京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/19
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学校経営方針

平成25年度学校経営方針
京都市立西野小学校
校 長 伊 藤  茂

1.学校運営の基本方針 
 社会の急速なグローバル化や情報化,価値観の多様化,技術革新が絶え間なく起こる 知識基盤社会の到来など,現在,私たちを取り巻く社会は激しい変動の中にある。こう した社会にあって,学校教育の果たすべき使命として,子ども達に,自ら学び考え,自 立して逞しく生きていく力,すなわち『生きる力』を育成することが求められている。  私たち教職員は,それぞれの使命と職責を自覚し,自らが成長し,子ども達のために 豊かな教育実践を進めていくことが大切になる。
 また,子どもが自らの命を絶つという事件や学校事故により子どもの命が失われると いうことが現実に起きたことを真摯に受け止め,保護者・地域の学校教育に対する信頼 に応えるためには,教職員が『一人一人の子どもを徹底的に大切にする』教育を推進す るとともに『子どもの命を守りきる教職員体制』や『子ども自身が命を大切にできる学 校教育』の実践を行わなければならないと考える。
 
2.学校教育目標
すべての教育活動を通じて,学力の基礎・基本,人としての基礎・基本の確実な定着 を図り,子どもの個性と可能性を引き出し,自ら学び考え,行動できる力を育成する。   
3. めざす学校像
○子どもの命を守りきる学校
○一人一人の子どもを徹底的に大切にする学校
○子どもに「学力」と「生きる力」をつけるため,教職員が力を合わせ組織として   計画的・継続的な取組を行える学校
○子ども達が力を合わせ,楽しい気持ちで学び合える学校
(学校は,楽しいところ,厳しいところ,助け合うところ)
○保護者・地域・保育園(幼稚園)・中学校・大学等関係機関と連携・協働する学   校
○校内の美化を始め教育環境を整える学校

4 .めざす教職員像
○子どもの幸福を願い,愛情を持ってかかわる教職員
○子ども理解に努め『個に応じた指導』ができる教職員
○自己の職能を伸ばすために研鑚を重ね,互いに連携し合う教職員
○家庭・地域と連携し協働する教職員
○自分の得意分野を生かして子どもを伸ばす教職員

5. めざす子ども像
1 自ら学び考える子
○わかる喜び,学ぶ楽しさを知り,進んで学習する子
○学んだことを生かして課題解決に取り組む子
○読書に取り組む子
○身近な西野の地域・山科・京都市といった郷土を愛する子
*学ぶことの楽しさを実感させ,自学自習の力をつけるとともに,生涯学習の基    礎を培う。
*習得した知識・技能を活用し,思考力・判断力・表現力を育てる。
*図書を自ら学ぶ学習情報源として,また,豊かな感性や情操を育む資源として,   本に親しむ習慣をつける。
2 思いやりのある心豊かな子(やさしい子)
○友達を思いやり,仲良く遊ぶ子
○進んで気持ちの良いあいさつができる子
○「もの」(自分のもの,学校のもの,生命あるもの)を大切にする子
○きまりを守って行動する子
*人権尊重の精神を養い,相手の立場になって考えられ,いじめを絶対に許さない   心を育てる。
*自分の人権はもちろんのこと他者の人権も大切にして守るという意思を育てる。
*生命を慈しむ優しい心情を育てる。
*ルールや法の重要性を自覚するとともに道徳的価値を大切にする心を育てる。
3 明るく健康な子
○基本的生活習慣が身につく子
○運動やスポーツを楽しむ子
○「食」について関心を持つ子
*「早寝・早起き・朝ごはん」等,望ましい生活習慣を自ら実践する力を育てる。
*「楽しい体育」の実践で生涯にわたってスポーツを楽しむ心情を育てる。
*和やかな雰囲気の中で,みんなと一緒に食べる喜びや楽しさを味わい,進んで    食べようとする気持ちを育てる。
4 進んで活動する子
○いろいろなことに興味を持ち挑戦する子
○夢や希望をもって頑張る子
○自分自身のことや自分の役割をきちんとできる子
○みんなのために進んで動く子
*自分の目標をもち,粘り強く挑戦する逞しい心を育てる。
*働くことの良さを感じて,みんなのために働くことの喜びを味わわせる。

6.学校教育目標の具現化に向けて
 『自ら学び考える子』『思いやりのある心豊かな子』『明るく健康な子』『進んで活   動動する子』の育成を目指して
(1)自ら学び考える子
1 個を大切にしたよりよい集団の育成
*『めざす子ども像』について,学年の発達段階に応じた具体的な行動目標を決め   て取り組む。
*子どもの立場に立った児童理解を深め,愛情ある共感的な関わりを持って,子ど   もの個性を伸ばし,個を大切にした学級づくりと思いやりと温もりが感じられる     集団を育てる。
*集団の中で個性を伸ばし,成就感を味わわせる特別活動や部活動の充実を図る。
2 学習指導の充実
○授業力の向上
*京都市独自の教育課程指導計画に基づく指導を徹底し,指導と評価の一体化に努   める。
*授業改善や指導体制の工夫(T・Tや少人数指導・交換授業など)により,全て    の児童が「わかる喜びと学ぶ楽しさ」を実感できるように個に応じた指導を工夫    する。
*各教科・領域の学習において,問題解決的な学習や探究活動を充実させるととも    に習得した知識・技能を活用し,言語活動を重視した授業の展開を工夫する。
*発達段階に応じてICT機器等を効果的に活用できる学習活動を充実させる。
*英語を用いて積極的にコミュニケーションを図れるよう外国語活動を充実させ   る。
*1時間(45分)を大切にするとともに児童が主体的に学習に取り組む授業を実   践する。
○学力向上プランの推進(後日学力向上委員会よりの資料参照)
*基礎的・基本的な学力の確実な定着を図る。
*家庭学習が大切な生活習慣として定着するように家庭に働きかける。
*土曜学習の充実と放課後まなび教室との連携を深め,基礎・基本の定着とさらな    る発展をめざす。
3 総合育成支援教育の充実
*個別の指導計画を立案し,個の課題に応じた教育を充実する。
*総合育成支援教育部を中心とした校内体制で,個の課題に応じた支援を充実す    る。
*総合育成支援員及び学生ボランティアを有効活用し,学力向上の取組を推進す   る。
(2)思いやりのある心豊かな子
1 道徳教育の充実
*道徳の授業時間の確保はもちろんのこと『心のノート』をおおいに活用する。
*道徳教育推進教師を中心に教育活動全体を通じて道徳教育の充実を図る。
*ケイタイやインターネットに対する情報モラル教育の充実を図る。
2 人権尊重の精神の育成
全ての教育活動の中で,子どもの人権が守られるとともに,人権を大切にする子ど  も,自分の人権が守れる子どもを育てる。
*男女平等教育,総合育成支援教育,外国人教育,同和教育の推進を図る。
3 生徒指導の取組の充実
*児童の様子をよく観察し,問題行動・いじめ・不登校を未然に防ぐ。または,初   初期期対応に努める。
*教職員が子どもの背景にまで踏み込んだ児童理解を深め,受容・共感の姿勢で子  
どもとの関わりを深める。
*学校体制として,いじめを許さない集団づくりを進め,問題の早期発見・早期対   応に取り組む。
*児童虐待の防止のため,児童の生活背景の把握と細かな観察を励行する。
*不登校の実態や課題を把握し,学校復帰に向けて組織として積極的に取り組む。
*心の居場所づくり(担任,養護教諭,スクールカウンセラー,教職員の共感的な   関わり)に努める。
4 豊かな感性・強い精神力・自己抑制力・規範意識の育成
*異年齢集団等児童会活動を充実し,自分や他人を思いやる心を育てる。
*物語などの読書活動を推進し,豊かな心を養う。
*様々な体験活動や人との関わりを通して規範意識や忍耐力を培う。
*何事にも粘り強く取り組む強い精神力を養う。
*地域人材等の協力により,生き方探究教育に係わる取組や伝統文化等の体験活動   を推進する。
(3) 明るく健康な子
1 運動・スポーツの実践
*全ての子ども達が運動・スポーツの楽しさや喜びを味わえる指導の充実をめざ   す。
・部活動の推進
・様々な記録会や交流会などへの積極的な参加
・6年生の朝の10分間走の実施
2 基本的生活習慣の確立
*家庭との連携を強め,食事・運動・睡眠の調和の取れた生活実践をめざす。
*「早寝・早起き・朝ごはん」などの基本的な生活習慣大切さの理解を図る。
3 食育学習の充実
*栄養教諭と連携した食育指導の充実を図り,食の大切さについての理解を深め    る。
4 健康教育の充実
*フッ化物洗口や給食後の歯磨きの励行によるむし歯予防の実践をめざす。
*性教育・エイズ教育・薬物乱用教育などの健康教育の充実を図る。
5 安全教育の充実
*安全ノートを活用した安全教育により,自分の身は自分で守ろうとする態度を育   てる。
*PTAや地域の関係団体の協力のもと地域ぐるみの学校安全の実現をめざす。
(4)進んで活動する子
○生き方探究(キャリア)教育の推進
*子どもの発達段階を踏まえ,勤労感・職業感の基礎を養う取組の充実を図る。
*各教科・領域において,自然体験・社会体験・ボランティア活動などの充実を図   る。
○各種のコンクールやコンテスト等のイベントへの参加。
*児童の興味・関心を引き出し,意欲的に参加しようとする心情を養う。
*イベント参加に向けての練習意欲や態度を育てる。
○当番活動の実践
*社会の一員としての自覚を持たせるとともに人のために尽すことの喜び等の奉仕   の精神を養う。


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