京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/03/26
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令和6年度新1年生保護者説明会及び半日入学体験は、2月6日(火)午後2時〜です。(1時45分 受付開始)

互いに高まりあおうとする子どもたち

 音羽小学校では,児童会活動がスタートし,5月24日に「児童総会」と「一年生をむかえる会」を実施しました。児童総会では,今年度の児童会の計画委員,学級代表,各委員会の委員長たちが,全校児童の前で自己紹介をしたりこれから始まる前期の取組の計画を発表したりしました。5年も6年も全校児童が注目する中で,大きな声でしっかりと自分の考えを発表できました。
 続いて行った一年生を迎える会では,6年生が1年生の手をひいて入場するという微笑ましい場面でスタートし,各学年が新入生に向けて練習をした出し物を発表しました。それぞれの学年のカラーがあり工夫されていて,1年生たちも歓迎の発表を楽しんで観ていたのではないでしょうか。
 そんな中,特に輝いていたのは,5,6年生の発表でした。これから自分たちが学校のリーダーとして頑張って全校を引っ張って行くんだという決意を感じました。発表の順番になり,学年を呼ばれると,「はい!」と全員で元気な返事をすると共に,全員が一丸となって,一年生たちの前にすばやく移動をし,元気な声,美しい歌声で高学年らしい発表をしてくれました。
 子どもたちは学校生活で多くのことを学びます。それは,教室で行う様々な教科の授業だけではなく,このような児童会活動も同じです。上の学年は下の学年を思いやり,工夫をして,全ての学年が楽しめるようにしてくれます。たてわり班の活動の中で,自分の担当したメンバーが協力して活動できるように考えながら運営をしてくれます。下の学年の子どもたちは,そんな高学年の姿にあこがれ,目標として「自分たちもあんな高学年になろう」とします。高学年たちは,そんな下の学年の視線を感じ取りながら,「責任をもって立派なリーダーになろう」と頑張ります。その様な活動を通して,子どもたちはお互いに高まりあおうとする集団になり,大きく成長していくのです。
 子ども集団の中では,我慢しなければならないときがあります。普段以上に周りの事を考えなければならないときがあります。問題にぶつかって,悩んでしまうときがあります。自分の考えをしっかりと発表しなければならないときもあります。協力し合うことも素晴らしさを実感するときもあります。そのような様々な場面が,全て大切な学びの場なのです。
 この一年間,子どもたちを信頼し,任せられることは任せ,責任を持たせることは持たせ,子どもたちがお互いに高まりあおうとする姿を,どうか温かく見守って頂きますようお願いいたします。

憲法月間によせて

 校庭を花吹雪で飾っていた満開の桜も葉桜になり,初夏の到来を感じる季節になりました。5月には子どもたちが楽しみにしているゴールデンウィークがあります。その中の5月3日は憲法記念日です。日本国憲法は,戦後間もない昭和21年に作られ,昭和22年5月3日から使われはじめました。ですから,毎年,5月3日を憲法記念日として,憲法の大切さを再確認するようにしているのです。
 日本国憲法には,三本の柱があります。それは,「基本的人権の尊重」「国民主権」「平和主義」です。これらは全て,たくさんの貴重な命を失ったことを反省し,二度と戦争をしないという思いから作られています。
 実は,子どもたちの生活の中でも,この憲法の三本柱を生かしていきたいと考えています。国と国の間の争いやもめごとが戦争につながるのと同じように,子どもたちの生活の中の争いやもめごとは,悪くすると喧嘩やいじめにつながることがあります。そこで,子どもたちが自分たちの力で争いやもめごとを,憲法の三本柱を生かしながら解決させ育てていくことが大事だと思うからです。
 憲法の考え方を子どもたちの生活に生かして考えると,『基本的人権の尊重』は「相手を傷つける暴言や暴力を決して使わず,お互いの心や体や命を大切にしあう」ということ。『国民主権』は「たとえ周りの人が友だちを傷つける言動をしていても,人に左右されず,自分たちで考えて正しいと思うことを実行し,争いやもめごとをとめる」ということ。『平和主義』は「人と争いやもめごとがあったときには,人を傷つける暴言や暴力でなく,正しい言葉でお互いの考えを出し合い,理解しあいながら,話し合いで解決させる」ということです。
 この様な憲法の考え方を,子どもたちに発達段階に応じて学ばせ,様々な出来事を自分たちの力で判断し正しい方法で解決する力を育てることに取り組ませていきたいと思います。
 そのために,子どもたちには,毎日,誰にでも出来る事として,「あいさつと正しい言葉づかい」を,頑張らせたいと思います。誰にでも相手に伝わる言葉ではっきりとあいさつをすること。友達の名前を呼び捨てやあだ名で呼ばず「さん」をつけて正しく呼ぶこと。相手を傷つける言葉を使わず,相手の心に届く正しい言葉づかいで話し合うこと。これらを,まず教職員が子どもたちの見本となりながら,子どもたちと一緒に取り組みたい。そして,お金を貯金するのと同じように,心の貯金をためる取組として,日々継続して頑張っていきたいと思います。
 そして,12月の人権月間には,教職員と子どもたちが頑張った事を振り返り,認め合いたいと考えておりますので,ご家庭でもご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

平成24年度、どうかよろしくお願い致します

                  音羽小学校  校長  山本 弘道

 平成24年度4月より音羽小学校の校長になりました山本 弘道と申します。前任の天野校長の思いを受け継ぎ,歴史と伝統のある音羽小学校の教育をさらに発展させるために,地域・保護者の皆様と連携しながら,教職員一同これから取り組んでまいります。今年度も,どうかよろしくお願い致します。
 音羽小学校の正門前には,若宮八幡宮があります。ここは,約1300年の歴史のある神社であり,天智天皇の命で作られたといういわれのある神社です。朝,学校の門を通るとき,若宮八幡宮の森から小鳥のさえずりが聞こえてきます。本当に落ち着いた場所に音羽小学校は位置しております。
 また,着任式や入学式での子どもたちの様子を見ておりますと,長い時間にも関わらず頑張って話を聞く子,式の中で校歌をしっかりと歌う子,新学期に向けて準備に頑張る子など素晴らしい姿がたくさん見受けられます。音羽小学校の子どもたちは,本当に素晴らしい子どもたちです。
 そして,入学式をはじめ様々な場面でお会いする地域の皆様,保護者の皆様は,どなたも音羽小学校の子どもたちのことを第一に考え,学校教育を見守ってくださっているのだということを実感いたします。音羽小学校は,たくさんの方々に支えられ,何と有難いことでしょう。
 このような音羽小学校の姿を出発点として,本校の伝統である「『かがやき(かんがえる子 がんばる子 やさしい子 きたえる子)』つづける音羽の子」を目指し,一人一人を大切にした教育,家庭や地域の願いを大切にした教育,地域を愛し地域で活躍する人々を育てる教育の実現に向けて,全力で取り組んでまいります。
 今年度も昨年度に引き続き,以下の学校教育目標を掲げ,教育活動を進めます。

 学校教育目標

 力を合わせ,個性豊かに,たくましく生きる子どもの育成

  〜 一人一人が大切にされ,みんなが喜んでいきたい学校 〜

 この春で,東日本大震災が起きてから,約一年が経ちました。今も大変な被災地の状況を見ていますと,音羽小学校で流れている静かでおだやかな時間がいかに貴重でありがたいものであるかということに気づき,感謝せずにはいられません。この思いを忘れることなく,ひとつひとつの事柄を大切にしながら,子どもたちと共に新しい歴史と伝統を積み上げていきたいと考えております。
 この一年間,本校教育への更なるご理解とご協力,どうかよろしくお願い致します。

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