体をつくることが強くなる近道と聞いたこともあります。それなら,なぜできないのか。力士は,東京での本場所以外は,地方に巡業に行きます。そこで「しこ」の出来にくい環境が見られるのだそうです。昔は,ちょっとした空き地に土俵を作り,そこで「しこ」を踏んで,それから稽古をしたと聞きます。今は,まず空き地がない,そして,相撲をする会場も「しこ」を踏むと,建物自体に良くないことが起こる,人気が出過ぎて防犯的なことからも自由に外出することも難しくなった,などなど,「しこ」が踏めなくなったのです。土の上で「しこ」をふむことで,相撲の基礎基本が育てられ強くなっていくのです。しかし,土の上で「しこ」が踏めなくなったことで,まず,下半身の強化に課題が見られてきた。そのいちばんがひざのけがが多いとのことです。
このことを,今の学校で考えてみると,基礎基本の定着に十分時間が取れているのか,子どもが嫌がったとしても,体力づくり(しっかり歩いたり,走ったり,運動したり)を進めているのか,大きなけがを恐れるあまり,すぐに大人が手を出してしまうことがないか,などを考えてしまいます。
能率よく,あまり時間をかけずに大きな成果(結果)を出したい,と考えるのはだれもが思うことですが,その前に毎日のこつこつと取り組む努力は必要です。「しこ」は強くなるためのこつこつとした努力なのです。その「しこ」までも出来にくくなったことを聞いて,今後の国技「相撲」についても心配しました。
「しこ」のことはあくまでも一例ですが,子育て・教育も一日で成果は上がりません。日々の努力や頑張りが大切です。しかし,頭でわかっていても,つい目先のことに追われてしまいがちです。
子ども達の将来を見通した取組が必要です。
学校は,今の子ども達を育てることはもちろんですが,将来,この国の主権者を育てることも重要なのです。自分の頭で何がよいかをしっかり考え,判断し,そしてそのような行動や態度ができるように努める。このことを家庭・地域・学校のそれぞれが分担し,よりよい実践を行っていかないとダメなのです。そのためにも,「自分だけがよかったら・・」「周りはほっておいても・・」などの考えはいかがなものでしょうか。

前期が終わります

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10月に入り,少しずつ秋を感じるようになって参りました。道端の赤い彼岸花からも季節の移り変わりを感じることが出来ます。平素は,本校教育進展に,ご支援・ご協力を賜り誠にありがとうございます。  
台風の影響で延期になりました運動会も,9月21日(土)に開催することができました。多くの地域・保護者の皆様のご来校を賜り,子ども達に大きな声援を頂戴しました。子ども達はそれに応えようと,日頃の練習の成果をしっかり発揮することができました。重ねてお礼申し上げます。
10月は前期終了,後期開始の時期です。1年生にとっては初めての通知票を受け取ります。わくわくどきどきです。通知票は,子ども達の学習や生活の一部分を評価として表したものです。その通知票の評価がすべてではありません。前期の間の限られた部分の評価です。ややもすると,それが絶対的で,その結果がよくないと,今までのがんばりや努力までも否定されるということも耳にします。あくまでも通知票は次にいきるものであってほしいです。「次は頑張るぞ」「後期はこれを努力する」子ども達が,次のステップに挑める声かけや励ましをお願いします。反対に,頑張りがよい結果として表れていた場合も,そのことを認め,ほめるとともに,次もこの調子で・・・,という声かけをお願いします。「これでいい」,「これで満足」という気持ちだけは持たさないようにしたいものです。
話は変わります。私は毎朝,ウッディー前で登校指導をしています。登校する子ども達と朝のあいさつをかわします。その時のことです。1年生が,「先生,朝はにこにことあいさつするのに,どうして校長室ではこわい顔をしているの。」と言われました。はっと思いました。校長室で考えごとをしていたり,パソコンに向かっていたりしている時,知らず知らずのうちに,厳しい表情になっているのでしょう。しかし,子どもはよく見ているな,と改めて驚きました。常に,子どもは大人の背中を見ているのです。わからない,知られていないと思っていても子どもは見ているのです。
大人の「○○のせいでこうなった」「○○がいなかったら・・・」,何気ないことばに子どもは反応します。そして,それを当たり前のように使うかも知れません。「やられたら,やりかえせ。」と教えられていれば,自然と仕返しするのが当然と思うようになります。大人が「ごめんなさい。」と言わなかったら,「ごめん。」と言えない子どもになるかも知れません。それだけ,大人の影響は大きいのです。
朝の何気ない言葉から,反省しました。そして,大人も常に自分を振り返り,改めるべきところは素直に改めたいと気づきました。子どもは大人を見ています。

残暑お見舞い申し上げます

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8月25日(金)から前期後半が始まりました。充実した楽しかった夏休みの思い出をいっぱい抱えて子ども達が元気に登校してきました。1ケ月程しか会っていなかったのに,どの子もたくましく成長した感じがします。子どもの成長は,とても早いことをつくづく感じさせられます。学校に勤める私にとって,そのことは大変嬉しいことであり,次なる成長を願うことにつながります。大きな怪我や事故もなく,夏休みを過ごせたことに感謝します。地域・保護者の皆様,ありがとうございました。
さて,今年の夏もほのぼのとする出来事があったかと思うと,心を痛めること,絶対許されないこともたくさん見られました。人の命を軽く感じているような出来事も起こっていました。自分のまわり,京北では,京都ではそのような出来事は決してなかったのですが・・・。世界を見渡せば,今夜の食事がない,住む家がなくなった,家族がばらばらに,などの悲劇が伝わって来ました。子どものうちから,もう一度,平和の大切さ,有難さについて考え,恒久の平和のための行動を起こしていきたいです。まずは自分の周りから,家庭・地域・学校から「平和」について考え,行動したいものです。
そのようなことを考えさせられる今年の夏でした。このような中,嬉しいと感じたことを3つ書きまとめました。1つ目は,本校・周山中学の卒業生が,全国高校野球の甲子園に出場することになったことです。結果は,残念ながら1回戦の壁を突破することは出来ませんでしたが,最後の最後まで全力をつくしたこと,そして,仲間を信じて,チームが一つとなってたたかったことを讃えたいです。11三振を奪った力投に敬意を表します。そして,今後の活躍を祈りたいです。
2つ目は,8月5日(土)のことです。この日は,PTA美化活動と便きょう会が行われました。便きょう会では6年生と6年生の保護者,PTA役員様,そして,便きょう会の会員・ボランティアの方によるトイレ掃除を行います。門川市長様,久保京北自治会長,西山参与様も参加していただきました。1時間程の限られた時間ではありましたが,それぞれが,トイレを美しくする,という目標で汗いっぱいかいて取り組んでくださいました。その後,感想を述べます。その中で,「今までトイレ掃除をしたことがなかったです。これからは家のトイレも掃除したいです。」「なかなか便器に手を入れることが出来ませんでした。しかし,頑張ってやってみると,何だかいい気持ちになりました。」「どうしたら,きれいに磨けるのかをいろいろ教えてもらいました。有難かったです。」6年生の素直な感想に心打たれました。
3つ目は,バスの中での出来事です。5歳ぐらいの女の子とお母さんが乗車してきました。バスは比較的すいていたので,二人はとなり通しの席に座りました。そのあと,女の子がシートの上で,あぐら座りをしようとしました。それを見ていたお母さんが,「行儀が悪い。ここはうちと違うで。」と叱って,それを止めました。女の子は母の注意を聞き,あぐら座りをすることはありませんでした。わずかな出来事ですが,私はとっても嬉しかったのです。バスという公共の場で,どのような行動をとればいいかを母は娘に教えたのです。しつけたのです。家のなかと外でしていいこと,していけないことを教えたのです。家庭で教えること,学校で教えること,それぞれが子どもを育てるという観点で「しつけ」していくことが大切なのです。お母さんのしつけに嬉しさを感じていました。
 私にとって,今年の夏も楽しく充実していました。健康が何よりということも感じました。秋はいろいろな取組が目白押しです。子どもにとって何が一番かを考え,それに向けてぶれずに進んでいきたいものです。

京北地域小中校長会からのお知らせ

新通学服の業者選定について
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暑中お見舞い申し上げます

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梅雨明けと同時に,大変厳しい暑さが続いております。熱中症の対策を確実にすることが体調管理の近道です。地域・保護者の皆様におかれましてはいかがお過ごしですか。くれぐれもご自愛くださいませ。
7月24日(月)から夏季休業に入り,子ども達は学校から家庭・地域中心の生活に戻りました。学校という時には,規則正しく,我慢を強いられる社会生活から,気楽で,自由のきく空間に移っていったのです。 家庭・地域という場は,学校と同様に安心・安全な居心地のよい空間であり,ちょっぴり羽目をはずしても許されることも多いです。
人間は,適度の緊張と緩和を繰り返しながら,少しずつ少しずつ成長していきます。だから,緊張がよくないといって取り除くことは子どものためになるのでしょうか。反対に,緊張状態を持続させることもいかがなものかと考えることもあります。つまり緊張と緩和のバランスが大切なのです。
このことを自分のお子達や,自分の子育てに照らし合わせてください。教員なら,自分の学級経営,管理職なら自分の学校経営に照らし合わせてみましょう。そんなことを考えられるのも,時間に余裕のある長期の休みです。普段は,これもしないといけない,あれもしないといけない,なかなか結果がでない,などなど。ゆっくり自分を振り返ることは大切です。
緊張と緩和のバランスとともに,放任と過保護(過干渉)ことも問題にされます。放任と過保護(過干渉)という関わり方は両極端です。子育てにおいて,すべて放任,何事も過保護ということはないと思いますが,自分はどちらの傾向が強いかを分析してみることは面白いです。分析によって,その傾向を示すには訳(原因)があると思うのです。この子は小さい時に病弱だったので・・・。自分は親にそのように育てられたので・・・。子どもは自分が守らないと・・・。「かわいい子には旅をさせろ」ということを実践している・・。まだまだ訳があるようですが,これらはすべて大人目線です。大人の言い分なのです。相手(当事者)である子ども自身がそのことを望んでいるかどうかはわからないのです。そこに,しつけ(教育)の難しさがあります。いくら,良かれと思ってしていても,よい結果になるとは限らないのです。
私も親であり,担任であり,管理職であり,先輩と呼ばれることもあり,年だけは取ってきているのですが,いつも反省こと然りです。その中での気づきとして,「過ぎたるは及ばざる」ということでした。何でも過ぎる,つまり度を超すということは考えものということでした。いくらかわいい,大切だと言って度を超えた関わりはその子にとっても周りにとってもマイナスだと感じるようになりました。
子ども達の生活の中心が家庭や地域になる長期のお休みです。
二人の先生の子育てついての点検(振り返り)の時間を作ってみることは大切です。

私は,子どもや教え子は自分を超えてほしいと願っています。そう思いながら,ついつい手を出してしまいがちです。「手を放しても,目を離さず」でいたいものです。
大人に近づくにつれて,また大人に対しても,手取り足取りはいかがなものでしょうか。

前期前半が終了しました

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京都の夏の風物詩の「祇園祭」も終盤を迎えています。今年の梅雨も各地で大きな被害をもたらしました。被害にあわれた方に心よりお見舞い申し上げます。
地域・保護者の皆様には,お変わりなくご健勝にお過ごしのこととお喜び申し上げます。平素は本校教育進展のために,ご理解・ご協力を賜り誠にありがとうございます。本日で前期前半を終え,明日から夏季休業を迎えることとなりました。子ども達は大きな怪我や事故もなく,充実した学校生活を過ごせましたことは,ひとえに地域・保護者の皆様のご支援のお蔭です。改めまして,お礼申し上げます。ありがとうございました。
さて,夏休みの初めの5日間は例年通り,朝に地域班学習を予定しております。この実施におきましても地区委員様を始め,地域の皆様にご協力いただきますことを大変ありがたく思っております。
地域班のこの取組は,京北町時代から,地域の子ども達が公民館などに集まって,高学年の児童が低学年の児童の学習をみたり,遊んだりすることから始まったと聞いております。その取組を地域の保護者の方が支え,それを学校が見守っていたようです。私が着任して,この取組の素晴らしさと,大切さを感じ,学校としてもっとお手伝いできることはないかと考えました。そこで,今までは朝学習の実施時期や時間は地域によってまちまちでしたので,それをある程度そろえて頂き,地区担当の教職員も参加するというふうに変わって来ました。そのことによって,朝学習は学校が中心・学校の取組というご意見も伺いましたが,あくまでも地域の子ども達の自主的な活動に学校が応援する形とお考えください。そのため,いろいろな用事やご都合で参加できない子どもがいても,残念ですが仕方ないと考えております。ただ,本校が大切にしております「縦割り活動」がそれぞれの地域におかれても実施されることを願っております。
朝学習におきましては,出来るだけ高学年が低学年に勉強を教えたり,助けたりする場面を期待しております。担当はその姿を確かめに参加いたします。近年,担当がいてもいなくても,集中して学習できる地域が増えてきたということを聞いています。今年も,高学年を中心に「よい伝統」を見たいものです。1年生にとっては初めての夏休みです。宿題も計画的に進めないと,夏休みの後半がしんどくなります。地域のお兄さん・お姉さんのことばに耳を傾けて,楽しく・充実した夏休みを過ごしてほしいと思います。
実施に際しまして,公民館の鍵の開け閉め,そこへの送迎など,大変なご苦労をおかけしておりますが,ご協力をお願いします。

今年度は,4年生の「みさきの家」野外活動を,夏休みの前に実施する関係で,個人懇談会は休みに入ってから行うことになりました。限られた時間ですが,担任から前期前半のお子達の学習や生活の様子の中で,頑張りが見られたこと,ちょっぴり気になることをお伝えします。また,保護者の方からは,おうちでの様子を伺ったり,お困りのこと・悩んでおられることがあればご相談を受けたりしたいと思います。夏休みが学習や生活の見直しや向上の機会となることを願っております。
前期後半開始の8月25日(金)に全員元気な顔を見られることを期待しております。

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給食だより

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小中一貫教育

京都市小学校運動部活動等ガイドライン

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