最新更新日:2020/03/27 | |
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慣れてしまう
季節は春に向かっています。ほほに当たる風や,サクラのつぼみ,日の出・日の入りの時刻などから確実に感じ取れます。どの学校においても今年度の反省の機会が持たれ,自校の教育活動について成果と課題をはっきりさせ,次年度に向かう話し合いを進めています。そのためには,学校評価アンケートや,学習プログラムなどの数値を伴うものを指針にすることは重要視されます。私だけかも知れませんが,つい今までの経験や勘に頼って判断してしまいがちなこともあり,この時期反省することも多いです。科学的なデータを通して,その原因と結果を分析することは,正直得意ではありません。しかし,それも重要なファクターとして使いこなすことは求められています。いろいろな結果をどう生かすか,情報処理能力,情報分析力が問われています。
このことから考えてみますと,PDCAのサイクルで取組は進めているもののそれが形骸していることは否めません。少なからず,昨年したことを大幅な改革なく実践していると言えます。口では,学校は動いている,子ども達は毎年違う,と言っていますが安易な方に流れているかも知れません。 子ども達は日々動いている,変わろうとしている,ことをもう一度確認し,それをもとに「子ども一人一人を徹底的に大切にする」取組や活動を進めたいと思います。この時期,C=チェックしたことを次にどう活かすかが問われるのです。今年度もあと1ヶ月,次の年度に活かせる1ヶ月でありたいと思います。 児童に言語活動の充実をうたっているわれわれも,コニュニケーション能力の高揚に努めなければならないということが課題として浮き彫りになりました。身近な会話,声かけなど,日頃の関わりの再点検も必要です。 「変わる」こと,「変える」こと
昨年秋よりカメムシが多く見られ,今年の冬は雪が多いと予想されていました。しかし,今のところその予想は当たっていないようで・・・。ただ,毎朝の冷え込みには参っています。寒を迎え,風邪やインフルエンザの流行に心を痛めております。
皆様におかれましては,ご健勝にお過ごしのこととお喜び申し上げます。平素は本校教育の推進に多大なご理解・ご支援を賜り誠にありがとうございます。 さて,1月があっという間に過ぎ,2月に入ると気分は新年度のことが気になります。もちろん目先のこと,今年度中に仕上げておかなければならないことがたくさんあるのですが,つい4月以降を気にしている自分がいます。 新年最初の朝会で,新たな挑戦や新たなリセットについて,子ども達にも教職員にも話しましたが,自分自身にはなかなか難しいようです。 「自分に甘く,他人に厳しく」という人間の身勝手さは多かれ少なかれ,誰にでも持ち合わせています。そのことから考えると,自分自身を「変える」,今までのことをもう一度見直して「変わる」ことは粘り強さと勇気が必要であり,しんどいことだと痛感しています。長年培ってきたおもいや考えはすぐには修正できないのです。あえて言うなら,子どもにとっても「変わる」ことは難しいことかも知れません。「変わる」ための材料やきっかけが必要なのでしょう。機械的に,新年になったから,学年が進んだから,というだけでは・・・。「変わる」きっかけ,「変わらない」といけない必要性がないとダメなのかも知れません。 学校も私たちと同じで,「変わる」ことに消極的です。子ども中心であるべきはずなのに,今までの習慣や,都合で行われていることもあります。また,「変わる」ことでハレーションが起こったり,前の方がよかったというご批判やご指摘を受けたりすることもあります。「変わる」ことが地域や今までの文化に反することもあります。 しかし,今までの歴史を見ていますと,そのとき「よかった」ことが,今では「悪い」と言われていたり,反対に,「最悪だ」と言われていたことが「素晴らしい」ことに変わっていたりすることはあります。ただ,そんな長いスパンで考えることは出来ませんが,せめて子ども達にとって最善のことを考え,実践したいものです。地域・保護者の皆様から,「昔は…」「京北町の時は・・・」「京都市になって・・・」という声を聞くことがないようにと,思っていますが・・・。 「変える」こと,「変わる」こと,学校もわたしも,そして,「二人の先生」もこれは一生の課題です。しかし,「これでよい」「これで満足」「これしかない」と言ってしまえば終わりです。たえず,よりよいものを追い求め,よりよい努力をしていきたいものです。 新しい気持ちで
明けましておめでとうございます。皆様におかれましては,穏やかな新春をお迎えになったことを心よりお祝い申し上げます。昨年中は,本校教育の推進に多大なご理解・ご協力・ご支援を賜り誠にありがとうございます。心よりお礼申し上げますとともに,今年もどうぞよろしくお願いいたします。
12月21日(土)午後2時,京北トンネル開通。京北地域と京都市街地を結ぶために栗尾峠という難所にトンネルが完成しました。京北の新しい一歩です。雪の降る前にトンネルが完成したことが何よりも有難いです。 さて,新しい年を迎えるために,「大そうじ」を行います。学校においても,20日(金)に実施しました。それぞれのご家庭においても取り組まれたことでしょう。また,テレビでも,新しい年を迎える準備としての大そうじが取り上げられ,洗剤などのコマーシャルが流れています。「一年のよごれをその年のうちにきれいにして,新しい年を迎える」これも長年にわたって積み重ねられてきた習慣です。 そうじのことでこんな文章を目にしました。 『「部屋の乱れは心の乱れにつながります。片付けることで空間が整い,心の整理もできるのでよいエネルギーが部屋に充満します。部屋を片付けると心が落ち着き,ものごとがうまくいきます。」それから「ゴミを拾うこと」。人の役に立つことを誰も見ていなくても勇気を持って恥ずかしがらずに堂々と行動に移す。自分の意思を貫く。ゴミ拾いが習慣づくことによって自尊心が芽生え,自分に自信が持て,何でもやってみようと挑戦できるようになる。 やっぱり,汚れているところをキレイにする行為は,ただのそうじでは終わらない何かがあるようだ。』 日本の学校においては,教育活動の中に「そうじ」が組み込まれています。「そうじ」を通していろいろなことが学べます。ご家庭においては,親子で,学校においては先生と児童でできる「そうじ」を実行し,多くのことを学んでいきたいものです。 もし,昨年できていなかったら,新年の挑戦はこの「そうじ」からはじめてみましょう。 いろいろな遊びがあって
季節は冬に向かっています。紅葉も終わりに近づいています。早いもので,今年もあとひと月,月日の経つのは早いものです。
今年もインフルエンザの流行が懸念されています。くれぐれもご自愛ください。 さて,ある日の昼休みの子ども達の様子をご紹介します。 運動場では,プラスチックバットを使って野球を楽しんでいるグループが二つ,校長室の前では,4年生と3年生がボールを2個使ったドッジボール,そのほか,高鉄棒にぶら下がっている女子が数名,一輪車で走り回っている低学年の姿も見られます。1年生は,ブランコやシーソーで声をあげています。校舎内では,図書室で自分の好きな本に集中していたり,飼育小屋では,委員会の活動で,動物の世話をしたり,等など。 限られた中で,子ども達は有効でかつ,充実した時間を過ごします。このひと時は,とても大切な至福の時間かも知れません。 学校が,子ども達の学力の向上を目指すことは至上目標です。しかし,それを支えるためにはいくつかの条件が必要です。その一つに,仲間と楽しく過ごせる,楽しく活動できることがあります。それは,できるだけ人数が多いほど,いろいろなタイプのグループができ,その中でいろいろ関わり合いをしながら,ことを運びます。時には,争いやいざこざがありますがそれも大切な学習です。 限られた小さな集団では,子ども達の関係が固定されています。「あいつはこうだ。」「あいつならこうする。(こう言う)」など,長年の付き合いの中で体感しています。そして,それをうまく調整することが,うまく付き合っていく秘けつになっています。もちろんこのことは,生きていく上で大切なことです。しかし,・・・。 時には,激しくぶつかってみたり,ぼくはこう思うとかたくなに主張したりしてもいいかな,と思うこともあります。 いろんな個がいて,互いに理解し合い,互いに支え合い・・・。学校は小さな社会です。大きな社会に出る学習をしているのです。学習がいつも分かり切っている,安易に予想できるのではつまらなくなります。 子ども達の休み時間の姿を見て,感傷にひたってしまいました。 校 長 藤田 弘明 子ども達の姿勢におもう
季節はずれの台風に悩まされ,またしても大雨や洪水による被害がでました。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。季節は,駆け足で冬に近付いていきます。朝夕は10度を下回ることも珍しくありません。くれぐれもお身体をご自愛ください。
さて,子ども達の様子をたえず見ている私たちが,このごろちょっと気になると思うことの一つに「姿勢」があります。普段の体育学習や9月に行いました運動会の練習などの様子から次のようなことを感じました。 歩く・走る・立つ・座るなど,それぞれの基本的な動作は,いかに身体に負担をかけていなかいか,ということで成り立っています。学校においては,より能率的で,学習効果があがるように基礎基本としての「姿勢」を指導します。「気をつけ」「前にならえ」「休め」「腕をふって歩く(走る)」「ふとももをしっかりあげて跳ぶ」などが,一番自然で楽になる(周りから見ても美しい)と教えてきました。しかし,足を組んで座る,腕を組んで立つ(歩く),常にどちらかの足に体重が乗った状態で立つなど,不自然なことも見られます。それは学校として,基礎基本としての「姿勢」を定着させていないことが原因かも知れません。指導の不十分さを反省しています。 そこで,今一度,正しい「姿勢」について考えてみたいのです。原因の一つに大人がしているから,子どもがかっこいいと思っていることもあるかも知れません。 基礎基本としての「姿勢」には,必ずわけがあります。それは,身体だけでなく,「学力」や「心の安らぎ」にも影響するでしょう。 二人の先生がお手本を示し,よりよい助言をしていかないといけません。 大人は自分の「姿勢」をなかなか正しくすることに抵抗があります。長年これでしてきたので,大きな障害(困難)はないので,と思っています。しかし,次代を担う子ども達に伝えてよいのでしょうか。 私は,小学1年生で見た「東京オリンピック」の入場行進が忘れられません。整然と行進する日本選手団に「感動」と「あこがれ」を覚えました。 校 長 藤田 弘明 ありがとうございました
9月16日(月)敬老の日は,台風18号が接近し,その影響で京都・亀岡に特別警報が出されました。ここ京北地域においても多くの方が罹災されました。心よりお見舞い申し上げます。
本校においては,避難勧告を受けられた方が,早朝より来校されました。 私は自校が避難所になった経験がなく,どうなるかと心を痛めておりましたが,地区委員の方を中心に取組が進められました。体育館にシートを敷いたり,毛布を配ったり,とても手際がよかったです。また,朝食として,アルファー米も数名の女性の方が献身的に調理し,パック詰めをされました。そして,それを小中学生がお年寄りから順に配布しました。この一連の活動は,素晴らしい限りです。整然とした流れの中で,何の混乱も起こりませんでした。流石,という感想を持ちました。 特別警報が解除され,風や雨が弱くなってきたことを確認して,人々は家路につかれました。もちろん,自分の使った毛布やシート,そしてゴミは片付けてくださいました。 短い時間の避難所生活でしたが,それぞれに不便もあったと思います。しかし,この経験はきっと次に生かされると思います。 また,9月21日(土)に運動会を開催しました。午前8時過ぎから,地域・保護者・ご来賓の方をお迎えすることができました。盛大な運動会ができたことを心からお礼申し上げたいと思います。子ども達は,大きな声援に日頃の練習の成果を示していました。合言葉の「笑顔」にあふれる運動会でした。自分の力をいっぱい出した運動会でした。 そして,閉会後,あとかたづけではPTA会長様がマイクを持って,「皆さん,お時間のある方はお手伝いをお願いします」と声かけをしてくださいました。いっぺんに7張りのテントがたたまれ,万国旗がおろされ,長椅子やテーブルが片づけられました。あっという間の片づけに目を見張りました。ありがたい限りです。その日のうちに,中学にテントを返すことも出来ました。 私は,この二つのことから,京北第一小の地域・保護者の素晴らしさと,いかに学校を支援していただいているかということを改めて感じました。 そして,本校がより皆様の信頼に応えられる学校になるよう頑張りたいと思いました。 子ども達,教職員そして,学校への応援,ありがとうございました。 校 長 藤田 弘明 残暑お見舞い申し上げます
今日は9月1日,「防災の日」です。それに合わせたように台風が接近し,各地に被害が出ないかと心配しております。皆様の地域・ご家庭におかれましても,台風に対する備えを万全にしていただきたいです。
さて,8月27日(火)より前期後半が始まり,子ども達の歓声が学校に戻ってきました。楽しかった夏休みの思い出を胸に,普段の学習・生活が始まりました。前期後半の最大の行事は「運動会」です。まだまだ残暑も厳しいです。しっかり体調を整え,「運動会」を成功させたいものです。 さて,私もこの夏にいろいろな方と出会い,いろいろな感化を受けました。今回は,その一つをお伝えしたいと思います。 その方を仮にYさんとします。Yさんは,日本料理店の店主をされています。あいさつに来られた後,偶然,自分の子どもの頃や,修業時代のことをお話されたのです。 私は,両親によく手を挙げられました。事あるごとに,叱られ,そして,たたかれました。時には,蹴られることもありました。叱られて「むかっと」することより,自分って何て情けないのだろう,何てダメなのだろう,という気持ちが強くなって来ました。両親の両方からもそうされるのは,きっと自分が悪いからと,自分で自分を納得させていました。そのような少年時代を経験した後,料理の世界で身を立てることを決めて,ある店に就職しました。その店においても,少年時代と同様に,何かあれば・・・,というものでした。 何かなくても,先輩からの指導?は厳しく辛いものでした。その最たるものは,板前さんのはいている下駄で足を蹴られることだったそうです。 このような経験をされたYさんから出てきた言葉は,「私は,絶対,家族や店で働く人に手は挙げません。暴力は使いません。」です。そして,「いくら自分のことを思ってくれたとしても体罰によっての指導や躾は,通じません。」と。 「倍返し」という言葉がはやっていますが,それは決して暴力を使うものではないと思いますし,やられたらやり返すことが根本的な解決につながるとは思わないのですが・・・。 人間は,弱いものに対して暴力を使って自分のおもいや考えを通そうとします。それが負の連鎖を作りださないかをもう一度考えたいです。 Yさんから出された料理は,どれも美味しいだけではなく,「優しさ・温かさ」と「思いやり」の心が伝わっていました。 校 長 藤田 弘明 暑中お見舞い申し上げます
夏休みに入ってからは,天候がすぐれない日がありました。蒸し暑くじめじめした中で少し気分も滅入ってしまいます。
7月25日から始まりました「地域班学習」も31日で終了しました。どの地域班も上級生を中心にとても熱心に学習をすすめることができました。そして,学習の後は,ゲームなどで楽しく遊びました。最終日の31日は,6年生の希望者が水泳記録会に参加したり,4年生が「みさきの家野外活動」に出発したりして,いつもの参加者より少なかったのですが,どこも活動のまとめとして使ったところの掃除やあとかたづけを行いました。 今年度の「地域班学習」も地域や保護者の皆様のご理解・ご協力によって実施することができました。ありがとうございました。 さて,充実した夏休みを過ごすヒントをお伝えしたいと思います。これは,夏休みだけに限らず普段の生活にも役立ちます。そして,大きな効果が見られます。勿体をつけますが,このことはお子たちの学力向上や健康増進にも寄与します。こんな魔法のようなことがあるのです。しかし,このことは初めて聞くことではないのです。いつもいつも言われていることです。 私が参加した研修会で再確認し,親として反省したことをお伝えします。 それは,「早寝,早起き,朝ごはん」の習慣化,励行です。そのなかで,講師の先生は,早起きすることで,時間に余裕ができる。保護者の方が言われる「早くしなさい」を減らす。すると,子どもはほっとした気持ちになったり,自分で考えて行動したりしようとする。だから,安心な気分になって一日を過ごす。いろいろな事柄に気を配ることが出来るというのです。朝の余裕って大切です。そのために,早寝が必要です。その日その日の疲れを早くとる,大人中心の生活をさせないことが大切です。遅くまで大人が子どもを連れまわして,そして,「早く起きなさい」「早くしなさい」ではいかがなものでしょう。 8月27日から,前期後半が始まります。夏休みの間に,「早寝,早起き,朝ごはん」の習慣をつけることが秋への飛躍と向上につながると思います。 私の失敗を役立てていただけるとありがたいです。 「二人の先生」の口ぐせに,「早くしなさい」はありませんか。 ひろい心で・・・
紫陽花が雨に打たれ,梅雨の盛りを感じさせます。今年は,雨が少ないと思っていましたが,例年どおりの雨量になるようです。
さて,新学期が始まって約3ヶ月。それぞれの学級では担任と子ども達の学習の営みが行われています。今年度もひかり学級を除いて,担任はオールシャッフルで,持ちあがりや過去に経験した学年(二度目の担任となる学年)はありません。子ども達にとっても,担任にとっても新たな出会いからの時間が経った訳です。この中で,毎日いろいろなドラマが生まれ,子ども達と担任との関係が密になっていくのです。しかし,それは美しい話だけではありません。時として,楽しくない時間があったり,いやな出来事が起こったりするのです。 一見穏やかな毎日を過ごしているようでも,子ども達の満足度や学習への意気込みは違います。そして,その結果として,学級の雰囲気や,担任と子ども達,子ども同士の関係にかげりが見られることもあります。 二人の先生にとって,どうして解決すればよいかという思案に暮れます。すぐに解決できないのです。どうしたらよいのでしょうか。そして,その一つの方法として「話し合い」が行われます。 「自分達は子どものことで悩んできた。今後もしっかり見ていかないといけない。」「先生が時間をさいて一緒に休み時間に遊んでくださると聞いた。先生には先生の仕事がある。」 「あかんで,と注意するのではなく,一緒にしようという声かけをしようと思った。」「先生と子どもが向き合って,がんばってほしい。」などの発言には,非難したり,批判したりするものは一つもありません。時間は少しかかろうとも,子どもと学校を信じているというおもいが伝わります。 私は,このような場を設定し,「二人の先生」で子ども達をよりよい方向に導きたいというおもいを痛感しました。そして,学校に対する期待と励ましを感じました。加えて,保護者のひろいこころに打たれました。 「学校が楽しくない。」「勉強がわからない。」「友だちとうまく関われない。」「子どもが不利益を受けた。」,などの声があがることは,学校として申し訳ないことです。しかし,それを学校だけのせいにせず,「二人の先生」でお互いが知恵を出し合い解決しようとしていただくことに心より,感謝します。本当に有難いことです。 学校は,保護者の方の温かいおもいに応えるために,もう一度子どもたちと向かい合っていきたいと思います。 コミュ二ケーションの力を伸ばすもと・・・
さわやかな好天の下,京北地域陸上運動交歓記録会が無事終了しました。今年度は,花背小中学校・宕陰小中学校の参加があり,記録会に花を添えていただきました。特に,5年生男子の400メートルリレーでは,花背と京北第一のデッドヒートが見られ,迫力満点でした。リレーだけでなく,参加児童が力いっぱい活動できたことを心から喜びたいと思います。
多数の保護者・地域の皆様からの応援をいただき,子どもたちは大きな励みになりました。ありがとうございました。今後も,へき地にある学校というくくりで,京北三校と花背校・宕陰校はいろいろな活動を進めます。ご理解とご協力をお願いします。 さて,京都市の学校教育の重点にもありましたように,今年度も「言語活動の充実・コミュ二ケーション能力の育成」を重点項目として,各校がその達成を目指しています。本校においても,自分のおもいや考えをわかりやすく伝えるために,それぞれの学年の発達に応じて指導しています。また,学校全体として,自分からあいさつすること,いろいろな場で自分のおもいを伝えることに力を入れています。 あいさつについては,学校の中では自分からすすんであいさつする姿が見られてきました。来校される方にも,「こんにちは」と言える子も多くなってきました。「この学校の子どもはよくあいさつしますね。」というおほめの言葉もいただいています。しかし,学校を離れるとなかなか自分からできにくいようです。 また,あいさつだけでなく,「ありがとう」「ごめんなさい」が言えることも大切にしたいです。誰かにやさしくしてもらったり,お世話になったりしたら,まずは「ありがとう」です。私は,祖母から「人から何かをもらったら,まず,ありがとうやろ」と厳しく言われたことを思い出します。また,自分が誰かに迷惑をかけたり,困らせたりしたら,素直に「ごめんなさい」と言ってほしいです。黙ってしまう,泣き出してしまう,では反省の気持ちは通じません。 大人も子どもも,あいさつのことば,「ありがとう」「ごめんなさい」のことばが自分から,心から出せるようにしたいものです。学校においても,今後ともその指導を進めていきます。ご家庭や地域におかれましても,あいさつや,「ありがとう」「ごめんなさい」が自然に出るよう,声かけをお願いします。 まずは,二人の先生から始めましょう。二人の先生のお手本をみて,子どもは少しずつまねしていくと思います。 |
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