京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/16
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R6始業は4月8日(月)入学式は4月9日(火)です。

3つの式を終えて

皆様ご存知の通り、本校は5年前に開校した小中一貫校です。中学校が2校と小学校が5校、一度に統合して小中一貫校となりました。と申しましても、当初は同じ敷地に7小中学校が一緒になっただけの「小中一緒校」だったのかもしれません。統合には混乱がついてきます。いくらスムーズに統合しようとしてもいくつもの課題があります。そのような草創期を経て、本校の骨格をいよいよ具体的な形にしようと致しましたのは3年目からです。統合を着実に終えた時期と重なります。
本校は「社会の規範に照らして指導していく学校」であり、これからの時代を切り拓き生き抜ける力を育むことを使命としていると心得、教育内容や方法を考えてまいりました。
「社会の規範に照らす」と申しましても、「社会で通用しないことは学校でも通用しない、だから切り捨てるのだ。」というのではありません。広島の府中で起きた高校の内申にまつわるお話を知り、私自身落胆いたしました。勿論、新聞をはじめとするマスメディアがすべて真実を伝えているとも思いませんし、学校のご事情も存じません。そのような中、私見を述べることは甚だ恐縮なのですが、あえて述べたいのです。
子どもは大人ではない。間違いを繰り返しながら成長するのです。その間違いをした時を好機として捉え、よき道へと導くことが大人の務めであり教育そのものです。間違いを烙印として背負わせるのは、子どもの発達段階や、起こした過ちの内容によっては間違った「責任」の取らせ方ではないでしょうか。子どもの心に響いてこそ教育なのです。ですから、社会の規範に照らすということは、社会に出たときに社会で通用する教育をするということに他なりません。さらに、社会の規範そのものを疑ってかかる鋭い感性や認識も育てなければなりません。これからの社会をある意味批判的に見ながら変革していく力も求められるからです。
このような考えのもと、学校は「公の場」であり、「私の場」ではないということを、子どもたちに理解させようとして参りました。今の社会は公私混同が甚だしいからです。学校という公の場に私を持ち込もうとすることは良く見られます。集団で生活をする以上、個は尊重されますが、集団の利益を害する行為行動は慎まなければならないのです。
もう一つ、「個」と「集団」という捉え方を徹底してまいりました。一人一人の子どもたちは顔かたちが異なるように、すべての子どもで発達特性が異なります。その一人一人の特性に応じた教育はとても重要です。効果的な教育を行うためには欠かせないことです。けれど、そのようにして育んだ個が形成する集団が、必ずしも好ましい集団になるとはかぎりません。ですから集団の中での個という意識を持たせながら、他と折り合いをつけながら共に高まりあえる集団にしなければならないのです。
「個」と「集団」のそれぞれを高めながら、自らの目標に向けて主体的、協働的なまなびをすることのできる子どもたち、言い換えれば主体性と社会性を身に付けて逞しく学び続ける子どもたちを育んでまいりたいと考えました。
3ステージの区切りで子供たちの成長を捉えた時に、そのキーワードを「夢」「志」「誇り」といたしました。学びは連続しています。今の自分は過去の学びの結果であり、なりたい自分への道のりは、これからの学びの道のりそのものです。その一本の学びの道のりを夢と志、そして誇りという言葉でつなぎながら9年間を見通させる。そのような学校をつくりたいと強く念じ、具体的な姿として今年の3つの式につながりました。
具体的な式のカタチについては、開睛イノベーションプロジェクトという教職員組織で検討しながら進めてまいりました。全ての教職員にも感謝の気持ちでいっぱいです。
今年の3つの式を無事終えることができましたのも、日頃から本校を支えていただいている保護者地域の皆様のお蔭と感謝いたしております。本当にありがとうございました。

 東山開睛館 校長 初田幸隆

第5回 志の式

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式 辞

 日ごとに春の気配を強く感じる時節となりました。この佳き日にあたり、東山開睛館 志の式が、このように大勢のご来賓ならびに保護者の皆様方をお迎えし、盛大に開催できますことを、心より感謝申し上げます。
 本日ここに集う児童生徒は、いよいよサード・ステージへと進まれる7年生、来年度、いよいよセカンド・ステージの最高学年になられると同時に、小学校課程をめでたく修了される6年生、そしてセカンド・ステージの中核を担われる5年生の皆様です。
 本日の式が、皆様にとって、人生の一つの節目として、生涯の思い出に残る記念日になるようご祈念いたします。
 皆様はこれまで、「大きな夢を持ちなさい」「夢を一杯持ちなさい」といわれてきたのではないでしょうか。そうです。夢を持つということは、生きる「めあて」を持つということです。夢を持てば、その実現に向けて日々努力しようとします。そして、達成感や成就感が生まれます。これを生きがいと言います。
アメリカ独立に多大な貢献をしたベンジャミン・フランクリンという政治家は次のように言っています。

お金は何かを買うための道具にすぎないが、たくさんお金を持つと、お金中毒にかかってしまう。いったん中毒になると、お金は単なる手段ではなく、お金が人生の目的そのものになってしまう。
そして、お金が増えている間は安心していられるが、ちょっとでもお金が減ると不安になり、お金が減ることを非常に恐れるようになる。金は良い召使いでもあるが、悪い主人でもある
    
 お金はとても大切なものです。けれど、お金を得ることが人生の目的になってはいけないという戒めです。もしお金を得たとしたら、そのお金をどのように使うのかがその人の生き方そのものなのです。それは「何のために働くのか」ということに通じます。この何のために働くのかということが「志」なのです。
 七年生の皆様は夢を志に高め、いよいよサードステージへと進まれます。ここからはなりたい自分になるための努力を精一杯してください。「将来の夢はなんですか。」と尋ねると「プロ野球選手になりたいです。」とか「Jリーガーになりたいです。」というように返される方もたくさんおられます。それはそれで大いに結構なことです。けれど皆様はその先を考えなければならない、それはなぜプロ野球選手になろうと考えたのかということです。
 「野球が好きだから。」というのであれば,それは一生の生涯スポーツとして野球を楽しめばよい。それだけのことです。志ではありませんよね。でも、もしもプロ野球の選手になって、それを見てくれる多くの子どもに夢を持たせるような仕事がしたい。と考えているのなら,その人にとってそれこそが志です。であるならばその志に叶う仕事はほかにもあります。子どもに夢を持たせる仕事。例えば・学校の先生・おもちゃの開発に携わる仕事・ケーキ屋さん・子供服屋さん。考え方次第でたくさんあるのではないでしょうか。はじめからプロ野球の選手をあきらめる必要はありません。けれど、さんざん努力した結果、壁にぶちあたった時に、このことを思い出してください。

毎年志の式で披露する言葉に、かの有名なウイリアム・スミス・クラークの言葉があります。
少年よ 大志を抱け!
その後にこう続きます。
お金のためではなく
私欲のためでもなく
名声という空虚な志のためでもなく
人はいかにあるべきか、その道を全うするために、大志を抱け
志は私利私欲に基づいてはならない、大義に基づく人としての生き方を全うするための志を立てることの大切さを説かれたのだと思います。
皆様には、夢を志につなぎ、自らの生き方の柱にしていただきたいのです。

先ほど86名の6年の皆様に小学校課程修了証書をお渡しいたしました。皆様は6年間の小学校で勉強する内容を終えらました。これからはいよいよ中学生になられます。今日の7年生の姿を模範として、セカンド・ステージの残り一年を頑張ってください。とにかく多くを学んでいただきたいのです。
人工知能が急速に発達しています。イギリスのグーグル・ディープマインド社が開発した囲碁の人工知能とプロの棋士が対戦しました。その結果、囲碁世界チャンピオンが、人工知能と戦って敗れました。棋士の戦いぶりも素晴らしかったのですが、人工知能は今や「考える」「創造する」レベルとなったのです。韓国の李セドル九段が、やっと一矢を報い、5戦して人工知能の4勝1敗と聞き及びます。
18世紀半ばから始まった産業革命により,人間はたくさんの体を使う重労働から解放されました。そして今回は人工知能により、頭脳を使う仕事の多くから、人間は解放されることになります。いいかえると仕事がなくなるのです。そのような変化の激しい社会を、皆さんはどのようにして生き抜かれるのか、そのことが心配でなりません。
このような変化に対応するためには、とにかく、問題を解決する能力、それも一人でやるだけではなく、仲間と協力し合って問題を解決できる能力こそが求められていると確信しています。
それと豊かな心と逞しい身体を育んでください。人工知能も、そのプログラミングはまず人間が行います。ですから益々人間の心というものが大切になるのではないでしょうか。そして社会で長く活躍できる身体づくりにも励んでください。

最後に皆さんにお願いがあります。それは、本日という人生の節目にあたり、感謝の気持ちを持っていただきたいということです。保護者の皆様は皆さんを慈しみ、来る日も来る日も愛情を注いで育てられました。その保護者への感謝。そしていつも温かい眼差しでみなさんを励ましてくださっている地域の皆様への感謝。友達や先生方にも感謝の気持ちを持っていただきたい。一人で大きくなれる人間はいません。多くの方々のおかげで今日という日を迎えることができたのです。是非今日一日、素直な心で「ありがとう」を言う感謝の日にしてください。

 7年生保護者の皆様、本日はセカンド・ステージの修了、誠におめでとうございます。早いもので開校した時、3年生だったこの子たちが間もなく8年生になられます。人間として生きることのありがたさ、尊さを感じながら、さらに逞しく成長してくれることをお祈りいたします。
 6年生の保護者の皆様。本日をもって小学校課程を修了いたします。小学校課程の修了、誠におめでとうございます。こころよりお祝い申し上げます。
中には、3月を限りに本校から転出されるお子たちもおられます。これからのご活躍をかげながらお祈り申し上げます。
 そして、本校中学校課程に進まれるお子達には、7年生が残してくれた足跡をたどりながら、さらにその先へと進んでくれることを期待しています。どうぞこれからの3年間、今までに増しての本校教育に対するご支援とご協力を賜りますよう切にお願い申し上げます。
結びになりましたが、ご来賓の皆様方には、式典が重なるこの時期に、公私ともご多用の中、多数ご臨席を賜わり、誠にありがとうございます。子どもたちが本日この日を迎えられますのも、皆様方がそれぞれのお立場からご支援くださいました賜と、心より感謝申し上げます。今後も子どもたちを見守り、共に育んでいただきますようよろしくお願い申し上げます。
   
平成28年3月18日
        東山開睛館 校長  初田幸隆



第5回 志の式

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 開校当初は小学校課程修了式として挙行していた本式典を、昨年度からセカンド・ステージの修了式として位置づけ、その中で6年生に小学校課程修了証書を授与するという形にさせていただきました。
 本校が小中一貫校であり、4・3・2の区切りで子供の成長を見守っていく形が整ってまいりました。
 この式では、7年生が夢を志に高めて、一人一人がその志を語る場になりました。6年生は、小学校課程を終えると同時に、セカンド・ステージの最高学年になる決意を述べてくれました。
 皆さんの逞しい決意が表れた素晴らしい式となりました。ご臨席いただいたご来賓保護者の皆様には心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
 子どもたちが決意の中で私の述べたいと考えていたことの多くを自ら語っていただきましたので、式辞の途中から、原稿を外れてお話しいたしました。当初、述べようと考えていた式辞は次の通りです。

第5回 夢の式

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 当初二分の一成人式として行っていた式を、昨年度からファースト・ステージの修了式「夢の式」として行っています。今年度も、4年生が夢を語る式として、立派に行うことができました。
 入学してからの4年間でそれはそれは随分と成長した子供たち。夢の式ではそれぞれの夢を大きな声で語ってくれました。
 ご来賓の皆様、そして保護者の皆様には多数ご臨席を賜り、誠にありがとうございました。

 式辞で申し上げた内容は次の通りです。これからの本校での5年間が、子ども一人一人にとってかけがえのない学びになりますよう、こころからお祈りいたしております。


式  辞

 厳しい冬を乗り越え、生きとし生けるものは春の気配を感じて、その訪れを今か今かと待ちわびています。そのような麗しきこの日に、多数のご来賓並びに保護者の皆様方にご臨席を賜り、東山開睛館「夢の式」が、このように盛大に開催できますこと、心より感謝を申し上げます。
ただ今、82名の4年生を中心に、未来の姿を夢として語っていただきました。本当に大きくなりましたね。入学してきたころを思い出すと、本当に立派に成長されたと存じます。この数年でこのようにたくましく成長されたお子達の姿に触れ、保護者の皆様は勿論、私ども教職員も誠に感慨ひとしおです。
 さて、四年生の皆様、ファーストステージ終了おめでとうございます。皆様は本校入学以来、人間として身に付けておくべきたいせつなお勉強を積み重ねてきました。この四年間でできるようになったことはたくさんあるのではないでしょうか。
 まずは字を書いたり読んだりできるようになりました。足し算や引き算、掛け算や割り算もできるようになりましたね。考えをまとめて発表できるようにもなりました。人との違いを知り、その違いを認めることもできますね。そしてファーストステージのまとめ役として一年生から三年生をリードする力も身に付けてきました。
 時代がどのように変化しようとも、皆さんが学んだことは頭や心の中の引出しに貯えられ、物事を考える時に、必ず役に立つのです。ですから、引き出せる引出しが多いほど、そして引出しの中に入っているものが多ければ多いほど、賢く生きることができます。
 そして授業で身に付けた発表する力は、自分の思いを相手に伝える時に大いに役立ちます。皆様のお年頃では、思いが伝わらなくて、つい手が出てしまうということもありがちなのですが、皆様は立派に言葉で相手に思いを伝えることができますね。これからもそれらの力を大いに役立てて、たくさんのお友達を作ってください。

 そして、ファーストステージで皆様は人間としての基本形を学ばれました。気持ちの良いあいさつをすること、トイレのスリッパは揃えておくこと、授業では背筋を伸ばして学ぼうとする姿勢を見せること、何かしていただいたら「ありがとうございます」ということ。これらは全て人間としての基本形です。そして、本日の式が「夢の式」というように、この基本形の上に、生まれてからこれまでの十年間で作り上げた夢を、ここで自分の人生のすすむ「めあて」言い換えれば目標に据えていただきたいと思います。
これからはじまるセカンドステージでは、その夢を実現するために、努力するのです。そして、その夢をかなえる時に人のためにどう役立てるのかという「夢を志に高める」三年にしていただきたいと切に願います。
京都セラミックという会社をつくられた稲盛和夫氏は次のようにおっしゃっています。

生涯を通じて打ち込める仕事を持てるかどうかで、人生の幸不幸が決まります。まず、働く意義を見つけることです。

はたらく意義を見つけるということ。これはとても大切なことです。例えばスリッパを揃えるということも働くことの一つです。でもなぜスリッパを揃えるのか、そのことの意義が判ってしているのとそうでないのとでは大きな違いが出てきます。先生に言われたからする。という人は、先生に言われなくなったらしなくなるのではありませんか。そうではなくて、次にトイレを使う人にとってスリッパが揃えられていたら気持ちがいいし、すぐに用が足せます。だから次の人のために、スリッパを揃えるという簡単ではありますが大切な仕事を、みんなでしようとしているのです。この意味がしっかりと理解できれば、スリッパを揃えるという仕事の意義を理解したことになります。
稲盛和夫さんはまた次のようにおっしゃっています。 

世のため人のためというきれいな心をベースにした思い、願望というのは必ず成就します。逆に私利私欲に基づいた「濁った願望」は、いったんは実現できても一時的な効力で終わってしまいます。

先生にほめられたいから、という願望でスリッパを揃えても、それは続きません。次にトイレを使う人のために、という世のため人のためにやろうという、意義を理解して、どうかみんなでトイレの、保健室の、昇降口の、そしてお家の、靴やスリッパを揃えられる人間になってください。
このように皆さんがしようとする行為行動、そして将来に向けて持つ夢、それらに社会的意義を見つけた時にそれは志にかわるのです。
 セカンドステージでは、皆さんお一人お一人が、人のためにどのように役立つのか、役立つことのできる人間になるために何をどのように学ぶのか、そのことを考えていただきたいのです。それが皆さんの夢と一つになった時に志が芽生えます。
  三年二年一年生の皆さん。皆さんは四年生のお兄さんやお姉さんにいろんなことを教えてもらったりお世話をして頂いたりしてきましたね。その姿を見習って、いっぱいの夢をつくってくださいね。まもなくこの学年は終わりますが、四月からもう一つ上の学年に進みます。新しく入学してくる一年生の事も宜しくお願いします。
さて、お子たちの成長著しい姿に保護者の皆様方も感慨ひとしおではないでしょうか。長くもあり短くもあった四年間のファーストステージを終えられ、今日を迎えられましたこと、誠におめでとうございます。この四年間でお子たちは随分成長され、間もなく悩める思春期へと向かわれます。川は大きく蛇行しながら海へと向かいます。子供たちの成長も、けっして真っ直ぐに進むのではなく、曲がりくねりながら、でも確実に海へと向かっていきます。
たまには曲がり角で氾濫を起こすこともあるでしょう。その時に堤防の役割を果たしたり、水の流れを緩める岩や木の役割をしたりするのが私たち大人の役割です。
保護者と学校は立場は違えども、子どもたちにとっては同じ大人であります。ですから学校と家庭が手を結びあってがっちりと子どもたちを守り導いてまいりたいと存じます。
結びになりましたが、ご来賓の皆様方には、公私ともご多忙の中、多数ご臨席を賜わり、誠にありがとうございます。子どもたちが本日を迎えられますのも、皆様方がそれぞれの立場からご支援くださいました賜と、心より感謝申し上げます。今後も子どもたちを見守り、育てていただきますようよろしくお願い申し上げます。 
これから始まるセカンドステージの三年間、そしてその後続くサードステージの二年間、併せてこれからの五年間のご健闘を期待し、式辞といたします。

   
平成28年3月18日
        
東山開睛館 校長  初田幸隆





8年生 球技大会を行いました

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3月16日の5・6時間目に、球技大会(バレーボール)を行いました。体育委員や体育係を中心に、企画・運営・進行を担当しました。また、女子バレーボール部員たちも、会場の準備や審判など、裏方として協力してくれました。
3クラスの男女別総当たり戦で、男女の合計得点で勝敗を決定します。体育の授業で取り組んだバレーボールですが、得意な人も苦手な人もそれぞれのがんばりを見せてくれ、どの対戦も白熱した試合が展開されました。チームで声を掛け合いながら、パスを回し、励まし合いながら、各10分間の競技時間を全力プレーしました。自分のクラスが得点すると、拍手や歓声がわきあがります。このクラスで過ごすのも、あと数日と思うと寂しい気もしますが、応援し合う様子から、各クラスのまとまりも感じられます。修了式までの残りの時間を大切にして、クラスとして良い締めくくりをしてほしいと願います。
競技終了後、少し時間に余裕があったので番外編として、裏方として協力してくれた女子バレーボール部と、各クラスのバレーボールが得意な男子による対戦を行いました。この対戦も白熱し、会場は大いに盛り上がりました。
総合優勝は、2勝を挙げた1組。おめでとう!

第五回 誇りの式

 式が終わってから卒業生が歌を披露してくれました。聞く者の心に染み入る、とっても素晴らしい歌声でした。もうこの声を聞けなくなると思うととても寂しいですね。
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第五回 誇りの式

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 本日は第五回誇りの式(卒業証書授与式)に多数ご臨席いただきましてありがとうございました。お陰様をもちまして滞りなく108名の生徒がこの学び舎を後にして次の新たな世界へと旅立ってまいりました。
 5年生の時に初めてお会いした子供たちは、屈託がなく、じっとしていられない子が多く、当時の担任の先生がたも「手がかかるこどもたちやねぇ。」と楽しそうにお話しされていたのを覚えています。
その子どもたちがこの5年でこのように大きく変わるということを、誰が予想できたでしょうか。本当に素敵な青年になりつつあると思います。一人一人がそれぞれの個性を前面に出して、それでもお互いを認め合いながら本当に仲良く、思い出をいっぱい作って巣立っていきました。
私自身、この子どもたちが教員生活最後の卒業生になります。36年間の教員生活の最後が、この子どもたちで本当によかったと思います。どうか、一人一人が幸せで生きがいのある人生を歩まれますことを心よりお祈りいたしております。
保護者の皆様には、開睛館の開校以来、様々にご心配をおかけしてまいりました。至らぬ点も多々あったことと存じますが、どうぞこれを機にお許しいただき、これからも末永く東山開睛館を地域の学校としてお引き立て頂きますように宜しくお願いいたします。

本日の式辞の内容は次の通りです。

式  辞
 
鴨川を渡り往く風にも、東山を昇る朝日のあたたかさにも、さわやかな春の訪れと、新しい命の芽生えを感じるこのよき日に、多数のご来賓ならびに保護者の皆様方にご臨席を賜り、東山開睛館第五回誇りの式が、かくも盛大に開催できますことに、心より感謝致しますとともに、ご卒業されます卒業生の皆様、そして保護者の皆様方に対しまして、心よりお慶び申し上げます。

ただ今、百八名の皆様に卒業証書をお渡し致しました。振り返れば、皆さまは、五年生から、東山開睛館で学ばれ、正にこの東山開睛館の創設期ともいえる五年間を共に過ごし学んでこられました。この五年は東日本大震災後の五年と重なります。この震災では、関連して亡くなった方を含めると二万二千人という大勢の尊い命を失いました。悲嘆にくれ、それでも力強く立ち上がろうと、必死の努力をされ、未だ道半ばではあるものの,今日のような復興を遂げてこられたのです。
皆様はこの五年間、被災した人々に負けないくらい頑張りましたか。そして、志を立て、開睛の校名のごとく瞳を見開き、次のステージへと進まれるのでしょうか。
今日はご卒業にあたり二つだけ大切なお話をいたします。
ひとつ目はしっかりと「メタ認知」してほしいということです。メタ認知とは「人間が自分自身を認識する場合において、自分の思考や行動そのものを対象として客観的に把握し認識すること。」
簡単に言うと自分が何者であるのか、自分自身を客観的に見つめてほしいということです。
かの有名なコンピュータのアップル社の創立者の一人であるスティーブ・ジョブズは次のように言っています。
「人生にただ落ちている点をぽつぽつと見つめて、それをつなぎ合わせて未来を描こうとしても不可能なことだ。
点をつなぎ合わせるためには過去を振り返らなければならない。人生を振り返ることによりそこを通ってきた点を結び合わせることで未来が見えるのだ。」。
私はメタ認知する時に「時間軸と空間軸」で考えることが大切だと考えています。
今の皆様の姿は過去の学びの結果であります。過去多くを学んできた人と、あまり学んでこなかった人、そして学んだことの違いによって皆様には少しずつ違いができてきています。要は何を学び、今、何ができ何ができないのかという認識をしっかりと持っていただきたいのです。
そして皆様が描く「将来なりたい自分」に近づくためには、今の自分を出発点として、これからの学びをどのようにしていくのかということを考えなければなりません。将来の夢をかなえるために今の自分はどの位置にいるのか、これから何をしなければならないのかを考えていただきたいのです。
空間軸では、クラスの中で、家庭で、地域で、自分はそれぞれどのような存在であるのかという認識です。自分と周りの一人一人がどのように繋がり影響し合っているのかという客観的な認をお持ちいただきたいのです。
以上ひとつ目はしっかりと「メタ認知」してほしいということをお話ししました。

ふたつ目は「夢を吟味せよ」ということです。将来何になりたいのかを考えた結果、「お医者さんになりたい。」と思ったとしましょう。医者になるためには大学の医学部で学び国家試験である医師資格を取らなければなりません。ですから、もし、大学受験で医学部に合格しなければ、再挑戦するかあきらめるかしかありません。
そこでしっかりとお考えいただきたいことは、なぜお医者さんになりたいと思ったのかということです。
・人助けがしたいから
・命を救う仕事がしたいから
というような答えが見つかったとします。
 人助けがしたいというのなら、そのような仕事は一杯あります。看護士さん、消防士さん、介護士さん、公務員、そのほかいろいろな選択肢が生まれてきます。
命を救う仕事がしたいというのであれば、消防士、警察官、ライフセーバー、看護師等、これも選択肢が広がります。
皆様は夢を志に高めているはず、すなわち何のためにどのように生きるのかということを考えられているのなら、ぜひたくさんの選択肢を持っておいていただきたいのです。そうして努力しながら自分をメタ認知し、これからの生き方をしっかりと考えていただきたいと思います。
何になりたいかは何をしたいのかによって決まるのです。
皆様お一人お一人が、自らの目標に向かって果敢に挑戦され、社会で大いに活躍されんことを心よりお祈りいたしております。

さて、子どもたちの晴れ姿に感慨ひとしおの保護者の皆様、長くもあり短くもあった九年間の義務教育を終えられ、今日を迎えられましたこと、誠におめでとうございます。こころよりお祝い申し上げます。本校での五年間の学びを終え、いよいよ次のステージへとすすまれます。本校開校時は小学生であったお子たち、当時、教職員にとりましては生徒や保護者の皆様方のお顔とお名前を覚えるところからのスタートでございました。誠に至らぬ点も多々あったかと存じます。ご卒業後も時には良き相談相手として、ご支援をさせていただきたく存じます。
また、ご家庭におかれましても、なお一層、親子の絆を大切に、子どもたちを温かく支え励ましていただきますと共に、引き続き、本校に対するご支援を賜りますようお願い申し上げます。
結びになりましたが、ご来賓の皆様方には、公私ともご多忙の中、多数ご臨席を賜わり、誠にありがとうございます。子どもたちが逞しく巣立っていくことができますのも、皆様方がそれぞれのお立場からご支援とご協力をいただきました賜と、心より感謝申し上げます。地域の宝である卒業生を、今後とも温かく見守り、励ましていただきますようよろしくお願い申し上げます。
 
卒業生の皆さん。卒業は新しい旅立ちです。皆さんのご活躍をご期待いたしますと共に、大いなる前途を祝して、式辞といたします。
  
平成28年3月15日        
東山開睛館 校長  初田 幸隆

H28年度 生徒会本部役員選挙

 新生徒会組織の編成に向けて来年度の生徒会本部役員選挙が行われました。当選した皆さん,開睛館をさらにより良い学校にするため,活躍を期待しています。これからがスタートです。
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8年生 性教育学活で妊婦体験を行いました

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 3月10日の5・6時間目に、『生命・いのち』についての性教育学活を行いました。前半は、妊婦さんのおなかの中のエコー画像をスライドにうつし、少しずつ成長していく胎児の様子を見ながら、そのときの妊婦さんの様子や行動面で気をつけていることなどを、保健室の奥村先生にお話していただきました。
 後半は、重さ10kgの妊婦体験グッズをおなかに装着して、各クラスの代表が次のような妊婦体験に挑戦しました。
・歩く ・床のものを拾う ・椅子に座る&立ち上がる ・靴ひもを結ぶ ・靴下をはく
 「こんなに重たいとは思わなかった」「靴に手が届かない」「疲れる」「妊婦さんは、大変なんだ」などの声が聞かれました。
 この学習を通して、自分が生まれるには、たくさんの命のつながりがあったことを実感し、自他の命を大切にしようという心が育ち、命が生まれることや赤ちゃんを育てることについての様々な思いや苦労があることを理解し、感謝の気持ちがもてればと思います。ご家庭でも、子どもたちがおなかの中にいたときや誕生したとき、赤ちゃんのときのことなど、話題にしていただければと思います。

卒業前校外学習

15日に卒業を控えた9年生は本日ユニバーサルスタジオに校外学習に行っています。引率の先生から写真が届きましたのでUPしたいと思います。卒業に向け、いい思い出を作って帰ってきてくださいね。
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学校行事
3/22 修了式(1年・2年・3年・5年・8年)

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